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2007年9月

2007年9月30日 (日)

高校生の自殺を考える・・・

 福田内閣の発足など政治の話題が連日新聞テレビで報道されている一方、神戸市の滝川高校で今年7月、校舎から飛び降り自殺した3年生の男子生徒の事件も、マスコミの扱いは極端に少なくなったとはいえ、今後どうなるのか目が離せない。

 事件の概要は今更述べることはあるまいが、比較的裕福な家庭に育ちながら、友達関係が不安定な子どもが標的にされ、大勢から金品を強要されることは(私に言わせれば)幼稚園からあることで、学年が進む事にその数は増していくのは当然で今更さほど驚くことではない。

 ただ、今回注目しなければならないことは、金品を強要されていたと思われる少年が自殺、しかもポケットに脅した少年達の本名を書いたメモを持っていたことから、当初から警察が注目、犯罪として立件したことである。

 犯罪として同級生を逮捕したことは間違っていない。警察の今回の動きの速さは拍手さえ送りたいと思っているが、一連の報道から判断すると、この少年の不審な生活態度や恐喝行為が日常的に行われたことを知っていながら、自殺という最悪な結末にいたらしめた学校側の無力というか曖昧な態度が情けなく腹立たしい。

 せめて『子どもの行動がこのところ少し気になりますが、家では変ったことはありませんか』と家庭に連絡していれば、展開は大きく変わったのではないだろうか。何でも学校という考え方を否定している私でも、せめてこの程度のことは教育者としての義務だということは断言できる。

 特に、教頭と校長は口車を合わせて『イジメがあった事実はない』と言い張っていたが、逮捕者がでたことによって渋々ながらやっと『イジメ』の事実を認める始末。しかもマスコミがあることないこと報道するとは人権侵害だと、およそピント違いの言い訳は見苦しく、さらに毎回話す内容が変わっているのは、何とか誤魔化したいという意識の現れと断言しても差し支えないだろう。

 最近の子ども達の付き合いは携帯&メ-ルという、以前では考えられないメディアが入り込み、まわりの大人から全く見えなくなっていることは事実。しかも、家庭の居心地が悪いらしく友達と称する仲間で夜遅くまでどこかでたむろしているとなると、親は放任するしかなくなくなり、さらに子どもの生活態度は悪くなる悪循環。

 自殺した少年は、自分から積極的に友達を作るような性格ではなかったのではないだろうか。どちらかといえば友達付き合いが苦手で、やっと仲間に入れてもらった『友達と称する遊び仲間』と一緒にはフットサル以外の享楽的な遊びに興じていた時に、ささいなことから諍いになり『金で解決』という手段を選んだのではないかと想像している。

 金を持っていると思われたが最後、当然のことながら要求されるのが最近の子ども達の付き合い方の常套展開。携帯&メ-ルという強い味方が金品を要求の手段となり、金額がエスカレ-ト・・・は成り行きだろう。

 それにしても少年の親の姿が全く見えないのも気になる。自殺を考えなければならないほど追い詰められたら、その兆候は必ず見えるはず。実際に担任でも不信だと思った行動や光景を目撃しているのに、親が見えなかったとなると(反論もあるだろうが)親の資格そのものを放棄していたといわれても言い訳できないだろう。

 警察・検察、そして司法が今後この事件をどう扱うのかわからないが、このような親の存在と、子どもの行動を細かくチェックできなくなってしまった学校、自己保身しか考えない校長や教頭の増加など、教育現場そのものの考え方や体質を根本的に変えなければ、追い詰められて自殺に走る子どもは今後増えることがあっても減ることはないだろう。

 携帯に話を戻すが、(あらゆる分野から総スカン食うのは覚悟の上で、そして法律で規制することが馬鹿馬鹿しいことだと十分理解しているつもりだが)保護者の承諾書、しかも『子どもが自殺してもかまいません』という内容の承諾書がなければ『携帯は売らない・買えない』という社会的規約が必要ではないだろうか。

 それ以前に、携帯業界はじめ金亡者になり下がった大人の社会全体が『売らんがためには・・・何でもあり』という体質を変えることだろう。が、酒酔い運転の罰則強化にみられるように、法規による規制でしか、現状を変化させることが無理な社会になってしまっているのが不気味である。(田舎親父)

2007年9月29日 (土)

即時停止と何故いえない・・・

 ミャンマ-情勢が緊迫している。敬虔な仏教国と知られているミャンマ-だが20数年前から軍が実権を握り、強権で民主化を押さえている。一時、穏やかに民政に移管しそうな次期もあり選挙を行われたが、ス-チ-さんが率いる民主化勢力が圧勝したことに危機感を持ってますます圧力を強めているとのこと、軍が考えそうなことである。

 軍部の高官達は贅の限りを尽くしているのに民衆は貧しいまま、その上燃料費を一気に倍にされては黙って従えという方が無理、もう我慢できないと民衆がデモをはじめ、僧侶が立ち上がったことから一挙に国民的な運動に盛り上がったらしく、  ここ数日の僧侶を守るようにデモ行進する市民の姿をテレビは映し出している。

 そんな矢先の27日の夜、軍が突如として催涙弾を打ち込み、逃げまどう民衆の後ろからさらに実弾が装填された銃を乱射。民衆の後ろで一人の男性が倒れている衝撃的な映像が流れた。その男性が日本人ジャ-ナリストであるという。

 長井建司さん50歳。国内外の報道番組を製作しているニュースプロダクション『APF通信社』の契約記者だという。ミャンマ-の首都バンゴンでの市民デモの情報で数日前から取材活動を続けていた最中、軍の銃撃を受けたようだ。

 銃弾は心臓を貫通しておりほぼ即死だったらしいが、この事実は鎮圧部隊の兵士は無抵抗で逃げまどう民衆の姿をカメラに納めている長井さんを狙って至近距離から発砲したとと考えても間違いなさそう。一人の跳ね上がり分子の兵士が自分の判断でおこしたとは思えないから、当然上層部の命令があったに違いない。

 この事実に対して、日本政府の対応が遅すぎる。官房長官は日本人ジャ-ナリストだと確認されても『事実を確認中』との談話は情けない。昨日の夜になってもまだ『真相を調査中』との発言にムカムカしてくる。国連の会議に出席するためにアメリカに滞在している外相は、審議官を派遣して抗議すると何やら他人事。

 首相に至っては、やっと昨日になって『諸外国と話し合って処置を・・・』なんて言い出しているが、もう少し腹を据えてミャンマ-の軍事政権に抗議行動ができないのか、日本人の一人として強い憤りを感じる。

 我が国は、永井さんを殺害した軍事政権に、こともあろう莫大な援助を長年続けているという。国際社会が一致してス-チ-さんの拘束を即時解くように求めて、経済制裁を強めている中、中国と日本だけが多額の経済援助を続けているのを、諸国は首を傾げているのが現状。そのなかで我が国は毎年多額の援助に加え、4年前は数千億円もの債務放棄までしているというから呆れてしまう。

 この債務放棄もアメリカはじめヨ-ロッパ諸国が援助打ち切りとの雰囲気のなかで行われたと報じられている。そして何よりも、その時『対話による民主的解決を日本政府として求めたい』との談話を発表したのが、時の官房長官である福田首相だというから、この方はよほど話し合いがお好きらしい。なるほど今回の行動の鈍さがよく分かる。

 この御仁の頭の中には、デモ取材などに行かなければ撃たれなかった・・・という発想がありノコノコ出かけた方が悪いという考え方があるのかも知れないが、だとしたらまさに亡国の思想、こんな男が最高指導者であることが悔しくて情けない。

 私は国粋主義者でもないし、また共産主義者でもでもない。ただ、自国の民間人が他国の軍隊に理不尽に射殺されるということを絶対許してはいけない、と日頃から強く思っている。

これがアメリカであったすぐ軍事制裁も辞さない・・・となるのだろう。暴力には即暴力というアメリカの考え方には賛成できかねるが、せめて『援助の即時停止』という強い発言は欲しいものだ。

 首相がその言葉を出せば、国際社会からは信頼を得られるばかりか、我が国の自民党の支持率は飛躍的に上がり、インド洋の海上自衛隊の行動も止む得ないと理解されるのではないだろうか。折角のチャンスを決断力のなさから逃すとは・・・。

 民主党の幹部たちも誰一人この問題に言及しないのも不思議で仕方ない。小沢さんあたりから『軍事政権に多額の援助をするのは、ミヤンマ-国民を苦しめていること。直ちにやめませんか・・・』と、軽く政府に迫ると、さらに民主党の支持率は上がることは確実なのに、政治屋?さん達の考えることはよく理解できない。(田舎親父)

2007年9月28日 (金)

耐震強度不足で家を追われた人たちは今・・・

 一昨日だったか、姉歯という男を上手く使って大儲けしたといわれ、詐欺罪で逮捕されたヒュ-ザ-の社長だった小島某の論告求刑公判で懲役5年の求刑とのニュ-スに、あの大騒ぎした耐震偽装事件を思い出した。

 当時の記憶では、この男のいうことが次々と論破されて、耐震強度が不足していることを当然知りながら平気で引き渡したとしか思えなかったので、求刑5年と聞いてこんなに軽くて良いのだろうか・・・という思いもする。

 実際には建築を請け負った九州に本社のある木村建設の木村という社長も逮捕され裁判で、1審の懲役3年、執行猶予5年の判決を受け入れたとのことだが、実際に鉄筋を抜き取った犯罪にしては軽すぎると思ってしまう。

 有罪判決に不服はあるものの、高齢などを理由に裁判継続は不可能と判断したらしいが、たった3年でしかも執行猶予となると、世間的には無罪とあまり変わらない。恐らく財産などはどこかに隠したに違いないと思われるから、破産という隠れ蓑を着て、含み笑いをしながら今頃はどこかで悠々自適の生活を送っているのに違いない。

 5年の懲役を求刑された小島という男は、公判では『安全性に問題があるとは知らず、引き渡しを指示したこともない』と詐欺の犯意を否定、無罪を訴えているという。この男の頭の中には、木村建設の例から判断して、無罪を主張していれば執行猶予がつくのではと計算したようだが、検察もなめられたものである。

 これに対して検察は『確定的な故意によって犯行に及んだことは明らか』であり、小島某の供述について『不自然、不合理で信用できない』と実刑の求刑は当然との主張。裁判のことだから、これからどのように展開していくかは私のような素人には全く不透明だが、今後相当長期間にわたることだけは確かなようだ。

 この記事から思い出す、突如マスコミが大騒ぎした数年前の耐震偽装という事件。姉歯という非常に珍しい姓の男の言動が新聞テレビで連日報道されたのも今は昔・・・。

 最近は、年金や格差、あるいは閣僚のカネの問題や安倍という史上稀なる無責任男が総理大臣の座を投げ出すという大事件で、耐震偽装問題など『そんなことがありましたっけ・・・』と、事件そのものを忘れてしまっていた人も多いのではないだろうか。

 今思うと、本当に耐震強度が不足していたの・・・?。とか、大慌てで折角手に入れたマンションを逃げ出さなくてもよかったのでは・・・。なんて声が聞こえそうだが、当時は明日にでも大地震が襲ってくるようなマスコミの大宣伝、すぐにでも引っ越ししなければ命が危ないとばかり自治体も避難命令。全てがとにかくパニックに陥っていたのではないだろうか。

 当時、何とか資金を調達して購入したのに強度不足で、折角手に入れたマイホ-ムを追われた大勢の人たちは、連日テレビで窮状を訴えていたが、今頃どうしているのだろうかと気になる。

 もう一つ耐震補強事件で思い出すのが、ヒュ-ザ-より悪質と一時取り上げられたアパグル-プのその後はどうなったのだろう。

 マスコミも一切取り上げないのは、この会社の女社長と政界の大物とが陰で繋がっているとの報道も、今や真相は闇の中。しかし、れほど『でたがり屋』だったこの女社長が全く息を潜めていることから、やっぱりという思いは否定できない。

 このような詐欺師達に泣かされるのはいつも我々庶民層だが、ひとつだけ学ぶこととしては、悪徳業者に騙されないためには、安いからとか一見設備が整っているから、という美味しそうな話には、必ず裏があると考えて良さそうだ・・・ということだけらしい。(田舎親父)

2007年9月27日 (木)

大化けさせたら大変・・・

   一昨日の『仲秋の満月』は素晴らしかった。気象予報士達は口を揃えて曇りがちと言っていたがお昼からは絶好の秋晴れ、最高の『お月見』ができた。過去のデ-タ-でも全国的に60%程度の確率でこの日は雨か曇り、予想に反した快晴に私も大喜び、久々に眩しいほどの月の光を堪能できた。

 この日、閣僚人事を決めた福田さんは、官邸の総理大臣席に座って、神々しいばかりの満月を鑑賞しながら『これは瑞兆・・・』と大昔の権力者になった気分で大喜び、派閥の親分達と乾杯したのではないだろうか。

 新内閣の閣僚の顔ぶれは、この方なりに常識的な人事だと思うが、農水相とか環境相などカネの問題でいろいろと取り沙汰されている。そんな御仁をそのまま留任させて大丈夫なのだろうか、といらぬ心配をしてしまう。

 インド洋での海上自衛隊による給油問題も、テロ防止と称しながら自らイラク侵略というテロを行っているアメリカを、国民を欺いてまでアメリカのポチになり下がっていた事実がはっきりしてきた以上、すんなりとことが運ばないだろう。

 年金も、いくらマスゾエ厚労相が大声で『俺に任せろ・・・』と叫んでも、次々に社会保険庁だけではなく自治体の関係職員の使い込みや使途不明の横領が明るみになっている現状では、その声は日毎弱々しくなるのは目に見えている。

 再任されたのだから『時効なんてものが、あったのですね・・・知りませんでした』なんて平気でいう態度を改め、本気で『時効』などなくす法改定の方向で努力してほしいもの。それが、願望の総理に近づく一番早道だと思うのだが・・・。

 そんなことはお構いなしに、総理大臣はじめ閣僚達が『何をするにも財源が必要だ。だから消費税を増税しなければ・・・』なんて平気で言い出している。つい最近まで、消費税は上げない、なんて言っていたその舌の乾かないうちにこの態度、どこまで国民を馬鹿にしているのかと思うと腹立たしい。

 消費税の税率引き上げを言い出すためには、まず政治屋さんたちが襟を正して『政治家』としての自覚を持ち、庶民の金銭感覚を身をもって知った上、年金はじめ今までの無駄遣いや不正使用を徹底的に洗い出すことが大前提。

 自民党・内閣はここまで徹底的にやっているが、どうしても財源がないから消費税の税率引き上げは仕方ないというム-ドを作ることがまず最初・・・というのが筋だと思うが、この方たちにはこの論理は、虚しい限りだが『蛙の顔に小便』だろう。

 ともあれ、我が国の国民は本質的に優しいから(悪意を持って表現するなら、一億総白痴か政策によって判断力をもがれてしまったと表現しても間違いはないと思うが)ここ数日は新内閣を暖かい目で見るだろう。(全く当てにできない)マスコミの支持率も、末期的だった全内閣より飛躍的に上がることは間違いない。

 民主党はじめ野党の皆さんは、ここぞと攻め込むだろうことは予想できるが、この福田内閣のある程度の支持率がある間に解散となると、この国の国民は『福田さんが野党に苛められた』と判官贔屓、気がつけば、また自民党に過半数・・・なんてことも考えられないことはない。

 このあたり野党の幹部の皆さん方は十分ご存じだと思うが、そうならないような追い込み方をして、憲法の大前提である『主権在民』の意味がしっかり理解できる人たちが中心になった政府を作っていただきたいと、心から念じてやまない。(田舎親父)

2007年9月26日 (水)

斧で父親を 不吉な足音が聞こえてくる・・・

  先日京都府下で起きた16歳の娘が父親を『斧』で殺害するという事件には驚きを通り越し恐怖さえ感じたが、同時にいくつかの疑問が頭をよぎる。

 娘が父親を殺したことは事実だろう。しかも『斧』という、いわば漫画の世界でしか考えられないような凶器を使ったことも事実に違いない。どうしても父親を殺さなければならなくなった家庭内の事情もあっただろうが、(それ以前に私は)娘が専門学校生というのに違和感を覚えた。

 勉強が何より嫌いだから高校に行きたくない、という気持ちを持つ少年少女はいることを否定しないが、最近はどんなに成績が悪かろうが受け入れる高校は存在するのが一般常識、勉強が嫌いという以外に、どうしても高校に進学できなかった何か深い訳。その一因が父親にあったのではないだろうか。

 このような犯行は往々にして類似の事件が起こるもの、『斧』というとんでもない凶器を使って、これ以上事件は起きてほしくないと思っていた矢先に、今度は長野県で中学3年生の少年が、父親を『斧』で斬りつけるという報道に、いよいよ何か恐ろしい得体の知れない何かが私たちのまわりに蠢きはじめたのでは・・・と恐ろしくなる。

 午前2時に母親が『子どもが父親を斧でたたいた』という通報で警察官が駆けつけたところ、父親が頭から血を流していたという。命に別状なかったというが、頭を『斧』で斬りつけられて、本当に命に別状がなかったのだろうか、変な疑問が浮かぶ。

 中学3年生の男の子といえば体力的に一番ある年代、恐らく腕力なども相当ものがあったのではと想像しているが『斧』をふり下ろす瞬間、心の中の葛藤で力が鈍り、頭蓋骨を完全に破壊するほどの威力がなくなったのかも知れない。

 少なくともこの少年が『殺人者』という汚名を背負わなくて済んだことは、不幸中の幸いである。が、少女と少年が就寝中?の父親を『斧』で斬りつけるという行動の背景には、どうしても殺害しなければならないと思い込んだ事情があるはず。

 この問題について専門家と称す人たちが、それぞれの立場で議論するだろう。すでに、マンガやアニメ、あるいはネットの影響だという批判でテレビ番組が打ち切られたと報じられている。(どんな番組かは知らないが・・・)

 今後も『ネットの情報がひどすぎる』『携帯が問題だ』『マンガの証言が露骨だ』など、様々な原因探しがはじまることは予想できる。

 それらはすべて間違っていないだろう。あらゆる情報がネットで安易に入手できるが現状を放置して良いとは思わない。しかし、いくら規制を強化しても罰則を作っても、簡単にかいくぐれるのでは、まさにイタチゴッコ解決策としてはほど遠い。

 二つの事件を冷静に見ると、事件が起きた時刻が深夜、あるいは未明。そしてこの種の事件ではすべてこの時間帯に起きていることも理解できるはず。

 最近はそれぞれの家庭の事情があり、こんな意見は一笑に付されそうだが、本来の我が国の家庭では、夫婦それぞれの事情があったとしても、近くに寝床を置いていたはず。わずか50年ほど前までは、全員が狭い部屋で寝起きしていたことを思い出してみたい。

 両方の事件とも、斬りつけられた後倒れてしまった父親の姿を発見して通報しているところを見ると、父親は別の部屋で寝ていたに違いない。同じ部屋に寝ることが正しいとはいわないまでも、少なくとも夫婦が近くで寝ていたら、今回のように子どもが父親を『斧』で切りかかるなんてことは絶対に起きなかったと断言できる。ここでも空虚な豊かさを追い求めて、真の家庭の姿を見失った家族の姿を見る思いがする。

 原因探しも良いけど、家庭のあり方や夫婦の生きざま、子どもの育て方など、大人がじっくり見つめなおすことが、このような問題を根絶する早道ではないだろうか。(田舎親父)

2007年9月25日 (火)

昔返りを選んだ自民党の行方・・・

 やっと自民党の茶番劇が終わった。安倍という戦後最低の首相が国民に『ごめんなさい』の一言もいえず病院にトンズラ、じっと立てこもってひたすら嵐の過ぎ去るのを待っている図は、どう見ても一時でも一国を預かる座に座った人間として恥ずかしいかぎり。

 昨日、総裁選も終わったからいいだろう・・と、やっと裏の仕掛け人のお許しがでたのかマスコミの前で記者会見。一時は、自殺説やひょっとしてすでに消されているのでは・・・という情報もあっただけにまず一安心。ただ、憔悴の様子は只ならぬものがあるようで顔色も生気がないのが気掛かり。

 それはともかく、この10日あまり自民党の議員達は、去年安倍という男を担いだのも忘れて血眼になって『福田だ 麻生だ・・・』とお祭騒ぎ。誰一人その責任をとろうともしい姿勢に、ブラックジョ-クのジミンクズとはよく言い表したものである。

 新人議員達の行動も哀れを誘ったが、ただ一人『アホバカ何とか・・・』とマスコミからも比喩されたスギムラという青年議員だけが、武部だっけ前の幹事長に『カッコをつけた発言』を叩きつけて会議場から退席したというニュ-スに、ひょっとしたらこの男だけは次の選挙で生き残るのでは・・・とへんな期待感を持ってしまう。

 時は移り、『福田というおじいちゃん』が勝利、総理大臣としてこの国の最高権力を握ることになった。派閥の親分が党の重要ポストにおさまり、昔返りの感じが強いことは否めない。(アホなお祭り騒ぎは終わるからまあいいか・・・・)

そして次の展開は、一昨夜から今朝にかけて徹夜で、大臣病や権力病あるいは金亡者の輩が『福田詣』の順番待ちの長蛇の列、というところか。

 昨日のニュ-スでは、安倍辞意と同時に福田詣で『コバンザメ』のあだ名をつけられたマスゾエ厚労相や、総裁選に立候補を見送った見返りにヌカガ財務相の留任云々が伝えられているが、今の自民党の顔ぶれを見ると誰が指名されても結局は金と権力まみれの輩ばかりで大差ないだろう。

 フクダおじいちゃん首相がスギムラ議員を官房長官にでも抜擢したら大拍手。世論は大いに盛り上がるだろうが、そんなわけないだろう・・・。

 一方野党各党は『自民党内の政権たらい回しは、国民の意思ではない』などと一斉に批判し、早期の衆院解散・総選挙を求める姿勢で足並みをそろえたと報じられているが、参議院の過半数という最高の武器をいただいているのだから今度こそしっかりやってもらいたいものである。

 ところで、インド洋で海上自衛隊から燃料補給を受けたアメリカの軍艦が、アフガンのテロ対策ではなくイラク侵略に向かったことが明らかになった事実に、国民が怒りの声を上げないのが気になる。

 こんな大事はもっと大きく報道する義務があるはずなのに、マスコミはダンマリを決め込んでいるのも変な話。まさに世界のメディアから日本の『マスコミ』が『マスゴミ』と言われる所以だろう。

 国連のお墨付きが必要とのことで、大急ぎでアメリカにお願いして国連決議を工作したが、拒否権を持つロシアが棄権ではあまり意味がなく、アメリカが自国の都合だけで事を運んでいることだけが、世界に知らされただけにったことは皮肉の局地。

 補給した燃料の量も全くのデタラメとは、どこまで国民を愚弄したら気が済むのだろう。新法を作っても海上自衛隊の補給活動を続けると明言している『おじいちゃん首相』の神経も疑うが、これも国民が怒らないから大丈夫と見ているから?・・・。

 いまこそ『真相』を知ろうとする努力を惜しむと、狸や狐に騙される夢が本当になって、いつの間にか『もときた道』へ誘導されてしまうのでは・・・・。(田舎親父)

2007年9月24日 (月)

円天?名前からしていかがわしい・・・

 昨日、「円天」会員5万人への配当停止という活字がネットで流れた。

 一瞬『えっ、楽天が・・・』と驚いたが、『楽天』ではなく『円天』、そんなものがあったのかと唖然・・・。このニュ-スが今朝の新聞で大きく取り上げられている。

 記事によると、L&Gという健康補助食品などの製造・販売を目的に1987年に設立された会社の代表か誰かが考え出した、悪質なネットワ-クビジネスと称する詐欺まがいの事件らしいが、よくぞまあ、こんな単純な仕組みに騙される人がいるものだと驚いてしまう。

 この会社、数年前から全国各地のホテルで演歌歌手やタレントを招いた説明会を開催して『1口100万円の協力金を預けて会員になれば、3か月ごとに9万円の配当を支払う』さらに『1年後の満期には元本を返金する』などとうたって、会員の勧誘を始めたという。

 さらに、高額の配当や『円天』と呼ばれる独自通貨を作り、その通貨でしか買い物ができない高額の海産物などを届けるというシステムを考え出して、全国に5万人もの会員を集めたというから、金儲けの餌につられる人がいかに多いかがよく分かる。

 その金亡者の会員から約1000億円以上集めたというから、この組織を作ったと思われる代表の波とかいう男は、稀なる詐欺師というところか。

 5万人で1000億円、単純計算で一人200万円、中には1000万円もこの『円天』なるいかがわしき通貨に投資した人もいるというから、よくぞまあお金が余って騙されるのを待っている人がいるものだと感心してしまう。

 今年1月ごろから会員への配当が滞り始め、2月には同社が『配当を一時保留する』『配当を円天に切り替える』と会員に通知。解約を申し出ても『来年2月以降でなければ応じられない』などと出資金の払い戻しを拒んだことから、各地の消費生活センターに相談が相次いでいたらしい。

 このシステムを動かしはじめて数年になるそうだが、私に言わせれば、よくぞ今まで配当を渡すことができたものと、驚くと同時に、はっきり言ってこれは騙される方が馬鹿なのではと思ってしまう。

 気になったので少し調べてみたら、この波某という男は、5月にテレビのニュ-ス番組のキャスタ-に追求されたらしく、悪事がバレることを予測、社員の大半を解雇してトンズラ状態だというから、間違いなく金は戻らないだろう。

 こんな美味しい話があるはずがないのに、騙されるところが不思議といえば不思議だが、私のような年金生活者のところへも、毎日のように、あたかも証券会社のごとき名前で『このたび上場した株はいかが・・・』という電話がかかってくるところから推測すると、こんな話に飛びつく人が少なくないことがうかがえる。

 確かに銀行に100万預けても、利子はたったの1000円では『美味しい話』に飢えているのかも知れない。その意味でも金利をもう少し上げて、こんな詐欺に引っかからないようにする施策が必要だと思うが、銀行は自分達の金儲けばかり考えているから、金利の引き上げなど何時のことになるかわからない。

 騙されたと悔やんでいる人には悪いが、もし波某という男が逮捕されたとしても金は持っていないと言い逃れるはず。世間も『こんな詐欺まがいの話に乗る方が奇怪しい』と思うだろうから、結局ウヤムヤで終わってしまうのではないだろうか。
 くれぐれも、金儲けの美味しい話には注意しければならない。もっとも私のような貧乏人は、騙されようがないだろうが・・・・。(田舎親父)

2007年9月23日 (日)

人間の身勝手さを思う・・・

 高知県の檮原町に出かけていたので数日間の無断休載深謝。充実した旅だった。この旅のことは別の機会に紹介することにして、今日は生物界に対する人間の気になる干渉の話題を・・・。

先日、小笠原諸島の無人島で、外来種のクマネズミを根絶することに成功したというニュ-スが流れたが、本当に完全に駆除し、この島には一匹のクマネズミもいなくなったのだろうか・・・。

 ひょっとして、すばしこい固体がどこかに生息し、人間の駆除作戦の終焉をのんびりと待っているのでは・・・という予感がしいでもない。

 どんな駆除薬・方法を使ったのかは発表された資料から想像するしかないが、駆除できたと発表している、森林総合研究所と自然環境研究センターという二つの何やらどこかの役所の下部機関か、第三セクタ-のような名称の組織は、勝手な想像だが、何やらお役人の天下り用に作られたような感じがする。

 それはともかく、二つの機関の発表によると、今年3月、殺鼠剤入りの餌を仕掛けた餌台800台を島内に設置したところ、2週間たっても餌を食べた形跡がなく、その後、さらに罠を仕掛けたが一匹もかからなかったから、駆除成功を確信したという。

 クマネズミは東南アジア原産で体長15センチ程度の小動物。繁殖力が強く、海鳥などを襲うほか植物の種子や枝などを食い荒らすというので、人々から嫌われているとのことである。

 小笠原諸島の西島へは旧日本軍の活動に伴って侵入したらしく、固有種のタコノキの種子が食い荒らされるなどの被害が出ていたというが、半世紀以上放置しておいて、いまさら被害云々というのはちょっと解せない。

 素人考えかも知れないが、繁殖力が強い動物を長期間放置しておけば、この種の動物が異常に繁殖し、固有の植物などとっくの昔に食いつくし絶滅していたとしても奇怪しくない。今頃になってタコノキの種子が食い荒らされる、だから完全駆除に踏み切り、しかもそれに成功したという表現が何となく気になる。
 自然環境研究センターの職員は『今回の手法は他の生物への影響が少ない。小笠原諸島からクマネズミを根絶する重要な一歩だ』と胸をはっているときことだが、要するに薬殺したということ、この薬物が本当に他の生物に影響ないのだろうか、という疑問が残る。

 もう一つ、ニジマスしか産まないヤマメを作り出すことに、大学の研究チームが世界で初めて成功したとのニュ-スに、この技術を応用すれば、高級魚のクロマグロの稚魚をサバ科の魚に産ませるなどが可能になると大騒ぎしているらしい。

 魚類の生産や絶滅危惧種の保全に道を開く技術だと、アメリカの学会に発表。素晴らしい研究成果、明るい話題だと各界は歓迎しているとのことだが、もとを正せば『マグロを食べたい』という欲望と、そのための『乱獲がマグロの絶滅』につながるのでは・・・という議論から、ならば『サバからマグロを産まそうではないか』ということから研究、結局は人間の勝手な欲望ではないだろうか。

 人間の勝手な征服欲が秩序ある自然生態系にある無人島にクマネズミを持ち込み、半世紀以上も放置していたのに、小笠原の観光のために必要だということで今度は絶滅作戦。

 また、マグロを安く食べたいがために、個体数が圧倒的に多いサバに医学的な手法(薬剤の利用も含めて)を用いてマグロの稚魚を発生する卵を産卵させるための研究。どちらも生態系の維持という名の元に行われている人間の勝手な考え方であることは間違いなさそう。

 一見、素晴らしい研究のように見えるが、その実『金儲け』のために魂を売り渡している行為ではないかと思えてならない。そんな考え方をしている人は、果たして私だけなのだろうか・・・。(田舎親父)

2007年9月19日 (水)

改めて英語活動を考える

 マスコミがこぞって、自民党の総裁選の話題を強引に盛り上げようとしているので、このところすっかり教育関連が話題になることがない。
 先日(首相の辞意表明の少し前)、学習指導要領の改訂作業を進めている中央教育審議会の専門部会が、小学校高学年で導入予定の『外国語活動(仮称)』の扱いについて、現在の道徳と同じように教科外にする方針を固めた、というニュ-スが流れた。
 検定教科書は定めず、数値による成績評価もしないとのことだが、何故、導入をこんなに急いでいるのだろう。議論らしい議論もすることなく、ただ拙速に物事を押し進める裏に、またまた利権絡みのきな臭いものが潜んでいるように思えてならない。
 道徳の授業で使われている『心のノート』のような全国共通の教材を国が作成する方向で検討を進めているとのことだが、『外国語活動』と『道徳』とを同列に扱う必然性をはっきりさせていないのも気になる。
 以前から主張していることであるが、教育というからには時系列に従って、児童生徒の知識・技能・考え方などの能力は右肩上がりの曲線が描かれルことが最低限度の条件でなければならない。
 小学校に入学したての児童と『算数』あるいは『国語』という教科を系統的に教わった卒業前の6年生とその差を比べたら、そこには雲泥の差ができている。これが学校で勉強を教える最たる意義である。
 現在指導要領で週1時間『道徳』の時間が義務づけられている。その目的は一言で言うならば『日本人としてのモラル』の育成である。6年間も『モラルの育成』を小学校で教えているのだから、1年生では他人に迷惑をかけるのは許される行為であっても、6年生では確実に『モラル』が身についているから、そんな問題は発生しない・・・。これが学校教育だと思うのだが、現実は1年生と6年生の『モラル観』はさほど変わっていない。
 『モラルの育成』など、週1時間の『道徳』の時間で養えることではない。本来は家庭での『躾』が基本で、学校や社会はその『躾』を元により具体的な問題解決の方法や手段を日常的に指導するのが、本当の意味での『道徳教育』であるべき・・・。
 今回指導要領の改定で折り込むことが規定事実のごとき『外国語活動』は、授業は主に学級担任が行い、外国人の指導助手らが補助することを想定しているらしいが、『外国語を教える免許状』など持っていない小学校の教員が行うことは法的に違法である。その違法を学校現場に押しつけるのだからこれはとんでもない暴挙と言わざるをえない。
 近年『英語活動』と称して、ALTという名の外国人講師を雇い『歌って踊って国際理解・・・』などを『総合的な学習』で取り上げている学校が多いと聞く。しかも私の知るかぎり(全国津々浦々の学校で)殆どその数は100%近いというから驚きである。それだけ自治体は乏しい予算を削って外国人を高額で雇っていることになる。
 随分前の話になるが、『駅前留学』で有名なNOVAだったかが、受講生との間の約束を守らないと大騒ぎ・・・。その遠因は優秀な講師が集まらないことだと報じられたことを覚えているが、質の良い講師が集まらないのは案外地方の自治体が、NOVA以上の時給を支払っているところにあるのでは・・・。なんて思ったことがある。
 この程度の外国人が、小・中学校で『講師センセイ』だともてはやされているのが現状。日本の教育体系など全く知らない、これらの講師センセイは、結局のところ『踊って歌ってゲ-ムして・・・』しかできない。というよりまわりの教師も保護者も子ども達もそれで喜んでいるから困ってしまう。
 くりかえすが、時系列にそって児童生徒の能力が必ず確実に高まって行くことが『学校教育』の本質である。その意味で、現在行われている『英語活動』は、授業時数が足らないと悲鳴を上げている現状では、無駄だと言い切っても差し支えなかろう。
 中教審のお偉方が、どうしも小学校から『英語』を教えることが必要だと考えているなら、まず現在の中学校での英語の授業のこれまでの総括をきちんと踏まえ、誰もが納得するような方針を示すとともに、『教科』として位置づけて右肩上がりの学習効果があるような授業体系をとるのが先決だと思うがいかが・・・。
 これ以上学校現場を苦しめると、今以上に『変な教師』や『教師による不祥事』が増えることは間違いないのでは・・・。(田舎親父)

2007年9月18日 (火)

長寿を手放しで喜んでいては・・・

 昨日は『敬老の日』だった。以前は9月15日と日にちが固定されていたが、いつからか連休作ることが必定との考え方から、第三週の月曜日と変動してしまったので、何となく気分的に『軽い』祝日になってしまっている。

 その日を前に、厚生労働省は全国の100歳以上の高齢者数が3万人を超えたと発表した。正確には3万2295人(男4613人、女2万7682人)というが、やはり圧倒的に男性の生命力の弱さが顕著に数字として示されている。

この10年間で3.8倍、前年比で3900人というから、これは凄い数字である。

 一世紀も生き続けてこられた高齢者の方々には、理屈抜きに素晴らしいと心から敬意を表し大きな拍手を送りたい。これからも長生きを続けてほしいと願うが、果たして3万人の中で、日々健康で生活されている方の割合がどれほどなのかということも気になる。

 寝たきりで肉親や公的私的の介護機関のお世話になっている方や、中には食事すら自分でとれない、あるいは病院で意識もなく心臓だけがかろうじて動いているという方も、この数字に含まれているのではないだろうか。

 これほどまで急速に長寿の方が右肩上がりに増え続けている国は日本以外に見当たらないという。ヨ-ロッパの国々は、長い年月を掛けて福祉に力を入れた結果今日の長寿を得たようだが、日本は戦後のあっという間に長寿競争のトップにたってしまった。

 国民全体の生活の向上があったことは間違いない。医療の発達も強力に後押ししたことも確かであるが、何より先祖から受け継いだ『勤勉』という特性が互いに良い刺激となって健康に気づかう意識を高めてきたからだと私は思っている。

 そして、四方を海に囲まれた温暖な季候と、豊かな自然環境、さらに流通機構が発達し(すべて肯定するわけではないが)どこに住んでいても、栄養価の高い食糧を比較的容易に得られるようになったことも見逃すことができない。

 今後もこの方向は続き、数年後には100歳以上方が5万人、10万人と増え続けることも考えられないことではない。が、果たしてこのことを手放しで喜んでいて良いのだろうかという疑問も大きくなる。

 急速に進む高齢化は、すでに国民の4分の1弱の人が『老人』と呼ばれる65歳を超えたと報道されている。私も間もなくその仲間入りする年齢になったが、この数字はますます増え続けるに違いない。

 その人々が毎日健康で過ごせているならばこんな素晴らしいことはないが、現実はその殆どの人が健康に問題を抱えており病院通いを余儀なくされているという。当然医療費は増え続け、その支払いは60歳未満の現役の方々の方に重くのしかかることになる。

 長寿を素晴らしいことと礼賛することはたやすい。しかし、単に褒めたたえるばかりでは、様々な諸問題の解決には何一つ寄与しないどころか、間違いなく滅びの道をトボトボと歩いていると言っても過言ではないだろう。書きにくいことは十分理解できるが、マスコミはこのあたりにも鋭いメスを入れほしいものである。

 以前にも書いたが、延命の薬ばかり研究開発するのではなく、生きることに希望のなくなった人や寝たきりで意識もなく、これ以上の回復を願えない人には『尊厳』を持ってその瞬間を迎えられる薬を作る研究も大事ではなかろうか・・・。

 そんな薬の出現を願って私は、以前から冗談でその薬のことを『ババコロリ』と称し、これを3倍に薄めると『ジジコロリ』になると言っているが、高齢者のお婆さんとお爺さんの割合からも存外間違っていないようだ。

 こんなことを書くと、人権派の皆さんから強いお叱りがくることは予想できるが、私の冗談が近い将来冗談でなくなることも確実のような気もしてならない。そうならないためにも、真剣に高齢化問題・医療問題を議論したいものである。(田舎親父)

2007年9月17日 (月)

都民の重いツケを考えると・・・

 このところマスコミの話題から遠ざかっている都知事だが、フィジ-まで出かけて環境問題を視察したという。知事が海外に出張することはさほど目新しいことではないが、1500万円という費用の多額さに呆れる。

 知事の海外出張費用が、他の自治体のそれと比べて桁違いに多額なことは、一時的にマスコミは随分批判したが、いつの間にかその勢いはしぼんでしまう。このあたりが不思議なのだが、この方へのマスコミの対応を見ていると『強く長く継続的に批判できない』何かがあるようだ。

 それはともあれ、知事選の争点になった2016年のオリンピック誘致問題。候補都市が出揃ったようだ。国際オリンピック委員会(IOC)は一応公募という形をとっているらしく、締め切りまでに夏季五輪の招致都市に東京都とシカゴ・リオデジャネイロ・マドリード・バクー・ドーハ・プラハの計7都市が立候補したとのこと。

 2008年がアジア(北京)、2012年がヨ-ロッパとなると、常識的には2016年は南北アメリカ大陸のどこかの国(都市)。ならば、シカゴかリオデャネイロのどちらかだろうと思うのだが、IOCという組織は候補都市の誘致作戦を煽るようなやり方をしているので、東京だってやり方次第で可能性があるはず、と思っているのだろう。

 要は、金をかけたら誘致できるということかも知れない。

 早速、各都市は来月1日までに15万ドル(約1700万円)の申請費用を支払うことになっているというから大変である。今後の日程は、来年6月のIOC理事会で5都市程度に絞り込まれ、09年10月のIOC総会で開催都市が決まるというから、その間猛烈な誘致合戦が繰り広げられるのだろう。

 さらに、立候補の条件が国をあげての後押しが必要条件・・・。政府は立候補締め切りのぎりぎりの今月11日の閣議で『オリンピックの開催は、国際親善、スポーツの振興など大きな意義を有する』として、東京都の立候補を正式に支援することを決めたというが、翌日に首相がわけのわからない理由で辞意表明。

 今は次期総裁選びで、てんやわんやの大騒ぎ。オリンピックどころではない。

 それでも都は強気らしく、今月中に1700万円払って正式に立候補するという。政府の支援方針は、オリンピック会場の主要施設の整備費への国の負担割合を2分の1以内とし、新設施設の将来にわたる管理・運営に対する負担は、都が受け持つとなるとのこと、その負担額は半端ではないだろう。何も無理して誘致する必要がないと思うが・・・。

 昭和39年に開かれた東京オリンピックは、経済発展という意味で大きな成果があったことは間違いない。私が富士通を辞めて人生をやり直すために大学に入学した年だから、当時の社会情勢は鮮明に記憶している。

 オリンピック後十数年は、それこそ庶民の給料は鰻登りで上がり続け、殆どの国民が豊かになったことを実感できる中流意識が定着。経済的には豊かになり物質的にはきわめて安定した生活を過ごせるようになったが、オリンピックは開催都市『東京』は、景観を無視した高速道路や東京湾埋め立てに伴う様々な諸問題など、様々な『負の遺産』を数多く抱え込み、今なおその解決に苦しんでいる。

 その上、最近のオリンピックや国際競技について言えば、野球が北京大会を最後に競技種目から消え、お家芸だった柔道は全くその形を変え、今行われている国際体感ではメダルさえとれない状態。その上、山下氏が国際柔道連盟の理事選で大敗し、日本の発言権が殆どなくなったというから、今後はいっそう厳しくなるだろう。

 他の競技に関しても、それぞれが縄張り争いの予算分捕り合戦ばかり、選手の技術的な底上げがおろそかにされているように思えてならない。

 それでも、都の招致委員会は、コンパクトに開催することを中心に、・先端技術・環境最優先・日本文化・有形無形の財産の継承などをあげて、開催の必要性を訴えているが、IOCの強者達を抱き込むのは難しいのではないだろうか。

 今回の知事のフィジ-諸島への出張は、開催課題の一つとしている『環境問題』の具体的視察だという。五輪開催中の二酸化炭素排出量を半減させ、地球温暖化時代の「サステナブル・オリンピック」をアピールする考えは否定しないが、誘致のための予算に糸目をつけない方針はあまりいただけるものではなさそうだ。

 都民は重いツケを負ったものである。(田舎親父)

2007年9月16日 (日)

報道の精神は今いずこ・・・

 毎日ネットで、辞任の本当の理由は脱税スキャンダルという情報を見て、瞬間的に私は『これは本当だ』と感じたが、それを裏付けるように、14日付けの日経BPに立花隆氏の論文が掲載されていた。

 http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070914_scandal/

 かなり衝撃的な内容で驚いたが、立花氏がここまで書いているのだから、脱税の事実は確かなようだ。マスゾエはったり大臣ではないが、すでに『時効』が過ぎているので、いまさら事件にはできないとのことだが、脱税という事実は消すことができず、間違いなく現職総理大臣関連のこの種の事件は、世界の一大注目と信用失墜につながってくること明らか・・・。

 首相の座はもちろん政治生命も完全に遮断され、場合によったら輝かしい家名にとんでもない汚点(決して消すことができない汚名)を残すことにもなりかねなかった。

 首相サイドは何とかこのニュ-スを押さえようとしたようだが、週刊誌の取材能力が上回っていたようで、逆に質問をつきつけられ、その回答時刻が12日の午後2時。とても答えられないとなって大慌ての『辞任会見』になったという筋書きらしい・・・。

 しかも、これも私の予想通り、病気と称して入院。医師の記者会見では『どこも悪くない・・・』とのことは、雲隠れ以外考えられない。どこも悪くない患者を『面会謝絶』にしている病院や医師も気の毒(それなりの見返りがあるだろうが・・・)なことである。

 先程、その週刊誌を入手、呼んでみたがなるほどあり得る話。というより、間違いない事実のようだが、マスコミか全く静か、この週刊誌の記述を全面的に無視しているような雰囲気が返って恐ろしい。

 立花さん曰く、首相サイドからの強烈な圧力あり、それに屈してしまったようだ。が、ならばもうマスコミ関係者は、公正な立場で真実を報道するという精神を権力に売り渡したというべき深刻な問題、言論規制がここまで来ていると思うと背筋が寒くなる。

 総理のスキャンダルが自民党の総裁選びに、どう影響するかは素人の私にはわからないが、自民党の派閥の大将達が、立候補を表明した二人の政策など関係なく、早々に麻生派以外の全派閥が福田さんを支持すると決めたというのには呆れてしまう。

 前回、あれほど期待されながらダンマリを決め込んでいた福田さんも、今回は翌日には出馬を決定したのは、どうしても自分が所属する派閥から総裁を出さなければならないという『何か、とんでもない理由が』あったのではないだろうか。

『勝ち馬』に乗らないと大臣の割り振りがない、という思いで、福田支持の雪崩現象では、元通りの自民党に戻ったとしか表現のしようがない。

 小泉チルドレンと言われているヒヨコ議員が『小泉担ぎだし』を必死に懇願したと伝えられているが、彼ほどの大物の悪党が、他人の決定的なスキャンダルの尻ぬぐいのために働くわけがない。そのあたりチルドレンたちは、小泉という人間の本質を全く見抜けていなかったに違いない。

 チルドレンの中でも人気がある女性議員達が、なりふり構わず必死に行動している様子がテレビで紹介されていたが、あまりミットも良い図ではなかった。結局、小泉担ぎだしに賛同署名をしたのがたった30名程度だというからお笑い。

 これでは機を見るに敏、国民だましの天才が動くわけがない。涼しい顔で(顔すら出さず)『福田さんは私の改革路線の継承者』という始末。大騒ぎをしていた女性議員達は今頃、自らの姿をビデオで見て『悔しい。自分は単に利用された・・・』と唇をかみしめている姿が浮かんでくる。

 さあ、チルドレンの皆さんたち困った、困った。福田支持では次期の選挙で公認してもらうことすら難しい議員も多い。郵政民営化が遠い過去となって派閥主義か復活した現状では、『昔の仲間が懐かしい』ということで、この問題で党を離れている議員や元議員達が戻ることは確かだろう。

 80人という大世帯をまとめたら一大勢力になるのにもかかわらず、チルドレン諸氏にはその考えも能力もないらしく、何か慌てふためいているとしか受け取れない。さっさと元の場に納まることをすすめたい。

 それでもどうしも政治家?として活動したかったら、早めに民主党に泣きを入れて公認をお願いした方が良いのでは・・・。(田舎親父)

2007年9月15日 (土)

共産党の戦術転換の影響は楽しみ

 先日、共産党が中央委員会総会の中で『次期衆院選の小選挙区について、擁立する候補者を大幅に絞り込む方針』を明らかにしたというニュ-スが流れた。

 選挙の度に思うことだが、どんな選挙でも必ず候補者を立てるこの共産党の方針に『当選できる見込みが100%ないのに、ご苦労なこと』と同時に、カネに綺麗なところを見せるために、法律上?当然受け取れる『政党助成金』(だったという名称がだったか?)も辞退しているのに『よくぞカネがあるもの』と感心していた。

 こう書くと、共産党の幹部や支持者から『綺麗に見せる』とはどういう意味だとお叱りを受け、『既成の政党があたかも合法的と見せるためにでっち上げた法案だから、主義主張として受け取るわけにはいかない』のだという反論がくることは間違いない。

 その考え方に反論する気はない。論理的に間違っていないだろうが、選挙には莫大なカネが必要だというのは常識、他の政党は助成金を大いに当てにしているのに共産党はどこかからそのカネを捻出しなければならないことも間違いない。

 それが党員の寄付金であり、新聞や雑誌の売り上げ利潤だというが、それだけで莫大なカネが集まるのだろうか。選挙に要する人的な費用は党員やシンパの皆さんの献身的な無償奉仕で賄えるとしても、ポスタ-の製作や会場の確保など相当なカネが必要になのではないだろうか。

 私の友人にも共産党のシンパがいる。彼はまじめな性格で思想的な雰囲気を感じさせないので、あらゆる階層の友人も多く周りの人から信頼されている。その彼は休みの日になると『新聞 赤旗』の日曜版の購読者拡大に努力している。当然このよう活動などに日当が支払われることはないという。

 以前私は、彼に向かって『何故、そんなアホなことをまじめにやっているの。共産党の大幹部は東大卒のエリ-ト、数十万円の背広を着てふんぞりかえっているのに・・・』と話しかけたことがあるが、彼は寂しく微笑むだけで反論しなかった。

以後そのことについて話題にしないようにしているが、私のような基本的に組織を嫌う人間にとって、組織の命令に盲目的に信じて、ある意味『命がけ』で働く考え方が不思議に思えてならない。

 共産党からは個別のお願いをされたことはないが、宗教政党からは、普段全く付き合いのないのに、選挙の時だけほんの少しの『つて』を頼って学会信者が、あたかも自分の役割と信じきった顔つきで『○○候補に一票を・・・』お願いにくることに嫌悪感を持ってしまう。

 その共産党が、今まで全ての選挙、全ての選挙区に立候補者を擁立していたが、これからは程度当選の見込みがある選挙に有力な候補者を立候補させて、絞り込んだ戦いをすることを決定したという。これは大変な戦術の転換、他の政党特に自民党にとっては相当な圧力になりそうだ。

 今回の参院選挙で民主党が躍進し、形式的ではあるが『二大政党』的な雰囲気ができたことで追い込まれたという見方もあるが、野党に割れていた票が少しはまとまり政治の転換が速まりそうだということと、無理な金集めのために下部組織の人々の負担が少なくなるのではないだろうかという、両方の意味でこの決定に拍手を送りたい。

 民主党が果たして国民の信託に値するかどうかは現時点ではわからない。わからないが殆ど全ての大臣が『カネを誤魔化す詐欺師まがいの人物』の自民党よりは『少しはましだろう』ことは間違いなさそう。

その意味で、来るべき衆議院選挙では、共産党と民主党の選挙協力ができることを期待している。(田舎親父)

2007年9月14日 (金)

辞めなければならない理由が他に・・・

 一昨日午後、唐突に辞任表明をした安倍首相の記者会見をテレビで見ていたが、どう贔屓目に見ても何を言いたいのかわからずじまい。最後ぐらい、もう少しまともな日本語を使ってほしいもの・・・。

 しかも、一国の総理大臣が、いかなる都合であっても辞任を表明する以上、最初に『国民の皆様に大変申し訳なく思っています・・・』という意味の言葉があってしかるべきだと思うが、この方の口から最後までこれに類する言葉が出なかった。

同情的な見方をしたら、誰かが書いた辞任表明の原稿の暗記忘れと解釈できないこともないが、恐らくこの人には、はじめから国民のことなど考える余裕などなかったのではないだろうか。それほどこの瞬間に辞めなければならない事態が迫ってきたのでは・・・。

 テロ特措法の延長をするために、小沢代表に個別階段を申し入れたが断られたので辞める意志をかためた、という意味のことをいっていたが(法案を通すために)野党の党首にお願いするという神経がまず異常といって良いだろう。

 このあたりは想像するしかないが、秘密会談で『何とかお願い』できると考えていたのかも知れないが、そんなことはあるまい。当初から延長反対を公に宣言していた小沢さんが受け入れるはずがないことは、いかにオボッチャマでも百も承知していたはずだろう。

 辞めなければならない理由が他にあって、その理由を隠すために、野党の党首に『断られる』会談を申し入れた。そして『断られたから辞任する』という理由を作ったとしか思えない。

 1時間後に記者会見をした小沢代表は、冒頭『40年間近くこの世界にいるが、こういうケースは初めて。心境がよく分からない』と例の重い口ぶりで話し、党首会談を拒否されたことを辞任の理由に挙げたことについては『今日以前には一度も申し入れを受けていない』と首を傾げ、何故今頃という驚きの表情があった。

 そして『会談の申し入れは今日の昼前にあったが、今日以前には一度も申し入れを受けていないし、イエスもノーも言う機会はなかった』と会談を拒否していないことを強調。この日の申し入れが「『ごあいさつ』の党首会談をやるという変な提案だったと明言している。自民党もその発言に対して異議を唱えないところから、まさに『ごアイサツ』をしたいといったのだろう。

 こんなときに秘密に『ご挨拶』など受けられないし、受ける必要がない。当然国会で議論しましよう、と体よく断る。そのタイミングで『待ってました』とばかりの辞意表明は誰が考えても、他に辞めなければならない重大理由があると考えるのが普通・・・。

 そんな時、毎日新聞のネットニュースで辞意の理由が『脱税疑惑』を隠すためではないかという記事が飛び込んできた。

 まさかとは思うが、『週刊現代』という週刊誌が、安倍首相は『父晋太郎氏の死亡に伴い相続した財産を政治団体に寄付ことに相続税を免れた疑いがある』と追求しているらしいとのこと。しかも桁違いに多額・・・。この週刊誌の編集サイドでは、首相へのこのことに対する質問状を出しており、この回答期限が何と『辞任会見の時間と全くおじ12日の午後2時』だったという。

 さらに、週間現代側の取材班が数カ月間取材・調査をしてきた成果であり、詳細は今月15日土曜日発売号で報じるとあった。この記事は間もなく消えてしまったが、誰かの圧力で消したのか、それとも全くのガセネタだったのかは私には全くわからない。

 記者会見後、官房長官が体調不良を印象づけようと大騒ぎしており、首相もその意を受けたようなふりで翌日慶応病院に駆け込み、医者に頼み込んで入院するという、いかにも体調不良が原因だと振る舞うドタバタ・・・。このまま雲隠れを決め込むのではないだろうか。

 記者会見を見るかぎりこの『小沢さんが断った』ことが原因と、小沢さんを悪者にして強引に辞任したのは誰の目にも不可解。ひょっとして『週間現代の追求が・・・』と考えてしまう。

 こうなると、15日発売『週間現代』は読む価値がありそうだ。(田舎親父)

2007年9月13日 (木)

ボクチャンのお願い聞いてくれなかったから・・・

 やっぱり中身はこんなものだった。片山さつきチャンが『三行半』を叩きつけた(さっさと見切りをつけてお別れになった)という噂が間違いなく信じられるようになる。

 改造前にはオボッチャマ首相に『責任のとり方もわかっていない・・・』とか、アホウ幹事長に『こんな馬鹿とは一緒されたくい・・・』なんて、国民受けする批判を展開したことを忘れ、改造人事が近づき大臣の椅子をちらつかされると真っ先にシッポを振ってポチ状態、厚労相の椅子を得たこの御仁・・・。

 その後の行動はご存じの通り。連日のように勇ましい進軍ラッパに『ひょっとして・・・・?』と期待した人も多いはず。私もここまで吹くのだから少しは本気だろう?と思った一人であるが、実際は100%『はったりのおおボラ』だったことが分かりこのような書き出しになってしまった。

 社会保険庁の職員による信じられないような多額の横領について公表どころか刑事告発さえせず、内部で処理していたことに対して、この超目立ちたがり屋のはったり男は『絶対許されることではない。最後の一人まで牢屋に入っていただく』と発言。大向こうをうならせ、国民からやんやの拍手喝采。

 ところがこの発言の舌が乾かないうちに『時効の壁には抗しがたい・・・』とさっさと白旗をあげて、食い逃げの泥棒を無罪放免にするというから呆れてものがいえない。

 この舛添という男はどこかの大学の教授だったと聞いたことがあるが、犯罪には『時効』があることも知らなかったようだ。経済学者でございますと大学ではでかい顔をしていたようだが、私でも知っている『時効』を知らない経済学者が世に存在することが不思議といえばこんな不思議なことはない。

 無茶苦茶な法案でも数の力で通す権力をもっている自民党は『時効をなくす法案』を作るのは朝飯前なのに、社保庁の横領を追求すると自分の身体からほこりがでそうな議員ばかりでは『時効』は自分を守る隠れ蓑・・・。

 どうやら、わたしが先日指摘したように、舛添という男のパフォ-マンスは、はじめから小学校の学芸会の台本程度の筋書きだったようだ。

それはともかく、このエセ経済学者のマスゾエ大臣サマは、悪名高く厚労省でも法案化を見送った、事務職の残業代を払わない『ホワイトカラー・エグゼンプション』について、『家庭だんらん法案と書け』と(事務方に)言ったと、胸を張って記者会見。一体何様のつもりだろうと疑ってしまう。

 この男は『残業代が出なかったら早く帰宅する動機付けになる』と強調しているが、本当にそう思っていっているなら、まちがいなく世間知らずの大馬鹿、サラリ-マンの実情を全くわかっていないことになる。

 さらに『横文字を使うからマスコミに残業代ゼロ法案と書かれ、一発で終わり』とのたまい『パパ早く帰ろう法案』とか『バカな課長の下で仕事するのはやめよう法案』という名なら通ると発言したというから驚き。こんな法案が通ったら、まさに馬鹿な課長のもと『サ-ビス残業』が増えるのがオチだということすら気がついていない。

 いや、天下に名を轟かした経済学者さまのことだから、そんなことをすべてお見通しの上で、経団連の下僕となってでも権力を握るためのパフォ-マンスに違いない。そのための序曲として、一部財界の要望を受入れ、この法案を通すためには手段を選ばず・・・。まさに悪魔に魂を売り渡した非人間と表現しても良いのでは。

だとしたら、一日も早く辞めさせないと、サラリ-マン諸氏は一部の資本家の金儲けのためだけに過労死も厭わず働かさせられるという、信じられない格差社会がやってくるのでは・・・と、心の底から恐ろしさを感じるこの頃である。

 そのために(好き嫌いは別にして)小沢代表の民社党に期待したい。(田舎親父)

 とここまで昨日書き上げた時に安倍首相辞任表明というニュ-スが飛び込んできた。記者会見ではまるで『ママ聞いて。イチロ-がボクチャンのことイジメルから叱ってよ。イチロ-が僕のお願いをネ、聞いてくれなかったので学校(国会)に行きたくなくなった・・・・』と泣きながら『だからね、ボク 辞めちゃう事にしたんだ・・・』としかとれないような発言に終始。見苦しいと感じた人も多かったに違いない。

 これが一国の大将の言葉かと疑ってしまう。参議院選挙で歴史的大敗したのに、みっともなく職にしがみつき、内閣改造まで強行したものの、またまたカネの問題で農水相を(自分で首を切れないものだから、幹事長や官房長官にいやな役をお願いして)辞任させ、やっと一息ついたかと思った矢先に、所信表明までしていながらの突然の辞任表明とは、まさに無責任としか表現のしようがない。

 まあこれで、舛添という『ほら吹き』がいなくなるのだから、サラリ-マン諸氏にとってはよかったとしておこう。この続きはいずれ・・・。(田舎親父)

2007年9月12日 (水)

第二・第三の足立区が出るような気がしてならない・・・

 区民には申し訳ないが、足立区の教育委員会は何を考えているの・・・と考えさせられるアホなことを平気でやっているようだ。

 強い反対があったにもかかわらず一昨年1月、都教委が学力向上のために必要だと強引に都内の公立小中学校を対象に残と『一斉学力テスト』を実施した際、足立区教委が事前に区立小中学校の校長を集め問題用紙の一部を配っていた・・・と昨日の朝日新聞の一面に大々的に報じられていた。

  一瞬そんな馬鹿な・・・と思ったが、可能性はあり得るだろうとも思ってしまう。何故2年も過ぎて、教育委員会内部のことが明らかになったかは報道されていないが、駆け出しの指導主事あたりが、教員仲間と一杯やりながらの場で漏らしたのではないだろうか。

 あるいは先日、同じ足立区内でこの『一斉学力テスト』の際、自校の成績を上げるために校長指導のもと学校あげて、教員が児童に間違いを指さして知らせていたことが明らかになったと報じられたが、その際処分?された校長あたりからの告発があったのかも知れない。

 この事件は、あまりにも馬鹿々々しかったので、この校長がどんな処分を受けたのかわからないが、保護者や一般区民からも相当な批判があっただろうと思うと、恐らく無罪放免だったとは思えない。区から処分?された校長としてみれば、『なんで俺だけ・・・』という思いから、今回思わず事実をしゃべってみた・・・なんて考えられないことはない。

 ともあれ報道では(関係者によると)、問題が事前配布されたのは、一昨年1月に実施した都の『一斉学力テスト』の1週間前、校長会の席上で区立小中学校の校長たちに、区教委側がテスト問題の一部を封筒に入れて配ったという。

 区教委の担当者は『よく学習してください』『先生たちに見せてください』『扱いは任せます』などと言ったというから、テストの成績を1点でも上乗せ、都内で最低のランクになりたくない一念で、方法の是非などかまっていられなかったようだ。

 しかしこれは明らかに詐欺という犯罪であることは誰が考えても明らか、区の教育長はじめ関係者は何がなんでも汚名?返上の使命に燃えたようだが、少なくとも人間の生き方を教える『教育』に携わる立場人間として恥ずかしいことで、決して許されることではない。

 問題を受け取った校長たちも驚いただろう。殆どの校長が『ご無理ごもっとも』と受け取ろうとしたところ、骨のある一部の校長が『おかしい』と発言、慌てた区教委側は態度を変えて『校長がしっかり管理してほしい』と言い『鍵のかかるところで管理するように』などの指示をしたという。

 前述した処分された?校長は、点数を上げることが区教委の『職務命令』と判断、この方なりに努力して、教員に『何とか一点でもよくするように、間違いをそっと知らせてあげなさ』とでもいったのでは・・・。それが、どこからかの告発でバレてしまった。このあたりに今回区教委の馬鹿な行動が明らかになった鍵が隠されているところか・・・・。

 この問題に対して区の教育長の『すぐに回収したので実害はなかったと聞いている』と配ったことを悪いことだとは思わない呆れた答弁。こいつには教育長としての識見も人間的道徳観も見当たらない。これでは、万引きしたのがバレた子どものバカ親が『返せばよいのでしょう』とか『弁償したい以上 文句ある・・・』という理屈と全く同じといっても過言ではないだろう。

 足立区は、学力テストがはじまってからずっと23区中最下位。問題を事前配布した年度でもやはり最下位だったというから、区としては何がなんでも最下位を返上したかったに違いないが、それにしても許されることではない。

 だとしたら、最下位に近い他の教育委員会も足立区と同じようなことをしてとも考えられないことはない。

 近々『○○区・市お前もか』という見出しがないことを願いたいが、その前に、教育関係者は『本当の学力とは』と真剣に且つまじめに議論する必要があるのではないだろうか。

 ペ-パ-テストなどでは『真の学力』は決して測れることがないことに、一日も早く気付かないと、第二・第三の足立区がでるのでは・・・。(田舎親父)

2007年9月11日 (火)

さて 何人牢屋に入れられるやら・・・

 社会保険庁や自治体職員が信じられないような多額の年金を横領・着服していたことが明らかになっているにもかかわらず、その大半が警察に相談もせず社保庁や自治体の所謂『自主判断』で刑事告発もしていないという。

 横領した職員を依願退職扱いにするなどあったらしいが、ひょっとして上手く立ち回ってかなりの地位についている輩もいるのではないだろうか。場合によっては、すでに退職して天下って『そんな奴は逮捕しろ・・・』なんて平気でのたまわっている・・・なんてことも考えられないことはない。

 そこで『出番ですよ』とばかり張り切っている舛添さん。増田という総務相らに全容解明への協力を要請したことは良いのだが、この増田という御仁がカネの問題でまたまた何やら誤魔化しているらしいということが報道されては洒落にもならない。

 自分がカネを誤魔化しているのだから、社保庁や自治体の職員のことを『とやかく』いえる訳がなく、結局は舛添さんの『はったり』だけの声が大きく響くだけで結局は虚しい・・・という結果に終わりそうだ。

 それにしても今回明らかになった横領・着服は悪質な手口が多すぎる。4千万円も横領敷いた社保庁の年金給付係長はオンライン端末を不正操作し、自分の親などを架空の年金受給者に仕立て上げ、厚生年金を不正に受け取っていたということが明らかになっているが、このカネの行方は報道されていない。
 また、東京の社保庁の事務所では、年金専門官が長期に渡って加入者から預かった千数役万円もの国民年金保険料を着服した上に、未払い期間が長く年金受給資格を満たしていない複数のオンライン記録を書き換えて不正受給させた上、これらの『受給者』から謝礼金の形で『分け前』を受け取っていたというから悪質極まりない。

 年金専門官は事件発覚後に自殺したらしいが、被害額はそのまま。ひょっとしてこのカネは家族がちゃっかり隠しているかも知れない。その場合は、妻や子どもは偽装離婚などで『私は知りませんよ・・・・』というところか。

 社保庁はこうした横領・着服事件を長年公表してこなかったという。このことからも、この役所の体質は『勝手に集まってくる金だから、おれ達にその処理がまかされている・・・』という感覚だったことは間違いなさそう。まさかとは思いたいが、管理職が率先して『バレないようにやるんだよ。バレないように・・・』と念押ししていたのではと疑われても仕方ない。

 明らかになったものについても、この役所は刑事告発もほとんどしていなかったというから、この体質は組織を解体するしか解決の方法はなさそうだが、着服・横領された多額の金だけは、ぜひ『行方不明』で幕を下ろしてほしくないものだ。

 総務相が当てにならないのにもかかわらず、舛添さんは刑事告発がされていないケースについて『横領をした連中は、きちんと牢屋に入ってもらいますよ』と息巻いているが、業務上横領罪の時効は7年というから、虚しく聞こえるのは私だけではあるまい。

 インド洋上でアメリカ艦船に給油できないと責任をとると言いはじめたオボッチャマ、アメリカとどんな馬鹿な約束をしているかはわからないが、アメリカへの義理より国民への誠意を大切にするべきだと思うのだが・・・・。(田舎親父)

2007年9月10日 (月)

今日から

 今日からはじまる臨時国会が面白そう。

 先週シドニ-に出かけていたオボッチャマも、今頃は今日の国会対策で頭を悩ましているころだろう。最大の争点が、11月1日で期限か切れるテロ対策特別維持法。今朝の報道では延長できなければ責任をとると言いはじめたようだが、やっとことの重大さに気がつきはじめたようだ。

 とはいえ、民主党がいち早く反対を公表している以上、衆議院では数の力で延長法案が通過しても、参議院では間違いなく反対決議がなされることは確実。

 今までは何がなんでもすべて数の力で、実質審議をほとんどしないで強引に可決してきたのに、参院で議席が逆転したとたん、自民党の幹部連中は手のひらを返したように『野党の皆さんのおっしゃることを謙虚に聞いて、賛成していただくようにしたい』とはみっともないことおびただしい。

 それでも難しいとなると、どうしても海上自衛隊のインド洋上での米軍の艦船に給油する活動を続けることができる新法案を提出することを検討しているというが、何が何でも給油を続ける必要があるのは、アメリカとの信じられないような裏取引があるのではと勘繰りたくもなる。
 さらに『日米安保上の信義』が『国際上の約束』と、あたかも給油を続けないと国際的に日本が孤立するかのような言い方は、論理をすり替えても給油を続けなければならないという切羽詰まったあせりさえ感じてしまう。

 先日防衛大臣が『海上自衛隊のインド洋での給油活動が続けられる方向なら、野党の要求をどんなことでも聞いていく覚悟だ』と述べているが、ここまで防衛大臣が懇願しているのは、余程政府自民党・安倍内閣はアメリカ艦船に給油を続けなければならない事情があるに違いない。

 このあたりを大新聞はじめテレビ局など、庶民が日常的に接するマスコミが徹底追求してほしいものだが、何故かこの問題になると弱気な態度が気になる・・・。
 話は突然変わるが、神奈川県選出の江田憲治という衆議院議員がいる。彼は無所属であるがかなり思い切った活動を展開している。時に私の住む横浜郊外の駅前で演説をしているが、歯切れの良い演説は傾聴に値する。若いがかなりのやり手で、私もこれからの政治家として評価している。

 その江田氏が、海上自衛隊がアフガンに部隊を派遣している国に対して無償提供している補給艦の石油の行方を調べてみたという。するとアメリカ海軍第五艦隊がインタ-ネット上に『日本政府からこれまで30万キロリットル以上の石油燃料の貢献があった』と公表していることを発見したと発表。

 防衛省は、アフガニスタンを対象とするテロ特措法に基づく給油活動で、これまでに38万キロリットルを提供していると明らかにしているので、アメリカ軍の記述と数値を突き合わしてみると、実8割以上の石油がアフガンではなくイラクに使われていたことになる。
 以前からインド洋上で給油活動では、アメリカのイラク侵攻を応援しているのでは、という疑惑があり、実際にその事実は一部の報道機関を通して報じられていたが、政府はマスコミへの圧力と、圧倒的な数の力でその事実が国会で論戦になることを押さえ、国民に広く知らせられることはなかったようだ。

 江田氏によると、イラクの自由作戦でイラク南部を攻撃した空母キティーホークにも給油しており、イラク戦争には人道復興支援という理屈は完全に崩れていると指摘。この事実は防衛省も歴代防衛省長官ももちろん知っているとのこと。

 ビンラディンという実在するかどうかも疑問視されているテロの親玉を殲滅するためと称して、アフガンで活動するアメリカ軍を支援するという名目が、実際にはイラク侵攻に一役も二役も買っていたとなくと、即刻中止を求めるのは国民の義務だと言っても過言ではなかろう。

 小沢代表はこの事実を知っていて、党内をまとめて自民党に揺さぶりをかけているのだろうが、幹事長が一番大切だと言っていた『予算委員長』をあっさり自民党に譲り渡したとなると、どこまで自民党と対決する姿勢があるのか疑わしくもなる。(田舎親父)

2007年9月 9日 (日)

多摩川の増水に思う・・・

 関東から東北・北海道を駆け抜けた台風9号は各地に多大な災害をもたらし去っていった。被災者の皆様に心からお見舞い申し上げる。

 この台風の特徴は極端に速度が遅く、そして上陸した後でも勢力を落とさなかったことであるがこのような台風は降雨量が半端でない。奥多摩地方では1日で500ミリもの雨が降ったという。

 単純な例えであるが、これは空っぽのプ-ルが1時間で50センチの深さまで水が溜まる量というから物凄い。当然のことだが、降った雨は土地の低い方へ流れるから、山に降った大量の水が、多摩川に流れ込む。

 多摩川は奥多摩を水源としてほぼ直線に東京湾に注ぐ、比較的距離が短いのだが標高差が2000mほどあるから、一瞬のうちに水かさが増えることで知られている。

 普段はおとなしい河川であり、場所によっては広い河川敷や中州などもあって、流域の市民の憩いの場になっている。野球場や運動広場として利用価値は高いのだが、自治体の関係者が頭を痛めているのが、ここにブル-シ-トとダンボ-ルで家を作り、勝手に占拠している所謂ホ-ムレスと呼ばれる人々の対処である。

 私も現職時代、朝夕の通勤には毎日多摩川を電車で渡っていたのだが、このブル-シ-トハウスが我が物顔で河川敷を占拠している光景に違和感と、不快感を覚えたものである。ここに住み着く人にはそれなりの事情があるに違いない。かつ、決して好んでホ-ムレスをしている人ばかりでないことは十分認識しているつもりであるが、だからといって公共の場に勝手に占拠して良いわけはない。

 多摩川の増水で『中州に人が取り残された』というニュ-スに、何とためらいもなくこれは中州に住み着いている人だと感じると同時に、この人たちはしっかりと自家発電装置を完備、電化生活を送っている人に違いないという思いがする。危険だとわかっていても家財道具が心配で場所を離れ難く、そうこうしているうちに水嵩が高くなり動けなくなったというところではないだろうか。(実際にテレビの画面では、彼らの家?にはアンテナがはっきり映っていた)

 それでも取り残されているという通報があったら、消防としては救助に全力を上げるのが職務。テレビの画面では、安全ロ-プで確保しているとはいえ、隊員がヘリコプタ-から濁流に揉まれながらの必死の救助活動には頭が下がる。

 助けられた人の『寝ていて気がついたら水が迫っていた・・・』なんて言葉を紹介していたが、テレビ局のプロデュ-サ-はじめ関係者は、本気でこの言葉を信じてテレビで流しているのだろうか。もしそうだとしたら・・・私が考えるマスコミの役割は根本から考え直さなければならない。

 救助する必要がないとは言わない。救助隊の勇敢な行動には頭が下がる。しかし、何か後味がすっきりしないと思っている人も多いのではないだろうか。中州などに住みつかなかったら、まして電化製品など揃えなかったらこんな命懸けの救助は必要なかったに違いないからである・・・。

 くりかえすが、中州に住んでいる人にはそれなりの理由があるだろう。だからといって勝手に占拠して良いわけはない。

 昨日、東横線で多摩川を渡った。水量は少なくなり河川敷はすっかり元通り現れていたが、そこにあった施設は無残に破壊されている。当然河原に並んでいた.ブル-シ-トハウスは、ことごとく流され、ブルシ-トがそこここに引っかかっていた。

 このまま放置しておけば、数日後にはまた元のようなブル-シ-トハウスが復活することは想像に難くない。台風の後片付けに忙しい自治体では、河川敷に住む人々に救いの手を伸ばすのは難しいと思うのだが、

 ある意味ブル-シ-トが自然現象によって流されたのは良いチャンスと考え、この際、河川敷に勝手にブル-シ-トを持ち込むことを厳禁し、代わりにプレハブ住宅を提供するぐらいの方策があっても良いのではないだろうか。(実際提供しているらしいが、何故か嫌がって入居しないらしい・・・)

 それでも否という人々には強制執行もやむ得ないところだと思うが・・・。(田舎親父)

2007年9月 8日 (土)

潔すぎる辞職の裏には・・・

  7月末に行われた参院神奈川選挙区で当選した自民党の小林温という御仁が、陣営の出納責任者が公職選挙法違反罪で起訴されたことを受け議員辞職したというニュ-スに、これはまた潔く身分を捨てたものだと思ってしまった。あまりにも潔さの背景に、何か潔さを隠れ蓑にしたドロドロとした事情が隠されているように思えてならない。

 選挙違反が摘発されて関係者が逮捕されて以来雲隠れしていたが、先日姿を表し辞任の記者会見をした。その映像を見ると、自民党に対してお詫びするが、決して自分は選挙違反をしていない『無実』だと主張している。無実と信じているならこんなに早く辞める必要などないと思うのだが、そのあたりが不透明・・・。

 一応は『89万人を超える県民の皆様に貴重な1票をたまわりながら、その重責を全うできないということについて深くおわび申し上げたいと思います』と言いながらも『出納責任者は当初より起訴事実を一貫して否認しています』と語っている。

 しかも、この秘書は実に有能であり誠実、秘書の言葉を信じていると言い、今回辞職する真の理由は、自民党や新たに成立した安倍新内閣が、10日から始まる論戦を控えている参議院自民党に対する影響の大きさを感じた結果だと明言している。

 要は自民党の辞任圧力に屈したというのが本当で、自分からやめたくなかったということ。言葉では『裁判の結果を待つことによって仮に補欠選挙をする事態になれば、その間の停滞を招くことになる』というが、神奈川の現状から、補欠選挙になったら自民党の候補者の当選は難しい。ならば次点で落選した与党である宗教政党の候補の繰り上げ当選をさせた方がまし・・・という自民党幹部の強い圧力があったことは確実だろう。

 それ以前に、選挙に対しては組織を上げて何でもありの宗教政党から『早く辞めさせろ』というか、場合によったら『協力しない』というニュアンスの言葉で辞任の要求があったのでは・・・との想像もできないことはない。

 私のような素人が口をはさむ問題ではないかも知れないが、どうも公職選挙法という法律が、わざわざグレ-ゾ-ンを作って時の政権に都合のよい解釈ができるようにしているのではないか、なんて思えることさえある。

 今回の小林陣営の場合も、直接『票』をカネでかったわけではないこと確か。運動員が足りず学生に運動させたらしいが、学生からすればアルバイト感覚でビラ配りや看板たてあるいは連呼をしただけだから当然報酬は要求。たとえ口止めされていたとて、どこが違反ということさえ理解できず、このことを他人に軽くおしゃべり。そこから足がついたという筋書きだろう。

 先日、官房長官が公職選挙法の連座制について語っていた。もう少し緩くしようという趣旨だったが、このタイミングで言い出すのはこれまた裏があるように思える。

 自民党の中で今回の選挙の当選者の中には、同じような問題を引きずっている議員もいると聞く。その選挙区では次点が民主党の候補者とのこと、今辞職したら民主党の候補が繰り上げ当選になってしまう。しかもその議員は父親が大物だった二世となると、官房長官の今回の発言の真意がどこにあるのかわかるような気がする。

 ところで小林さん、県民から信頼を取り戻し、来るべき選挙に立候補して国政の場で活躍したいのなら、もう少し歯切れよく『実は、幹部からはこれこれこういう圧力がありました・・・』と告白した上で『お力を貸していただきたい・・・』という姿勢を出すことをお勧めしたいが、いかが・・・。

 もっとも、そんなことを言い出したら、間違いなく自民党からは公認はいただけないだろうが。さあ、小林さんはどんな選択をするのか楽しみでもある。(田舎親父) 

2007年9月 7日 (金)

愛国心まで学校が受け持つ危険性・・・

 このところ教育改革?の話題が賑やかである。

 先日、学習指導要領の改定作業を進めている中教審の専門部会は、中学校の保健体育で選択必修になっている武道(柔道、剣道、相撲など)を1、2年生の男女を対象に原則、必修化することを大筋で了承したというニュ-スが流れた。

 昨年12月に安倍内閣が強引に強行採決で改定させた教育基本法に盛り込まれた教育目標『伝統と文化の尊重』の実現のためだという。この教育目標は『伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う』といういわゆる『愛国心』の表記として、今でも賛否が拮抗しているのが現状・・・。
 専門部会は『武道の必修化』が、愛国心をうたう『教育目標と一致する』と考え方というのが今回の答申の基本的な考え方になっているようだが、武道をやることによって愛国心が生まれるという考え方を短絡的という以外には他の表現がない。多くの人がこの短絡的思考に違和感を持っているに違いない。

 一応、『子供の成長過程を考えると、中2までは、男女ともに複数の競技を体験させるのが望ましい』という文言が並記されているようだが、果たして武道を全国の全ての高校で必須にする必要があるのか大いに疑問である。このよう答申の背景には『愛国心』は『国に対しての忠なる心』であり、その心の根源は『武士の精神』だという思いがあるのかも知れない。

 だとしたら、これはかなり危険な発想と言わざるを得ない。

 現在でも中学一年生で武道とダンスは選択できるとあるが、時間的にごくわずか柔道や剣道のまねごとを知る程度である。男子でも生理的に武道が嫌いな子どももいるだろう、その子たちは今まではダンスに逃げられていたのだが、中教審の答申通りになると、否応なく柔道着を着たり、剣道の防具を付けたりしなければなさないことになりそうだ。

 よく『最近の子どもたちは・・・』とか『礼儀を知らない若者が増えている・・・』とう言葉が大人の間から聞こえてくるが、答申に関係した人たちは武道を必須にしたら礼儀正しい子どもたちばかり育ち、問題行動がすべて解決するとでも思っているのだろうか。

 私が中学に入学したのが昭和31年、学校で柔道や剣道を習った記憶はない。ということは、ほとんどの現在生きている大人と称する人たちは武道を習っていないことになる。習っていない大人たち(特に年寄りのたち)が『最近の若者は』と言い『武道をさせるべき・・・』と叫ぶのは、これこそ本末転倒ではないだろうか。

私は決して武道を否定するものではない。柔道などはオリンピックの正式種目に加えられて久しく、日本人選手の活躍を願っている一人であるが、だからといって全ての日本人にたとえ基礎だけとは言え柔道が必要だとは思っていない。

 しかも今回の答申の『武道』という範囲には、今までの柔道・剣道・相撲に加えて、薙刀・空手・弓道・少林寺憲法・合気道などが入るという。高校の体育の教師がこれらの武道をすべて指導できるわけはない。恐らく教員の得手不得手で武道の中身が決まってくるだろうが、また学校の悩みが一つ増える結果になりそうだ。

さらに、柔道が得意な教員は『柔道場』を要求するだろうし、剣道場がほしい、弓道の正式競技場を・・・などという要求が生まれよう。

 実際に 文科省が公表した来年度予算の概算要求でも、教員の武道の指導力向上などを目的や武道場の建設などの事業に多額の予算の要求案が出されているという。武道が必須になると大喜びするのが、関係業者。

 中教審の委員の中には、こんな業種の人と親しい関係を結んでいる人もいるのではないだろうか。だとしたら『愛国心』を隠れ蓑にした『金儲け』の手段にしていると勘繰られても仕方ないのでは・・・。(田舎親父)

2007年9月 6日 (木)

トップが責任をとらないのでは・・・

 ここ数日すっかり忘れ去られてしまったようだが、先月起きた警視庁立川署の40歳の巡査長による女性射殺事件の報道はどこかチグハグに思えて仕方ない。

私の誕生日は8月21日、その頃だと記憶しているが、朝日新聞の社会面に『警官、女性射殺し自殺 ・・・』という見出しがあったことをうっすら思い出している。それほどセンセ-ショナルな取り上げ方ではなく、私も含めて読者は『いよいよ警察官も信用できなくなったなあ・・・』と思った程度ではなかっただろうか。

巡査長は交番勤務の制服警察官で制服のまま、女性のアパート居宅に上がり込んで犯行に及んだという。この女性は一人住まいであったらしい。一人住まいの女性が鍵をかけないとは考えられないので、犯人の警官とはある程度の交際があったと考えるのが当たり前だろう。その意味で警視庁が『心中』と発表したことは理解できないことはない。(鍵を壊して侵入したとなるとこれは心中ではなく立派な殺人。警視庁はまさかそんな事実を知って心中などと発表しないだろう・・・と信じたい)

事件が起きた翌日から夏休みをとって、雲南省に出かけていたのでその間のマスコミの取り扱いについてはよくわかっていないが、帰宅して見ると事件は思いがけない方向に進んでいることに驚く。

もっともびっくりしたのが『巡査長の退職金云々・・・』が大きく取り上げられ、都知事までがコメントする有り様。結局は巡査長の親が受け取りを辞退したということで、支払われなくなったようだが、仮に『心中』だったとしても、警察官による犯罪には違いない。そんな犯罪者にも多額の退職金を支払われるのだろうか、どこかおかしいぞという疑問がびっくりの原因。こんな疑問を持っている人も多いはず・・・。

巡査長側(ひょっとして警察全体)が、あわよくば退職金を女性側の遺族にお詫びに渡して事件をウヤムヤにできたらと考えていたとは思いたくないが、そんな想像も100%ないとは言えないような気がしてならない。

そんなことを思っていると、警視庁立川署は『せめてもの供養の気持ちとして、見舞金を贈りたい』として、署員や職員から見舞金を募り、集まった100万円を遺族に渡したという記事に(その行為を決して否定するわけではないが)なにか警察側の苦渋の気持ちを垣間見る思いである。

その後の新聞報道では、巡査長の一方的なスト-カ-行為の結果の犯罪ということになっている。警視庁もそれを認めているようだが、ならば警視総監の管理監督責任が起こらないのが気になる。

確か、30年ほど前に警視庁北沢署の制服警察官が巡回連絡を装って、一方的に好意を抱いた女子大生のアパートの居室に押し入り、女子大生に暴行した後、首を絞めて殺害したという衝撃的な事件があった。『松山事件』だと記憶している。

今回『心中』だったかどうかは別にしても、女性の居室に入り込み、しかも職務遂行のためにのみ使用を許可されている拳銃で相手を射殺、自分も自殺したことは許されることではない。本質的に『松山事件』と同じだと言って間違いない。

 『松山事件』では、直後に警視総監が引責辞任したが、今回警視総監が引責辞任という話題がまったく出てこない。そればかりか立川警察署長はじめ上司達の責任も何となくウヤムヤになってしまっている。辞任すればそれで終わるとは思わないが、これだけ世間を騒がした警官による殺人事件、せめてトップはけじめをつける態度を示さないと、警察不信が広がり、市民の信頼を回復させるのに手間取るのではないだろうか。

このあたりがお得意のマスコミもこの問題には妙にへっぴり腰、警察とマスコミで何か裏取引でもあるのでは・・・と勘繰ってしまう。

もっともこの国の大将が、国民からNOとつきつけられても責任をとらなくなってしまっているのだから、警視総監が見習うのも無理はないのだろうが・・・。(田舎親父)

2007年9月 5日 (水)

給食を残さないことが教科より大事とは・・・

 またまた学校給食の話題で恐縮だが、先日『学校給食「食べ残し」じわり減少』という見出しがネットのニュ-スサイトで踊っていたので開いて見たが、単に仙台市内の小中学校で、給食の食べ残しが減りつつあるらしい・・・というだけのもの、がっかりしてしまう。

 記事によると、小学校における給食の総重量のうち15%ほどあった『残食』が昨年度には13%ほどに低下。中学でも同様の傾向が見られるという。子供の『痩身志向』などで食べ残しが続く中で、どうして?と、学校のさまざまな試みを評価して持ち上げている内容に、仙台の小中学校ではこんなことにまで気配しなければならなくなっているらしいことに、驚くと同時に気の毒になってくる。

 ある小学校では17年度には約10%だった残食率を18年度に約6.3%へ『激減』させ、今年7月にはさらに6.1%にまで減らしたと、まさにいま流行りの学力テストで点数を大幅に上げたかの取り扱い・・・。

 しかも具体的な取り組みは『秘密は給食の配り方』にあると、栄養士を登場させて『まず、余らないように全部配ってしまうんです。子供たちは自分に盛られた分だけはちゃんと食べきろうとしますよ』と、その秘訣を紹介している。
 『嫌いな給食だとどうなるか』という質問に対して、この栄養士は『そこで担任教諭たちの声かけ活動』が重要な意味を持つと自論を展開し、『食べず嫌いの子供が多いので、先生が一度でも声をかけて食べることができれば、その後は、意外と平気ということも多いですよ』と答えるに至ってはアホかと思いたくなる。こんなことは日本中の教員は先刻実践していることであることすら、この栄養士は理解していない・・・?。

 この学校では味付けにも工夫しているという。洋風志向の強い現代っ子対策として、従来なら和風の味付けになることの多いマメやサケを、トマト煮やクリームパスタにして洋風にアレンジするらしい。『ヒジキも煮物からサラダに変えたら、やっと残らなくなった』というから、今や食べ残しを減らすことが教科より重要になっている感じさえする。

 小学生以上にダイエットに敏感な中学校でも食べ残しを減らすためにあの手この手を考えているらしく、先生たちの一言だけでは効果がないようだが『牛乳は部活に必要な筋肉がつくよ』の一言で、まったく飲まなかった生徒が牛乳を飲むようになったこともあるという。こんな一言で解決するなら、誰も苦労しないと思わずにはいられない。
 『居残り給食のように無理やり食べさせると、一生嫌いになる』ので『本校では無理をしない方法で・・・』との教頭のコメントに、仙台では、今どき給食を食べきらないと昼休みも取り上げることが常識になっているのかと、変なところで感心する。

 さらに、子ども達に食べていただくため、不人気なマメや煮物には調理や味付けに工夫しているらしいが『肉ばかりだと偏るし、1食225円でまかなうのも難しい。好きなものだけ、では食育とはいえません』というくだりには、誰が作ったか知らないが『食育』という言葉に振り回されている実態が浮かび上がる。

 その『食育』を推進する文部科学省学校健康教育課学校給食係の話として『どうして昼休みをつぶしてまで給食を食べさせるのか、という考えの保護者もいる。こういう保護者の意識を変えることも必要です』とあるが、本当だとしたら文部科学省は学校給食を昼休みをつぶしてまで食べさせることが『食育』と受け止めているようだ・・・。

 最近は朝食まで学校が受け持つことが流行になっているようだが、子どもが健康で過ごすことは、基本的には家庭の義務である。朝食をとらないからキレるとか、学習効果が上がらない・・・などという声をよく耳にするが、だからといって学校が食堂の親爺や女将になる必要は全くない。

 今更食材や味付けがどうだという議論はやめにして、『コッペバンと牛乳だけをふんだんに用意』して、いつでもたべられるようにするシステムはいかがだろう。これならば問題となっている給食費の滞納など考える必要はないのでは・・・。

 しかも、朝飯を食べさせてもらえない子どもも喜んでたべるのではないだろうか。もっとも、人権派の人々は大騒ぎすること間違いないが・・・。(田舎親父)

2007年9月 4日 (火)

中教審って現場を苛めるためだけにあるのだろうか・・・

 またまた学校現場が混乱するのが目に浮かぶ。

 大学の御用教育学者たちは(というより、ペ-パテストの成績=学力と思い込んでいる輩)は余程『総合的な学習』の時間が嫌いらしく、新設するという話の段階から学力が低下すると反対していたように記憶している。

 当時の文部科学省はそんな反対意見があるのを承知しながら、ある意味強引に封じ込めて『総合的な学習』を新設したのだが、輩達は直後から学力が低下したと大騒ぎ、実際に学力を調べることが大切とばかり、県単位の教育委員会の共通テスト、あるいは全国一斉学力テストの必要性を宣伝、マスコミを通じて『学力低下』がまるで『総合的な学習』の時間を作ったために起こったようなキャンペ-ンに、私は憤りを覚えていたものである。

 確かに、当時の文部科学省の推進派は一部の先進的な取り組みをしている学校の状況しか見ていなかったため、一般的な学校では、学校独自のカリキュラムを組む素地も能力も追いつかなかった。

 当然、『総合的な学習』に何をやって良いのかが分からず、結局は補習と英語活動に追い込まれていったことは事実。現場からも『こんなものいらない』という声が上がったことも否定しない。その意味で『総合的な学習』をきちんとできなかったのは問題である。

 しかし、それは決して現場が悪いのではない。現場に指導要領というバイブル的なマニュアルの元祖のような代物を押しつけて、学校の自主性や独自性を徹底的に育たないような土壌にしてきたのが文部科学省や教育委員会であって、急に独自名カリキュラムを作れといっても、これ無理な話・・・。

 挙げ句のはてが、現行指導要領がはじまると時を同じくして、多分内部の権力闘争が絡んでいたと想像しているのだが、『総合的な学習』を推進派の指導部隊を外部に追いやられては『総合的な学習』の行く手は先細り『学力低下』の声に抵抗できなくなってしまい、結局のところ消滅の方向、限りなく先細り・・・。

 ほとんど時を同じくして、誰かが『総合的な学習』=『ゆとり教育』という図式を作り上げて、『ゆとり教育』が『学力低下』につながったという意図的なすり替えの論理が正論のごとく大流行、マスコミもそれを後押しするため、『総合的な学習』が悪役にされてしまっていることに強い危機感を感じている。

 中教審の小学校部会は先日、国語や算数などを中心に小学校の授業時間数を増やす方針を決めたという報道に、多分あるだろうなと予測していたとは言え、少し早すぎる対応にちっと戸惑う(この動きは中学校部会でも同じだという)。

 多分、これ幸と復活した守旧派(この表現が正しいかどうかは疑問だが)待ってましたとばかり、指導要領の改定をその方向で進めるだろう。

中教審の委員の皆さんは、本当に授業時間を一割増やして『学力』が一割向上するとでも思っているのだろうか。もしも本当にそう信じているのなら、こんな考え方の方が我が国の教育のあり方や方向性を決める仕組みそのものに背筋が寒くなるが・・・。

 いつも指摘していることだが『学力とは・・・?』という議論もしないで、週5時間の時間の算数の時間を1時間増やすことによって、学力(ペ-パ-テストの点数)が総体として2割上がる?。だったら、限りなく授業時間を増やせばこの国の子ども達は、信じられないような頭脳の持ち主ばかりになってしまうという理屈になる。
 幼いときから生活上の実体験をする場さえ奪われた現代の子ども達が、ただただ点数で評価される『学力』が向上しても、本当に社会に対する責任や貢献しようとする考え方、あるいは他人に対しての優しさなどを身につけられなければ、現代社会に一番必要な『社会モラル』は衰退の一途をたどるのは当然といえばこんな当然なことはない。

 何故、この国の指導者達はこのことを気付かないのだろうか。(気付いているははずだが、 その前に自分の利権が頭をよぎるのかも知れないが・・・)

 『学力低下』を標榜して教科時間を増やすよりも、教員の負担を減らして一人あたりの児童・生徒に余裕を持って接するシステムを作ることが遙かに真の意味の『学力向上』になると思うのは私だけではないと確信している。(田舎親父)

2007年9月 3日 (月)

もう少しましな奴はいないのかい・・・

 自殺?した奴、バンソコウ男と安倍首相が任命した農水相のカネにまつわる不祥事は、今回の参院選の自民党大敗の一因だと分析し、身辺調査を厳重に行うと宣言していたにもかかわらず、またまた農水相にカネにかかわる疑惑が浮上には、やっぱり・・・という思いがする。

 どうやら安倍というオボッチャマは自分の内閣の大臣にする人間の身辺調査も人任せ、俺が命じれば確実な調査をするだろうという思い上がりがあったに違いないが、地方の農協の組合長をしている男を大臣に任命すること自体、普通の感覚では  できないと思うのだが、やはりそこが世間知らずに育った甘さか・・・。

 遠藤という農水相は就任の記者会見で『一番最後まで残ったポストを私に割り振られたわけですから、参ったなと実は思いましたよ。ここだけはこない方がよかったというくらい』と語ったと報じられているが、自分のやっていたことを思うと内心はヒヤヒヤものだったのではないだろうか。

 結局は『お受けした以上は職員とも初心に立ち返って、一から出発していくのが大事だ』とかっこよく抱負を述べたようだが、大臣病の誘惑にコロリとまいったのか、身辺調査に合格したので大丈夫だと思ったに違いない。

 報道によれば、農相が組合長を務める農協が過去に、自然災害による農作物被害などを補償する公的保険制度『農業共済』の掛け金115万円を国から不正受給していたことが分かったという。しかも、会計検査院が04年に指摘したにもかかわらず、不正受給分は今も返還されていないというから、この農協(というよりトップである遠藤という男)は返還する気持ちがなかったと思われても仕方ない。

 場合によったら『俺は議員だ、会計検査院など俺が何とかするから、ほっておけ・・・。』とでも言ったのではないだろうか。そしてこの社会では100万円などゴミのような単位そのまま忘れていたというところではないだろうか・・・。

 農協の役員達には100万円はゴミのような額かも知れないが、庶民にとっては大金でこれを不正に受給したこと自体犯罪行為なはず、しかも返しなさいと命じられても知らんふりをしていたとはまさに泥棒とか詐欺としか言いようがない。

 首相は改造内閣発足の際、閣僚の『政治とカネ』の問題について『十分な説明ができなければ去っていただく』と明言しているが、こんな犯罪組織のトップを農水相に任命したのだから、早く辞任させなければ、私のような素人にも、折角少し取り戻した内閣支持率が、急速に落ちるのは目に見えているのに対応が遅すぎる。

今朝の新聞にはクビにするとあるが当然だろう・・・。

 農水相以外にも重要ポストに任命された人の中にもおなじような『政治と金』にまつわる疑惑の声が上がっているらしい。いくら身辺調査を厳重にしても、所詮は議員全てが『たたけばほこりの出る身体』では、所詮それは無理というもの。

民主党はまたまた勢いづいて、農水相を辞任させなければ参院で問責決議案を提出すると強気の姿勢。野党が過半数を占める参院では提出すれば間違いなく通るはず、いよいよ内閣総辞職か解散に追い込まれるのではないだろうか。

 それはともかく、単に一人を辞任させたと大騒ぎして喜ぶのでなく、議員一人一人が疑惑をもたれないようにするモラルの確立以外、この問題の解決の方法はないと思うのだが・・・。(田舎親父)

2007年9月 2日 (日)

舛添さんチャンスですよ・・・

 中央の各省庁の課長ともなると、どこからか巨額のカネが集まる仕組みになっているらしく、この種の話題には事欠かないようだ。

今回明らかになった疑惑は、厚生労働省九州厚生局の松嶋という前局長が、大阪の枚方市の社会福祉法人の理事長から巨額の現金や高級車など3台を無償で受領していたというから、かなり悪質・・・。数年前の3年間にわたって、この同法人に国から計13億超の補助金が交付されていること、そして同じ時期に松島という男が、本省の地域福祉課など同省社会・援護局の課長を歴任していたというから、これは賄賂と認識して受け取っていたことは間違いない。

 この男はその後九州の局長に転出。悪事がばれる前に多額の退職金を懐にしてさっさと退職、天下り先でのんびりしていたらしいというから、自分の懐さえ潤えばモラルなど何のその、これが本庁の課長感覚だと思うと背筋が寒くなる。

 昨日、大臣病にかかったのかと揶揄したが舛添厚労相、早速腕の見せどころとばかり『多額の補助金が出ており、そこにいささかでも癒着があってはならない。親類だと弁解しているようだが、業者と役所の癒着は断じてならない』との発言はかっこよい。

 厚労省によると、松嶋前局長はすでに退職しているため、現職官僚を対象にしている国家公務員倫理法に違反していた場合でも処分はできないという。なるほど法律というものはこいつらには都合よくできているもの、庶民ならば間違いなく退職金の返納どころか身柄まで拘束されるだろうに・・・と思うと腹立たしい。

 一応は、調査結果次第では前局長に退職金の自主返納を求めることも検討するというとのコメントが付け加えられているが、恐らく時間稼ぎに違いない。ほとぼりがさめるのをただ待つといういつものパタ-ンだろう。

 その後の報道では、松島という男は現金の受け取りを認めたものの自宅の改築のための借金であり、『妻が前理事長の亡くなった妻といとこ同士で親戚づきあいでもらった。便宜を図ったことはない』なんて弁明しているらしいが、高級車を3台も受け取りながら借金だなんてよくぞこんなアホなことが言えるものだと開いた口がふさがらない。

 舛添新厚労相は『普通の常識では論外。国民の納得いく形で、厳正な措置を取りたい』と、退職金返納などを検討することを改めて示したというが、これほど明らかな贈収賄行為にだけに、よほど早く措置を講じないと警視庁や特捜部に先を越されるのではないだろうか。

 皮肉な見方をするつもりはないが、この問題はある意味舛添厚労相と内閣・自民党にとっては絶好のチャンス。退職金を返済させたとなると国民受けすることは間違いなく、支持率も大幅アップ・・・。このあたりを十分踏まえて、俺の手で何とかしなければと思っているのではないだろうか。

 退職金の返還は当然として、こんなあくどい役人が他に存在しないかどうか、徹底的に精査してほしいものである。あまり期待していないが・・・。(杉)

2007年9月 1日 (土)

しばらくの休載を陳謝

 10日間の休載を陳謝。

 その間にここ数年恒例になっている中国雲南省の奥地に出かけてきた。このことは、いずれ紀行文として『雲南会』のサイトで詳しく紹介するつもりであるが素晴らしい旅であった。

 特に、本当の意味での『桃源郷』と呼ばれているバビ村(少数民族の一つチワン族の人々が『バビ』と発音している地域を『盆地に囲まれた美しい所』という意味で、『土片に貝』で表しているが、日本にはそれに当てはまる漢字がないので、バビ村と記述する)は、ぜひ一度は訪れてほしい場所である。

 その村に入るのは一本の水路、しかも1kmもの洞窟(しかも漆黒のヤミの中)を小舟でしか入れないというから凄まじい。その闇を抜けると目の前には、山水画そのものの山に囲まれた豊かな水田近いが現れるのだから、恐らく行った人にしか想像できないのではないだろうか。

 2月には、その村が桃の花で埋めつくされるところから『桃源郷』と言われているらしいが、その風景は十分想像できる。が、機会があればもう一度訪れたいものである。

 ところで、私は旅に出た時はインタ-ネットはおろか、携帯もすべてoffして情報社会から意識的に完全に遮断するようにしている。(もっとも今回は、中国の奥地ということもあり、日本の情報など求めようとしても無理であるが・・・)

 久しぶりでコンピュ-タを稼動、インタ-ネットの情報から『安倍内閣』の閣僚名簿を見て、『やっぱり・・・』という納得と、これでは古い体質の自民党そのもの、やはりオボッチャマが『総理大臣』という、一度手に入れた席から何がなんでも離れたくないという気持ちの表れだろう。

『学級会内閣』とか『お友達内閣』という批判はあったものの、今まではそれなりに安倍カラ-があったが、改造内閣は後ろにいた自民党の派閥の大将達が前面に出てきたように見える。(徹底的に干されている派閥もあるようだが・・・)

 社民党の福島代表はこの顔ぶれを『PTA内閣』と批判したというニュ-スになるほど言い得て妙だと関心。まさに『栄光よ もう一度』という布陣である。

 首相の記者会見のビデオをみたが、以前には何とかの一つ覚えと言われるほど、必ずと言って発言されていた『美しい国づくり』と『戦後レジウムからの脱却』というお得意のセリフが、弱々しくに熱意がないのも情けない。

 参院選の歴史的大敗について、『国民の想いに十分応え切れず、深く反省している』と述べたが、具体的な反省点をはっきりしていないのも気になる。恐らくこの御仁は本当の意味で国民が求めているものを、未だに理解できないのではないだろうか。

 それにしても、あれほど痛烈に批判していた舛添という御方、泥船と知っていたはずなのに乗り込むというのだから、よほど『大臣』という名前は魅力らしい。(田舎親父)

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