こんな大事なことを隠す理由は・・・?
昨日、知人からのメ-ルで中静敬一郎という人が書いている『一筆多論』というのがネットで見られるので読んでみたら・・・との連絡をあった。早速送られてきたアドレス(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080623/plc0806230813003-n1.htm)をクリックそこに書いてある文章を読んでみてビックリ仰天。
これが本当なら、政府はもちろんマスコミからも徹底的に国民は馬鹿にされたことになるばかりか、ドイツをはじめ全世界から『礼儀知らず・・・』おレッテルが張られることになる。
『メルケル首相 ありがとう』との見出しの氏の文章は『やはり残念なことだった』という書き出しで始まる。
4月半ばに、日本郵船の15万トンタンカー『高山』がイエメン・アデン沖の公海上で、海賊船に襲われたというニュ-スは大きく報道されたので記憶にある人も多いだろう。ロケット弾の被爆で船体には傷ついたが自力で脱出したと報道されたはずである。
ところが、氏の文章によると『40分間追い回され、5発の対戦車ロケット砲を発射された。至近弾により船尾に直径20ミリの穴があき、あわやというそのとき、急行したのはドイツ駆逐艦『エムデン』だった』とある、こんなことどの新聞も書いていない。事件そのものはテレビでも大きくとりあげられたにもかかわらず何一つ知らされていない。
中静敬一郎という方は産経新聞の論説副委員長だという。新聞社の看板を掲げた人がガセネタで書くとはまず思えないから事実にちがいない。
念のために、ネットで検索したら『中静の「日本国」を考える』というブログに同じ内容の文章を見つけた。(http://nakashizuk.iza.ne.jp/blog/entry/612356/)そこには自ら論説副委員と明記してある。
コラムの文章を続けると、『エムデン』が飛ばしたヘリコプターを見るや、海賊船は一目散に逃げ、日本人7人ら乗組員23人は窮地を脱したとある。そしてドイツのメディアは大々的に報じたという。
推察するに、ドイツでは新聞やテレビが映像も入れて『我が国の軍艦が日本のタンカ-を海賊から救出した・・・』との大々的な記事だろうが、ヨ-ロッパ諸国はもとよりアメリカなどにも配信されたにちがいない。
知らぬは日本の『一般国民のみ』とは情けないが、知らされていないからこれは仕方ない。が、ウ-タン首相は先日ドイツのメルケル首相と会談したにもかかわらず、この話題に一切触れていないというから、これは一体何なの・・・と驚かざるを得ない。
こんな大事なことが、いくら防衛省や各庁舎の官僚から馬鹿にされているとはいえ一国の首相に報告されていないわけがない。もしも、ドイツの軍艦の助けがなかったら、タンカ-は奪われていた可能性が高い。だとすると(たとえ挨拶程度でも)少なくとも救助されたお礼は言うのが当たりまえでは・・・。
ところが、約1時間の日独首脳会談は洞爺湖サミットを前にして、主要課題の気候変動、食糧問題などに費やされ、『海賊事件は話題にならなかった』という。外務省の欧州局が発表しているのだから、少なくともウ-タン氏の口から『ありがとう』という言葉は発せられなかったことは間違いないだろう。
中静氏の文章は私ごとに凡人に、この小覧でかいつまんで紹介・解説するなどはとてもできないので直接読んでいただきたき内容を確認してほしい。ウ-タン氏が、この程度でお礼など述べる必要がない、と判断したとなるとこれは大問題。
欧米諸国の国民が(みんな知っている)タンカ-救出事件について、何故お礼の一つも言わないのだろう、と思うのは当然。『日本人はなんて礼儀知らずなの・・・』と思われたら、何も知らされていない善良な国民の立つ瀬がない。
さらに念を入れて『日本郵船』の公式サイトでこの件について調べたが、時系列に沿ってタンカ-高山が襲撃された様子は詳細に掲載してあるが、ドイツ駆逐艦の姿はない。
これは恐ろしい・・・・(田舎親父)


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