こんなことってあるのだろうか・・・
東京のマンションで若い女性が、行方不明になった事件が報じられたのは4月の中頃だった。彼女は防犯カメラに帰宅した姿が映っているが、外出した事実がないところから、当初からマンション内部の人間による犯罪ではと疑われていた。
当時、また不思議な事件が発生したものだと思いながら、マスコミがこぞって防犯カメラの死角があることや警察がマンションの住民全ての人と面談、その後部屋を調べた結果マンション内に被害者の影が見当たらないことから、外部の人間による犯行では・・・と報道したものだから、これは長引くかも知れないと思ったものである。
この事件はしばらくマスコミの絶好の標的になり、連日ワイドショ-などで取り上げられていたが、浮気なマスコミのこと徐々に関連する話題が少なくなり、世間はすっかり忘れかけていた先月末の犯人逮捕とのニュ-ス。
私も忘れていた一人であるが、旅先で、すぐ近くの部屋に住む男が、帰宅した被害者の女性を襲って自室に連れ込んだ後殺害した容疑で逮捕という報道にビックリ仰天。しかも遺体は切り刻んでトイレに流したり、ゴミと一緒に捨てたという。瞬間『こんなことってあるのだろうか・・・』と耳を疑ってしまった。
犯人は星島という男。犯行を認めており、手口などもスラスラと述べているらしいが、改めて『実際にこんなことってあるのだろうか・・・』と思えるような手口に、怒りが込み上げてくる。
こんな男が自分の近くの部屋に存在し、虎視眈々とすきを狙っているなんて想像できるわけはないだろう。防犯カメラで完全に身を守られていると思い込みもあったのだろう、姉と一緒に住んでいるから安心だと思っていたかも知れないが、殺されて切り刻まれて流された女性が哀れ。
怒りがおさまらない昨日になって、警視庁の捜査本部は、この男の女性を殺害し、遺体を解体してトイレに流したとの供述に基づき、下水道から骨片などを発見したと発表したことはともかく、『殺人と死体損壊・遺棄容疑の解明に向けて捜査が大きく動きだした形だが、立件には徹底した証拠隠滅を覆し、いかに物証を収集できるかがカギとなる。』との記事を見て、『えっ、これでもまだ物的証拠がないの・・・・』と衝撃を受けた。
確かに現在では、たとえ殺人を犯しても物的証拠がなくて立件できず『無罪』になった事件も良く聞く話であるが、こんなことを許して良いのだろうか。
記事によると、被害者の部屋から犯人の男の指紋が検出されたことで逮捕にこぎつけたが、殺害などの立証には『物証を積み上げる必要がある』ということで、逮捕前から徹底した捜索に踏み切ったとある。
男の部屋から血痕を採取し、血液反応を確認した結果、DNA鑑定で被害者のものと一致したという。さらに供述通り、下水から被害者の骨片も発見したというから、証拠は完全ではないのだろうか。
それでも立件には不十分となっては、一体どこまでの証拠が必要となるのだろうか。
うがった考えをすると、この男の背後には何か巨大な組織が存在し、その組織が大々的に強力な弁護団を立てることもあるかも知れない。弁護士というのは、そもそも正義が前提で成り立つ仕事だと思っているが、最近はカネのためなら人殺しでも無罪にしてしまう、いやそうすることが弁護士の力だとされる風潮が存在するのでは、巨大組織に雇われた弁護士たちは良心などどこ吹く風、無罪にこぎ着けるため張り切るに違いない。
裁判にこぎ着けても、途中で供述を翻し、無罪ということもあり得ないでもない。こんなことが許されては何が正義かわからなくなる。
立件のために警察官の苦労は今後も続くのだろうが、当然莫大な税金が費やされることは間違いない。桁が違うと行ってしまえばそれまでだが、このような税金を、高齢者や障害者が安心して暮らせる制度の充実に回せれば素晴らしい国になるのにと思うのは、私の考えが狭いのだろうか・・・。(田舎親父)


コメント