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2008年10月

2008年10月31日 (金)

まさにバラマキとしか言いようがない・・・

 一昨日、政府・与党は、景気悪化や金融危機に対応した『追加経済対策』の最終案をまとめたと、マスコミがデカデカとチョウチン記事で追随していたが、その内容を見て『本当かいな・・・』と目を疑った人も少なくないだろう。

 中でもビックリしたのが、低額減税が全ての世帯に数万円をバラマク『定額給付金』を支給することになったというくだり。この額は1世帯あたり3万8000円程度になるというが、当初試算した低額減税では6万5千円らしいから半額近く減っている。

 理由は簡単。減税には税法改正が必要なうえ、事務作業も煩雑で、年度内に実施するには不向きだったことも理由の一つだろうが、税金を納めていない人や、高額所得の人まで含めて一律に給付するので『カネ』が足りなくなったというところだろう。しかも、こちらの方が『人気取り』には効果があるという計算もあるに違いない。

 選挙のためにカネを渡すと立派な選挙違反だが、政策として国民に3万円程度のカネを渡して、政権の延命を図るのは選挙違反にならないらしい。こんなバカなことがまかり通っていいのだろうか・・・。

 アッソウ首相は総理に選ばれる前に『文芸春秋』で『選ばれたらすぐ解散して国民の信を問う・・・』と明言しているが、総裁の椅子に座ったとたん、余程座り心地が良かったらしく、自民党の幹部たちでさえ『早期解散』が望ましいといっているにもかかわらず居座りを決めたようだ。

 折しもアメリカ発の金融恐慌が勃発。株価の大幅な値下げや、不景気感がますます強くなったことに延命の活路を見いだし、経済対策を最優先にするという理屈づけには、なるほどこの御仁は安倍オボッチャマよりさらにオボッチャマ感覚で、総理総裁の椅子から下ろされたくないという、自分だけの世界に浸る『我が儘ぶり』としか表現のしようがない。

 それはさておき、不景気にあえぐ庶民にとっての最大の関心は、いくらぐらいもらえるのかということだが、(繰り返すが)予定されている総額の2兆円を全国の世帯数5千余万の世帯で割ると、単純計算で1世帯あたり約3万8000円となる。一方、この総額を定額減税分に当てるとその額は倍額近い6万5千円。

 納税もしていない低額所得者やうまく税金をのがれている連中にとっては『3万8千円はしてやったり・・・』というところだろうが、誤魔化しもできず、言われたままに源泉徴収されている、国民の圧倒的多数を占めるサラリ-マン諸氏にとっては、とても納得できる話ではないはず。ところが、このからくりを大新聞は(どこかから圧力がかかっているらしく)わかりやすいように説明しないのだから困ったものである。

 たとえ一世帯あたりの3万8千円が、即買い物などの消費に使われたとしたら、2兆円バラマキの経済効果は出るだろうか、最近の不景気感と経済の不透明感が広がる状況ではすぐ買い物ではないだろう。将来何があるか分からないから、とりあえず貯めておこうという心理になるのは当然の成り行き・・・。

 以前にも、景気対策として子どものいる世帯に2万円程金券が配った政策があったような気がする。しばらくして『一体なんだったの・・・』という声が上がるほど、経済効果などでなかったはずなのに、また同じような愚策を打ち出し、ひたすら何とか急場を凌いで選挙を有利に進めたいという自民党と宗教政党政権の断末魔の叫び声が聞こえてくるような気がする。

 唐突に話題を変えるが、給食費や高校の授業料の滞納問題が騒がしくなっている。給食費などは意識的に払わない親が増えていることが強調されているが、払わなくても済んでいる現状では、払うのはバカだと思う心理も理解できないことはない。

 さらに、理路整然と『義務教育は無償、行政が勝手に給食を与えているのだから、カネを払えということが憲法違反、弁当を持っていく権利を認めなさい・・・』という理屈に反論できないのではないだろうか。

 弁当を持たせることを認めたり、払わない子どもには食べさせなければ良いのに、その時だけは教育の機会均等・・・などというわけのわからない理屈で、結局は一緒に食べさせているのだから困ったもの・・・。

 いっそう、人気取りために3万円余を配るより、給食費を無償にする方が経済効果は間違いなく上がり、しかも不払いの親に対して、払ってもらうための気遣いと、人的物的な無駄遣いをしなくてすむだろうに、と思う昨今である。

 もっとも無償にしたら違う問題が発生するだろうが・・・。(田舎親父)

2008年10月30日 (木)

今更トイレ不足論議とは・・・

 『首都直下地震が発生すると、東京23区ではトイレが大幅に不足し、発生から2時間後には約81万7000人がトイレに行けない状況になることが27日、中央防災会議の専門調査会が公表したシミュレーションで分かった』という記事が先日流れた。

 そして、このトイレ不足が深刻なのは都心ほど厳しく、は4.5時間待ちの長蛇の列が生まれる、と専門調査会の中林一樹座長(首都大学東京教授)という御仁が指摘しているとのことだが、ちょっとずれているような感覚をお持ちのようだ。

 この方は、さらに『トイレ不足は食料や水と並んで被災後の最重要問題の1つ。個人の対策が不可欠だ』と訴えておられるそうだが、こんなこと誰もが感じていることで、今更中央防災会議のお偉い先生たちが、日程を調整して集まって出す結論ではないだろう・・・と呆れてしまう。それ以前にトイレに対しての『個人の対策が不可欠』とは一体どういうことなのだろうと逆に質問したいものだ。

 中央防災会議というから、政府の肝入りで作られた組織だろう。恐らく、大企業の幹部やマスコミ関係、大学の教授や中央省庁の官僚たちが名前を連ねているとだろうが、この連中がさんざん知恵を絞って出した結論が『大震災が起こったらトイレが不足する・・・』では、一体何を話していたのか疑わしい。

 それに対して、数字が出ているから真実性がある、という声が聞こえてくるようだ。この数字に一体どのぐらいの信憑性があるのだろう・・・。

 数字の根拠は、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が冬の平日正午に発生、23区の約46%で断水が起きてトイレが使えなくなるとの想定からはじき出したそうだ。想定だからあえて反論する必要もないのだろうが、通勤・通学者ら約1270万人が『一斉』に徒歩で帰宅を目指したり、避難所へ向かうというが、中央防災会議に集まるお偉方は本当にそんなことを考えているのだろうか・・・。

 徒歩で帰宅や避難所へ・・・ということは全ての交通機関が長時間にわたって全くストップすることが前提だが、大地震発生と同時に、そんな判断をして歩き出す人は常識的に考えてもまずいないだろう。

 いくら『車で批難はしないでください』と呼びかけていたとしても、これまでの例を見てもわかる通り、大通りは間違いなく車で大混雑。裏道は倒壊物で危なくて通れないと考えるのが普通で、交通手段がない人たちはある程度の情報を待ってしか行動できないはずでは・・・。

 さらにシュミレ-ションは公衆便所などの需要が急増し、地震発生から6時間のうちに12区でトイレ需要が供給量を超えた。不足は都心ほど深刻で、官庁・オフィス街が集中する千代田区では、午後2時の時点で需要に対する不足率が82%となり、4.5時間待ちの状態が発生するとの試算。その後も需要は増え続け『何時間待っても利用できないような状況になる』と続く。

 新潟県中越地震や阪神大震災などでは、被災地で排泄(はいせつ)物が山のように積み上げられたり、トイレを我慢するために水分を控え、血栓症を引き起こすなどの事例があり、トイレ対策の必要性が指摘されているとのことだが、こんなことはとっくの昔に言われていたこと、今頃こんなことが中央防災会議の中心議題になるとは、時代錯誤も甚だしいのでは・・・。

 水洗トイレが当たり前の社会は快適で便利であるが、水が止まると大変なことになることは、阪神大地震の時私も視察し体験している。御影小学校だったと記憶しているが、被災者のために、ボランティアの人たちがプ-ルの水を運んで急場を凌いでいたことを思い出す。学校のプ-ルはこれ以上無駄なものはないと思っていたが、非常時には役立つこともあることを知ったのもその時である・・・。

 要は、トイレの不足は当たり前なのだが非常用にと、水洗トイレをいくら増やしても、水道が止まってしまっては役立たないことを知ることが先決。たとえ水道が止まっても水洗でないトイレを確保する、それも大量に用意することが必要なのである。

 そんな方法があるのか、と思う人も多いだろうが、私はこの命題に対して、明確な答えを用意し、過去にも提言しているのでここではごく要点だけ述べることにする。

 子どもたちに農業体験で野菜などを作らせる活動が、豊かな人間性を形成する上でも有効な手段であることは、私は経験から知っている。この学習は、総合的な学習が始まったころには全国の多くの小学校がこのカリキュラムを取り入れ、現在でも地方中心に行われている。

 ところが大都会地域にあっては、敷地不足が狭いという理由でこの実践に取り組む学校はほとんどないのが現状で、ごく稀に農業体験で野菜づくりを学習の中に取り入れる小学校があったとしても、市や区の進める屋上緑化という観点からの実践が圧倒的。平場での実践はほとんど報告されていない。

 話は変なところから展開しているが、非常時の深刻なトイレ問題に対しての解決策のキ-ワ-ドが、小学校の『畑』なのである。

 いつやってくるかわからない大地震、そのために使わないトイレを大量に用意することは(必要なのかもしれないが)限りなく無駄であることは間違いない。普段は有用な活動の場である『畑』が、非常時には一転トイレに変身。しかも水を流さないですむトイレになったとしたら、まさに値千金ではないだろうか。

 大地震発生から、できるだけ短時間にトイレを造ることが必要なのだが、小学校に土の部分があったとしたら、地震と同時に小型のユンボが出動(ユンボを災害用の備蓄装備としておくのも妙案)。運転操作さえできれば、1メ-トル程度の深さの溝を作るのにさほどの時間はかからないだろう。

 そこに、全ての学校が数個備品として保管しているテントを建てて、まわりをブル-シ-トで囲む。四隅にポ-ルを建てる穴があいた床ユニット(これだけは新しい備蓄用品)を溝の上にかぶせるだけでよい。ポ-ルを建ててシ-トやベニアで目隠しを作れば、非常用のトイレとして十分であろう。しかも水はいらない。溝が深いので大量の排泄物をためることができる。

 そして、トイレが不要になったら土をかぶせるだけで時間と共に肥料になり、1年も放置すれば、元以上の素晴らしい畑になるはず。子どもたちも納得するだろう。

 土の校庭を天然芝にすることも間違ってはいないだろうが、学校の校庭は土で十分。このスペ-スをもっと多目的に、しかも災害にも利用できる使い方を考えるのが重要だと思うのだがいかがだろう・・・。(田舎親父)

2008年10月29日 (水)

もう止めよう 早食い・大食い番組・・・

 台湾に大葉大学という大学があるらしい。その大学の学園祭のイベントの一つだと思うが『早食いコンテスト』があり、優勝した男子学生が間もなくトイレで死亡したというニュ-スが昨日流れた。

 この『早食いコンテスト』には60人の学生が参加したという。卵入りのまんじゅう(パンだという記事もあるが)を2つ食べる速さを競ったようだが、死亡した学生は1分ほどで食べきって優勝したそうだ。その後、『気持ちが悪い』と言い残してトイレに駆け込んだとのことらしい。

 苦しくて吐いたまでは良かったのだが、あまりにも急いで物を喉に入れたので全てを吐き出せず、一部が気管に詰まって窒息したのだろうと思われる。気の毒なことである。トイレの中でしかも汚物にまみれての死亡とは、ここまで育てた親の気持ちを考えると、なんとバカなことをしたのか・・・と声を大にして叱りたい。

 この大学では以前にもソーセージや卵焼きなどの『早食い競争』が行われていたという。台湾の大学に関しての知識はないが、流行に敏感な若者達の集まり、恐らく他の大学なども同じようなイベントを行っていたのではないだろうか。

 このニュ-スを台湾の話と聞き流すことはできない。最近、ほとんど民放テレビを見ないので、はっきりしたことは言えないが、番組表などには『早食い』とか『大食い』という言葉があるところを見ると、我が国でもテレビ局がこのような競争を企画しているのは間違いない。

 視聴率を稼ぐにはモラルなんて必要ない・・・というのが最近のテレビ局の姿勢。たとえどんなことを言われても、人気が先行とばかり、この種の番組がなくならない。しかもそのチャンピオンが人気タレントとしてもてはやされるなんて、もはや尋常な世の中ではない。

 テレビに出て人気者になるのが若者たち(バカな大人も同じだろうが)の憧れという風潮はますます強くなっているらしい。早食いや大食いで人気タレントになれるとなると、このようなイベントが日常的に流行しないわけがない。

 勝手に想像してだけだが、日本の大学でも同じようなイベントがあるのではないだろうか。大学生であっても真似をするこの種のバカな行為に小学生や中学生が飛びつくのは必定・・・。

 先日、取り上げた小学6年の男子児童が給食のパンを詰まらせ窒息死した事故も、恐らくこのような雰囲気があったはず。誰かが『オレ、3秒で食ったよ・・・』といったとすると『よし、ならばオレはそれより早く喰って見せる・・・』という会話があったと思う方が自然だろう。

 10日以上経過してから報道されたこの事件、私には今でも極めて不可解だと思っている。その時かなりシラッとした顔つきで校長は『早食いなどの事実はなかった』と釈明していたが、予想通り、遺族からの訂正と謝罪に対して、一転して『早食いを誘発する状況があった。申し訳ないことをした』とのこと、ミットもないこと甚だしい。

 ただ、だからといって学校に責任があるとは思えない。食事のマナ-などを教えるのは家庭の基本的な仕事である。何でも学校という考え方が普遍化してしまい、躾の面まで学校に押しつけていることを社会全体で反省してほしいものである。

 担任は間違いなく『喉に詰まるから・・・』ということは言っていたはず。学校が尊敬の対象になり、教師の教えをそのまま受け入れる社会であれば、学校内でパンを喉に詰めて死亡なんて事故はあり得ない。学校よりテレビ、教師よりタレントの方が偉いという風潮では、子どもたちの早食い競争など止められるわけがない。

 学校は、このあたりを堂々と展開するべきではないだろうか。

 民放各局はこぞって、今回の台湾の大学での事件を踏まえて、早食いや大食いなどの番組を止めなければならない。さもなければ、生き物にとってもっとも大切な命を維持する『食料』による、この種の事故で命を落とす報道は今後もなくなることはないだろう・・・。(田舎親父)

2008年10月28日 (火)

今度は地下水にシアン化合物・・・

 ハムやソ-セ-ジをあまり食べない私でも『伊藤ハム』という会社がこの種の食品を作る会社では大手だということは知っている。

 その大会社の東京工場で使用している地下水から基準値を越える有毒のシアン化合物が検出されたということが報じられ、また食品の不祥事と呆れ、さらに例によって幹部たちの頭下げパフォ-マンスに思わず苦笑してしまった。

 関連する記事によると、水質に異常が認められたのが先月の24日という。その時点で何らかの対応をしていれば、こんな大騒ぎにならなかったのだろうが、結果的には隠し通したのが裏目にでて、莫大な商品を回収しなければならなくなったようだ。

 謝罪パフォ-マンスをした幹部は『工場を稼働してきた約40年の間、同様の異常が報告されたことはなかった』と強調して『現場の担当者は水ではなく検査機械の異常を疑ってしまった。直後にもう一度定期検査が行われるから、その後でよいと判断してしまった』と苦しい答弁に、もしも検査機械を疑ったのなら、即刻やり直すならともかく、直後とは半月も後のこととなると、この答弁は言い訳のための言い訳だと聞こえてしまう。

 結果的には再検査でもシアンが検出。その結果を工場長に報告したのは一週間後、しかも工場長が本社へ報告したのがさらに一週間後とは、余程この会社の運営システムは迅速性を欠いているようだ・・・・。こんな会社が40年間も無事故だったことの方が不思議で、幹部のいうことなど信用できない。

 工場長は『緊急事態の対応に追われ、結果的に報告が遅れた。私たちの判断ミスだった』と述べて、一応自分の責任を認めているようだが『緊急事態』とはシアン化合物の検出を何とか隠し通すための方法の模索だったのではないだろうか。

 本当に現場だけで対応したとしたら、この会社の運営システムは最悪、こんな会社が安心・安全な食品など作る資格などないと言っても過言ではない。

 今度の事件で恐らく消費者たちの間には『伊藤ハムのものなど怖くて食べられない』という不買の意識が起こり、お歳暮のかき入れ時なのに、売り上げは大きく落ち込むのは間違いない。結果的に経営不振から倒産という事態に追い込まれることも考えられる。

 こんな会社が倒産しても同情にも値しないが、大勢の従業員が露頭に迷うと思うと、現在の経営陣を総入れ替えし、会社の経営方針を根本的に見直すという徹底的な体質改善をした上での再生を望みたい。

 それはさておき、地下水からシアン化合物が検出となると、まず近くの化学薬品を取り扱っている工場からの排出物では・・・と疑るのが常識だが、保健所によると近場には該当する工場はないとのこと、一体どこから流入したのだろう。

 まさか、この工場のどこかでシアン化合物を使っているとは思わないが、原因不明で地下水に基準値の越えるシアンが混入していたのでは、近くに住む市民は不安でたまらないだろう。

 推理小説ではないが、9月24日の前の検査がいつ行われたのかも知りたいもの。その時点でシアン化合物の存在が全くなかったとなると、9月24日までの期間に地下水に入りこんだことになる。そして、保健所の話では、つい先日の水質検査では異常値はなかったとのことだが、ならば一体9月24日と10月7日の二度の検査時の異常値は何だったのだろう・・・。

 10月7日から先日の保健所の検査した日までの間にシアン化合物が消えたのも変な話である。このあたりを徹底して捜査して、混入した原因を解明すべきだろう。

 ところで、毒ギョ-ザ事件の時にも述べたが、今回も生協(CO-OP)がこの会社と協定を結んで『生協ブランド』を作っていたことに、生協は消費者の味方と自称・宣伝し、消費者の立場で運営しているというが、同じような不祥事を重ねるのは『どうして・・・』という違和感を覚える。

 生協といえども儲けなければならないことは理解できるが、組織を大きくした分無駄ができ、そのためにより大きな儲けを得る必要になっているとしたら、その体質を見つめなおすことも視野に入れて改革すべきところを検討してほしい・・・。(田舎親父)

2008年10月27日 (月)

どっちもどっちの罵り合い・・・

 都内で脳内出血を起こした妊婦が8病院から受け入れを拒否されて死亡した問題は、先日話題にしたように、大都会での事故だけに動きが慌ただしく、事件が明るみになった翌々日だったか、目立つことが大好きなマスゾエ口先厚労相が、最初に受入れを断わったという墨東病院を視察、院長たちに事情を説明させている映像がテレビで流れた。

 その後の記者会見で『医療体制が整備されているはずの東京でこのような事態が起きたのに、妊婦の死亡から2週間以上も厚労省に報告が上がってこないのはどういうことか。情報を上げてくれれば国も手を打てる。都にも責任がある。都の姿勢に対して怒りを覚える』と、都を激しく糾弾する発言に、『良くいうよ・・・』と思った人も多いのではないだろうか。

 私も、またこの御仁の悪いクセが始まったと眉をひそめた一人で、東京都だけに責任があって、相談しない方がおかしい・・・という発言は、例によってクチサキ男いつも通りの責任逃れのパフォ-マンス。年金や医療問題でもそうだったように、世間受けすることばかり言って、何とかその場を切り抜け用としてきた体質がミリミエ。もう少し国全体のことを真剣に考えてほしいものだと呆れる限り・・・。

 この大臣の批判に対して、同じような体質(を持っているのではないかと思っている)のワンマン都知事が、年金問題への大臣の対応を指摘して『あの人は大見えきったつもりでいつも空振りする。医師不足にしたのは誰だ。東京に任せられないじゃなく、国に任せられない。厚労省の医療行政が間違って、こういう体たらくになった』と言い返したというから、これはこれからの二人の罵り合いが見物である。

 クチサキ大臣の『週末に1人しか当直医がいなくて総合周産期母子医療センターと言えるのか』という批判はその通りに違いない。しかし、厚生省の医療行政の歪みが、現在の医師不足や医療行政の破綻につながったことも事実で、互いに批判しているばかりでは問題の解決にはほど遠い。

 専門家筋に言わせると、医師不足、特に産婦人科は一つ間違えると医療訴訟の標的にされるとあっては、都の給与基準ではおいそれとは見つからないのは仕方ないらしい。

 都立病院の医師の平均給与は、47都道府県と14政令指定市の公立病院のなかで最下位、今年度から産科医については年収で200万~300万円上積みしてやっと中位程度、とても医師不足を解消できる待遇ではないとのことだが、地方公務員の給与体系をみても俄に信じられない思いもある。

 関係者によると『かつて都立病院医師の給与は平均的な在京病院より高かった。待遇が悪くて人がいなくなり、仕事がきつくなり人が来なくなっている』とのことだが、都はこの批判をどう聞いているのだろうか。

 ライフラインを担う部署には、無駄と思われるほどき人員を配置してほしいものだが、財政が苦しい地方自治体には無理な話。その意味においてはワンマン都知事のいうように国が責任を持つべきだろうが、面倒なことは全てカネもつけずに地方におっつけている現在の官僚システムではとても無理なことは明らか。

 折角、似た者どうし都知事選で争ったのも何かの縁と、下らないバトルは止めて、じっくり解決策を話し合ってほしいものである。

 ところで、妊婦の掛かりつけの医師は、受け入れ先を探すのにインタ-ネットで情報を得ようとしたという。空き病床があるとのことなので電話してみると、実際にはベットは満員、受け入れる余地がない病院もあったそうだ。更新が遅れてネットの情報と現状が大きくちがっていたのが原因だという。

 これも困ったもの。これでは難のためのネット情報かと言いたくなるが、ベットが空いたら自動的に情報更新できるシステムでない限り、人間が更新していては遅れるのは(仕方ないという問題ではないことは確かだが)やむ得まい。

 このあたりも緊急に何とかしてほしいものだ・・・・。(田舎親父)

2008年10月26日 (日)

この円高はどこまで・・・

 以前ニュ-ヨ-ク出かけた時に、犯罪が多いので現金で持つのは危ないからと旅行社から薦められてトラベラ-ズチェックとかいう署名をしなければ使えない通貨(というより小切手帳的な綴り)を10万円分作ったことがある。

 実際には、言われていたほど治安状況が悪くなく、買いたい物もなかったので、このトラベラ-ズをほとんど使わなかった。そしてそのまま引き出しにしまい込んで、そのままに・・・。

 ところが、今年の雲南旅行は国境を越えてベトナムに入るという計画でベトナムでは米ドルの方がベトナム通貨のどんよりはるかに信用があるとのことで、できればできるだけ小さな単位のドルを用意していくは良いよと言われてこのトラベラ-ズを持っていることを思い出した。

 もはやアメリカ圏内に旅行する気持ちなど全くなくしているので、これは良いチャンスとばかり、現金化することにして生まれて初めて、三井住友銀行の外貨両替専門店を訪れトラベラ-ズをドルに替える手続きをした。

 1ドルに対して3円程度(だったと思う)の手数料が必要だという説明を聞くと、経済について疎い私にも、なるほど江戸時代から両替商が巨万の富をこのような方法で作ったのか、とその仕組みのあり方を納得したもの・・・。

 当時、1ドルが117円ぐらいだったと記憶している。そのレ-トを基に10万円のトラベラ-ズをまずは円に換金、その円で改めて米ドルを買うという面倒な手続きをして、トラベラ-ズを1ドル紙幣にして80枚程に換金した。(こんなことを話題にする気持ちがなかったから、その時の明細を捨ててしまったのが残念)

 それが、半月ほど前から始まったアメリカのサムプライムロ-ンが原因だと言われている世界的な金融の破綻から、ドルやユ-ロ-が売られ円が買われるようになったとかで、円高が急速に進み、一昨日などは一時92円になったというから驚き。

 もし、今年の雲南旅行が2ケ月ほど遅かったら、あの10万円のトラベラ-ズで100枚以上(詳しい計算は面倒だが)の1ドル紙幣が手に入ったことになる。これは物凄い数字である。

 外国旅行をする人たちには大歓迎かもしれないが、たった2ケ月で20円以上も違うとなると、いくら経済に暗い私にでも、世界の市場が大変な事態に陥っていることぐらいは理解できる。

 日本の株は外国人投資家(大手の金融商社など)が大量に買っているらしい。その金融筋が破綻してしまうのだから事態は深刻。当然アメリカ株が急落するのに連動して日本の株価も急落ということになるのは道理。先週末には日経平均株価が8千円を割り込んでしまい、これからの先の成り行きも極めて不透明だ。

 外貨預金というものがあるらしい。最近の日本では金利は限りなくゼロに近く、大金を銀行に預けても利息はほとんどない状態。カネを得ることが何よりも大事な現代では、1億総金儲け主義が浸透しているようで、リスクを省みず利率の良い貯蓄に走る傾向があって多くの人がこの外貨預金をしているそうだ。この人たちは利息どころか元金割れという事態になるのでは・・・・。大損で真っ青になっているのではないだろうか。

 株に手を出している人も多いという。数年前から『トレ-ダ-』という言葉を日常的に聞くようになった。日夜コンピュ-タとにらめっこをして株価の動きをチェックして利益を得ている人のことのようだが、最近は一般の主婦や学生までもがこのトレ-ダ-になっているという。この人たちも真っ青になっているに違いない。

 外貨預金や株投資などは、それこそ個人の責任で行っていることだから、結果的にどうなろうと知ったことではないが、ここまで円高・株安が続くとなると世は不景気感で溢れてしまい、企業の倒産もますます増えて、困窮する人が溢れることになる。

 今日は何となく取り止めのないことを書いてしまったが、個人関係も国際情勢も一番大切なことはバランスではないだろうか。価値観が変わり全てがバランスがなくなりつつある現在、ますます住みにくくなっていくような暗い気持ちになってしまう・・・。(田舎親父)

2008年10月25日 (土)

自分のお金だからと言い方にはちょっと・・・

 アッソウ総理が毎晩銀座の高級料理店や超一流と言われているホテルのバ-などで豪遊しているらしいことが賑やかに報道されている。

 マスコミ雀の言うことには、何でもストレスがたまっているので、一杯・二杯引っかけて憂さ晴らしをしてから自宅へご帰還・・・らしいが、この御仁はかねてより『俺は夜12時前にはめったに帰らない』と豪語しているというから、夜のライフスタイルは今まで通りなのが、総理となって俄に注目されるようになって飲み歩く姿が目立っているだけなのかもしれない。

 そんな首相に対して、北海道新聞の女性記者が『1晩で何万円もするような高級店に行っているが、庶民感覚と懸け離れている』と直撃したという報道に、なかなか思い切ったことを首相にぶつける記者もまだ存在するのだ・・・と感心する。

 これに対して、首相は『庶民っていう定義を北海道新聞はよく使われるのですか。あなたは今、高級料亭毎晩みたいな話で作り替えていますけど、それは違うだろう』と激怒して『たくさんの人と会うときに、ホテルのバーっていうのは、安全で安いところだという意識が僕にはある・・・』と反論したとマスコミが面白可笑しく報じている。

 そこまでは良いとして、この首相は女性記者に対して(記事をそのまま引用すると)『例えば、安い所に行ったとしますよ。周りに30人の新聞記者がいるのよ、あなたも含めて。警察官もいるのよ。営業妨害って言われたら何と答える? 今聞いてんだ。ふふふ』などと、得意の逆質問をまくし立てたというから人間としての器の小ささを感じてしまう。

 確かに、首相の言うことは間違っていないだろう。大勢の記者や警備関係者がへばりつくだろうから、それこそ安酒を飲んで楽しんでいる庶民から見たら大迷惑、とても歓迎できる話でないことは確か・・・。

 しかし、この記者の質問の真意には『安い飲み屋へ行ったらどうか・・・』などではなく『世の中がこんなに大変な時、一国の舵取りである首相が、毎夜飲み歩いていることはいかがなものですか・・・』との意味があったはず。高級料理店というのは話の弾みであって、首相として庶民の暮らしがどんなものか真剣に考えてほしい、と思っていたのに違いない。

 それを、意識的かどうかわからないが、話を『安いか・高いか』とか『何が高級で・何が庶民的なのか・・・』という話にすり替えて、逆に質問するとは、この御仁も誰かさんと同じで全て自分のやっていることが全て正しいと思い込んで、人から指摘されたら不快感を現し、徹底的にいたぶらずにはすまないような性格を持っているようだ。

 さらに、首相は飲食費について『幸いにして自分のお金もありますから、自分で払っています・・・』と、ポケットマネーであることを強調していると言うが、こんなことは当たり前。払いがどうかという問題ではないだろうが・・・。

 首相が激務であることは理解できる。しかし、その激務は自分でかってでたこと、首相になりたい・なりたいと何度も挑戦して、やっとその座を射止め、有頂天になっていることも理解できないことではないが、首相となった以上はライフスタイルを『自分だけのもの』から『国民のため』に変えるのが当たり前というものではないだろうか。

 首相になった以上、その一挙一動が報じられるのは当然でそれだけ注目されている証拠である。記者の質問の中に隠された『今、毎日飲んでばかりいるとは・・・』というのは、国民の総意であることを真剣に考えるべきではないだろうか。

 そんな時間があったら、世界の動きを自分で勉強し、官僚の用意した文章を棒読みするのではなく、自分のことばで即答できるぐらいの見識を磨いてほしい・・・。と思いたくなる。

 さらに、今首相の座についていることは、前任の二人が無責任にも逃亡した結果であり決して選挙で選ばれたわけではないことも肝に命じてほしいもの。まずやらねばならないことは、は本当に国民に信頼されているのかどうか聞くべきだろう。

 選挙で、現在の与党が過半数の議席をとれ、改めて総理・総裁に選ばれたら、夜の豪遊を批判したりマスコミが騒いだりすることは少なくなるだろうが、この御仁にはその度胸もないらしい・・・。(田舎親父)

2008年10月24日 (金)

大都会で殺されないと動き出さないとは・・・

 ここ数日、我が国で一番医療システムが進んでいると言われている東京で、こともあろうに、出産を間近にした妊婦が、掛かりつけの病院の産婦人科医が脳内出血の恐れがあると診断、救急車を要請して受け入れ先を探したが、7つもの病院(昨日になって一つ増えて8つ)が受入れを断わられて、結局は出産後死亡した事件で持ちきり・・・。

 最初に搬送を断わったのが『都立墨東病院』。この病院は、24時間体制でどんな事故・事件にも対応する病院として、都内で3つだけの『東京ER病院』であると同時に、リスクの高い妊婦に対応する『総合周産期母子医療センター』にも指定されているという。

 ERという意味がよく分からないが、要は24時間いつでも、いかなる患者でも受け入れるという、謂わば、都民の最終的な安全・安心を保障する病院なはず。その上、妊娠中のいかなることにでも対応するという病院としても重ねて指定されていたにもかかわらず受入れを拒否したというのでは、都民は出産どころか急病にもビクビクしなければならならなくなったようだ。

 それにしても、日本の人口の1割以上がひしめき合って生活している東京で、1時間以上受け入れ先が決まらずウロウロしなければならないとは、一体どうなっているのだろうか・・・と心配になってしまう。かかわった救急隊員たちは、搬送先が決まるまでの1時間あまり焦りと憤りの気持ちで過ごしたのだろうと思うと胸が痛くなる。

 病院によると、昨年末に産科の常勤医1人と今年6月に研修医1人が退職しし日常的な医師不足になっていたという。このため、7月から土日と祝日のセンターの当直医を本来の2人から1人に減らし、周辺の病院に週末の受け入れの協力を求める文書を配布していたらしいが、(恐らく公表できない事情があるのだろうが)これで良く『東京ER』病院と宣伝していたものだと思ってしまう。

 日頃から、都のワンマン知事ドノの『天下の東京・・・』という自信タップの言い回しにあまり良い印象を持っていない人も多いのではないだろうか。

 私もその一人で、16年のオリンピックも招致すると大口を叩いているのに、産婦人科医の補充をしていないことすらご存じないらしく、記者会見でのコメントが『初めて聞いた。あってはならないこと。そういうことがないように(救急医療体制を)作っているのに・・・』とは恐れ入る。

 このところ年金や後期医療制度で悪名高い厚労省も、ここは出番とばかり、今日から受入れを拒否した8つの医療機関から事情を聞くという。どんな聞き方をするか私には想像もできないが、病院側が好き好んで当直医を減らしたとは思えない。

 医療機関の責任者は、医療システムの改悪で苦しい経営努力を強いられた結果、当直医を減らした措置をとったはずだろうに、知事は『知らなかった・・・』で済ましてしまう現状に呆れる限りである。

 8つの各病院(今朝の新聞では東大病院もとあったから9つか)の院長はマスコミからは責任を追及され、場合によったら遺族から訴えられるばかりか、監督部署からも見放されるかもしれないとあっては心中穏やかではないだろう。

 東京でこれだから、地方の事情はもっと悪いはず。一昨年だったか、奈良で分娩中に意識不明になった妊婦が20近い病院から受入れを断わられて死亡という報道があった。さらに同じく奈良で、下腹部痛を訴えた妊婦が病院に受け入れを断られ、救急車で大阪の病院に運ばれる途中に死産する事件があったことも思い出す。

 少なくとも先進国を自認している以上、子どもぐらいは安心して産める環境はほしいと思うのだが・・・・。

 学校と同じで、生活の安全を守る警察や消防には無駄と思えるほどの人員配置も必要なのだが、命を直接守る医療機関にはもっとさらに無駄?が必要・・・。

 いや無駄と思う発想を封じるぐらいの施策がほしいものだが、何でも効率・利益本位・・・という発想に侵された頭脳の持ち主では、解決策を探すことも難しいようだ・・・・。(田舎親父)

2008年10月23日 (木)

小学校ぐらいは地元が良いのでは・・・

 一昨日の朝、急にディスプレ-が突然真っ暗になるというアクシデントにビックリ、仕方ないので電源を落してから、セ-フモ-ドで立ち上げてみる。一応動き出したので、大丈夫だと思い、再起動させたらまたまた信号がディスプレ-に送られないらしく、いつまで立っても立ち上がらない。

 以後、電源を切る、入れるという繰り返しで悪戦苦闘が続くが、セ-フモ-ドを立ち上げるのにも強制的に電源を切断して入れ直さないと動かない。結局は昨日の朝からセ-フモ-ドで動かしっぱなしの状態で、リカバリ-の準備をすすめた。

 今使っているコンピュ-タはソ-テック。リカバリ-は初めてなので、念のためにデ-タ-をCDに保存しようと思ったが、セ-フモ-ドでは動いてくれない。そこで、デジカメのSDを使って、トロトロとノ-トに移動というとんでもない作業の連続に殆ど一日費やす事態となってしまった。

 結局は夜になってリカバリ-して、それからアプリケ-ションをインスト-ルという何とも無駄な時間を費やしてしまった。

 変な書き出しになってしまったが、先日、江東区が区内全域から希望校を選択できる『学校選択制度』を一部見直し、来年度から小学校については、住所で決まる通学区域の学校への入学を原則とすることにした、というニュ-スが流れた。

 地域と子供たちのかかわりが薄れてきたとの住民の指摘を受けた措置だというが、そんなことは初めからわかりきっていたことではなかっただろうか。

 この『学校選択性』は、品川区が全国に先駆けてやり始めたものである。学校の数が多すぎて区の財政的なことから統廃合を進めたいのだがこの問題を切り出すのは難しく実際にやるとなると必難・・・。『学校選択性』の裏にはこんな事情があったようだ。

 過疎の村では通う子どもがいなくなった時点で廃校にできるが、都会となると、うっかり言いだしただけで大変な騒ぎになる。子どもの数が少ないからといって複式学級にもできず、教員の数はそのままとなると、経済的にも大変なこと。当時私は、品川もなかなか面白いことを始めたな・・・と思ったものである。

 が、何故かいつの間に考え方が変わったらしく、人数が減った学校に対しては『少人数の良さ』などと言い出したから、やはり統廃合は難しかったのかと、ある意味気の毒に都さえ思ったものである。

 この『学校選択性』は学校に対しての過度の要求と不信感を持った不特定多数の親たちに支持されて瞬く間に全国に波及し、現在ではほとんど自治体が(多少の実施方法は違うが)この方式を採用や検討をしているという。

 学校、特に小学校は地域との繋がりが深い。明治の学制で小学校を中心とした人々の繋がりが一つの単位として風習や伝統を作り上げてきた。そのような地域社会では小学校の役割の一つに、地域に伝わる文化と言って良い風習や伝統を知らず知らずに学ぶことがあったはず・・・。

 それがバスや電車で違う学校に通うとなると地域との繋がりが薄れてくるのは当然だろう。まして『荒れている』とか『いじめがある』などとの風評が流布すると、親たちはその地域が荒れているように思ってしまい、他校に通わすのが常となってしまった。

 自分たちの住む街を嫌って隣町やさらに遠くの町の学校に通わしては、地域が活性づくはずがない。

 江東区が『この制度を6年間やってきたが、地域と子供の関係が希薄になっている。子供たちが、地域とのかかわりを強めることを重視したい』との姿勢に、内容的には物足りないが、よくぞ思い切った教育行政の施策転換をしたものと評価したい。

 選択制により『個性的な学校』が増えている、という指摘もあろうが、個性的な学校が塾の力を借りた進学目的の学校づくりであってはならないと思うのだが・・・。

 学校が学校として成り立つためには原則的な基礎的基本的な物事を確立することで、個性などはその後に考えれば良いこと。初めから『個性的な学校』など求めるほうが奇怪しいのではないだろうか。

 それ以前に、徹底的に『没個性』化された現在の教員が寄ってたかっても『個性的な学校』なんて、所詮は『塾まがいの学校』になってしまうのが関の山では・・・というと言い過ぎだろうか。

 学校の質は教員の質であることは間違いない。教育を良くするためには何をおいてでも』本気で子どもたちを教え育て慈しむ人材』を命懸けで育てることを考えなければ・・・・と思う昨今である。(田舎親父)

2008年10月22日 (水)

学校給食パンを喉に詰まらせて・・・

 昨日のテレビのニュ-スで、学校給食で出たパンを喉に詰まらせて死亡したことを知り、本当かい・・・と驚いてしまう。

毎年、高齢者が餅を詰まらせて病院に運び込まれるということはよく聞く。不幸にして亡くなったという報道も多い。老人になるとどうしても噛む筋力が衰えているので咀嚼できず飲み込んでしまい喉に詰まるのだそうだ。

ところが、パンを詰まらせて亡くなったのは小学校6年生の男子児童、しかも身長は170センチ以上あるという、謂わば、大人と同じぐらいの体力を有している子どもというのが、書き出しの『本当かい・・・』という疑問。

恐らく、この子はこの日の給食時に友だち達とふざけ合って、パンの一気食い競争などしていたのではないだろうか。学校関係者の話では、こんなことは教室でよくある話だというから、そのたぐいだったのでは・・・。

ところが本人の意に反して、パンは喉をうまく通らず詰まらせてしまったらしい。担任が気付いて、水飲み場で吐かせようとしたらしいが、うまくいかず大騒ぎになったようだ。しばらくして救急車の出動を要請したらしいが、時すでに遅く病院に搬送された時には手遅れだったという。

教室にいた教師も子ども達は驚いただろうが、まさかパンで喉を詰まらせるなんて思ってもいなかっただろうから、当初は軽い気持ちで眺めていたに違いない。しばらくしてから、異常に気づき職員室に連絡させたのだろう。

連絡を受けて、教頭が駆けつけて状況を確認して職員室に駆け戻り119番通報したようだが、救急車の要請がもう少し早ければ、ひょっとして一命はとりとめたのではないかと思わないでもない。

もっとも学校という社会では、できるだけ事故や事件を隠したい、という心理が働くらしく、119番通報をためらう風潮があるので、通報に際しては校長に連絡してからという二重の手間がかかったのかもしれない。

私が少し気になるのが、この事故が起きたのが11日というから10日も前、そのことが昨日に発表されたということである。

校内で子どもが死亡するという事故は、時々報じられるが、そうザラにはないはず。まずその日のうちにテレビや新聞で報じられるのが普通なのに、今回は10日以上も秘匿されていた。何故なのだろう・・・。

現場に居合わせた子どもが、その日のうちに家族にこの事故について話すはず。保護者達は時を待たず学校に説明を求めるだろうことは想像に難くない。そして、誰かが新聞社に情報を流すというのが決まりル-ト・・・。

いやそれ以前に、119番通報した時点で『どこでなにが起こったのか』という情報はオ-プンになっているはずだから、新聞記者たちも知っているのが当たり前なのに、10日間も公にならなかったのは、余程大きな力で徹底的な箝口令をひいたのか、実際には119番通報をしていなかったのか、どちらかではないだろうか。最寄りの消防署に電話して内緒で救急車要請というのは学校ではよくはある話らしいから・・・。

昨日のテレビのニュ-スでの校長が会見に応じている姿が、繰り返し流されていたが、何となく他人事のようなコメントだと感じたのも、このあたりに原因があったのかもしれない。となると、この事件はかなり尾を引きそうだ・・・・。

それはともかく、ニュ-スの解説で昨年度の食べ物を喉に詰まらせて病院に運び込まれた人の数を発表していたが、70件以上ある事故の中、餅やご飯が圧倒的で、パンがそれに続いて、ゼリ-のようなもので喉を詰まらせたのはたった4件だったという。

その中の一つがコンニャクゼリ-だろうが、この僅かの例で製造中止に追い込まれたメ-カ-はこの事件をどう思っているのだろう。餅や米、そしてパンなども製造中止にしなければ、このような事故はこれからも起こることは確実なのに・・・。

唐突に話題を代えるが、先日取り上げたマルチ商法では一議員だけではなく、民主党の副委員長や国会対策委員長まで関係しているらしいことが明らかになっている。いやもっと大物?は現職の閣僚、しかも消費者担当大臣までもがかかわっているというから世も末・・・。

『アムェイ』というマルチ商法企業との癒着が問題になっているこの消費者担当大臣がコンニャクゼリ-を中止に追い込んだ張本人らしいが、この事件についてのコメントを張本人から聞いてみたいものである。(田舎親父)

このことについてもう少し触れたかったのだが、実は昨朝コンピュ-タが突然ダウン、現在セフティモ-ドという環境で動かしているので、親指キ-ボ-ドのご機嫌が悪い。今日コンピュ-タをリカバリ-するつもりなので、またの機会に述べることにしたい。

2008年10月21日 (火)

心を育てるのが大事だと思うのだが・・・

 先日、ますます賑やかになる予感・・・という皮肉交じりの文章を書いたが、その大阪でまたまた信じられないような事件の報道・・・。
 18日未明に軽ワゴン車にはねられた男性が約180メートル引きずられ、重傷を負ったという事件である。車はそのまま放置され、その下から男性が瀕死の重傷で発見されたという。病院に運び込まれて一命をとりとめたという記事に、先日の予感が的中したのではと、暗い気持ちになる。
 放置された車のナンバーなどからその犯人はすぐわかったが、なんと中学3年生の女の子というからビックリ仰天。深夜に男の子の友人を誘って、父親の車を運転していたというからさらにビックリ・・・。まさに予感的中である。
 何という家庭なのだろう。父親の車というから形上父親は存在するのだろうが、親としての責務は放棄してしまっているようだ。
 この女の子は深夜に男の子を誘って車を運転・・・!!。いくらオ-トマ車といっても全く車の運転したことのない人間では難しいのではないだろうか。ということは多分だが、過去にも運転していたと考えるほうが無理はない。あるいは、父親が娘に何らかの方法で運転の仕方を教えていた・・・?。深夜に女子生徒宅に集まるという行為を家族が知らなかったというのも何か白々しい。
 うがった見方をするなら、父親は自分の車がなくなった時、これは娘が何かしでかしたに違いない・・・と思い、自衛というか娘を守る(自分の責任のがれ)ために盗難届けを出したのでは・・・とも思ってしまう。
 それにしても、深夜中学生が車を運転して人をはね、しかもそのまま180メ-トル自転車ごと引きずって放置、その人が車の下でのたうち回っているのにもかかわらず、怖くなって逃げるなど、普通の感覚なら信じられない事件である。しかし、実際に大阪でこの事件は起こった。そしてこの種の事件は今後も起こる可能性は大きいだろう。
 何故か、それは子どもの育て方というか、大人たちの教育に対する考え方が根本的にずれているからではないだろうか。
 教育の本質に『競いあい』が必要なことは十分理解できる。しかし何でも同じ能力を持っていると思い込んでの競争は、かえって正常の精神を歪めてしまう原因になることも間違いない事実。最近少年・少女の犯罪が増えているのも、このむやみな競争についていけず、落ちこぼれてしまった子どもたちの社会に対する抵抗ではないだろうか。
 どうしても算数や国語などの勉強が苦手だという子どもがいる。そのかわり駆けっこがめっぽう早かったり、音感が鋭かったり、絵を描かせたら抜群という特殊な能力を持っていることはよくなる話。
 それが個性なのだろうか。・・・。算数や国語など、所謂知識を覚え込むことより、この一つの才能を見つけ出すことが、親や教師の仕事(所謂教育)なのに、どうも最近は学校での教科の学習が苦手な子どもを『学力が低い』というレッテルを貼って、早い段階から落ちこぼれとみなす傾向があるようだ。
 この女の子も同乗していたという男の子たちも、所謂『落ちこぼれ』の仲間だったのではないだろうか。勉強が嫌いでテストの点数が低く、お前はダメだと言われ続けたら、人のことなどかまっていられなくなるのは当たり前・・・。
 大阪の教育の目的は、何よりも『学力テスト』の点数らしい。点数に関係しないことなどは学ぶ必要がないとなると、他人を思いやる心など育つわけはないだろう。(田舎親父)

2008年10月20日 (月)

無駄な連絡だと思うが・・・

 厚生年金をさかのぼって脱退させることを『遡及脱退』というらしい。もう少しわかりやすい言葉もあるのではないかいかと思うが、この役所は国民の目を誤魔化すためには最高の悪知恵を生む名人達の集まりだから、わざわざ言葉を難しくしているようだ。

これに関連して、各地の社会保険事務所が無資格者となった被保険者の診療報酬を政府管掌健康保険から肩代わりした上、不正が発覚しないように該当する診療報酬明細書(レセプトというらしい)を抜き取っていたことが明らかになったという。

厚生年金と健康保険は連動しており、義務づけられている社員の厚生年金や健康保険の半額が(特に中小企業は)支払えなくなる企業がかなりあるとのこと、経営が苦しい中小企業などにとっては当然だろう。

連動しているのだから、厚生年金を脱退することがあると、被保険者の社員は政府管掌健康保険もぬけることになるが、社員はこの時点で国民健康保険に加入しなければ、この期間はいずれの医療保険にも加入していないのが全額本人負担となる程度のことは勉強不足でこの問題に全く疎く、理解できない部分も多い私でも理解できる。

この期間を遡及期間というらしいが、社員は脱退したことを知らず健康保険証を使って受診しているため、社保事務所は本来なら無資格受診なので、社員が全額負担しなければならなかったはず、しかし社保庁がレセプトを抜き取ってうまく誤魔化していたという意味らしい。

このような行為を認めた職員によると、社保事務所は医療機関にこのことを知らせず税金から支払っていたというからから驚き。ここまで問題が明らかになって初めて、世間知らずの私には、全国の各社保庁事務所に、上部期間から厚生年金加入の達成率という数値のノルマが課せられていたという締めつけの存在と、この問題との関連が解り始めた。

各社保庁事務所は、脱退が明らかになると数値が落ちることを恐れて、こんなバカな誤魔化しをしたのだろうが下っ端の役人ではできる話ではない。またそんなことをやる理由もない。

うがった見方だろうが、恐らく事務所長あたりが、数値目標が達成できないと自分の出世に差し支えあるので、こんな手段を考え出して部下にやらせていたのでは・・・。いや所長たちに教えた奴がもっと上にいたのかもしれないと考えられないこともない。こんな誤魔化しが日常的に上からの指示で行っていたのでは、本金記録の改竄はもとより、医療保険制度が破綻するのは当然だろうと改めて怒りがわいてくる。

ところで少し話がそれるが、私も資格者になったらしく(ありがたくないが)9月から介護保険料というものが徴収されるようになったようで役所からその請求の書類が送られてきた。その日にちが(あとで調べたら)9月17日とあるから、届いたのは多分18か19日だろう。そして、これも後で確認したが納入期限が9月30日とあった。

それを見落としたのはミスに違いないが、当時は北海道に出かける準備で慌ただしく、まして嬉しくない通知なので、帰宅してからで良いだろうと思い、帰宅してすぐの月曜日(10月7日)に郵便局で振込、これで一見落着と思い介護保険などという話題などすっかり忘れていた。

ところが、先週の金曜日(10日)になって、その督促状が届いたのには驚き。当初、何のことかわからず、エッ何でまた払うの・・・と思ったが、『督促状』とあるので未納の通知らしい。

役所が発した日にちを見ると5日となっている。確かにその時点では未納。大急ぎで領収書を探したということがあった。私の場合は保管しておいたから良かったが、払っていないと勘違いして二重に振り込む人も多いのではないだろうか。

役所としては間違いない措置だろうが、資格者になった日が8月後半。それを9月17日に知らせて、30日までに6000円を振り込めというのはちょっと無理があるのではないだろうか。さらに、1週間納入が遅れただけで、督促状を送りつけてくるとは・・・。

それだけ不払いの人が多いのかもしれないが、今まで期限に遅れたことがない人間に対してまでも督促状を送りつけてくれるのは親切過ぎるのではないだろうか・・・と皮肉りたくなってくる。

それよりも、例の役にもたたない『年金特別便』なる親切なお便りと同じで、市役所も費用節減と言いながら、何という無駄なことをしなければならないのだろうと、呆れてしまったという話題・・・。

同じような経験をしている方も多いのではないだろうか。(田舎親父)

2008年10月19日 (日)

ますます賑やかになりそうな気がする・・・

 昨日、いったん大阪府の代執行の話題を掲載した。すぐに京都の友人から『事実認識が違う、この書き方では誤解される』という指摘があったのでいったん記事を消去、改めて友人の情報を基に書き直して掲載することにする。

 先日、保育園の野菜畑の代執行のニュ-スが目にとまった。あと10日ほど待てば園児たちがイモ堀りができただろうに、気の毒なことと思い、昨日『日本人の感性を奇怪しくする悪魔のようなものの足音が聞こえるように思えてしまう・・・』という大袈裟な書き出しをしてしまった。

 その記事によると、大阪府が16日に代執行を強行した土地は、私立の保育園が所有しており、20年程前から園児たちの野菜畑として利用していたらしい。そこが第二京阪道路の建設予定地になり立ち退きを迫られて、5年程前から用地買収の交渉が行われていたが保育園側は『大切な食育の場』と話し合いを拒絶していたという。

 この道路が必要なことは理解できる。恐らく現在の京阪道路の渋滞や混雑が限界になったので、かなり以前から第二京阪道路が計画されていたに違いない。早く建設にかからないと、どんどん開通が遅れるという事情もあったことも推察される。その意味では、この土地を強制的に買収するのはやむを得ない方法だっただろう。

 しかし、あと10日ほどすれば園児たちの『イモ堀り』行事が終わるという時期、園児たちは見ていなかったらしいが、100人もの人間を動員して(人件費も当然相当額になるだろう)イモ畑を蹂躙する行為をそれほど緊急に行う必要があったのだろうか。『何故、もう少し待てなかったの・・・』という疑念は払拭できない。

 と書いたが、友人からの情報では、事実はかなりちがって保育園側の反対運動が激しくて5年も交渉していたのにまったくラチがあかず、府としてはやむ得ずの強制的な執行だったとのことらしい。

 となると、私の認識不足というか記事を精読しなかったことが原因、まさに不徳のいたすところと納得するが、あと少し待てば世論も(当然私も)当たり前と、代執行を支持したはずなのに、何故待てなかったのかという気持ちは消えない。

 知事が言う『府はこれまで誠実に交渉してきた。供用開始が遅れると通行料で6億、7億円の損害が出る。申し訳ないが理解していただきたい』というコメントも、10日程遅れたらこんなに損失が出るのか、この程度の遅れなど工事の進め方でなんとでもなる誤差の範囲だろう・・・にという疑問も残る。

 『せめてイモ堀り行事まで待ってほしい』という要望には『なぜ2週間早くイモ掘りをしなかったのか。もっと早く園児を喜ばせる方法があったはずだ』と、逆に保育園を批判しているとの記事から推察すると、この時期をねらって代執行をすることによって、知事には『俺に逆らったから・・・』という見せしめの気持ちがなかっただろうか。

 就任以来の知事の言動には『全て自分のやっていることが正しい』という雰囲気があるのが気になっている。保育園側の『どうしても反対』という強硬な態度に業を煮やしたことは理解できるが、あまりにも大人げない強権発動という気もする。

 園児の心が傷つくということを全面に出すやり方、謂わば、子どもを人質にとっての反対という保育園の姿勢には賛成できないが、実際に心に傷を負う園児が多いということも忘れてほしくない。

 ところで少し話は変わるが、この知事には『教育とは学力?の高めることで、そのためには手段を選ばない・・・』というという気持ちが潜んでいるような気がしてならない。

 その現れが、学力テストの点数で最下位だったことに激怒して、テストの点数を上げるためには手段を選ばずで、教育委員会を恫喝してテスト結果の公表を迫っていることがマスコミによって取り上げられているという現象ではないだろうか。

 先日、自らの失言で国交相を辞任したナカヤマという大臣が、かって文科相時代に『学力テストは日教組の強いところは学力が劣っていることを証明するために始めた・・・』と堂々と発言していたが、知事はどう聞いているのだろう。

 偏差値教育で育った秀才?には、教育とは偏差値を高めることであり、学力テストが偏差値を計る最高の方法、偏差値を高めるためには学力テストの点数を上げること、という極めて単純な思考回路ができているのではないだろうか。

 知事の恫喝が効き始めたらしく、公表すると決めた自治体が増えているという。結果的に、学力テストの点数を上げることが至上命令となり、現場では点数を上げるための授業が日常的に行われるだろう。

 その結果、大阪の点数と順位は上がるかもしれないが、その引き替えに教育に一番大切な、好奇心や相手を思いやる心を育てることがおろそかになり、『心の荒廃』が進むのではないだろうか。

 賑やかな大阪が、ますます賑やかになりそうな予感がする。(田舎親父)

2008年10月18日 (土)

北京の二の舞・・・・

 たった今、京都の友人から大阪府の代執行について、私の事実誤認あると指摘があった。確かに、保育園側の態度についてあまり考慮しなかったので、誤解を生じる恐れがある。このことを反省しいったん記事を消去し違う話題を掲載する。この問題は後日述べたいと思う。

プロ野球のセリ-グでは13ゲ-ム差を逆転して巨人が優勝。カネにあかして他球団の主軸打者や先発救援投手のトップクラスの選手をかき集めているのだから、13ゲ-ム差がつけられたことが不思議であって、本来ならば最初から独走していなければ変。

監督にも選手たちにも気の緩みがあったようで、後半になってどうしても優勝したい誰かが選手たちの目の前に『さらなるニンジン』をぶら下げた結果、本気になったという筋書きでは・・・と思っている。ならば13ゲ-ムどころか20ゲ-ム差だって、簡単なもので驚く必要はなさそうだ。

気の毒なのは阪神。すっかり優勝気分になっていたのに、まさか13ゲ-ムは追いつけないだろうと、タカをくくっていた嫌いがあったようだ。その結果、監督が恥ずかしいと辞任を申し入れ、結局は辞任が認められて次の監督が決まったようだ。

常識的には責任をとって辞めるべきかもしれないが、こんな凄い戦力をかき集めたメガ球団(阪神も同じかもしれていが)相手によくやったということで、もう一度挑戦し直して来年の雪辱を期しても良いのではと思いもしないでもないが、辞任した監督は徹底的に自信喪失。来年も絶対勝てないと思い込んだのでは・・・・。

クライマックスシリ-ズでも阪神は巨人の敵ではなさそうなので、オリンピックで監督につぶされた投手を見事再生させて、三位を確保した中日に巨人を叩きのめしてほしいと思うが、優勝したチ-ムが日本一の競えないシステムは大リ-グの物真似だろうが、何かしっくりとは賛成しかねる。

ところで、北京大会を最後に野球がオリンピッ競技から外れるが(それを見越したわけでもなかろうが)野球が盛んな国が集まって、野球のワ-ルドカップのような大会が『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』という名称で数年おきに行われるようになったという。

第一回は一昨年行われ、王監督率いる日本チ-ムが優勝したことは記憶に新しい。その第二回大会が来年3月に行われるようだが、その監督を誰にという話題がこのところマスコミを賑わしている。

いろいろな名前があがっているが、結局は北京オリンピックであの無様な負け方をしたホシノという御仁が再度采配を振るらしいというニュ-スに、本当にこれほどまでに人材がいないのかい・・・という思いをしてしまう。

ホシノ監督となると優勝などまず期待できないことは(この小欄の8月23日にも掲載してあるが)、野球には全く素人の私でさえ首を傾げた北京オリンピックの選手起用を見ても確実だといわざるを得ない。

それ以前に、北京で煮え湯を飲まされた選手たちが納得するとは思えない。いろいろな圧力で選ばれたら参加するだろう学校、はたしてホシノ監督のいうことを死に物狂いで実践するだろうか・・・となるとあまり期待できないだろう。

オリンピック前までは、監督自らが日本のエ-スだと持ち上げていたダルビッシュ選手もあの起用法ではプライドが傷つけられただろう。平凡なフライを落球しても何ら動かなかないのでは投手が気の毒。恐らく和田選手もこの監督の下では働きたくないのではないだろうか。

またすでに、第一回のWBCで大活躍して日本の優勝に貢献したイチロ-選手は『ホシノ監督なら参加しない』と言っていると報じられている。王さんは大リ-グで活躍している選手を全員招集する、と言っているらしいが、いくら『神様王』の力でも無理だろう。イチロ-選手が参加しないとなると、集まる選手は北京の時と同じ程度がそれ以下、とても強力になるとはとても思えない。

私には野球世界一を決める大会なんてどうでも良いことで、日本の成績なんて関係ないが、このあたり監督を選考する立場の人たちはどう考えているのだろう。(田舎親父)

2008年10月17日 (金)

野菜ぐらいはと自国自給を・・・

 一昨日から昨日にかけて、またまた中国産野菜に農薬混入・・・と大騒ぎしているが、よくぞまあ次々に、これだけ中国産の野菜と農薬の残留あるいは混入の事件が起こるものだと感心すらしてしまう。

 毒ギョ-ザ事件の時は、『JT(日本たばこ)――生協』というラインだったが、今回は『ニチレイ――イト-ヨ-カド-』というコンビ。どちらも消費者から見ると『信じるに値する・・・?』と言われている大手企業・・・。

 ところがこの信じるに値する?ニチレイが中国から輸入した冷凍食品『いんげん』から基準の約3万4500倍にも高濃度の農薬ジクロルボスが検出されたというから大変。この濃度は原液に近いというから、これを食べた50代の婦人が体調異常になるのは当然である。入院はしたものの軽い症状ですんだのは奇跡的?なのかもしれない。

 その後の報道を注意深く見守ったが、毒ギョ-ザと違って、被害にあったのはこの婦人だけで、同じ製品を購入調理して食べたとみられる人からの健康被害の報告はないとのこと(数件あったらしいが、ジクロスボスとの関係はなかったらしい)。これは何とも摩訶不思議というか何か変に引っかかる。

 いくら衛生管理がいい加減(実際にはかなり徹底した製造管理がなされているらしいが・・・)だと思われている中国製の冷凍食品であっても、これほどの濃度の農薬が製造時に混入するなど考えられない。万一重大な過失があって製造過程で混入したとなると、他にも健康被害がでないと奇怪しいことになってしまう。

 実際に同一の場所に並べていた同じ製品を全て調べても異常はないという。だとすると、誰かが意識的にこの一袋に原液を注入したと推理するのが一番無理がないが、イト-ヨ-カド-の店主と従業員が見た限りでは、穴のようなものは一切なく、警察の詳しい調査でも、購入して食べた女性がハサミで切った以外には一切の混入を推理する外的な要因はないという。

 輸入したニチレイでも記者会見した社長が『製造時に混入することはありえない』と明言しているほどだから、余程製造管理には自信があるのだろう。中国での混入が絶対ないとなると、うがった見方をすると社長の本心は『わが社の製品に悪意を持って混入したのでは・・・』と確信しているようだ。

 まさか『このご婦人の一人芝居では・・・』と思っているとは思えないが、注射器の針穴すら見つけられないとなると、ひょっとしてその可能性もあるという思いが、この社長の心の底に潜んでいるのかもしれない。

 真相はこれから解明されると思いたいが、毒ギョ-ザ事件も未解決となるとあまり期待できそうもない。今後も、マスコミはしばらくは(視聴率が稼げる間)どこで誰が何の目的で混入させたのかと大騒ぎが続くだろうか、結局はウヤムヤになるのではないだろうか。

 ニチレイとイト-ヨ-カド-は自主回収をすすめているというが、この程度の損失は両社にとって大したことはないだろう。多少のイメ-ジダウンは避けられないと思いながらも、マスコミの騒ぐ間は中国製の冷凍食品の製造販売は自粛する姿勢を見せるだろうが、数カ月後には同じような製品が並ぶことは間違いあるまい。

 『メタミドホス』という農薬は例の毒ギョ-ザ事件で一般的に広く知られるようになったが、今回の事件で『ジクロルボス』という農薬も一躍『有名な農薬の座』につくのではないだろうか。

 このような農薬などの名前が一般的に知られるようになることなど決して歓迎したいと思わないが、金儲けが唯一の目的で日本企業が中国産の野菜や現地で製造した冷凍食品を輸入販売するということを続けている限り、次々に新たな農薬名が現れるに違いない。

 私は現在ダイコンと白菜を無農薬で作っている。夏場はキュウリとトマトを栽培しているが、我が家では食べきれず、近所におすそ分けするほどの収穫がある。

一坪足らずの畑でさえこれほどできるのだから、ほんの少しの知恵を出して生産者と消費者とが協力できるシステムさえ作れば、日本人が食べるほどの野菜など外国に依存する必要がないのは自明のこと。

 そろそろ、日本人一人一人が本気で食料の自給率を高める努力をする時期にきたのではないだろうか・・・。(田舎親父)

2008年10月16日 (木)

自販機に防犯を頼るバカバカしさ・・・

 昨日取り上げた前田某という議員も愛知出身の比例代表選出の衆議員議員である。このところ愛知を舞台にする犯罪や事件が多いのが気になる。どうやら愛知は福岡や大阪に引けをとらない賑やかな府県になった感がする。

 これも愛知で起きた事件。13日未明、愛知県豊橋市の岩田運動公園で110番通報装置や防犯カメラを備えた自動販売機のカメラが壊されたり、落書きされているのを通行人が見つけ、たまたま近くを通りかかったパトカーに通報したという記事を、ネットで見たのは一昨日の朝。

 その時は、『そんな自販機があるのだ・・・』と思っただけだったが、テレビのニュ-スでその自販機の通報装置や防犯カメラなどの仕組みや、さらにタレントを用いた使い方までの説明を見るに至っては、よくぞこんなバカバカしい自販機を設置したもの・・・という思いを強くした。

 この防犯自販機(と言って良いのかどうかは別にして)は日本で最初に導入されたものだという。防犯装置が付いているとなると、一見市民の安全・安心に役立つような思いになるが、自販機にまでその役目を持たせるとは、お門違いも甚だしいと思うのだが、いかがだろうか・・・。

 一市民が通り掛かった時刻が午前1時30分とあるが、真夜中に真っ暗?な運動公園を歩いている人がいることがまず気になる。余程この地域の人たちは夜中に歩くのが好きなのだろうか・・・。

 そして、たまたまパトカ-が通り掛かったというのもなにか違和感がある。本当にたまたま通り掛かったのだろうか、ひょっとして、この地域は犯罪が頻発しているので意識的にパトカ-が巡回していたのではないだろうか。

 もし犯罪が頻発していたとすると、安全・安心を売り物にした、このような自販機を設置するのは最高の宣伝効果。このあたりが防犯自販機を設置したコカコ-ラの関連会社の本当の狙いでは・・・。

 何度も書いていることであるが、どうも現在の日本人には『安全・安心は他人が守ってくれるもの』であって、守れないのは警察や消防、あるいは役所の係員の責任。『いかなる場合でも自分には何一つ過失がなく、全て襲う奴が全て悪い』という意識が完全に定着しているのではと思えてならない。

 ささいな原因で人の命を奪ったり、秋葉原での無差別殺人のような悲惨な事件や、独り暮らしの高齢者の命を奪うという卑劣な犯罪も毎日のように報じられている。

 そんな犯罪を犯す奴が悪いのは当然で、そんな輩を一切弁護する気持ちはない。犯人を厳罰に処すことにも異論はない。さなければ、犯罪が野放しになるだけでなる、普通に生活していて殺害された被害者が浮かばれないからでもある・・・。

 しかし、真夜中に酔っぱらって公園や道路に寝ていたり、挑発的な服装の女性が人通りのない寂しい場所での一人歩きとなると、全く意味がちがってくるのではないだろうか。無防備に夜中に一人で歩いていて犯罪に巻き込まれるのは当たり前・・・という恐れを全く持たない感覚の方がむしろ変なのでは・・・。

 一昔前のモラルが確立していた頃には、そんな人間を見ても、即襲うことなどしない理性が心の中に生きていたが、金儲けしたものが勝ち世界、そのためにはなんでもアリの社会になってしまった現代では、それらは『犯罪を誘発する』最たる原因になるのは当然だろう。

 カネや性に飢えた輩にとっては、これらは『かっこうの餌食』となることは間違いないはず。決して犯人の肩を持つつもりはないが、襲いたくなるのも理解できないことはない。

 この事件の報道から感じることは、日本人の防犯意識がここまで落ちてしまったのかという思い・・・。そして、安全を自販機に守ってもらうのではなく、ほんの少しの自衛精神を持てば犯罪は少なくできるだろうに・・・という思いである。

 私は、本来ならば、自販機など必要のない『人の繋がり』で生活できる環境が望ましいと思っているが、いかがだろう・・・。(田舎親父)

2008年10月15日 (水)

民主党に、こんな議員がいるとは・・・

 昨日に続いて民主党の気になる部分を・・・。

 民主党に前田某という比例で東海地方から選出された議員がいるらしい。この議員の資金管理団体が一昨年だけで『マルチ商法』業者らでつくる団体や業者から『講演料』などと称して1000万円以上の多額のカネを受け取っていたという。

 前田という議員は国会でもマルチ商法の業者を擁護する発言や、質問を繰り返してきたというから、本気でこの業界のために骨を折っている人物のようだ。

 マルチ商法は最近では『ネットワークビジネス』とも呼ばれているそうだ。なかなか美味いネ-ミングであるが背後には誤魔化しの発想があることは間違いなさそう。

 確かに人のネットワ-クがなければ成り立たない商売だろうが、完全に合意されたネットワ-クではなく(言葉を選ばないで表現するなら)自分の儲けを主体にした、ウソ偽りも交えたご都合のネットワ-クを標榜しているのだから『ネットワ-クビジネス』などと流行りの名前は混乱するだけ。

 金銭の配当だけを目的として無限に会員を集める『ねずみ講』とは違い、『マルチ商法』は商品やサービスを提供するため合法とされるが、目的を告げない勧誘や品質などの偽りが多くその場合は特定商取引違反となるとのこと。

 しかし実際には『マルチ商法=ねずみ講』という形態が多いようなので、ネットワ-クビジネスなどと呼ばないで、やはり『マルチ商法』といった方がわかりやすく、被害にあう確立は少なくなるのではないだろうか。

 ここになって急に前田某の『マルチ商法業界からの献金』などを新聞が報道したのは、政府や自民党、宗教政党の意図があるという情報もあるそうだが、少なくとも庶民の味方をかかげている政党に所属する議員としては『マルチ商法』を合法だと実践している業者が作る『ネットワークビジネス推進連盟』なに業界団体や、関連する複数の業者からの資金提供を受けるのは感心することではない。

 しかもその業者の中に、昨年度経済産業省から『特定商取引法違反(迷惑勧誘など)』で3カ月の業務停止処分にしたとみられる業者名も含まれていたというから、社会通念では許しがたい。

 この報道を受けて、民主党の鳩山幹事長は『献金に違法性はない』という認識を示したと報道されているが、本気なの・・・と口あんぐり状態になってしまう。

 確かに、どこにも『ネットワ-クビジネス(マルチ商法)』そのものが違法だとは書いていないかもしれない。しかし、実際に法律の網をくぐりながら被害者の迷惑など考えないで商売している業者の存在が報じられ、被害者の悲惨さが繰り返し報じられている。

 違法性を断じることは出来ないまでも、道徳というかモラル上かなり問題があることは確か、それを擁護するとは何事。これがこれから次の内閣で日本の政治を正常に動かせる期待を寄せられている民主党という政党の幹事長の言葉だとはとても思えない。

 鳩山サンは党の副幹事長が前田某から事情聴取していることを明らかにした上で『国会質問の中身などもよく精査し、きちんと対処したい。ダメージを最小限に食い止めるべく努力をしている』と述べているようだが、要は何とかこの問題を幕引きにしたいという焦りにしか聞こえない。

 前田某という男は業界擁護の国会質問を活発に繰り広げていたと同時に『次代を担うネットワークビジネス』という著書も出し、業界関係者からは『ありがたい存在』ともてはやされていうから困ったもの・・・。

 また、この男は国民センタ-(これも実態がはっきりしない、高級官僚の天下り用に作られた組織だと思うが)が出したパンフレットに『ネットワークビジネスと称して友だちを勧誘し、会員にすることでマージンを得るというマルチ商法が広がっている』と書いてあることに、『ひどい話で、業界の全否定だ』と抗議したというから、マルチ商法と知っていながら『ネットワ-クビジネス』と誤魔化している業界ベッタリの体質は疑う余地はないだろう。

 こんな男が民主党の議員に存在する事自体許せないが、この政党はある意味烏合の衆の集まりだから仕方ないのかもしれない。それにしてもハトヤマ幹事長が『違法性がない』というこの男の擁護とも聞こえる発言には大いに違和感がある。

 次の選挙で本当に政権を担当する意志があるのなら、この議員を何らかの処分をして、国民に『我が党はマルチ商法には一切かかわっていない・・・』という姿勢を出すことだと思うが、小沢サン・鳩山サン・管サンはじめ民主党の幹部諸氏、いかがだろうか・・・・。(田舎親父)

2008年10月14日 (火)

民主党が怪しくなってきたぞ・・・

 信州安曇野で遊んで来たので二日程休載してしまった。雲南旅行の仲間達だったので、ついついアルコ-ルが進み、帰宅して完全にダウン。昨日は食べものを一切受け付けず、飲まず食わずで一日寝て暮らす始末。改めて自分の歳を感じてしまい反省しきりである・・・。
 旅先でロス疑惑の容疑者としてサイパンからロスに移行された三浦某が自殺というニュ-スを知った。新聞やテレビがこの男の子とを『三浦容疑者』というなら理解できるが、揃って『元社長』と表現するのも不思議といえば不思議、何か弱みでも握られていたのかと勘繰ってしまう。
 それはともかく、この男が真犯人だったがどうかはわからないが、ロスに移送された時点で、殺人罪が確定するという恐怖心が発作的に自殺という手段を選ばせようだ。

 あるいは、これほど巧妙に自分を演出して日本で無罪を得た男のことだから、自殺未遂という演出をしたのが、最後のところでシナリオが狂って本当に自分の命を落したのかもしれない。最後まで疑惑にまみれた男だったというしかない。

 ところで、どうも最近の民主党は焦っているとしか表現できないような不可解な動きが目立つのが気になる。解散ということがまず前提にあって何とか『アッソウ首相』から解散という言葉を引き出すためには、主義主張もさえ変えてしまうようなだらしなさを感じる。国民のためにという政治家にとって一番大切な倫理がなくなってしまっているような気がしてならない。
 補正予算の成立をさせて、首相に解散先送りの口実を与えないという戦略ということに関しては理解できないことはないが、これまで基本的には反対していたインド洋での給油活動を続けるというテロ特措法も一緒に成立させることに納得できるものではない。
 なぜそんなに民主党は解散・総選挙を急いでいるのだろう。選挙が遠のくとカネが続かないからだという識者は多いが、本当にカネのために自分の考えまで売り渡しているとなると、こんな政党が政権を担当したとしても現在の政治と何ら変わることはなさそうだ。
 ガソリンの値上げで生活が一段として厳しくなってきた多くの国民からは『何故、アメカリの艦船に無償で油を提供しなければならないのかよく理解できない』という意識が広がっているのが現実ではないだろうか。
 政治音痴の私には、むしろはっきりとこのことを国会で堂々と議論していけば、自公政権の矛盾が明らかになり、国民からの信頼は得られてますます選挙で勝つ体制が作られていると思うのに・・・である。

 『小沢一郎』という民主党の党首はブレナイということに関して一定の評価をしてきたが、今回の戦略(戦術だと思うが)変更にはがっかりさせられる。
 『年金記録問題』や『後期高齢者医療制度』の問題がますます大きくなっているのだから、しっくりと構えてこちらの問題も国会で議論し、『年金と医療』を争点にすれば、政府の答弁が行き詰まり、かえって早期にアッソウ首相から『解散』という言葉が得られるのでは・・・。 
 そして、間違いなく選挙に勝利するのでは・・・と思うのだが、小沢という党首は何を考えているのだろうと思う昨今である・・・。(田舎親父)

2008年10月11日 (土)

行き詰まると組織名を変える誤魔化し・・・

 この1日から、社会保険庁の政府管掌健康保険(中小企業の会社員ら3600万人が加入)を運営してきた部門が同庁から切り離され、非公務員型の公法人『全国健康保険協会(協会けんぽ)』となったという。

 政管健保の保険料率は今までは労使折半して8.2%で全国一律だったが、医療費抑制を実現した地域は保険料が下がる半面、抑制できない場合は負担を重くして国の負担を少しでも少なくするというピンボケ発想で、来年9月までに都道府県支部ごとに違う保険料率にするというが、ちょっと視点がすれているように感じてならない。

 都道府県によって負担に差があって良いのだろうか。医療費を抑えることには異論はない。地域が努力をするのは当然だと思うが、その基本的な施策は国が示すべきではないだろうか。

 地方格差が急速に進む中、過疎の自治体はいかに疲弊しているかは、現地を訪れたらよく分かる。医師がいなくなったり、公立の病院が閉鎖に追い込まれるのは日常茶飯事。うっかり病気にもかかれないどころか、病気になっても行き先もないのが現状・・・。

 憲法25条に明記されているように『全ての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』とあり、そのために『国は、全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない』とある。

 そのまま解釈すれば、医療保険は『国の責任』で行うべきであって、居住する地域によって、医療格差があってはならないはず、それを『医療費』が高騰して国が支えきれないからといって地方自治体に押しつけることは明らかに憲法違反だろうに・・・。

 厚労省の役人たちは、どんどん年金や医療保険などカネが入ってくる時代に、そのカネを自分たちの都合で湯水のように使うために『社会保険庁』などの組織を作り、散々美味い密を吸ってきたのに、運用のデタラメさが露呈し年金が社会問題になったら、社保庁を名前だけ付け替えた別組織に移行するという誤魔化しで、国民目を欺こうとしているが、この『協会けんぽ』も同じ発想では・・・。

 その発足したばかりの『全国健康保険協会』が、岩手県など5県の計1025人に対して、10月分の保険料を二重請求していたと発表したというが、仕事のずさんさは社保庁と全く変わらず、組織の名称が変わっただけで体質的には同じだったようだ。

 全員に電話で謝罪し、二重納付した人には返還するというが、そんなことは当たり前だろう。既に前納していた人をリストから外さず請求していたとの言い訳に、全てのデ-タ-はコンピュ-タで処理しているはずなのに、その引き継ぎすらできていないのかと呆れてしまう。

 『協会けんぽ』の職員2100人で社保庁からの横滑り、300人を民間から採用したというが、一般公募したのかどうかも疑わしい。こんな組織では、年金と同じで今後も同じようなミスが続出し、ついには『年金特別便』ならぬ『医療保険特別便』というのが届く日もそれほど遠くなさそうだ。(田舎親父)

明日から都合により数日休載の予定。

2008年10月10日 (金)

NHKにもの申す・・・

 8月にも取り上げたが、NHKの甘い体質には驚きを隠せない。万引きやカラ出張、あるいは悪質なセクハラが発覚して懲戒処分(それも極めて甘く、退職金をゴマンと払って辞めていただく依願退職)を受けた連中が、いつの間にか関連会社の重要なポストについていたということは庶民には到底納得できない。

 NHKは外部から経営改善委員を迎えて、その体質を変える努力をしていると宣言しているが、外部委員のセンスが庶民のそれとはほど遠く、こんな誤魔化しを平気で認めているのでは、とても改善などと言えるものではないことは明らか。

 こんな事実に、担当者は『依願退職して責任を取り、報道で社会的制裁も受けた』と開き直り、大甘の『依願退職』をさせていながら『社会的責任を受けた』とは、よくいうものである。『知識と見識を発揮してほしいから・・・』とのことだが、犯罪者の『知識と見識』を借りないとやっていけないとは情けない。

 ところで、先日『NHKが5人の歌手を紅白から名前を消した』との報道に、何のことと思い読んでみた。

 記事によると、週刊誌に9月に開かれた暴力団組長の誕生日を祝うゴルフコンペに細川たかしはじめ5人歌手が参加したとすっぱ抜かれたそうだ。そのために、これら5人の歌手の番組出演を『当面見合わせる』ことを決めたという。

 他の歌手は小林旭・中条きよし・角川博・松原のぶえだとのこと。これらの歌手の名前はベテラン(高齢者)であることに加え、かなりの頻度でNHKの歌謡番組に出ているので芸能音痴の私でも知っている。

 全員が暴力団の組長の誕生祝いに参加していたことを認めたからというが、『当面見合わせる』という処置の甘さが、まさにNHKらしいと呆れを通り越して笑ってしまった。

 圧倒的多数の一般的庶民はマスコミが持ち上げてチヤホヤするものだから、テレビで活躍する芸能人は憧れの的。そのことを利用して人気の芸能人を広告塔にして、様々な商品を宣伝するのが大流行。

 中には如何わしい商品もかなり含まれているが『ギャラさえ手に入れば庶民が騙されようが知ったことではない・・・』『人気が出るためには絶好のチャンス・・・』とばかり、声がかかれば(カネになれば暴力団の幹部であっても・・・)、とにかくなんでもチャンスにしたいという、あさましい芸人根性が共通しているらしい。

 NHKは商品の宣伝こそしないが、視聴率を稼ぐためには人気芸人を番組に出すことが手っとり早いので、相当高額のギャラ(多分庶民感覚をはるかに越えているのだろうが)を払って出演させているのが現状。特に大晦日の『紅白歌合戦』などはこれら芸人のオンパレ-ドといった感がある。

 暴力団の犯罪があとを絶たない。ピストルや刃物が関係する凶悪事件が新聞・テレビを賑わすが、北海道の滝川市だったかで生活補助を悪用してタクシ-代金として2億ものカネをだまし取るという事件も起こっている。

 そんな大金を言われるままに支払った自治体の職員も職員だが、不正が明らかになった以上そのカネを国に返済しなければならないという。当然だろうが、その暴力団員には支払い能力がないとなると、市民の税金で返済となる事も当然。疲弊している地方自治体にとっては、決定的なダメ-ジになるだろう。

 こんな馬鹿馬鹿しく庶民が犠牲になるような悲惨な事件をなくすためには暴力団を根絶やしにしなければならない。国や自治体、警察をあげて『暴力団追放』という運動を展開しているのに、芸人たちは平気で暴力団との付き合いを続け、細川たかしなどという輩は暴力団の親分の誕生日を祝うゴルフコンペに尻尾を振って参加しているとは許せない行為である。

 大麻を吸うことはもちろん所持していても犯罪。このため大相撲の力士が馘首、相撲界を追放されているという事件が最近報じられた。これを世間は当然と受け止め、厳しすぎるという声は少ない。

 ところが芸能人になると事情が違ってくる。大麻所持がバレて逮捕されても、暴力団との関係したという事実があっても、しばらくは謹慎させながら、ほとぼりが醒めるのを待って少しずつテレビに出演させ、世間の反応を見て、大丈夫となるといつの間にか復活させてきたのがいままでの悪例・・・。

 今回のNHKの『当面は見合わす・・・』などはまさにこの例で、ほとぼりの醒めるのを待っているだけ。これでは、いくら『暴力団追放』などと言ってもカラ文句。

 この際、これら5人をNHKは『こいつらを永久追放、今後一切番組に出さない・・・』という処置をするべきだろうと思うのだが・・・・。(田舎親父)

2008年10月 9日 (木)

製造中止で解決するのだろうか・・・

 昨日に続いて食品の話題を・・・。
 最近何かと話題になっている独立行政法の一つである『国民センタ-』が、『こんにゃく入りゼリー』を7月に食べた1歳10カ月の男児がのどに詰まらせて意識不明に陥り、先月20日に死亡したと発表した、という報道があったのはこれも旅行中のこと。
 『こんにゃく入りゼリー』による窒息死事故は平成7年以降17件目で、7歳以下の子供の事故は10件目だという。この事故に関して野党の党首からの製造禁止要請が政府に提出されたり、消費者担当大臣が自主回収を求めたりと、製造企業に圧力が強まっていたらしい。
 その圧力に屈したのか、一昨日この『こんにゃく入りゼリ-』の圧倒的なシェア-を持つ『マンナンライフ』という会社が、製造を中止すると発表したというニュ-スに、ちょっと違うのでは・・・と思った人も多いのではないだろうか。
 『全日本菓子協会』と『全国こんにゃく協同組合連合会』、そして『全国菓子工業組合連合会』(いろいろと業界団体があり、利権が複雑に入り込んでいることがよく分かるが)は昨春に『こんにゃくゼリー』による死亡事故が2件相次いだことを受け、昨年9月に事故防止対策をまとめたという。
 危険防止の表示を大きくすることに加え、『関係企業や関係団体が『こんにゃく入りゼリー』の事故情報を入手した場合は、すみやかに3団体で作る対策会議事務局に報告する』という内容だったそうだが、警告表示は大きくしたものの、今回の事故に対してマンナンライフ側は関係団体に報告せず、事務局が事故情報を得たのは、農林水産省から連絡があった9月になってからだというから、会社としての対応は極めて不味かったことは否めない。
 これに関しては責任の所在を明らかにする必要があるだろうが、『こんにゃく』は繊維質が多く低カロリ-の食品として昔から食べられている、我が国の誇る素晴らしい食材の一つ、そこに目をつけて『こんにゃくゼリ-』なる製品(私の好みではないので食べないが)を考え出したのは素晴らしいアイデア。簡単に製造中止にさせて良いのだろうかという疑問はぬぐえない。
 7月から意識不明になった幼児の家族の方の気苦労を想像することは難くない。意識不明になった子どもを見守る両親の気持ちは想像するだけで胸がつかえる。意識を回復することなく亡くなったことに心から哀悼の辞を差し上げたいが、この一方で、親がほんの少しの注意をすれば避けられた事故ではなかったかという思いも去らない。
 以前にも記したが、喉に詰まる食品は『こんにゃくゼリ-』だけではあるまい。保存食の代表で、日本の文化・伝統で『ハレの日』には必ず食べられる『餅』などは、喉を詰まらせる危険性のある代表的な食品である。餅を喉に詰まらせて死亡する事件・事故も毎年のように繰り返されている。
 だったら、餅の製造も中止にしなければ(あえて差別用語を使うが)『片手おち・・・』だと思うのだが・・・。
 『田舎が元気でなければ この国の未来はない』という主張で活動している私には、田舎の活性化が日本の未来を明るくする唯一の手段だと確信している。目に見えて進んでいる過疎化、高齢化によって疲弊している田舎の現状は、緊急に解決しなければならない大問題。
 世の中全てが、都会での生活が『便利で快適』と思い上がった宣伝をする今日の風潮では解決の道筋が見えてこないことも事実。単に観光や都会からの人を呼ぶのではなく、地場産業を生み出すことが重要と、いろいろな人が努力を重ねている。その中にあって、『こんにゃくゼリ-』などは、最高傑作に値するのではないだろうか。
 いつも記していることであるが、最近生きることに対して『自己責任』が無さ過ぎる。誰かが守ってくれる、というより守ってくれるのが当たり前で、流通するものは全て安全という意識が強くなり過ぎているように思えてならない。
 食品に限らず、犯罪に対しても同じ。先日取り上げた留学希望者を騙すテクニックに簡単に引っかかるなどもその典型。自分で『この話は大丈夫なのか・・・』と考える能力が極端に落ちているように思えるが、いかが・・・。(田舎親父)

2008年10月 8日 (水)

恐ろしい世の中になったものだ・・・

 いよいよス-パ-に並んでいる食品は危なくて口にできない時代になったようだ。特に包装紙の裏面の産地や製造地などの欄に『中国』という二文字が記載してあるものは、いくら安くても、また美味しいと評判なものでも購入しない方が無難なようだ。

 数年前、こんなに安くて大丈夫なの・・・と言いながら外見は全く変わらないので、たちまちのうちにス-パ-などの食品売り場を席巻した中国産野菜、その一部に基準値以上の残留農薬が付着していたことで人気が落ちて、最近では『中国産野菜』を探すのが難しくなってきたのは、国産品特に地場の野菜を推奨する私には好ましいこと・・・。

 しかし、それに代わって、日本企業が現地法人を立ち上げて中国で製造して食品を輸入するケ-スが増えているのは困ったこと。どこで作ろうが企業のかってなのだろうが、農薬の残留や毒性の化学物質の混入などは勘弁願いたい。

 メタミドホスなんて農薬に使われる物質の名前など、普通に生活している限りまず聞かないし話題になることはないはずなのに、これだけ何回も新聞やテレビでこの種の名前を報道するので誰もが覚えてしまい、今や流行語の一つになってしまっている。

 発端はJT(日本たばこ)の関連会社が中国で製造、生協が販売していた冷凍ギョ-ザにメタミドホスが混入していて、知らずに食べた子どもが一時意識不明になる事件だったが、次々に関連する事件が発生。つい最近は、メラミンなる食品には無縁の有害物質が乳製品に混入している事実が明らかになっては、いよいよ『中国』という二文字の記載してある食品の安全性は限りなくゼロに近くなってしまったようだ。

 そんなことを思っている昨今、今度は愛知県のス-パ-で袋詰めの『つぶあん』を買って食べた男性がめまいを起こし、気分が悪くなったという。保健所が残っていた『あん』を調べたところトルエンと酢酸エチルという有害物質を検出したという報道に、またか・・・という思い。

 トルエンはメタミドホスなどの農薬を溶解するために用いる化学物質、酢酸エチルは劇薬と指定される毒物、いずれも食品に混入するとは常識的には考えられないはず。それが検出されたことは重要意味を持つ。

 この『つぶあん』を中国から輸入販売したのは静岡の『マルワ食品』という会社は、保健所からのトルエン検出の連絡に『詳細は把握していない。どこで混入したか分からないので、輸入元は言えない』とのことだが、この姿勢・態度には首を傾げる。

 まさか自社の製品に混入しているとは思わなかった・・・と言いたいのだろうが、これほどまで中国製の食品が汚染されている事実が明らかになっているのだから、『うちは大丈夫なの・・・』と、流通経路などをもう一度検証する姿勢は持ってほしいもの・・・。

 このことは、現在でも中国など外国で食品を製造や輸入している多くの会社にそのまま言わなければならないが、少しでも利益を上げなければ生き抜けない競争社会になってしまった我が国の現状では難しいのだろうか。

 幸、男性は症状が軽く入院はせずに回復したようだが、このような事件で気になるのが関係当局の担当者や学者が決まって口にしている『微量でただちに命にかかわることはない』というセリフ、どうもこれも気になって仕方ない。

 確かに『微量だから心配しないで良いですよ』と言われるとホッとするが、微量だからかまわないというわけではあるまい。現時点では心配ないのかもしれないが、これらの化学有害物質が将来的に体内で悪いいたずらをしないとは限らず、忘れたころに何らかの不具合が発生・・・なんてことも考えられないことはない。

 繰り返すが、我々庶民にとってできる対抗策は、包装用紙に『中国』という二文字があるものは敬遠することだろうが、それさえも偽装している会社が多いとあっては、いよいよ安心安全な食品を探すのが難しくなったようだ。(田舎親父)

2008年10月 7日 (火)

今度は留学希望者相手の詐欺・・・

 『ゲ-トウエイ21』という留学を仲介する会社があるらしい。いや正確にはあったらしいと表現した方が正しいようだが、その会社が倒産して多くの留学希望者が途方にくれているという報道が賑わしている。

年間8000人もがこの会社の仲介で外国の大学や各種機関に留学していたというから、会社設立当初は詐欺目的のインチキな会社ではなかったと思われるが、事業を拡大したのが裏目にでて、集めたカネを運転資金にあてるなどの自転車操業では行き詰まるのは当然の結果だろう。

本来ならば、留学希望者から集めた金は受け入れ先に送金するのが会社としての最低の義務なのに、そんなことにはお構いなしに、全額前払いが前提で希望者を強引に集め、しかもそのカネを勝手に使い込んだとなると、これは立派な詐欺だろう。

かなり以前、『駅前留学』などとうたった英会話教室の『NOVA』だったかが倒産、受講者はもちろん雇われていた外国人講師たちが難儀したという事件も、授業料を運転資金(社長の私的流用)への転用だったはず。この英会話教室も全額前払いが前提だったことを思い出す。

どうも、最近の日本人は『英会話語』とか『留学』いう言葉に弱く、たとえ必要でなくても英会話を身につけたいという思いや、留学すれば『箔』がつき就職や結婚に有利だという短絡的な発想が後を絶たないようだ。被害者の多くが20代、しかも大半が女性となると、この種の商売をする連中はこの年代の心理をうまくついたことは間違いなさそう。

先日、その『ゲ-トウエイ21』の債権者説明会があったという。その席でフクイという社長は、留学予定者約1300人が前払いした約9億5千万円を返すメドが立たないと説明に会場は大混乱、怒りの声が相次いだという。

さらに、この会社の仲介で1000人もの外国に留学している人の留学費用が空いて機関に支払われていないので、留学を中止せざるをえない恐れがあるとのこと。この人たちの今後はどうなるのだろう・・・・。

当初、説明会は非公開で開かれ約600人が出席したというが、会場に入れなかった人も同数程いたようだとの報道だったが、昨夜のテレビではこの様子の放映されていた。社長は土下座をして謝罪していたが、顔つきを見ると本心から謝罪しているように見えなかったが、いかがだろう・・・。それにしても、よくぞまあ次から次へと悪知恵を働かせる輩が多いことに腹が立つより呆れてしまう。

負債は12億円以上ある一方、資産は1千万円単位に過ぎず、支払いが優先される税金の滞納が1千万円単位であるとして、『返金は非常に難しい』という説明だそうだが、こんな目茶苦茶な数字の羅列では信じられないのが当然、『計画倒産』だと断言しても間違いなさそうだ。

このフクイという男は私財をせっせとため込んでいるに違いない。軽井沢に豪勢な別荘も持っているらしいが、会社名義にしているという。また自宅は抵当に入っているので自己資産ではカウントできないというのも実に疑わしい。

被害者がまとまって訴訟を起こさない限り、カネが戻ることはまずないだろう。いやたとえ団結して訴訟をしても、ごく一部しか戻ってこないことは、いままでの同じような事件が教えている。訴訟には費用がかかるので、結局は泣き寝入り・・・となることが予想される。

恐らくこのあたりを周到に計画した上での破産宣言と説明会だったはず。フクイという社長の土下座は間違いなくこの男のパフォ-マンス。これで誤魔化せたら上々とばかり、目を合わせないことを幸に舌でも出していたのではないだろうか。

それにしても、以前にも留学を餌にしたこの種の事件が起こっているのに、何故コロリと騙されるのだろう。

アメリカの学校には、履修するコース数も決まらない前に授業料を払うという発想はないという。ただ願書申請代や寮やホームスティ紹介料、合格通知 の郵送代。さらに空港出迎えがある場合の送迎代は前払いすることになっているとのこと。

そして、授業料や寮費は1学期ごとに、ホームスティ代はホストファミリーに一ヶ月ごとに払うのが一般的なシステムだという。カナダの語学学校では、留学費用の前払い が通例だが、必ず学校から学生宛に領収書が届くことになっているらしい。他の国もそれに準じているというがこれは当然だろう。

こんなことすら事前に知らないで、ただやみくもに『外国に行きたい』という人にとっては、これらを代行してくれる会社に頼ってしまうのも致し方ない。要は、発想が稚拙で甘すぎたところを詐欺師につけ込まれたという図式だろう。

気の毒だが、高い授業料とスッキリ諦めるしかないのでは・・・。英会話教室や留学業者の悪徳商法や倒産の誤魔化しから身を守る方法は、費用の前払いを要求する業者を利用しないことしかないようだ。(田舎親父)

2008年10月 6日 (月)

負の風潮の蔓延・・・

 旅先でもっとも多く聞いたニュ-スは、国会の解散時期の話と大阪での個室ビデオ店の火事のこと。国会のことは政治屋サン達のご都合なので我々庶民にとっては別世界のことだが、15人もの死者を出した個室ビデオ店の火事は、何故こんな店が放置されているのかと許せない気持ちになる。

 私は利用したことがないので店内の様子はテレビの映像から想像するだけであるが、狭い通路の両脇にびっしりと畳一畳強のスペ-スの部屋が並んでいるらしい。そこにビデオが見られる装置とソファ-があり24時間営業しているという。

 料金が一晩1500円程度だというから、終電に乗り遅れた人たちなどはもとより、時間をもてあましている人間にとってはかっこうの場所になっているらしく、ここ数年でその数は激増。チエ-ン店までできる始末というから、いかにこのような店の需要があるのかがよく分かる。

 恐らく、防音など考えてない造りになっているだろうから、音声はヘッドホォンで聞く決まりになっているだろう。薄暗い個室の中では、全くビデオ以外の音が見葉に入らないとなると、たとえ起きていたとしても、非常ベル(短く鳴ったらしい)の音など聞こえなかったのではないだろうか。

 まして出火時刻が午前3時となると、ヘッドホォンをつけたままで完全に寝ていたとしてもおかしくない。店員もいたようだが、アルバイト的な気分で、ただ『店番していれば良い』程度のことしか指示されてないのだろうから、煙が立ち込めた時点で、真っ先に自分が逃げ出すことを考えるのも無理もないのでは・・・。

 消防署も何度も立ち入って検査したようだが、2カ所ある窓が内側から完全にふさがれていたことを見逃していたという。このあたり今後問題になりそうだが、所詮はお役所仕事マニュアル通りの設備があれば、窓の有無など検査対象にならなかった・・・と考えても的外れの推測でもなさそうだ。

 あるいは、外から見たら窓があるのに中に入ったら気がつかないとなると、実際の営業状態のような真っ暗の中での検査ではなく、照明を目一杯つけた状態での施設設備の点検では窓のことを見落としたのかもしれない。

 安酒を飲んで終電に間に合わなくなったことは私もよく経験したことであるが、タクシ-代もままならぬ身分だったので当時は駅のベンチで寝てしまったことも数限りない。最近は物騒でそんなことはとてもできないとなると、このような店が繁盛するのかもしれないが、利用する人はそんな人とは限らないという。むしろ、仕事もないカネもない人が時間潰しに通うことが多いというから、好ましい風潮ではない。

 個室ビデオ店に限らず、インタ-ネット喫茶やまんが喫茶、あるいは出会喫茶と称した買春もどきの如何わしい店などが乱立するのは、『金儲けには手段をいらない・・・』という現代の負の風潮が大きく影響しているようだ。

 規制緩和とか自由競争ということを錦の御旗にかかげて、金儲け第一主義が横行し出したのはいつの頃からだろうか。

トンデモ発言のオンパレ-ドで閣僚を辞任したナカヤマという御仁は、『日教組が日本のガン』との確信犯的な発言をしたが、日教組の組織率が低くなるに従って、こんな負の風潮が蔓延し始めたような気がするのは私だけだろうか・・・・。このあたり研究するのも面白いのではないだろうか。(田舎親父)

2008年10月 5日 (日)

明日から再開・・・

 鮭の遡上する姿と定置網漁の実際を見学するために、一週間程北海道に出かけてきた。

 道東の標津町は『ハサップ』という厳重な食品管理システムで安全・安心な食品を作っている自治体として有名である。

 ゴミ一つ落ちていない港など想像もつかなかったが実際に出かけてみて、それが本当だということを実感。日本一美しい港と言っても差し支えないだろう。

 夜中の2時に起床して港に向かう。2時半から船員たちが集まり出港準備。3時前、真っ暗な中、6つ仕掛けてあるという定置網の漁場に向かう。引き上げる船員たちの顔に緊張感が走る。それぞれの分担が完全にできているので実に手際よい。

 網をたぐっていくと、ピチピチと鮭がはねている姿が見える。私の目には信じられないほどの鮭の姿であるが、船長に言わせると、今年は海水温が高くて、しかも、べた凪の日が続いているので鮭の回遊が極端に遅れているので、漁獲高が極端に少ないのが頭痛の種だき言う。

 例年ならば、一回の網で1000匹ぐらい入るらしいが、今年は数百という日が続いているので、今日もあまり期待できないことだが、私には十分感激できる数である。

 セリの様子も面白い。あっと言う間に、数万という鮭が競り落とされて次々にトラックに積み込まれてどこかに搬送されていく。

 最盛期には遡上する鮭で川が真っ黒になると言われている、標津町を流れる『忠類川』は日本で唯一サ-モンフィッシングができる川として知られている。

 その様子はハイビジョンの映像で何度も紹介されているのが、見た人も多いはず。その地を案内していただいた。本来ならば、許可を受けた釣り人しか立ち寄れない場所まで立ち入って清流を見つめたが、鮭の姿はまばらに見えるだけ。

 少し残念だが、これも自然の営み。この雄大な景色を見ただけで満足する。この様子は別の機会に紹介することにしたい。

 今日から、私の『つぶやき』を再開しようと思っていたが、今、その時に捕れた鮭や羅臼の宿からいただいた、とんでもない量の海産物が届いた。これは大変・・・。

 ということで、留守中気になる報道もあるが文章を綴る時間的な余裕がないので、明日からに・・・・。(田舎親父)

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