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2008年11月12日 (水)

やはり『医は算術』だった・・・

 日本でも糖尿病はもっとも恐ろしい病気として認識し始められているが、アメリカでもここ10年間で糖尿病の患者が2倍以上増加しているという。その主な原因の一つが肥満だとのことで、肥満をなくす研究が盛んに進められているらしい。

 手術で胃を小さくすれば当然食べ物を受け付けないだろう・・・という発想でそんな手術が行われており、実際に手術で消化気管を小さくする処置を受けた患者は、時間が経つにつれ、かなり少量の食事でも満腹だと感じるようになるのだそうだ。

 そんな記事を見つけたのでそのまま引用すると――アメリカでは1950年代から、極度の肥満者を対象に、肥満を抑制するための外科手術が開発され、年間1万例以上実施されているとされる。米国の医学事典『メルクマニュアル』の説明(日本語版)によると、『最もよくみられる手術は、縦にしばる胃形成手術および胃バイパス手術で、通常40~60kgの体重減少が可能とされる』。胃は普通1200-1800ccの容量だが、手術後の胃袋は20-30cc。日本では、千葉大先端応用外科で1982年から外科療法が行なわれている。――

 日本でも実際に行われていたことも知らなかったが、手術によって1200ccもの容量を30ccにすることが可能とは驚き。しかし、この手術によって厄介な合併症を発症する可能性もあるとのこと。だから、医学界は発表を差し控えていたこともあり、今まであまり話題にならなかったのだろう。

 素人考えでも、ここまで胃の容量を小さくすれば、食物は胃に溜まることなく、ストレ-トに小腸に送られることはわかりきったこと。当然、小腸など他の消化気管にかかる負担は重くなるはず。早い話が、胃ガンの患者の人の多くが選択する、胃を全摘手術と同じで、食道から小腸に直接繋ぐようなものと考えてもさほど間違いではないだろう。

 私も医者から減量を命じられている。しかし、自分ではさほどの肥満とは自覚していないから、あえて高額の手術代を支払ってまで胃を小さくする手術で体重を落したいとは思わない。というより、肥満解消と胃ガンの患者が同じような処置・・・となると違和感が生じ、そんなことを想像もしたくない。

 しかも、今までの統計では、手術を受けた患者の10~20%が合併症のために追加手術を要し、1%が死亡するというから尚更である。

 記事は続き、そんなリスクを解消するために、医師がメスで切開することなく、患者の胃の一部を内側から閉じられるようにする器具が開発されたという。

この器具は、胃の噴門付近を狭くする。具体的には、内視鏡とともに口から挿入して、胃の組織を吸い込むことで胃壁に襞を作り、チタニウム製の止め金でその襞を固定して噴門付近を狭くするのだそうだ。

 『経口胃形成術』と呼ばれるこの新しい技術では、通常の手術に比べて厄介な副作用がかなり少ないことが、複数の研究報告により明らかとなっているという。現在は臨床試験中の真っ最中らしいとのこと、医学はどこまで進歩してしまうのだろうか・・・。

 もしも、こんな治療が日常的に行われるようになれば、糖尿病患者は激減するだろうし長期的に見れば、医療費の節約になり、医療行政の改善に役立つだろうと思うが、この器具がべらぼうに高いこともあって、保険会社がこの治療法に関して支払いを認めるということはありそうにないらしい。

 ここまで読んで、やはり私のような貧乏人にはほど遠い、さらに遠い別世界の話・・・。『医は算術』という言葉が実感として迫ってくる。

 やはり、私は『桑の葉』が似合うと改めて感じる昨今である・・・。(田舎親父)

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