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2008年11月 4日 (火)

防止は定義の徹底と厳罰でしかなさそうだが・・・

 このところ毎日のように『大麻』に絡んで報道が賑やかである。今までの用に売人から入手するのではなく、大麻そのものを自宅や職場で『栽培』している場合が多いのが特徴になっている。

 『麻』を人類が繊維をえるために栽培し始めたのは、紀元前4000年も前のことだといわれている。日本でも奈良時代にはすでに全国的に栽培されていたらしく、『麻』がつく地名も多く、また人名にもよく使われる漢字の一つになっている。

 さしずめ、私がこの小覧で皮肉交じりに『アッソウ総理』と言っている麻生サンもその一つ。この方のル-ツを辿ると、麻を栽培していた場所か、先祖が『麻』を生業にしていたのをそのまま姓にしたのだろうと想像している。

 以前は、多くの地方には麻畑があり、スラリと延びた麻を見られたものだが、最近は需要がほとんどなくなったらしく、特産物として細々と栽培している地方に出かける以外、この麻の姿を見ることはめったにない。

 現在農家でつくられている、コメやムギ、あるいはソバなどにしても人間に役立てるためにつくられている植物は全て、長い年月をかけて改良に改良を重ね、今日の姿にしたものである。そして、野生種が存在してもほとんど見向きもされないのが普通である。

 麻もその例にもれず、野生種は広く分布しているのだが、人々の頭の中にはそんな事実を知ろうともしないのが現状である。麻の仲間の幻覚物質を持つ種が『大麻』であるが、これも野生種は日本各地に自生しているようだが、そんなことはほとんど知られていない。

 最近マスコミを賑わしている『大麻』はその種の植物の未熟果穂を乾燥した物質であるが、元を正せば『麻の一種』。自生しているぐらいだから栽培するのは比較的簡単。その果穂を乾燥させたら立派な大麻となるのだから誰にでも製造可能である。しかも、インタ-ネットで簡単に種子が入手できるとなると、この種の話題は今後、多くなることはあってもなくなることはないだろう。

 最近大学生もこの大麻に手を出すことが多くなったらしく、先日は慶応大学のキャンパス内で売買していたというニュ-スにはビックリした。しかも、この種の事件は初めてではなく、04年以降に大学院生や学生計5人が大麻取締法違反容疑で逮捕されていたというから、福沢諭吉翁も地下で怒り震え、悔し涙を流しているのではないだろうか。

 そう言えば、去年だったかラクビ-の名門校である関東学院大の、大学の顔というべきラグビー部の部員が寮で大麻を栽培したとして大問題になり、当時の監督が悔し涙を見せながら『自分の指導不足・・・』と語っているシ-ンを思い出した。

 またつい最近、関西の私大を代表する同志社大学の女子学生が、自宅に大麻を隠し持っていたということで逮捕されるという事件に、今までは男子学生だけだったのに女子学生にまで及んだことに驚きと、いよいよここまできたかという思いにさせられる。

 何故こんなに大学生が簡単に『大麻』に手を出すのかということが議論されているが、答えは簡単。『自主自立の精神の不足』である。

 大学、しかも偏差値の高い大学に入学するとなると、小学生から進学塾が当たり前になっているらしく、電車に乗る機会が少ない私でも、時間を選ばず『N』というイニシャルのカバンを背負った小学生軍団(特に女子)にお目にかかる。

この子たちの車内態度の悪さは、以前から話題になっているが、それでも一向に改まらないのは、その子はもとより親たちが自覚していないどころか、時間さえ無視して、ただひたすら偏差値を上げることしか頭にないからであることは明らか。少年少女の問題行動なども、全てここに起因しているはずなのだが・・・。

 こんな育て方をされた子どもに『自主自立』などの精神が育つわけがない。大学に入学することが目的なので、入ってしまえばこちらのものとばかり、遊ぶことにしか脳が働かないのも道理、その瞬間の快楽を求めて『大麻』に手を出すのも筋書き通りといっても差し支えなさそうだ。覚醒剤のように注射針を体内に差し込まなくても良いのも、『大麻』に簡単に手を出す原因の一つかも知れない。

 『大麻』の害を、いくら口を酸っぱくして説明しても自主・自立精神を育てられていないので、最終的には誘惑に負けるのは致し方ないだろう。言葉の上では十分承知しながらも遊び感覚で『大麻』を吸う行為は今後少なくなるとは思えない。

 根本的な解決方法は『大麻』は『マリファナあるいはハシシュという麻薬の原料』という定義を徹底的に啓発することと、その上で『麻薬の害を知り、手を出さない』精神構造を構築することしかない。

 しかし、現実ではまず無理なような気がしてならない。ならば、当面の方策は厳罰で持って臨むしか、大学生のこの種の事件を少なくする手段はないのでは・・・。

 大学側が、『吸ったものは即・退学』という厳しい処分を続ければ、いくらバカな親でも子どもの育て方を考えるのではないだろうか・・・。(田舎親父)

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