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2008年11月19日 (水)

ここまでやる必要があるのだろうか・・・

 仙台に市内の学校給食施設としては初めて、食物アレルギー専用の調理室を作り近隣の小中学校計26校に1日約1万1000食を供給している『野村学校給食センター』という企業組織があるそうだ。

 アレルギー専用の調理室は、食物アレルギーを持つ児童生徒一人一人に対応し、卵や小麦などアレルギー物質を含む食品を除去して調理した上、学校名や氏名が書かれた容器に入れて、各学校に配送するという。対象となる児童生徒は現在20数人だが、最大150食が提供可能だというから、仙台の学校給食への力入れは凄いものがある。

 ところが、ここまでやれる施設で調理し、市内の小学校に配った給食で小麦アレルギーの対応食が必要な児童に、誤って別の給食を出してしまい、二つの小学校でそれぞれ一人が急性のアレルギー症状を起こしたという。

 一方の小学校の一人は一時、呼吸困難となり病院に収容され、もう片方の小学校では腹痛を訴えたという。二人とも現在は回復しているが、目の前で呼吸困難で倒れた児童を見た担任教師は動転したに違いない。

 記事によると、このセンターでは小麦アレルギーがある児童3人に『じゃがいものミートソースがけ』を出す予定だったが、2人に誤って『スパゲティミートソース』を提供したらしく、2人は給食を口にした直後に体調不良を訴えたとのこと。

 アレルギー対応食の調理は、業務を委託した民間会社の栄養士と調理師の計3人が担当し、対応が必要な児童の容器を用意する際、2人分はスパゲティを入れるように調理室に並べそのまま配ってしまった上に、通常は一人が献立を読み上げ、もう一人が中身を確かめる作業をしているが、この日はチェックを怠り、しかも確認作業をする市教委の栄養士も行事で不在だったというから、謂わば、単純ミス。

 しかし、人間がやることだからこんな単純ミスが、絶対起こらないという保障はない。今回は大事には至らなかったが、場合によっては重大な事故につながる可能性は否定できない。そして、教育委員会(何故か学校)と業者が頭を下げるお馴染みのポ-ズがマスコミを賑わせる・・・。

 そして、お決まりのパタ-ンが保護者の訴え・・・ということに発展するのだろうが、食物アレルギ-の子どもに莫大な費用と手間をかけてまで、自治体の教育委員会は学校に昼食を提供しなくてはならないのだろうか。私にはとてもその必要性は認められないのだが・・・。

 学校給食を廃止すべきだと言ってももはや無理なことは十分理解している。が、ならばせめての手段として、あらかじめ献立が決まっており、食材がわかっているのだから、アレルギ-のある子どもは、その日は弁当を持たせるか、あるいは子どもにその食材をより分けさせれば良いだけのことではないだろうか。自分が食べられない食材をより分ける能力こそ、『生きる力』であり真の『学力』だと思うのだが・・・。

 何度も述べているが、人間が生きていくためにもっとも大切なのが食事。子育ての基本である『健康で豊かな心を持った子ども』を育成するためには、きちんとした『食』を与えることは親の最低限の責任だということは誰も否定しないに、その大切な責務を行政が奪っているとは変な話ではないだろうか。

 アレルギ-の原因がどこにあるのかわからないが、自分の子どもがどんな物を食べたらアレルギ-反応が起こるかは、親以外には完全に掌握できるはずがない。もっとも最近の親は、自分の子どもをそこまで利理解できていらしいから情けない話であるが・・・。

 学校給食で出た『イチゴ大福』を食べてアレルギ-症状、救急車で病院に搬送、そのまま入院というという笑えない笑い話を聞いたことがある。

しかし、この笑い話を放置してしまっては、多くの教育委員会や学校が進めている、必要以上に子どもや親に媚びて『何とか気に入られる献立を・・・』とまでの涙ぐましい努力が、仇になることも考えられないことではない。

 子どもの食は『親』に任せる勇気が必要な時であるような気がするが・・・。(田舎親父)

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