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2008年11月16日 (日)

『精神鑑定』より『親の躾』では・・・

 『誰でもよかった・・・』と、全く関係のない人を殺害する事件が連続しているが、こんな理不尽な犯罪を許していては、市民はどこにいても身の安全を守るために緊張していなければならなくなってくる。

 今回は、銀行員が勤め先から帰宅途中の夜道で、突然軽トラックで後ろからはねられて死亡するという事件。午後8時ごろというから、勤め帰りの人がごく普通に歩いている時間帯である。轢き殺された24歳の青年は、まさか軽トラックがつっこんで来るとは思わないはずだから、友人とおしゃべりしながら歩いていたに違いない。

 父親の経営する造園業を手伝っていた少年は、普段から父親に叱られていたようだが、その日は特に怒鳴られたようで、父親の車で家を飛び出し『誰でもよい』から轢き殺したら、父親に迷惑がかかるから・・・という動機で銀行員を襲ったという。

 無茶苦茶な理屈だ。この道路は、片側一車線の6メ-トル余、ガ-ドレ-ルも歩道もないないというから、例え突っ込んでくる軽トラに気付いたとしても逃げようがなかったはず。まして、ブレ-キをかけた跡がないというから、尚更のことである。

 明らかに『殺人』である。例え男性であっても『親父狩り』などというトンデモ犯罪に巻き込まれる可能性があるのでうっかり酔っぱらって深夜の帰宅は危険な昨今、人通りの少ない夜道を歩いて帰宅しなければならないサラリ-マン諸氏の中には、この事件を知って、余程前後左右を警戒しなければ・・・と思った人も多いのではないだろうか。

 幸、私はすでにリタイヤ-している人間で、めったに夜道を歩くことはないが、毎日の違う方面に出かける散策の途中には、歩道のない片側一車線の道路を歩かねばならないことも多い。そんな時、車の気配がすると緊張することも稀ではなくなった。

 法的には未成年というということもあって『○○歳少年』というだけで名前すらでないことは仕方ないとしても、少年の親の保護責任を問われなければならないのではなかろうか。それも強く・・・である。少年の名前も報じられないのなら、親の責任をもっと厳しく追求すべきだろうに、そのことになると警察を含めて世間全体が曖昧になっていることに憤りを感じてならない。

 マスコミは例によって『視聴率』という賞味期限がある間は、ワイドショ-的に大々的に取り上げ、学者やタレントを動員して、ああだ・こうだとガヤガヤ言い合う番組を連日飽きるほど流しながら、しばらくすると全く忘れ去ってしまうから困ったものである。

 それにしても、轢き殺された青年が気の毒。どんなバカであっても軽トラをぶつけたら死んでしまうことぐらいは理解できるだろうが、20歳以下の少年という法の壁があって明らかな殺人犯なのに追求するのも尻込みしている現状に、轢き殺された青年の両親の気持ちは想像を絶するものがあるはず・・・。

 後日報で、この少年の『精神鑑定』を行うことになったというが、鑑定で『異常』と認められたら、殺人罪は適用されず、保護施設で預かる処分になるのが今までの例。いつものことながら、そんなことで良いのだろうかという憤りを感じてならない。こんな曖昧な処分では、轢き殺された青年や両親・家族の人権は誰がどう保障するのだろう。

 以前にも述べたと思うが、責任能力がある正常な神経の人間でも、人を『殺す』瞬間は精神的に異常をきたすのは当たり前だろう。それをわざわざ『精神鑑定』をして、正常・異常を見分けなければならないのだろうか。『精神鑑定』を科学的根拠すること自体、社会全体が大きな勘違いをしているのではないだろうか・・・と思えて仕方ない。

 今回の事件でも、警察はすでに出身中学校から在学中の成績や行動記録の任意提出を受けたという。記事によると、少年は中学時代に学習の遅れがあり、高校進学は無理なので卒業後、父親が経営する土木会社で作業員として働いていたとのこと。近所の人の話では『『無口で、コミュニケーションが苦手そうな子』で、自宅からはたびたび、父親が怒鳴りつける声が聞こえてきたというから、精神鑑定を実施すれば『異常』となることは間違いなさそうだ。

 だとしたら、青年は『殺され損』となる。こんな理不尽なことを許してしまっては、誰もが『精神異常』な人間に襲われることになりかねない。

少年法の適用年齢を下げたとしても問題は何も変わらない。大事なことは、少年時代に親がきちんと『躾ける』こと。そろそろ真剣に『親の責任』を論じる必要の『時』が来たのではないだろうか。(田舎親父)

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