奇跡的に景気が回復したら・・・
つい先日『明けましておめでとう』と挨拶したような感じだったのが過ぎてしまえば、あっという間。もう今日は2008年の大晦日を迎えてしまった。
わずか365日の間にいろいろな事件や出来事などがあった。荒んでいる世情を象徴するかのような、誰でもよかったという不条理な無差別な殺人事件が頻発したのも大きな特徴であった。
中でも、リ-マンブラザ-ズの破産という誰もが予想できなかった事態を契機に始まったアメリカの金融恐慌が、あっという間に世界に飛び火、自他ともにアメリカの子分を認めている日本経済を瞬く間に直撃。あの世界ブランであるソニ-も大打撃を被るという事態にまでなってしまった。
世界一の売り上げと最近まで大いばりで吹聴し、マスコミなどにも圧力をかけていたトヨタまでがあっという間に赤字に陥ると大騒ぎ。自動車産業を中心に契約社員など非正規社員の首切りが続く事態にもかかわらず、政府は肝心な政策は全て地方任せとあっては暴動が起きない方が不思議なぐらい・・・。
そのお蔭で、こんな事態で解散なんか・・・と我が身だけの考え方だけしかできない『アホウ』とまで揶揄されている首相はじめ与党が居直っていられるとなると、経済情勢の不透明さが続く中で始まる明日からの新しい年に明るい材料を探すのも苦労しそうだ。
今年は、大学生など新入社員の内定取り消しも相次いだ。景気の良い時には無断で内定を蹴飛ばして、条件のよい会社に平気で移る学生に対して何らコメントを発しなかったマスコミは、一転して学生の味方のような姿勢で内的取り消し企業を攻撃しているのは『お涙ちょうだい』が高視聴率につながるからだろう。
そんな折り、『優秀な人材を求めて、早くも合同で企業説明会』という記事が目にとまった。この説明会は再来年春に大学を卒業する学生を対象に開かれたとのことだが、このような中小企業の説明会は5月ごろに開くのが一般的なので、周囲からは『異例の早さ』と驚きで見られているという。
就職戦線の不安が深刻化している昨今の情勢を受け、岡谷という地方都市で開かれた帰省学生対象の説明会にもかかわらず、会場には主催者の予想を超える学生ら145人が殺到したというから、学生たちの必死な様子がよく分かる。
地方の中小の企業にとっては『今回の不況は良い人材を採るチャンス』であることは間違いないが、はたしてこの学生たちの内定を取り決めたとしても、景気が回復しなければ自分の会社の存続すら怪しくなるのでは・・・。人事担当者の内心は複雑に違いない。
ここ1年程度で、今回の不景気が吹っ飛ぶとは思えないが、万一奇跡的に景気が回復したとしたら、今回内定を得た学生は、このまま地方の中小企業であるこれらの会社に就職するのだろうか。
景気が回復したら、採用を控えていた大企業がこぞって優秀な人材を探し始めるはず、恐らく今回内定を得た学生にも触手が伸びるに違いない。条件によっては『内定』を学生から無断で取り消すという、逆転現象がおきることも考えられるが、その時マスコミはどのような対応をするのだろう・・・・。
マスコミの対応はさておき、誰もが安心・安全に生活できる社会になってほしいと願いながら今年を終えることにする。来年もよろしく・・・。(田舎親父)
お正月3日間お休みします。


最近のコメント