やっと変化が出始めたようだ・・
静岡県知事選や都議選について、結果次第によってはアソウ首相の退陣要求が激しくなるだろう・・・と連日お祭騒ぎのような報道が続いているが、(私が知らないだけで、注目されていたのかも知れない)横須賀の市長選挙についてはほとんど騒がなかったような気がする。
ここ数日『繭のパウダ-』作りに夢中になる日が多く、横須賀で市長選挙があったことなど全く知らなかったが、昨日朝刊に『現職を破って33歳の新人が当選』というニュ-スにビックリすると同時に若い人教育躍進に大拍手。
ゆっくりとその記事を読んで見る。横須賀といえば、国民的人気を得ていたあのコイズミ前首相のお膝元。市長もいくら革新系の人が挑戦しても牙城を崩せないのが今までの例で、ずっと官僚出身者が占めていた。
マスコミもそのあたりを読んで、どうせ現職の勝ちだろうと・・・と予測して騒がなかったようだ。ところが市民の多くはそんな沈滞ム-ドに嫌気が生じていたらしく、33歳という若さに変化を求めたようだ。
当選した吉田という青年は過去2回の市議会選挙では毎回トップ当選を果たしていたというから、横須賀では知名度と市民の信頼度は抜群に違いないだろう。市民に評価されている実績は上げているはずだから、今後横須賀は変わるだろうと期待できそうだ。
現職の市長は、珍しく自民・民主両陣営から推薦を受けていたという。何故民主党が推薦しているのかわからないが、このあたりにも市民の、特に無党派層の『何か変だぞ・・・』という感情があったのではないだろうか。それにしても民主党の市政が不可解。
確か、小沢前代表は『相乗りは絶対しない』と言っていたはずなのに・・・。あまり積極的な推薦でないようだから、裏にはいろいろと深い事情としがらみがあっただろうと想像しているが、今回の結果は民主党としては大失点。
党内には『やはり、相乗りしなかった方が・・・』と悔やみと、支持者の中には推薦を決めた幹部たちに怨嗟の声が広がっているのではないだろうか。
この選挙結果の記事で一番興味が深いのは、超人気者である(あった)コイズミ前首相が何回も現職の応援に街頭に立っていたというくだりである。
前回の衆議院戦況の光景を思い出す。コイズミが来た・・・というだけで十重二十重の民衆がまるで熱に浮かされたように聞きほれている映像が繰り返し流れたもの。中には『ジュンちゃ-ん』なんてオバサマ族の黄色(というより黄土色かな)の声まで渦巻いていたことは記憶に新しい。
当時のような何かカリスマ性はなくなったとはいえ、それでもコイズミが来たとなると大変な聴衆が集まったことは想像に難くない。現職陣営は気分をよく、大丈夫という感触を受けたのではないだろうか。そこに油断というか気の緩みがあったのかも知れないが、吉田陣営はそのあたりを冷静に分析して、徹底した『無党派』を押し出し市民の共感を得たようだ。
自民が推す現職と民主が推薦する新人だった千葉とは全く違った展開。千葉は政党間の戦いという展開だったに比べ、今回は市政に対する『保守』と『改革』という図式。むしろ、現職を民主党が推薦したことに反発、民主党支持者の多くが吉田氏に票を入れたのではないだろうか。
ここまで書いてみて、コイズミ氏が街宣車の上で演説しているとき、推薦している民主党の市議なり県議たちはどうしていたのだろうと素朴な疑問がわいてきた。
推薦しているからには、応援演説をしていた民主党員もいたはずなのに、コイズミ演説を批判もせずに、指をしゃぶって聞きほれていた・・・なんてことになると、民主党にとってはマイナス以外何ものでもない。
今回の結果で、コイズミ氏の三男が後継として立候補する今度の衆議院選挙が面白くなりそうだ。コイズミ氏が何回も街頭に立って現職を応援したのに結果的に破れたことを、コイズミ陣営がどう分析するのだろう。
方や民主党推薦の候補は人気がある弁護士だそうだが、はたしてどうなるだろう。市民が『吉田市長がやりやすいのはどちら・・・』という新しい判断基準で選ぶと思わない番狂わせがありそうだ。
その意味でも早く解散してほしいと思っているが、最近の情勢をみると自民党内には、また顔のすげ替えを求める声が大きくなっているとのこと。下手すると解散の前に総裁選というまたまた茶番がはじまるのではないだろうか。
33歳の市長誕生は、昨日の朝の天気のように気持ちよいニュ-スだった。(田舎親父)


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