補助金で行政幹部を接待とは・・・
またまた大阪の話で申し訳ないが、市内全24区の区長や職員が、市関連団体の研修会名目の旅行に参加し、旅費などを団体側に負担させていたケースがこの2年会で141回もあったと朝日新聞が伝えている。
区長や職員の旅費を負担していたのは、各区の地域振興会、地域女性団体協議会、民生委員協議会、社会福祉協議会とその関連団体だそうだ。この四つの地域団体には毎年、事業費の『一部(ほとんどだろう)』に市から補助金が支出されているというから、話が一挙にきな臭くなってくる。
市の態度は『職員は団体の事務局員として、区長は団体側から意見を聞きたいと要請があって参加している』と問題にしていないようだが、市が補助金を出し、その補助金で旅行するのは誰が聞いても変な話。こんな事がまかり通っているとは『さすが大阪』と言いたくもなるが、どうやらこの手の話は全国的にあるというから、役人天国と言われても仕方ないようだ。
記事によると、旅行の内訳は、1泊2日が82回、日帰りが59回。行き先は近隣の白川郷、新平湯温泉、山代温泉などが多く、1泊2日の旅費は1人あたり3万~4万円だったとある。一回の費用はさほどでもなさそうだが、回数がこれほどとなると莫大な金額。
同じ場所に何度も出かけていることを示唆するような書き方から推測すると、区長たちは当然のごとく誘いにのり、中には職員までつれ歩いて楽しんでいたようだ。一応区長たちは寸志として数千円~1万円程度は渡していたらしいが、問題になる以前はすべて公務出張だったというから呆れる。
どうして明らかになったのかわからないが、バレたら仕方ないとばかり、市は『公金から旅費や出張費は出ていないが、同種の旅行は公務と認められない可能性がある』として指針を策定したとのことだが、この連中の思考では補助金は公金ではないらしい。
その指針というのが、(1)旅行に参加できるのは団体からの要請があったとき(2)参加する場合は休暇を取る(3)費用は団体と相談して一部自己負担とするなどとしているとのことだが、何かピントはずれではないだろうか。
補助金を出すのは区長たち行政の連中。『温泉に連れて行きますので補助金をよろしく』という誘いがあり、その行き先で補助金の額が決まるとは思わないが、区長が公金を団体に渡して、その金で旅行するとなると、この程度の指針ではとても市民の理解は得られないのではないだろうか。
全国いたる都市には様々な団体が存在する。この記事に出てくる『地域振興会』『地域女性団体協議会』『民生委員協議会』『社会福祉協議会』なる組織がどんな仕事をしているのか不明だが、行政がこれらの団体に補助金を出すことが『是』なのだろうか。
こんな団体の幹部たちは、補助金は自分たちのものだという感覚があるようだ。自分たちが得たのだから温泉旅行を楽しむのは当たり前では、これらの組織に属している地域のボスたちは地域住民のための仕事をしているとは到底思えないのだが・・・。
自治体もこんな無駄を平然と続けているのだから、財政が厳しくなるのは当たり前。若い首長がどんどん生まれているのは、しがらみを断ち切ってくれるだろうという市民の願いかもしれない。
こんなことが当たり前にまかり通っていた(指針の字面から読み取れば、現在でも公然とまかり通っている)ことが不思議でならない。(田舎親父)


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