静岡にも新しい風が・・・
日曜日に行われた静岡県知事選は川勝氏が勝利した。川勝さんがゴ-ディネ-タ-だった地方の活性化についてのパネルディスカッションで、パネラ-の一人としてご一緒したことがあるが、実に柔らかい雰囲気でパネラ-達の様々な角度からの主張を上手にまとめられたことを思い出す。
その時の名刺には日本国際日本文化研究センタ-の副所長という肩書だったと記憶しているが、おしゃべりの中で互いに京都生まれということがわかり、親しみを感じたことが懐かしい。
その後、静岡文化芸術大学の学長に転身されたようだが、そこでの実績が評価されて周りの人から知事選に担ぎだされたようだ。新聞報道によると、確か当初は固辞していたとのことだが、静岡空港の変な問題で静岡のイメ-ジが悪くなったことを憂慮しての出馬となったのではないかと想像している。
自民党の候補は相当以前から決まっていたと聞く。労働官僚で静岡の副知事を歴任された女性である。なかなかの凄腕らしいが、かって『私の仕事館』だったか(結果的に無駄の象徴のように批判されたもの)巨費を投じて作ったにも関わらず閉鎖した『建物(仕組み)』を手がけた方だと知り『箱もの』が好きな方だというイメ-ジを持つ。
このような方が知事になったら静岡空港ではないが、ますます無駄な箱ものができて、結局は将来的に静岡県民にツケの残すのではと思ったものである。
当時は、民主党の元参院議員が出馬に意欲とあったが、何故か民主党はこの方を推薦しないとのことに、何故・・・?と疑問に感じたが、恐らくその時すでに民主党県連は川勝さんを担ぎだす算段が決まっていたのではないだろうか。
実際に小沢代表が出張っても一本化がならず、この方も立候補。下手すると与党に批判的な票が二分されて共倒れになるのではとの観測もあったようだが、最後の追い込みで一万票あまりの僅差で当選したことは喜ばしい限り。心から拍手を送りたい。
静岡では戦後一貫して国会議員や中央省庁の官僚が知事になっているとのこと。しかも前知事が4期16年もの努めていたというから、川勝氏が勝因としてあげる『これまでの連続ではなく、新しい風を吹かせてほしいという気持ち』と、いう県民の『チェンジ』という強い意志が働いたからだろう。
この結果は投票率が上がったことだろう。前回より16ポイント以上上がった61%というから、如何に県民の意識が高かったかがよく分かる。
しかし、61%ではまだ低い。せめて70%ぐらいになれば、その差はもっと広がり、ダブルスコアの勝利となっていたのではないだろうか。このあたり国民はしっかりと受け止め、身の回りの選挙に関心をもち、実際に投票することが大事・・・。
今度の日曜日に行われている都議会選挙では、各候補の熾烈を極める運動が展開されているようだが、70%とは言わないものの静岡と同じ60%台はほしいものである。しかし、20代の若者の投票率がわずかに20数%だというから、投票率アップはこの年代の意識の高まり如何によるだろう。
今回の選挙で気になることが一つある。何でも与党候補への投票を分析すると20代と70代の投票率が高かったという情報に『えっ・・・』という思い。70代の方はともかくとして、常識的にみると20代の若者が高いのは不思議。しかも『チェンジ』を選択しないということは考えられない。
この情報が正しいとすると、どこからが意識的に動員がかかったとしか思えない。以前にも書いたが、選挙の度におよそご無沙汰続きの都内に住む『何とか学会』の人が『○○候補』をよろしくとやってくることを知っている私には、今回も与党候補にこの種の働きかけがあったということは想像がつく。
いやむしろ、地方の主張選挙では当然のように行われていると噂されている、選挙ための『住民票の移動』なども十分考えられること。ひょっとして、もっと露骨な動員をかけたのかもしれない・・・。
ともあれ『川勝さん、おめでとう』と祝福。そして県民のために中央政府にもの申す知事として、その手腕に期待したい。(田舎親父)


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