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2009年11月25日 (水)

緊急時にAEDが稼働しない?・・・とは

 最近『AED完備』という看板をよく見かけるが、AEDというのがどういうものなのか知っている人はどのぐらいいるのだろう。正直言って私も、ADEという文字は知っていたが、正式な名前はもとより使い方などは知らない。それどころか実物はテレビでしか見たことがないのだから、こんなことを話題にする方がおこがましい気もするが・・・。

この装置を製造発売している『日本光電工業』という会社のサイトには『AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です』とある。

続けて『2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています』とのこと。そして『AEDは操作方法を音声ガイドしてくれるため、簡単に使用することができ、心臓の動き(心電図)を自動解析し、電気ショックが必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっているので、安心です』とある。

なるほどAEDという機械は停止した心臓にショックを与え蘇生させると同時に、人工呼吸までしてくれる優れものらしいことは理解できる。『最近では、一般市民の方がAEDを使用して救命した事例も増えてきました。』という一文から、かなりの頻度で利用されていることも想像できる。

私が毎日のようにでかける、四季の森公園でもいつのころか『AEDは北口事務所にあります』という看板が、各所に掲げられている。高齢者が目立つ公園だから当然かも知れないが、実際に北口事務所とはるか離れた場所で、突然近くを歩いている人が倒れたとしたら、この優れものが気配を察知して駆けつけてくるわけはなかろうから、どのように心肺蘇生心をするのだろうと思わないでもない。

結局、近くにいた人が人工呼吸をしながら誰かが北口事務所に連絡し担当者か駆けつけるのを待つのだろう。人工呼吸法を誰もできないとなると、以前何度か訓練を受けた私の役目になるのだろうがその自信は正直言ってない。それが現実ではないだろうか。要は転ばぬ隻の杖という程度と考えていた方が良さそうだ。

四季の森公園もこんな考え方で導入しているのだろう。この機械さえあれば、どこ倒れても大丈夫という安心感があり、それ自体が防止策になるのだからそれで十分という意見もあるだろうが、そんな万一・億一時のためには本当に役立つかどうかわからない機械を導入するより、互いの情報交換か容易になるような人的システムつくりの方が大事では・・・と思わないでも。

先日、私が調べた『日本光電工業』という会社が、全国のADE(自動体外式除細動器)約十万七千台を自主改修すると発表したとの記事があった。全国に約二十五万台が設置されているADEの50%弱がこの会社のものとのことだからこれは影響が大きいと興味を持って読んでみた。

記事によれば、改修の理由は、奈良の高齢者施設で今年四月、八十代の女性が倒れ、職員がAEDを使用しようとしたが作動せず、心肺蘇生できなかったかららしい。患者の状態を測定する電子部品が故障していたという。そんな場合通常は、自動的に故障を点検するシステムが働き、音やランプで修理の必要性を知らせるように設計されているようだが故障を事前に発見できなかったという。

これでは何のためにADEが設置してあるのか意味がない。施設の従業員は使い方の講習を受けているだろうにスイッチが入らないとなるとパニックに陥っただろう想像に難くない。この事件の後片付けに大変な労力がかかったことは間違いなさそう。

はたして、この会社のサイトがどのように更新されるのだろう・・・。(田舎親父)

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