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2010年6月

2010年6月30日 (水)

高速無料化という言葉が虚しい・・・

 昨夜のワ-ルドカップ日本対パラグアイ戦は見応えがあった。PK戦で残念ながら敗退したが、十分楽しませてくれた。私のようなものぐさでもテレビの前で釘付けになったのだから、固唾をのんで見守っていた人たちの数は凄いものがあるだろう。当然、今日は寝不足気人たちが多いだろうから、交通事故などが増えないことを願っている。

ところで、民主党が公約に掲げる『高速道路無料化(実際はごまかしとしか表現できないが)』が一昨日から始まった。

国交省は早速その効果として交通量は50%増しとマスコミを煽って宣伝に余念がないが、当面はタダならば乗ってみようという人々と、野次馬根性が相乗効果するから増加するのは当たり前だろう。これが今後継続して、渋滞なくしかも経済効果があるとはとても考え難い。

一応、無料化の対象になる全国の高速道路は37路線、50区間だそうだ。期間は来年3月末までとのことで、今回の無料化を『社会実験』として経済効果や渋滞発生を見極めたうえで来年度以降の無料化路線を決めていく方針だというが、無料化する地方の道路は普段でもガラガラなのに、大きな経済効果など期待する方が無理では・・・。

 高速道路無料化は昨年の衆院選での民主党政権マニフェスト。しかし、首都圏などでは首都高を無料にすれば、その財源の問題もさることながら、今でも慢性渋滞しているのにとんでもないことになるという心配が寄せられていた。

 その声は、余りにも長く続いた自民党政権に対して、もう限界だという雰囲気におされて、他の物凄い数のマニュフェストの中の一つとして高速無料化が埋没してしまい『できるのならおやんなさい・・・』程度の感覚になり、国民総体として選挙に影響させるほどの意志を示さなかったのではなかったろうか。

 ところが、圧倒的というか信じがたいほどの圧勝になり、民主党としては何がなんでもマニュヘェストを実現しなければという焦りにつながり、当初は無駄を省くことで財源は確保できると目論んでいたらしいが、人気とり的な『仕分け』ではとても財源を生み出すことなどできるはずがないことを知って、次々とマニュフェストの縮小や反故に追い込まれているのが現実。

 普天間基地の国外・県外移転か全くのデタラメだったことばかりか、職を投げ出したハトヤマ首相にからバトンを受けたカン首相は、早速沖縄の頭越しにアメリカに『コメンナサイ外交』。しかもアメリカの言いなりで全く自民党と同じ案で合意とは許せないというより情けない。

また『子ども手当』も財源がないとのことで当面半分だけ。公約を履行してほしかったら消費税率の値上げを認めろ・・・と逆に恫喝する始末に、これでは何がなんでも今回の選挙では大敗を喫してもらわねば・・・と思っているのは私だけではあるまい。

だからといって自民党が勝利となると、現民主の主流派と結託して『即消費税10%』となりかねないので、こちらもバスしたいので悩ましい限りだが・・・。

高速道路無料は多くの国民から『無料化すれば大都市周辺で交通渋滞が激化する』という懸念の声と『交通量の拡大で二酸化炭素の排出量が増え、地球温暖化対策に逆行する』という環境問題からも反対の意見が多かったから、『申し訳ありませんが、今回マニュフェスト実現は無理です』と頭を下げれば国民の多くは納得し、すんなり解決しただろうに。

しかし、何とか手柄を作りたいというマエハラ大臣の姿勢なのだろうが、結局は『社会実験』などというわけのわからない文言で(しかも、地方の交通量が少ない細切れ路線がほとんど)、およそ意味のないエセ無料化という政策になってしまったようだ。

 あまりにも地方ばかりではその意図がミエミエだからとは思いたくないが、首都圏では八王子バイパスと湘南海岸にある『西湘バイパス』が無料になっている。私にはほとんど関係ないが、この道路が無料化となると、かなりの車が利用するに違いない。すると、渋滞が発生することはもちろんだが、事故も増えるのではないだろうか。その対策は具体的に示されていない・・・。

 エセ無料化などこの際やめてしまい、全く新しい割引制度に作り直してはいかがだろう。思いつきながら、土日祝日だけ1000円などと偏った割引でなく、例えば全て半額(3割引でも)にして有料を維持するなども検討の余地はあるはず。

 国交省には頭脳明晰な大勢の交通に関するプロが揃っているはずだろうから、現行制度の問題点を洗い出し、多くのドライバーが納得できる仕組み作りに知恵を絞らせることが脱官僚の原則だと思うのだが・・・。(田舎親父)

2010年6月29日 (火)

手足口病とは何とも奇妙な病名であるが・・・

 初めて『手足口病』という言葉を聞いたのは15年ほど前だったような気がする。思わず『なんじゃい、そんな奇妙な名前の病気があるのかいな・・・』と聞き返したこともうっすら記憶がある。

手のひらや足の裏、あるいは口腔内に特有の水疱性の発疹ができる夏かぜの一種だと説明されて、なるほど『だから手足口病』なのかと納得したものである。

その『手足口病』が中国で猛威を振るっているらしい。中国衛生部の公式サイトによると、中国の今年の『手足口病』の発症・感染例は6月22日現在で98万7779例に上り、うち重症が1万5501例、死亡が537人とある。

これは中国の人口が多いからとそのまま聞き流せる話ではなさそうだ。感染経路は咽頭分泌物に含まれるウイルスの飛沫感染と、便に排泄されたウイルスの経口感染だとの解説で、いくらトイレ事情が悪いからといっても、これほどの死者が出るとは驚きである。

衛生部は、昨年末から全国で『手足口病』に関連する予防・対策会議を重ねてきたという。『手足口病』は毎年夏に流行することが多いが、広東省のある都市では1~3月の感染者が昨年の9倍に当たる約5000人に上ったと報告されるなど、流行期を前に一部地域ではすでに深刻な状況になっているらしい。

この病気は毎年6~9月の夏場に流行するというから食中毒の流行と連動している。日本でも、1988年、90年、95年に大流行し、さらに97年と98年の流行では死者が出たというが、私の記憶がほとんどないところから、マスコミにとってはうま味がある話題ではなかったのかもしれない。

善意に解釈すると、最もかかりやすい年齢は1~5歳だということから、大袈裟に取り上げると乳幼児を持つ親の不安を煽るので、どこかからかマスコミに圧力がかかったととれないこともないが、権力側が圧力をかけるのはミスを暴かれないためであることは自明のこと、となると、対策が遅れて死者を出したので報道管制・・・いうところでは。

『アメリカがクシャミをすると日本がカゼを引く』と言われるのは、何でもアメリカさまのいう通りで、植民地化されている現状を皮肉ったことわざ(文言)だろうが、最近では、中国の影響もかなりのもの。中国で大流行している『手足口病』に対して警戒する必要があるのではないだろうか。

特に、先日も取り上げたように中国人観光客が急激に増えている。さらにその後押しの意味もあって、政府は今まで富裕層に限ってビザなし入国を一般庶民にまで広げるというから、今後ますます中国人観光客が増えることは予想できる。

中国の大流行している地域からくる観光客の中にはウイルスを体内に持っている人もいる可能性は否定できない・・・というと民族差別とお叱りがきそうだが、これから流行期を迎えるというから、くれぐれも注意をしたいものである。

症状としては、手のひらや指、ひじ、足の裏、ひざ、おしり、口腔内に水疱性の発疹が現れるのが特徴で、乳児はとくにおしり、ひざ、ひじに発疹がよくみられるというから、乳幼児を持つ世の親御さんたちは特段の注意をしてほしいものである。(田舎親父)

2010年6月28日 (月)

車内痴漢事件の冤罪について・・・

 通勤電車から開放された私にはおよそ縁のない話であるが、電車内の痴漢事件は相変わらず減らないようだ。かなりの頻度で盗撮や痴漢というたぐいの破廉恥事件報道が新聞の片隅に載るが、時に本名まで掲載されるとなると、本人はともかく家族や近い友人たちの気持ちはやりきれないのではないだろうか。

さらに、この種の事件で逮捕された容疑者が教員や警察官を含めた公務員となると、マスコミの格好の餌食となり、面白奇怪しく記事にされることが多い。しかも、以前にも取り上げたが、突然『このひと痴漢です』という一言が決定的な決め手になり、容疑を否認しても聞き入れられることが少ないという特徴を持っている。

警察は頭から女性側の言い分を聞くのが当然で、例えとても痴漢行為などできない姿勢だと主張しても、『微罪だから認めたらすぐ帰宅できる・・・』というセリフが定番化しているらしく、仕方なしに『ハイ』と行為を認めることが多いという。

まさにそこに冤罪が生まれるのだが、警察がはじめから『犯人はお前に間違いない』という態度では冤罪の原因を作っているとしか表現のしようがない。このため、痴漢事件で逮捕され、冤罪で泣かされる男性は今後も増えることはあっても少なくなることはないような気がしてならない。

徹底的に痴漢行為を否定するには裁判という手段しか残されていないが、それには信じられないほどの長時間とカネが必要。身分的にも休職や解雇などとなると、裁判を躊躇する場合も多いことは想像に難くない。

そんな中、裁判で争い『無罪』を獲得したという記事があった。電車内で痴漢をしたとして迷惑行為防止条例違反の罪に問われた35歳の県職員の男性に対し、地裁は『無罪(求刑・罰金40万円)』を言い渡したとある。これは取り上げる価値がありそうだ。

事件はほぼ半年前のこと、朝の通勤途中の電車内で女子高校生の尻などを触ったとして現行犯逮捕起訴されたという。女子高校生は男性の手をつかんで被害を訴えたという態度はあっぱれ。しかし、この男性は当初から一貫して否認していたというから、犯人を間違えた可能性があるのではないだろうか。

記事によると、公判では『スカートの中に手を入れられ尻などを触られた』という女子高校生の証言の信用性が争点だったようだ。判決は、汗などに含まれる男性のDNAが高校生の衣服から検出されず物証がないことを指摘しつつ『高校生の記憶について疑問を抱かせる点がある』と述べ、『痴漢被害を受けたとの証言は信用できるが、犯人ではない他の人物の手をつかんだ可能性を否定できない』と結論づけたとある。

私には真偽は全くわからない。汗などに含まれるDNAが採取でき判別可能かもわからないが、徹底的に冤罪を主張、職をかけて裁判で争うというのは並大抵のことではない。家族の理解がなければできることではないだろうことも推測できるので、冤罪である確率が高いと思っている。

弁護人からは『客観的証拠がなく起訴をした検察は慎重な対応をしていただきたい』と、控訴しないよう求めたというが、検察としてこのままでは面子が立たないという理由だけでも控訴するのではないだろうか。そして、またまた長い時間とカネがかかると思うと何とも無駄なこと・・・。

検察が潔く敗北を認めてほしいと願うが、ある意味、最高裁まで持っていき、『完全無罪』を勝ち取ることによってしか、検察に反省を促せないとしたら、この男性と支援の方々にもうしばらく頑張ってほしいとエ-ルを送りたい。

植草教授のように権力絡みでないはずだろうから・・・。(田舎親父)

2010年6月27日 (日)

ニシンに値がつかないとは・・・

 ニシンと言えば北海道。戦後しばらく、北海道の日本海では極端に表現すると『腐るほど』捕れたといわれている。そのニシンで莫大な富を得た網元の家がニシン御殿として観光の目玉の一つになっていることは有名。

私もずいぶん前に訪れたことがあるが、なるほど贅を尽くした建築には目を見張ったものである。それほど大漁が続いたのに昭和の30年代後半(立ったと記憶しているが)になって、ぱたっとやってこなくなったという。

それぞれの立場の人たちがその原因についてさまざまな意見を述べているが、明確な原因解明までは至っていないようだ。もっとも、自然相手のこと原因など一つであるはずがないのは当然だか・・・。

江戸時代には北前船でこのニシンがはるばる京・大阪に運ばれてきて、特に京都では珍重されたらしく、『身欠き鰊』と呼ばれるニシンの干物を煮物や甘露煮にする技術が生まれて、それをそばにいれる『ニシンそば』が名物の一つになっている。

それでも身欠き鰊は、アジの干物と違って炙って食べるという代物ではなく、ひと手間かけなければならないこともあって、京都の片田舎でそだった私には、母親が病気で寝ていたこともあって時々口にできる程度。図鑑ではニシンの姿を見ることはあっても、生のニシンは首都圏で生活するようになって初めてお目にかかった。

そして、何とか生活ができるようになったある日、魚屋に並んでいた生のニシンを購入して焼いて食べてきたところ、その美味さにびっくり、それ以来ニシンが大好き人間になっている。

ところが、昔は腐るほど捕れたニシンは今や幻の高級魚。横浜の片田舎のス-パ-にはほとんど並ぶことはない。たまに見かけてもそれはノルウェ-産というものばかり、外国の食材は基本的には一切手を出さないと決めているので食べる機会が少ない。

最近になって、北海道の標津の人たちとお付き合いさせていただいており、その一人である『標津市場』という魚屋さんから、鮭やイクラ、タラコやホタテなどを購入できるようなル-トが確立。流通が発達しているので、注文したら翌々日の朝には新鮮な魚が届くようになっている。

カレイ類やホッケなど、くるたびに調理と冷凍庫のスペ-スを空けるので大騒ぎだがその中にニシンもある。国後付近では今でも大漁ではないがニシンが上がるらしいが、現地のひとは食べすぎているのかあまり人気がないようで、信じられないような価格でしかもたくさん入手できるためニシン料理を堪能している。

ニシンは北海道の魚だと思っていたが(私だけではないだろうが)ここ数年、山陰沖でかなり捕れるようになっているという記事を見つけた。先月には鳥取の漁港で1日500キロ近くの水揚げが続いたというから驚きである。

南下の原因は謎らしい。 山陰沖でニシンが取れるようになったのは、5年ほど前からで、07年から漁獲高が増え、1日数百キロ水揚げされることも稀ではなく、06年に突然、島根県で3トンの漁獲が記録され、08年には鳥取県9トン、島根県13トン、09年は鳥取11トン、島根44トンと増えてきているという。

しかし、水揚げ量が日によってマチマチなために、市場でもニシンが競りにかけられるようにもなったものの、日によっては5キロで千円以下の安値になり、これでは氷代やパック代を含めると採算が合わず海に捨てることも多いとのこと。ニシン好きの私には何とももったいない話である。

関西圏の人々は(首都圏も同じかもしれないが)長年、ニシンといえば身欠き鰊しか知らず、そのまま焼いたり煮つけたりする料理に馴染んでいないのではないだろうか。そのため、生のニシンの流通が進んでいないのでは。そして、このあたりの工夫をすれば折角のニシンを海みに捨てることはないのにと思えるのだが・・・。

 ニシンには細菌があるらしく、刺身では食べられないらしい。鮭なども同じ理由で一旦冷凍してから解凍してルイベにしていただくのだが、標津市場のプロはニシンのルイベを薦めない。

きっと冷凍しても取り除けない細菌が存在するのだろうと思っていたが、この記事を読んで、生で食べられる(焼く・煮る以外の)料理法を研究してみたいという意欲が生まれつつある。(田舎親父)

2010年6月26日 (土)

人件費高騰で・・・

 中国人観光客が増えていることは先日取り上げた。その根底には中国の沿岸部の経済発展が進み富裕層が激増していることがあるが、日本のデパ-トはじめ秋葉原などの電器専門商店街はもとより、最近は北海道などの観光地も中国人観光客を呼び込もうとあの手この手の勧誘を展開。このところその様子などがよくメディアか紹介している。

 中国の経済発展は(難しいことはわからないが)人件費が先進諸国と比べものにならないほど安いため、日本はじめ各国の企業が雪崩のように中国に工場を建設し、現地で従業員を大量に雇用していることが背景にあること程度は理解できる。

工場ができるとその地域は活性化するのは当然として、生活レベルが極端に低い内陸部から大量の出稼ぎの人たちが集まり、そこで生活するようになるとその人たちの価値観に変化が出ることも成り行き上当たり前のことであろう。

このことは、私と同年代の人には経験として理解できるのではないだろうか。話はそれるが、昭和30年代終わりからから40年代の終わりにかけての約10年間は、オリンピックや万博景気に後押しされたこともあり、わが国では空前の経済発展期になり、地方から若者が集団で都会に集まったものである。

私は当時両親が相次いで他界したので仕方なく就職したのだが、結果的には都会に集まった若者の大勢の中の一人であることは違いない。当時は、東北地方から中学を卒業したばかりの少年少女たちが、首都圏の工場の生産ラインで働く労働力として送り込まれ『集団就職列車』という言葉が一世を風靡したことも今は昔・・・。

昭和37年に富士通に入社した当時の月給が10500円だったことを今でもはっきり覚えている。中学卒業で就職した人たちは、それよりかなり少なかったはずだか、それでも、農村の生活は貧しく家計を支えると同時に、都会に夢をはせていたことはよく分かる。

書き出しが長くなったが、中国では今年になって急激に賃金引き上げを求める工場労働者の『反乱』が燎原の火のように全土に広がっているという。

私が就職した当時、わが国では若い労働力を雇うのは、成長著しい日本企業だったが、今日の中国では工場を作るのはほとんど全て外国企業・資本。そして、現地の従業員の給与が進出した企業の本国からの派遣される社員に比べて、信じられないほど低いことが最近になって従業員たちが知ってしまったという。ホンダの現地工場では、その差が何と50倍というか驚いてしまう。もっと凄い格差があるのだろうが・・・。

それでも、その事実を知らないうちは支払われる給与が、今までの生活水準からすれば相当な高額なため、喜んでいたことは想像に難くないが、余りにも違う給料格差に気づいた現地の人々が賃上げ要求の直接行動をとりはじめる心情はよく分かる。その動きが、日本以上に発達していると言われる携帯とインタ-ネットであっと言う間に中国全土に広がっているのだろう。

 このような動きは台湾系のエレクトロニクス製品の受託製造会社の大手である富士康(富士通とよく似ている名称なのでハッとしたが)で起きた生産ライン労働者の連続自殺がきっかけになったと報じられているが、こんなことは日本のマスコミはほとんど記事にしない。

自殺の理由は明らかにされていないようだが、抗議の意味が含まれていたはずに違いない。急激な経済成長にもかかわらず、低賃金と劣悪な環境お元で働かされてきた中国の最底辺労働者の蓄積した不満が、情緒が不安定になり自殺が自殺を呼んだのではないかと推測している。

 繰り返すが、労働争議は中国全土に広がり、連日の労働争議事件の影響を受け、中国では今年30省・区近くで最低賃金の見直しが行われるようになり、今年になって飛躍的に賃金が上がったと現地のメディアは報じている。

それは労働者にとって素晴らしいことに違いないが、人件費の高騰を受けて、中国での工場生産のメリットがなくなり撤退する企業が出始めているというから、中国は経済的にみると大変な事態。当然のことながら中国政府や経済界は慌てているらしい。

日本から進出している企業にも撤退の動きが出ているらしいが、戦争の例を見るまでもなく、退却時が一番難しいのは理解できるので、各企業は頭をかかえているのではないだろうか。もっとも自業自得と言えないこともないが。

このまま居残るも地獄、撤退するのもままならないと、ますます日本の経済は冷え込むのでは、と素人ながら気にかかる・・・。(田舎親父)

2010年6月25日 (金)

どこまで公約をやぶれば気がすむの・・・

 昨日参院選挙が公示され、これから7月10日まで(全国至るところで)意味のない党名や候補者の連呼騒音に悩まされる日々が続く。去年の衆院選挙では政権交代があるという確信があったのでこの騒音騒ぎもあまり気にならなかったが、今回は全く馴染みのない政党名が多いとあって、頭が痛い日が続くのではないだろうか。
 ところて、去年の衆院選挙で民主党は官僚の天下りを徹底的に排除するために『公務員制度を抜本的に改革』するとマニュフエストに折り込んだはずだが、政権を獲得したとたん、そんなことはすっかり忘れてしまったらしく今回、文言はともかく具体的な内容はない。
 それどころか、カン内閣のこの件に関連した国家公務員の出向や再就職の指針などを盛り込んだ『国家公務員退職管理基本方針』の全容が明らかになり、それを近く閣議で決定するというニュ-スが流れたが、その内容を読んでガックリ・・・。
 官庁人事の停滞回避や、公共部門での知見の活用を根拠に、独立行政法人などに公務員が出向する『現役の天下り』を容認するだけではなく、次官や局長レースに敗れた高級幹部の受け皿として上級の『専門スタッフ職』を新設するというから正気の沙汰ではない。
 もはや、マニュフエストに示した『公務員制度の抜本改革』の精神は全く骨抜き(小骨さえ完全に抜かれた)になってしまったと表現しても差し支えあるまい。これでは公務員に対して厳しく対応する改革でなくて、現在よりもっと公務員に手厚く対応するという以外なにものではない。
 政府関係者(またまたニュ-スソ-スが『関係者』という曖昧な表現)は『公務員に定年まで能力を発揮してもらうため』と説明して、退職後の官僚OBが特殊法人や独法などに天下りを重ねる『渡り』などとは違う点を強調しているとのことである。
 ちょっと待ってほしい。繰り返すが、民主党は昨夏の衆院選マニフェストで官僚の天下り根絶など公務員制度改革をアピールした。官僚OBの天下りに加え、各省庁の既得権の温存などにつながる現役官僚の政府系機関への出向なども厳しく制限する方針を示してきたのは、選挙が目的だけの奇麗事なのか。選挙が終われば俺たちのもの・・・では自民党時よりもやり方が露骨である。
 政府関係者が明かす『基本方針』は、現役官僚の独法や特殊法人などへの出向を『法人側のニーズがあること』を条件に容認するとのこと。ハトヤマ内閣は昨年末、独立法人の役員ポストへの天下りを原則禁止し、公募で選ぶ方針を決めたはずなのに、今回は『(省庁からの現役)出向の場合、公募の対象にしないことができる』という方針に変更したというから、わずか数カ月で方針が覆されたことになる。
 『渡り』については禁止との方針だが、これでは『渡り』という巨悪を認めないのは当然だとしても、『出向』と言葉を変えた『天下り』という小悪は『是』としてこれを黙認して、官僚のご機嫌をとろうというものになっているとしか思えない。
 また、次官や局長コースから外れたキャリア官僚に対する『肩たたき』と言われている『早期退職勧奨』についても、昨夏の衆院選で『禁止』だったはずなのに、国家公務員の総人件費抑制を最優先という方針にすり替えて、各省庁が再就職のあっせんを行わないことを条件に『肩たたき』を認めることにしたというから、これは官僚要求を丸飲みしたといっても過言ではない。
 話は少し変わるが、今回の選挙では消費税がかなり影響することは間違いなかろうが、民主や自民はともかく新しく看板を掲げた政党は、経済を活性させるためには法人税の切り下げを打ち出しているが、このことについてはマスコミは例によってスル-。
 経済音痴の私には法人税のことはさっぱりわからないが、税金をうんと安くするから商売に励み経済を活性化させてください・・・という企業に対してのニンジンだということ程度は理解できる。
 そのことに対しての是非は勉強不足のため言えないが、企業がたっぷり儲けたカネを従業員に還元するならともかく、企業が政治献金と称して政党に多額の『賄賂』を渡したり、あるいは役員に4億、5億というとしも日本人としての常識では考えられないような報酬に化けてしまっては、何のため誰のための法人税の引き下げなのと聞きたくなる。
 日産のゴ-ン社長の年収が約9億と聞いてビックリしたが、このことはまた日を改めて考えてみたい。(田舎親父)

2010年6月24日 (木)

何故日本のメディアは報じないのか・・・

 6月2日の小覧でも取り上げたか、メキシコ湾の海底油田からの原油流出は未だに止まらず、連日信じられない大量の原油が海中に垂れ流しされている事実を、何故日本のマスコミは報じないのだろう。

いや、BSのテレビニュ-スだったと思うが、この海底油田を掘削している世界の石油メジャ-の『BP』の社長(最高経営責任者)が休暇をとってヨットで遊んでいる映像を見た記憶があるので、マスコミ側としたらきちんと報道していると反論を用意しているようだが・・・。

確かに、この映像は『大変な時に遊んでいてはいけませんよ』というマスコミのBPに対しての批判と受け止められないことはないが、日本人の道徳観に訴えるいわば心情的な記事であって、事故の原因や応急処置の成否、あるいは現在の状況など一切ない。従って事の重大さなど訴えるには説得力はゼロに等しいと言っても過言ではなさそうだ。

アメリカから日本政府に徹底した報道規制命令があって、政府がマスコミに圧力をかけているのかもしれないが、それに対して、せめてもの抵抗をした結果が、私が見たBPの会長の休暇映像だとしたら情けない限り・・・。

地球温暖化には異常と思えるほど二酸化炭素犯人説を取り上げて、二酸化炭素の削減こそ環境に優しい生き方だと大宣伝するマスコミが、こぞってエコという言葉でそれらに無理につなげることに大騒ぎしているのに比べて、地球規模での今回の原油流出を、この程度でしか流していないのは許せない。

現状はどうなっているのだろうと思いネットで探ってみたら、『現場付近の海岸で流出原油を清掃する BP によって雇われた油のクリーンアップ労働者たち』というサイトにぶつかった。

その中で、特に気になったのが、この数週間、怪しげな症状がこれらの労働者の中に現れているという記事の部分。現地の病院は患者たちを追跡調査しているが、医師たちはこの病気をインフルエンザと区別するのに苦労しているという。

それは、患者たちが見せる症状が特定ではなく、頭痛、疲労、記憶や精神集中に関していると同時に消化器官の不調などさまざまで病名をはっきり決められないからだそうだ。

医師たちはこの症状を『毒性起因耐性消失症』と名付け、その原因として、原油や毒性ガス、または石油分散剤のような化学物質にさらされたために、家庭用品や薬物療法、あるいは食物に対してさえ耐性を失ってしまったようだと語っているとのことである。

この記事ですぐに頭に浮かぶのが『コレキシト9500』という薬剤である。この薬剤についての知識はほとんどないが、石油を溶かす有毒な溶剤で、ヨ-ロッパなどでは使用禁止になっているほどだから猛毒であることは間違いない。

BP社は事故を隠蔽するために、何百万ガロンもの『 コレキシト9500』という薬品を注入していたというから、常識的に考えても医師たちを悩ましている原因の一つであろうことは事実のようだ。

事故発生と同時にロシアの天然環境資源省は、この毒性を持つ溶剤が、メキシコ湾の暖水と混ざることによって、その分子が『相転移』すると警告。この転移は液体をガス状に変える作用があり、ガス化した後には雲に吸収され、それが地上に『毒性を持つ雨』となって降ってくるとの見方を発表している。

そしてまとめとして、あらゆる生き物たちの生態系を滅ぼす『想像もつかないような環境の破滅的災害』を引き起こすかもしれない・・・とのレポ-トを、今更ながら恐ろしく読み返している。

今のところ、コレシキト9500と今回の労働者たちの症状との相関関係が立証されたとの情報はないが、日本のマスコミに対して『なぜ、こんな地球規模での環境破壊を、何故一言も触れないのか・・・』と最大限の怒りを持って叫びたい。(田舎親父)

2010年6月23日 (水)

正体見たり カン内閣・・・

 カン内閣が発足したが、自民党が首相をたらい回しにした手法と同じ経緯でできた内閣なのでさほどの期待はできない。

案の定早速本音が出たらしく、発足と同時といっても奇怪しくないタイミングでカン首相が『10年度内に消費税のあるべき税率を取りまとめる。(税率は)自民党が提案する10%をひとつの参考とする』との発表には正直『正気の沙汰ではない』と思った人も多いのではないだろか。

自民党のタニガキ総裁は早速パクリだと大批判を展開。与野党トップ同士が参院選挙で消費税アップを競うとは過去には例がない異常事態だが、どちらが勝つにしても消費税はその具体的な内容を徹底的に議論することなく引き上げとは、この国の政治は狂っているとしか表現のしようがない。

カンさんは市民運動から今日の地位を築いた人として知られている。市川房枝さんという伝説の人の教えを受けて育ったというから、筋金入りの市民運動家だろうと思いたいのだが、この御仁の語る『市民』は、私の考えている『一般国民』ではなく、自分を支持する有権者だけなのかもしれない。

首相という最高の権力を得て、高い支持率を世論勘違い、60%の国民が『俺を信じている』との思いから、強い財政のためには消費税率アップが必定、それを上げられるのは国民から支持された俺しかいないとトンデモ発想をしたのではないだろうか。

民主党の中では恐らく大混乱が起きているに違いないが、選挙に勝つことだけが党是となってしまっているらしく、党の幹部たちは一様にカン首相の言葉を受けて諸費税の引き上げに傾き、それは規定の事実になっているようだ。

それでも一部には慎重論があるようだが『消費税の議論をするのは当然』という『議論しなければ始まらない』あるいは『議論の中で公正な税制を考える』という、一見正論のような論理のオブラ-トにくるんでいるが、実際にはすぐにでも消費税率を10%に上げたいのが本音だろう。

自民党は『俺たちの政策のパクリ』だと民主党を避難しているが、こちらも消費税の中味の議論などより税率アップが先だろうから、民主党と似たりよったり。となるととても支持できる代物ではない。

共産党と社民党以外の政党も、クチサキだけは反対という党もあるようだが、基本的に賛成なのだろうから、今回の参院選挙は共産党と社民党のどちらかに投票するしか選択肢はなさそうだ。しかし、例え私が一票を投じた候補者が当選したとしても、国会内では極少数政党、ゴミのような立場で、消費税問題で討論には参加できても、所詮はガス抜き・・・。となると、投票所に足を運ぶもの虚しくなる。

そんなことを思っている矢先に、マスコミの調べたカン内閣の支持率が激減。50%を切ったというから面白い。私は所詮マスコミの情報とバカにしているのだが、当事者たちはヒヤヒヤものらしく、早速カン首相は『消費税導入は少なくとも2、3年先』と言い訳がましい発言と、地方遊説ではこのことには触れないというから、この御仁も歴代の自民党の首相と本質は変わらない。

カン首相は、改めて自分の言葉の軽さを知ったのかもしれないが、過去に与党が消費税を打ち出して、選挙に勝ったためしはないという事実は、いかに国民が消費税に対してアレルギ-を持っている証拠。もう一度、このことをかみしめてほしいものである。

しかし、消費税10%はもう既定のことと一人歩きが始まっている。いかに、『議論をはじめるが、数年先しか導入しない』と言っても、参院で民主党が過半数を獲得したら、圧倒的な数の力と、自民党の影の応援を得て、来年度にも10%実施もあると危惧しているのは私だけではあるまい。

カン首相がもう一度『消費税率10%』と明言してくれたら内閣支持率はさらに落ちて選挙の行方が面白くなるのだが・・・なんて、掟破りの外野的な見方もしたくなる。(田舎親父)

2010年6月22日 (火)

『ペット命』の皆さん、大丈夫?・・・

 『カプノサイトファーガ・カニモルサス』という、聞いたこともない名前の細菌が犬や猫の口の中で繁殖しているという記事を見つけた。

外国の話ではなく日本国内でのことである。この細菌は人間にも感染するらしく、過去8年で6人の死者が出ているというから拝聴に値する。国立感染症研究所獣医科学部の調査から判明したと教授の名前まで公開しているところから、この情報はかなりの信頼できそうだ。

感染して発症する確率は低いものの、発症すれば重症化する恐れがあり、ペットとキスをするなど過度な触れ合いを避けるよう、厚生労働省は全国の自治体や医師会、獣医師会などに文書で詳しい情報を発信したという。

しかし、市や区の広報誌や、2ケ月に一度行っている血液検査(人体実験のつもりでもう3年も続けている)を行っている病院には『カプノサイトファーガ・カニモルサス』あるいはその感染症に関する情報は見たことがない。

このカプノサイトファーガ・カニモルサスという細菌はイヌやネコなどなどの普通ペットとして飼われている動物だけではなく、ほとんどの獣類の口腔内に常在しているとのことであるが、知らないことが多過ぎる。

犬の病気としては『狂犬病』は幼い頃から知っている。犬に噛まれたらまず狂犬病を疑い、傷口をよく洗って医者に行け・・・と教えられていた。そのため、特に野良犬に対してはかなり気にしていたが、今まで吠えられたりすることは度々だが、噛まれた経験はない。

それも当然で、最近ペットとして飼われているワンちゃんたちは、知らない人には無関心でいることを徹底的に躾けられているらしく、毎日大勢の犬とすれ違うのに私に興味を示す犬は皆無、これでは『狂犬病』という病名すら死語になっている感じさえする。

ところが『カプノサイトファーガ・カニモルサス』という舌をかむような名前の細菌のいたずらから起こる感染症は、噛む行為以前の、ペットたちがじゃれて歯を当てるだけでも、あるいは何気ないキス行為などでも人間に感染する可能性があるというから要注意である。

もっとも、実際に症状が出る人は少ないらしいので、それほど脅威を感じる必要はなさそうだが、公園などでペットを連れた人たちの多くはかなりの高齢者。中には、歩くのもやっとという人も珍しくない現状から、それらの免疫機能が低下した人が感染・発症したらと・・・、お節介な心配をしてしまう。

恐らく『カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症』などという病気の情報はほとんどのペットを飼っている人たち(特に高齢者は)は知らないのではないだろうか。あるいは私同様ネットで 見つけても、自分のペットには・・・と聞き流しているに違いない。

野生の鳥のほとんどが鳥インフルエンザウイルスを体内に持っていることが知られており、それが豚に感染して、変異を繰り返して威力を増し豚インフルとして広がり恐れられていることは周知のこと。

私は牛や馬にまでこのウイルスが広がるのは時間の問題だと思っているが、ごく間近に『カプノサイトファーガ・カニモルサス』なんて細菌が存在するとなると、こちらの細菌の方が先に突然変異をして、人間に感染力を持つようになっても奇怪しくないと思えてくる。

世の『ペット命』の皆さんは自分の飼っているペットだけは大丈夫だという過信を持っているのではないだろうか。

この情報が、犬のファッションを競い、乳母車に乗せて散歩が当たり前にさえなっている風潮に、一石を投じる役割を果たしてほしいものである。(田舎親父)

2010年6月21日 (月)

マンション転落事故が続く・・・

 数日前の新聞に『7階から転落幼児助かる』という見出しがあった。またか、何故こんな事故が続くのだろう・・・と暗澹たる気持ちで字面を追う。

どこだったか、何時ごろだったかという記憶はないが、5歳の幼児がマンションの7階の部屋の手すりに挟まって泣き叫んでいるのを通行人が見つけ、人々の善意で無事助かったという内容だった。

近所の主婦が見つけたらしい。この子の親は仕事で不在、部屋には鍵がかかって入れないので、隣家の協力で通行人の会社員がヘランダの仕切りを乗り越えて入り幼児が挟まっているベランダに入り、柵を広げて助けたとある。

記事の『幼児は頭がベランダの作に挟まって身体は外で宙ぶらりんになっている状態』という箇所と、『柵を広げて救助し、駆けつけた救急隊員に引き渡した』という文言に、どうして幼児がそんな状態になったのかということと、ベランダの柵がそんなに簡単に広げられるものかという疑問がわいたが、住民や通行人の善意で幼児が助かったということにそんな詮索は無用だろうと思いそのまま読みくだしてしまった。

今更確かめようがないので私の読み違いかもしれないが、7階のベランダに首を挟まり宙ぶらりんの姿を想像すると身がすくむ。

マンションのベランダから転落する事故については私も何度か取り上げた。基本的にはマンションのベランダは建築物的には子どもの遊び場ではないのだが、そのことに対して世間一般の認識が決定的に不足していることが原因だと捉えている。

従って、その都度、親がベランダの意味をしっかり捉えて、子どもがベランダにでられない工夫と、出すときは必ず親が付き添っていることうしなければ、この種の事故は後を絶たないと警告しているが、またまた昨日になって札幌のマンションで3歳の女児が転落死という報道に、これは続きそうだという予感がしてならない。

記事によると、事故が起きたのは19日午後3時過ぎのことだという。11階に住む3歳の女児が転落、市内の病院に搬送されたが頭などを強く打ち死亡。ベランダには高さ約1.1メートルのパイプの手すりがあり、ベランダにはタイヤや自転車が置かれていたという。

幼児がベランダの手すりにつかまっていたのを向かいのマンションの住民が目撃していたというから、タイヤなどを踏み台にして過って手すりを乗り越えたようだ。

この女児は両親と兄との4人暮らし。当時、父親は仕事で、母は兄と買い物に外に出ており、この子は昼寝をしていたというから、何度も繰り返されたいつものパタ-ン。

最近の親は(というと語弊があることは十分認識しているつもりだが)幼い子どもが昼寝から目を覚ましたとき、周りに親兄弟がいなかったらどうするのかという、ごく当たり前の常識すら持たないのだろうか。

この母親にも言い分があるだろう。普段からこの子は昼寝をしたら数時間目が覚めないのかもしれない。何度もそんなことを経験させているのかもしれない。目が覚めてもおとなしくするように躾てあると言うかもしれない。

しかし、マンションのベランダ機能を全く認識しなかったことによって、最悪の結果になってしまったことは間違いないこと。恐らく、マンション住人のほとんどがこの親と同程度の意識だろうから、今後も幼児の犠牲は無くならないのではないはず・・・。

 すぐにでもベランダ機能をきちんとマンション住民(いや、国民全て)に徹底するキャンペ-ンをしなければならない。日頃から御用記事が多い最近のマスコミには、せめてこのキャンペ-ンに力を注ぐ義務があるはずだと思うのだが・・・。

 最近は洗濯物が外部から見えないように、ベランダの柵の中に物干しが儲けられているマンションが主流だと聞く。流行りのプライバシ-という考え方がその基本になっているのだろうが、低い物干しが幼児の格好の遊び道具になっている危険性を見落としていないだろうか。

 また、ベランダガ-ディニングという言葉が流行るように、最近はベランダに鉢植えの植物や野菜や果物まで栽培するのが大人気。その鉢やプランタ-も好奇心旺盛な幼児にとっては格好の踏み台になることも、子を持つ親は十分意識してほしいものである。

 見てくれは悪くとも、子どもが転落の危険性がなくなる年齢に達するまでは、ベランダには物を置かない、勝手に出られないように施錠や開閉の隙間を限定する。あるいは丈夫なネットを張ったり、柵を高くするなどの工夫も必要だと思うのだが・・・。(田舎親父)

2010年6月20日 (日)

自然体験活動の衰退が心配・・・

 浜名湖で中学生の乗ったボ-トが転覆したというニュ-スが流れたのは、18日の夕刻だった。その時は、女子生徒一人の行方がわからないということだったが、すぐに転覆したボ-トの中に閉じ込められているのを発見して救助したが、意識不明の重体という情報が続く。

映像では湖面が大きく波立ちボ-トが激しく揺れている様子が映し出されていた。何故こんな悪天候の中で一番危険な、ボ-トでの水上訓練という体験活動をやらせたのだろうという疑問が浮かぶが、その前に女子生徒の意識が戻ってくれることを願う。

その願いも虚しく、しばらく後に流れたニュ-スでは女子生徒の死亡が確認されたとのことに、改めて、安全確認に万全だったのかという疑問を抱く。その後事故の状況が明らかになっていくのだか、またまた安易な判断があったことに怒りを感じる。

『悪天候で中止』という判断は誰でもできる。しかし、中止したら子どもたちの期待感を大きくそぐことになる。子どもたちを仕方ないと納得させられたら問題はないが、できないと今後の教育活動に支障がきたす恐れも生じる。このため、担当者はこの判断に神経を使うのは十分理解できる。

恐らくマスコミは『なせ、こんな悪天候で実施したのか』と批判することだろう。最終的に実施する、しないは校長の判断になるのだろうが、ボ-トなど水上での活動に造詣の深い校長などほとんどいないだろうから、結局は活動を担当する職員(今回の場合は静岡県立三ケ日青年の家)の判断に任すのが常だろう。

今回の場合も、天候時にボート訓練をするかどうかの判断について、青年の家側は『注意報が出た場合、所長と学校長が協議して決める』という決まりなんていたらしいが、校長の話として『自分はそのルールを把握していなかったし、注意報が出ていたことも知らなかった』となると、協議したかどうかも疑わしくなる。

さらに『この程度の天気なら大丈夫という所員の話を学年主任から聞き、話を信じた。自分でも大丈夫だろうと判断した。ただ、自分の判断に客観的な基準があったわけではなく、天候と湖面を自分で見て判断した』というのは、批判を集めそうだ。

私はこのニュ-スを見たとき、はじめは訓練中に転覆したと思っていたが、それにしては女子生徒は転覆したボ-トの中で発見されたということが腑に落ちなかった。実際には救助に向かったモ-タ-ボ-トで曳航中に転覆したと知り、それなりに納得はしたが、それにしても、素人の集団がずさんな計画で体験活動を実施していたのではないかと呆れてしまう。

転覆したボ-トには18人の生徒と2人の教員が乗っていたようだが、職員は乗っていなかったということも気になる。ひょっとしたら教員の一人か体育の教師でボ-トを経験したことかあるというので、人数の関係で教員だけに任せたのかもしれないが、これは言い訳にもなるまい。

しかも、同乗していた教員から『強風で生徒が船酔いしてこげない』と事実上のSOSに青年の家から急遽モ-タ-ボ-トを出して、曳航して避難する途中に転覆。他の3席のボ-トは沖合で救助を待って、県警の救助艇に救助されたというから、モ-タ-ボ-トを操縦していた職員は、とにかくまずは職員の乗っていないこのボ-トを岸につけて、他のボ-トも曳航する予定だったと考えても間違いなさそう・・・。

青年の家側にはこんな場面に遭遇するという想定がなく、転覆してもすぐにボ-トの中を点検する余裕かなかったようだ。ひょっとして、操縦士一人だったのではと思ったが、後日のニュ-スには二人とあったので、まずその過失はないが、一刻も岸へという気持ちしかなかったのだろう。

青年の家を管理する県教委の教育長は『大変申し訳ない』と陳謝は当然だか『なぜこんな天候で訓練を行ったのかと思った。もう少し慎重に判断すべきだった』と、施設長の判断ミスだという態度。恐らくこの愛知の中学校を管轄している愛知県教委も、深々と頭を下げるパフォ-マンスで謝罪しながらも、校長の責任だと逃げるのは目に見えている。

この種の事故で私が一番恐れるのは、現場が萎縮することである。水上での活動のリスクを考えると、来年度からこのような体験活動は行いたくないという学校か増えるのではないだろうか。すでに県教委段階で今年度は中止と決めているかもしれないが・・・。

また、水上での体験に限らず、野外での活動も天候に少しでも不安があると即中止という自体も十分考えられる。さらに、保護者の価値観として、こんな体験より学力向上が大事だと自然体験活動そのものにも批判が集まるのも恐ろしい。

ある程度のリスクを十分な計画を専門的な指導者の元に行うことによって子どもたちの豊かな精神が育つというのが自然体験活動の意味。そしてこのことは、数々の実証によって裏付けられているので今日多くの学校でも取り組んでいる。リスクのない活動では自然に対しての意識は変わらず、豊かな精神など育たないことを私は経験で知っている。

なくなった女子生徒の冥福を祈ると共に家族の方に心から哀悼の意を捧げるのは当然として、全国の学校に対してはこの事件を教訓はして、ひるむことなく自然体験活動の充実を図ってほしいと願う。

もちろん、それを乗り越える学校は相当な勇気が必要だということもよく分かり、今回の事故は、今後の自然体験の活動の充実には大きなダメ-ジを与えたと悔やまれてならない。(田舎親父)

2010年6月18日 (金)

選挙に勝つことしか頭にないのがミエミエ・・・

 参議院の本会議も開かず通常閉会が閉会になり、全ての政党は7月11日に予定されている参院選挙へ突入したようだが、民主党のやり方は余りにも参院選挙優先という姿勢がミエミエで気に入らない。

政権交代して9ケ月。早くも総理大臣が代わってしまったのは仕方ないとしても、あれほど多様なマニュヘストを掲げ、『実現のために最大限の努力をします』と言っていたのはクチサキだけだったようだ。

郵政改革法案の詳細は知らないが、少なくとも郵政民営化での歪みを正すという大義名分があるはずではないだろうか。民営化に最後まで反対して自民党から除名された人たちが立ち上げた国民新党との約束は一体何だったのだろう。

確か、菅内閣の発足時、国民新党教育カメイ代表とカン総理が話し合い『今国会で成立させるという』合意したことは、メディアの前で揃って会見し合意文書を取り交わしたことでも明らか。

それを数日後には、今国会では日程的に無理なので次期国会で成立させるからと言いだしたのは、菅内閣の支持率が急上昇したからだということは政治にはずぶの素人の私にでもわかること。これでは余りに無節操すぎる。

自民党の凋落は止められないきは明らかなのに、堂々と論戦して国民から信頼されてはじめて政権が安定するだろうに、こともあろうに、凋落自民党と論戦して何か落ち度があれば支持率に陰りが出るのを恐れてというのは実に情けない。

 今国会に提出された法案は64件あったという。その中で成立したのは35件で、この成立率は歴代の内閣では最低だそうだ。

子ども手当て法案や高校の教科書無償法案は成立したが、郵政改革法案はもとより、国家戦略局をつくる政治主導確立法案や地方分権に関わる地域主権改革関連法案は衆院で継続審議という形で先送り。公務員改革をうたい省庁横断的な幹部人事を行う国家公務員法改正案は結局廃案になってしまい、これは現行のマニュフエスト通りの形では行えそうにないらしい。

 ところで、昨日参院選のための新しいマニフェストの全容が明らかになったという記事が一斉に掲載された。

それによれば、カン首相が目指す『強い経済、強い財政、強い社会保障』の実現に向けて『消費税を含む税制抜本改革に関する協議を超党派で開始する』と明記されているが、 去年の衆議院選では『我々が政権をとったら、次回の衆院選挙までには絶対に消費税は上げない』と明言したのは誰だったのだろう。

これだけ社会全体の高齢化が進み、そのための社会保障や医療の問題を支えるためには莫大な予算が必要だということは誰もが認め、そのためには増税しなければならないという論理は十分理解できる。

無駄を省くことだけではそれらを賄う財源確保は無理だということはわかった。しかし、だからといってこのまま放置して、現行の消費税率を引き上げたら全てが解決するという安易な発想は認められない。

消費税そのものの議論が必要だということは誰もが思うことだが、日常生活に欠かせない一般食料品や日用品に一律かけている現行の制度の率だけを上げることが前提の議論では、ますます貧富の格差は広がるのは目に見える。

『強い経済』は国民の合意と政治に対しての信頼感があって初めて構築できると信じたい。そのためには、国民の理解が得られるような徹底した議論を期待したいのだが、国会で多数をとってしまえば俺たちの思い通り・・・という姿勢がミエミカでは、民主党にこの国の将来を託して良いとは思えない。

だからといって、自民党ではもっと悪くなることは明らか。国民は悩ましい選択を強いられそうだ・・・。(田舎親父)

2010年6月17日 (木)

天地がひっくり返ったような大騒ぎ・・・

 大相撲の大関・琴光喜が野球賭博をして暴力団から数千万円脅し取られたという記事が週刊誌の見出し(新聞広告に載っていた)あったのは先月だったような気がする。

琴光喜は野球賭博はもちろん暴力団との接触は一切なかったと言明していたそうだが、ある意味当然だろう。例え事実だとしてもシラを切る気持ちもわからないでもない。一般のサラリ-マンでも賭マ-ジャンは当然という風潮に、なせこんなに大袈裟に騒ぐの・・・というのが、私が感じた印象である。

その問題が少し下火になったと思ったら、今度は去年の名古屋場所で暴力団の幹部か特別なル-トでしか手に入れられない、テレビ写りの良い席で観戦していたことが問題になりこれまた大騒ぎ。

暴力団の幹部は塀の向こう側にいる親分に対してのメッセ-ジを出していたとのことだが、単にそれだけではあるまい。暴力団としては、私のような庶民には思いもよらない、もっと深い意図があるのではないだろうかと想像している。世間とはかけ離れた世界だろうから何でもあり、というのが一般の見方では・・・。

その席のチケットは窓口では販売せず、相撲協会に特別多額の寄付をした人とか、協会と特殊な関係の人にしか渡らない特別の仕組みらしいが、こんな仕組みは抜け道を作るためにあるのは歴史が証明しているといっても過言でないほど、意味のないことで、親方(特に部屋持ちや相撲協会の幹部の親方)が、入手するにはそれほどの手間はかからないだろうことは容易に想像がつく。

この問題では親方の二人が関係していたとの事で、部屋の取りつぶしという、今までにはないほど迅速で且つ厳しい処分に、相撲協会の慌てぶりというか急いで幕引きをしたい思惑がよく見えて面白かった。

このところ大相撲は、部屋ぐるみで新弟子に暴行を加え殺してしまったり、横綱朝青龍の問題暴行問題など賑やか。朝青龍はそのためあっさり引退、きっと裏では協会との間で取引があったのではないだろうか。

その都度マスコミはここぞとばかりいろいろな情報を集めて煽り立てるのは、視聴率が稼げるからに他ならないが、それにしてもよくぞこれほど不祥事が次々に明らかになるものと驚くより呆れてしまう。

今回の琴光喜の週刊誌報道はかなり核心をついていたようで、警視庁が琴光喜を任意で事情聴取を行ったと報じられ、事の大事さに相撲協会も琴光喜はじめ親方・協会役員、そして全力士(これらをひっくるめて協会員というらしい)にも聞き取り調査を行った結果65人の協会員が、賭博をしていたと自己申告したという。

『正直に白状すれば今度だけは見逃す』というのは古今東西、統治者の常套手段。相撲協会もそれが通ると思っていたらしく、これら65人を厳重注意処分とするとしたが、マスコミの煽りでこれが国民的な話題になってしまい、大臣まで出てきて文科省が『そんな甘いことではまかり通らぬ』となるほどの大問題に進展してしまった。

しかし、私も含めて『それほど大騒ぎする必要があるのだろか・・・』と思っている人も多いはず・・・。

確かに法律で博打は禁止されている。しかし、マ-ジャンはじめ囲碁将棋など、さまざまな勝負事の娯楽に、誰が勝つか、どちらに軍配が上がるかはその方面に少しでも興味を持っている人にとっては当たり前のこと。

若いときは私だって金銭はともかく、勝つ方にビ-ルとか、負けたら奢るよ・・・なんてことは日常茶飯事。かっては(恐らく今でもだろうが)金銭を賭けないマ-ジャンなんて考えられなかったが、まさか今では(法で禁止されたからといって)それが全てなくなっているとは思えない。

相撲界や芸能界などは金額が桁外れだというのは世間の常識。当然、賭ける金額も桁違いだろうことは想像がつく。我々がささやかな娯楽として仲間うちでハコ点5000円という遊びとは違って、100万200万は当たり前かもしれないが、結局のところ金額の多さが違うだけでは・・・と思わないでもない。

ウソをついてしまって自分を追い込んだ琴光喜はともかく、65人(現職の親方はじめ協会幹部や幕内力士なども表に出ていないだけで、実際にはもっと多いだろうが)全員を名古屋場所の出場禁止などという処分をしたら、それこそ場所そのものは開けないだろうし、そんな上辺だけのトカゲの尻尾きりを続けたら、大相撲界そのものから人々の足が遠のくに違いない。

今朝になって、幕内力士と親方の名前が新聞紙上を賑わしていたが、今後さらに増えそうな勢いだが、各メディアがこんなバカバカしい問題で一面を飾るのは、どこからかの圧力によって、国民の目をそらせたい意図があるのでは・・・。

相撲協会も十分世間の考え方が理解できただろうから、マスコミはこれ以上騒ぎ立てるのは止めたらいかがだろう。と言っても、一時的に視聴率が稼げるこんな最高の餌の前から引き下がるマスコミでないだろうが・・・。

それよりも、相撲協会という巨大な組織に対して、特別な優遇措置を全て廃止して、公平な『税制度が行き渡る法』を整備すれば、これらの問題のほとんどはなくなるだろうと思うのだが・・・。(田舎親父)

2010年6月16日 (水)

自然の営みが目の前で・・・

 昨日、大腸の内視鏡検査を受けた。以前一度人間ドックの時、この検査を受けたはずだか(ひょっとして記憶違いかもしれないが)鎮静剤を打たれた覚えがないので、何時改めて思うと内視鏡検査だったのかも自信がなくなる。

しかし今回は、医師から丁寧な説明を受けて、しかも検査に合意する受諾書を提出した上で、前日から食事制限と当日朝から下剤を飲まされ、昨日の検査の前にも看護士から実に丁寧な問診と説明を受ける。

その看護士は言葉づかいや対応は実に丁寧でしかも気さく、これなら患者は安心すると思える雰囲気を持っている。私は、ホッとして鎮静剤など初めて経験ですが、できればぐっすり寝ている間に検査がすむようにお願いします・・・なんて冗談を言って、ストレッチャ-というのだろう、寝たままで検査室へ運ばれる。

担当の女性医師も丁寧で親切、しかも気さくな雰囲気を持っているので、ついつい同じようなことを言ったようだ。まさか、医師がそのことを受け入れて多めに鎮静剤を投与してくれたとは思わないが、点滴液に鎮静剤だと説明された薬剤を入れたと同時といっても奇怪しくないほどすっと寝てしまったようだ。

そして、気がついたらもう全てが終わり、元の場所に戻されていた。終わりましたよという声で意識が戻り、ポリ-プなどの切除はなかったということに一安心。

鎮静剤の効き目が続いていたのか、帰宅してもしばらくぼんやり。空腹に我慢しきれずお菓子や果物と飲み物でお腹を満たしたら眠気が襲って来る。昼間には滅多に横にならないのだがしばらダウン。それでも足りなかったようで、夕食もそこそこに8時に寝床に入ったがそのまま4時まで熟睡。さらにまた寝てやっと目が覚めたというところ。

鎮静剤が初めてなので余計に効いたのかもしれないが、改めて薬の威力にビックリ。普段、酒には多少の自信があり、睡眠薬よりアルコ-ルを飲んだ方がぐっすり寝られる、と言って憚らない私であるが、こんなに効くとなると、点滴液に混ぜる薬剤を間違えて死亡・・・という事件報道が時に聞こえてくるのもうなずける。

これ(点滴の効用)は文章にできると思うのだが、具体的に筋道をたてた文章を作ろうという気力が今はないので、この題材は先にとっておく。

と言って、世間のことを題材に文章作る気にもならないので、目の前で先日捕まえてきたクワコが繭を作っていることを話題にしてみようと思う。

一作昨日だったと思うが、桑の葉を採集していたら何やら蚕に似た虫がいたので捕まえて持ち帰った。見つけたときはクワコだろうと思ったのだが、以前何度か捕まえたクワコとは少し顔つきが違う。

家で改めて観察するが、首が短く、どちらかといえば蚕に近いような風貌。蚕にはいろいろな品種があるので、その一種なのかしれないと思い、その姿を撮って、私の蚕の先生に鑑定を依頼したところ、間違いなくクワコだと言う返事が帰って来た。

姿から5齢だということはわかる。間もなく繭を作るだろうことも予測できるが、すぐに作るということは想像もしなかったので、蚕のように普通に桑の葉を与えていたところほんの少し目を離している間に、姿が見えなくなったのに驚く。

まさにあっと言う間の脱走。ビックリして部屋中を探すと思いがけず、近くの同じようなビンのふたにへばりついて首を延ばしている。そのとき繭を作りたがっているのだとは気づかず、仕方ないので逃げられないようにして桑の葉を与えてみることにする。

ところが、桑の葉には見向きもせず、箱の上ふたにくっついている。その時になって以前クワコを桑の枝で育てたことを思い出し、桑の枝をペットボトルに差し込んでその葉に留まらせて置いた。

ここまでは昨日の午前中の話。これで逃げることはないだろうと、昨日内視鏡の検査に出かけ、帰宅してみると桑の葉を食べて跡があるので安心してそのままバタンキュ-状態という次第だが、今クワコは葉っぱを布団のようにして器用に繭を作っている最中。

葉っぱが重なっているので中は見えないが、きっと明日あたりにはうす緑の小さな繭を作ってくれていることだろう。自然の営みを目の前で見られる幸運に感謝・・・。

しばらくすると、この繭からガが産まれるのだろうが、条件が整えば、今飼育している蚕と掛け合わせてみるのも面白いかもしれないなんて考える今朝である。(田舎親父)

2010年6月15日 (火)

街路樹が伐られてしまう日・・・

 昨夜はサッカ-の世界大会の2試合をテレビ観戦。日本対カメル-ン戦では久しぶりによく守りワンチャンスをものにして快勝、これは決勝ト-ナメントに進めそうだという予感がする。オランダと引き分けにでももって行けたら、決勝でもひょっとして・・・。

『杜の都』と言われている仙台。私も何度が訪れているが、その都度、検疫時代の勤務地だった東京下町に比べて街路樹の多さと大きさに圧倒され、いつも凄いなあ・・・という思いをさせられている。

その仙台の特に街路樹が多い地域では、住民からの『虫を何とかしてほしい』という苦情に担当部署は四苦八苦、予算の裏付けがないこともあって、その対応に連日キリキリ舞いしているという記事かあった。

これって私のような自然愛好家にとっては当たり前のことで、虫がいないことに驚くのならまだしも、たくさんの虫がいてくれることに喜びを感じなくてはと思ってしまうのだが、庭でスズメバチを見つけるとすっ飛んで逃げ、強力な殺虫スプレ-で退治するのだから大きなことは言えない。

確かにアメリカシロヒトリなどが大量発生して、その分秘物が路上を汚しているのを目にしたら、何とかしたくなる気持ちも理解できるが・・・。

手にふれない限り人体には無害なので、放置しておけば時間が過ぎると問題は解決するのだが、最近は住民からの苦情にすぐに対応しないと批判が殺到するとあって、役所としても即刻動く必要かあるのだろう。仙台のように街路樹が多い自治体にとっては、この対応にはかなりの予算面で大変だというのが記事の主な内容である。

特に街路樹が他区に比べて多い泉区には苦情が殺到しているらしい。開発が進んだ泉区内の街路樹は約1万5000本あるとの記事に、泉区がどのあたりに当たるのか広さがわからないのでネットで調べてみたら、中心地からはだいぶ離れた郊外である。

郊外ならば街路樹など植えなくてもよいようにも思えるが、『杜の都』をうたっているので、他の区と区別できないらしいのかもしれない。当然のことだが、市街地がどんどん広まり、この泉区には新しい町並みが次々出現し、そこには立派な街路樹が流行りになり、市街地と遜色ない街路樹が出現するのも想像に難くない。

そして、新しい住民のほとんどは市街地からの転居者で若い人が中心となると、虫に対して頭から苦手意識を持っていることも当然。横浜の郊外でも日常的に感じることの一コマでもある。

この10年間で街路樹に関しての苦情の数は倍増したという。予算が潤沢ならば対応も簡単だろうが、薬剤処理では間に合わず、枝きりなどの人件費などが年々かさみ、年間約1億3000万円も必要だというから、これは笑って済ませる問題ではなさそうだ。

街路樹の多少はあるだろうが、この問題は全国共通ではないだろか。街路樹は一種の町作りの目玉、立派な並木・・・と思う風景と出合うことも稀ではない。しかし、樹木の成長速度やボリュ-ムを考えない植樹が多いので、数十年たつと道路標識は見えなくなるどころか、今回の記事にあるようにその樹木を生活の場にしている虫対策が必要になるのもうなずける。

仙台がどのような方法を選択するのかは恐らく続報はないだろうが、きっとこの話題が議会で取り上げられることは疑えない。予算絡みとなると、当然『伐ってしまえ』という意見も出るだろう。そして実行される・・・。

要は、将来を見据えた街づくりができていなかったというだけなのだが・・・。

まさか仙台市街のあの豊かな街路樹にはこの問題が起こるとは想像したくないが、環境問題に日頃から関心を持っている私には、考えさせられる記事である。

今日、大腸の内視鏡の検査を受けるので、昨日から極端な食事制限と下剤の服用で気分がよくない。しかも寝不足が加わり体調は最悪。取り止めのない文章になってしまった。(田舎親父)

2010年6月14日 (月)

ホタルとクワコの話・・・

 私の散策コ-スの定番になっている『四季の森公園』のハナショウブが見頃になっている。この公園はホタルの名所としてもここ数年大人気。

(私は隠れたホタル鑑賞の場を持っているので行ったことはないが)ハナショウブの見頃とホタルの恋の季節が重なるここ先週末などは、ホタルの数よりも人の数がそれ以上という盛況らしい。

ならば私もホタル鑑賞と洒落こもうと思い、土日の両日の夜8時ごろ、湧水が湧いている近くの小さな沢筋に出かけてみることにした。いたいた。今年も会えた。毎年のことだがこの嬉しさは何とも言えない。年々少しずつ数が増えているが、今年はかなりのものである。

翌日、もう少し足を延ばしてみたら、そこはまさにホタルの楽園。幻想的な光景が目の前で繰り広げられている。ホタルの光がまるで意志を持っているように、上下左右に乱舞していると表現しても差し支えないほどの数。手を伸ばすと寄ってきて小休止でもしているのだろうか、動きを止めて点滅を繰り返している。

この沢筋の上流には市民農園があり、そこで使っている農薬のせいだろうが、以前には全くホタルをみることができなかった。しかし、最近の環境意識の高揚で、人々が農薬を使わないか、極端に少なくしたのではないかと推察している。

近くに大きな団地があるのに人は誰もいない。ホタルがこんな間近で乱舞していることう知らないのか、それともホタルなど見飽きているのかはわからないが、私のためだけにホタルたちが演技をしてくれている目の前の光景は贅沢過ぎる。まさに至福の時間というところ・・・。

それにしても数年でこんなに復活するのは驚き、ほんの少しの注意でホタルは呼び元せることを実感する。

手のひらで輝く姿は、光の宝石とでも表現しても良い。以前別の場所なのだが、開発以前にいくらでも見られたホタルはゲンジボタルという身体が大ぶりなものだったが、手のひらで輝く光の正体は、ゲンジよりやや小振りなヘイケボタルである。

私はゲンジとヘイケは出現時季が違うという認識を前から持っていたので、そのあたりが少し引っかかるが、間違いなくこのスリムな体つきはヘイケのもの。久しぶりで手の中で光の感触を味わうことができた。

もう一つ素敵な話を・・・。昨日の昼間のことである。飼育中の蚕たちのために、散策を兼ねて桑の葉を採集していたとき、偶然蚕によく似た虫を発見した。いや蚕とそっくりである。世界の中には桑を食草にしている昆虫がいるかもしれないが、浅学な私の知識ではそんな虫の存在は考えられない。

桑の葉といえば蚕以外考えられないので、誰かが放したのかもという想像もできないことはないが、ますそれもないだろう。となるとこれは面白い。枝ごと切り取り、ビニル袋に入れて持ち帰って早速その姿をカメラに収めた以前何度か『クワコ』という、日本に古くから存在している蚕の原種を見つけたことがある。

そしてそれを飼育して、クワコが繭を作ってくれたことも経験しているが、以前見たクワコとは少し体型が違う。首というか頭の部分が前に突き出していたような記憶があるので、どうもクワコとは違うらしい。

こんなときは蚕の先生に聞くに限ると思い、映像を添付してメ-ルで鑑定を依頼。その返事が先程(14日午前8時ごろ)あって、『クワコだよ。日本に古くからある蚕の原種に間違いないよ』というお墨付きをいただいた。

クワコにも個体差があり、成長過程で姿か変化するのかもしれないと納得。確かに桑の葉を食べ、蚕と同じような糞をしている。

大きさから推定しても明らかに5齢だろうから、あと一週間もすれば繭を作るに違いない。果たしてどんな繭を作ってくれるのだろう。

今日は世間の動きなどとは全く無縁な話題を・・・・。(田舎親父)

2010年6月13日 (日)

『まず選挙ありき・・・』という民主党に幻滅・・・

 マスコミ各社の調査によると、カン内閣の支持率は軒並み60%を超える高い値をはじき出しているようだ。確かハトヤマ内閣の発足時の支持率が70%程度だったと記憶しているから、かなり高い数値であることは間違いない。

マスコミはこぞって、政治のカネの問題に対してオザワ切りが功を奏したと報じているが、政治屋なら誰もがやっていることであり、彼のやり方というか扱ったカネの額が多かっただけではと思っている私には、この数字はマスコミによって作られたものだとしか思えない。

もっとも、オザワ流だかなんだか知らないが、勢いは褪せた女子柔道選手(名前も書きたくない)を比例区に公認したというオザワという政治屋さんにも見切りをつけているが・・・。

ところで、一昨日のカン首相の所信表明演説というものを少し聞いた。少しというのは変な表現だが、当初はじっくり聞かせてもらおうと思ったのだが、途中で空虚というか、ほとんど顔も上げず、ただ(誰が書いたかわからない)原稿をそのまま読んでいる姿に幻滅すると同時に、内容のなさにガックリしてしまったからである。

このことはわざわざ私のような素人が多くを語ることは必要ないだろうと思うが、この御仁は市民運動から今日の地位を築いた人人ならば、もう少し国民目線で論理を組み立ててほしいと思うのは私だけではないだろう。

『強い経済、強い財政、強い社会保障』と、『強い』ということを強調している。要は何をやるにもカネが必要だから、その財源確保のためには『消費税の値上げ』が一番てっとり早いと言っていることだろう。

今まで何度も述べているように、消費税の値上げに何がなんでも反対という発想は持っていない。しかしその前提は、まず無駄をなくすことだという、まさに民主党が去年の衆院選挙で声高らかに宣言した示したマニフェストと精神そのものだと思っている。それが国民の相違であって、だからこそ政権交代が起きたのではないだろうか・・・。

一応、それを形で表すポ-ズとして『仕分け』という作業をしたが、結局はたいした成果はなし。決論的には『財源が必要』という論理になったらしい。そして『仕分け』でマスコミから持ち上げられた二人の主役が党と内閣の主要な席に座らせて選挙を有利に運びたいという思いがミエミエ。

もう一つ気になるのは、国民新党との約束をあっさりとホゴにしたこと。首相就任と同時に、国民新党と『郵政改革法案を今国会で通す』と約束したことは、テレビを通して全国民に提示した事実が、わずか数日で『そんなことありましたっけ・・・』という変節には呆れてしまう。

郵政改革法案の具体的な内容は知らない。いや知りたくないというのが本音かもしれないが、委員会ではかっての自民党と同じような(いやそれ以上か)強引さで通していながら、本会議の日程が足りないのでムリとは驚きを通り越して呆れてしまう。

これもマスコミが作り上げた支持率の高さ故か・・・。思っても見なかったほどの数値を示されて、これは『メッキのはげないうちに選挙し他方が得策』という、折角握った権力を離したくないという身勝手が言わせる代物としか思えない。

国民新党もカメイ代表がコケにされたのだから、即刻連立離脱をすればよいものを選挙を戦えないという論理だけで踏みとどまり、首のすげ替えだけで抗議の姿勢を示すというのはみっともないこと夥しい。

私は今回の参院選挙では、民主党には絶対に投票しないと決めている。私と同じ思いの人も多いだろうが、かといって自民党にも絶対投票したくないというのも衆目が一致するところ。となると、投票所に足を運びたくないということになりかねない。

結局は投票率が下がり、その中で高率で支持されたと思い込んだカン内閣と民主党が去年の衆院選挙での『消費税値上げを考えたら解散して民意を聞く』という約束もホゴにして、今年の秋ごろにも消費税10%と言い出すのでは・・・。

そしてその結果、支持率が急落。そしてまたまた首相の首をすげ替えて、庶民が路頭に迷うというシナリオになるような気がしてならない。(田舎親父)

2010年6月12日 (土)

人間の勝手で殺される牛豚が哀れ・・・

 ここ数日かなり珍しく時間に追われる生活が続いた。朝、8時過ぎに出かけて、霞が関に10時に着き、一日をそこで過ごして夜8時、9時に帰宅するという生活。もっとも内容のほとんど理解できない私は座っているだけだったが・・・。

現役の方からはこんなことは当たり前だと言われるかもしれないが、退職して7年、ラッシュから少しはずれているとは言え、満員電車に押し込まれての通勤?には、かなりのプレッシャ-。そのせいもあるのかもしれないが、ついつい毎日の話題探しにもおっくうな日々が続いていた。

私にとってはそんな非日常な生活は昨日で終わり、今日からはいつも通り自然の摂理に合わせた時間を過ごせるようになったので、少し難しい問題に取り組んでみようと思う。

『口蹄疫』の問題は先月末に取り上げた。そこでは(全く知識がない私が述べてどうなるものではないが)、マスコミの取り上げ方には、何となく昨年の豚インフルでの成田のあの信じられない狂騒劇と同じで理性を失っているように感じる・・・と書いた。

 必死で蔓延を防ぐ努力(私には、ただ牛や豚を片っ端から殺しただけのようにしか思えないが)の結果えびの市は終結宣言、農家の人々の禁則令は解かれたらしいがが、(皮肉な言い方をすれば)ハトヤマ首相が辞任しカン内閣の発足を祝うかのごとく、今度は鹿児島県境の都城市で感染した牛を発見、直ちに殺処分というニュ-スが流れ、またまたマスコミが大騒ぎしている。

 都城一帯は日本最大級の畜産エリアだそうだ。同市周辺には約3000戸の牛飼育農家と、200戸を超す養豚農家があり、飼育頭数は牛と豚は合わせると軽く50万頭を超えるという。子牛の売り上げだけでも年間100億円を軽く越すらしいとなると、この地域に与える経済的打撃は計り知れないものがある。

 国と県は、口蹄疫の感染を確実に封じ込めのために、感染の疑いがない健康な牛までも殺処分すると同時に、県内道路での車両の徹底した消毒などの作戦を実施していたはずだが、都城へ飛び火したのだからあまり効果がなかったというしかない。

 前回も述べたが、豚インフルの感染でも明らかなように、一度国内に侵入したウイルスを徹底的に駆除したり、感染牛(人間にも感染するというから)保菌者を隔離することは必難の技。

徹底した封じ込めなどは、はじめから無理なことは素人の私でもわかる理屈。それこそ、宮崎を完全(人も含めて出入り禁止)に封鎖して初めて可能なことだろうから、鹿児島に入ることも十分可能性がある。

昨日のニュ-スでは感染が確認された農場の従業員が、たまたま訪れたという他の農場の牛も殺処分されたとのことだが、これも一時的な(極端に表現すれば)アリバイ作りだと言っても差し支えないだろう。

北海道の農場を見学して気がついたのだが、一頭あたり12ヘクタ-ルもの広い農場を持つ農家ででさえ、訪れていた短い時間ですら、不特定多数のさまざまな人々の出入りがあった。その一人が私のような仕事には無関係な人間である・・・。

北海道のあの広大な土地ですらそうなのだから、恐らく宮崎の牧場に北海道より数倍(数十倍かもしれないが)の人の出入りがあることは想像に難くない。

だとするは、その人たちを追いかけて、出入りした牧場全ての牛や豚を処分となると、宮崎県はもとより隣県の鹿児島、熊本で飼育されている全ての家畜の処分しなければならなくなる。

まして、ウイルスは人間より自然界にそれこそ無数に存在する鳥や野生動物が宿主になって広げるとなると、疑いのある家畜は殺処分しかないという現政策では、日本の家畜が消える日もそう遠いとは思えない。

知識のない繰り言と捉えられても仕方ないが、現時点に封じ込めが無理ならば、そんなものは無駄な労力。直ちに止めて自然体に任すしかないのではないだろうか。

幸いなことに、現時点では人間は口蹄疫ウイルスに感染したとしても発症しないというのだから、口蹄疫に感染した牛や豚を殺すことより、治療に全力を上げることが最優先するべきではないだろうか。

ワクチン接種をしたらとりあえず感染は抑えられるらしい。しかし、健康そうに見える牛がウイルスを保有しているかどうかの判定が難しくなるので全頭殺処分が適切な判断とはとても思えない。ここはひとまずワクチンで乗り切ることも選択肢の一つとしてほしいもの。

その間にiPS細胞による治療技術の確立や、それ以外の口蹄疫に感染しない方法の研究を急げばよい。

これ以上、牛や豚の無制限な虐殺だけは避けてほしいと願う・・・。(田舎親父)

2010年6月11日 (金)

本当にカロリ-ゼロ?・・・

 ここ二日ほど、お昼の弁当を食べる時間がたったの30分という、トンデモ日程の会議に出席しているので時間的なゆとりがなく、毎日書いている日記風に私の気のおもむくままの文章を作ることもままならないが、一度(できないと思って)止めてしまうと続かないので、無理にでも綴ることにしたい。

従って、たいした話題性を見つけられないことは仕方ないこと。今日も取り留めない話題を提供することになるがご容赦願いたい。これは先日『ペットボトル症候群』について書いたが、そのことに少しは関係する。

最近、飲料市場で異変が発生し、健康ブームを追い風に人気を博していたミネラルウオーターが負け組に転落して、代わって、糖類やカロリーがゼロの『ゼロ飲料』が幅をきかせ始めたらしい。

記事によると、ゼロ飲料とミネラルウオーターの置かれている立場がくっきりと表れたのが、今年4月のキリンとハウスの動きがきっかけだったとのことで、キリンが糖類ゼロの炭酸飲料『大人のキリンレモン』を発売してから、俄然ゼロ飲料市場が賑やかになったという。
 その動きを追って、ハウス食品が(一時私も愛飲していた)『六甲のおいしい水』というミネラルウオーター事業をアサヒ飲料に売却し撤退すると発表。『六甲の美味しい水』がハウス食品のブランドとは知らなかったが、これを手放したとなると、この売れ筋の商品ももはやここまでという感じなのかもしれない。そしてゼロ飲料に参戦というからいよいよゼロ飲料のシエア獲得競争が激しくなったようだ。

ところで『ゼロ飲料』とは炭酸飲料の中で、『糖類』が含まれないので『カロリ-がゼロ』な飲料というのが、その定義らしいが、本当にそんな飲料があるのだろうか。

このブ-ムになったのが数年前にサントリ-が発売した『プペシネックス』という飲み物で、それを追いかけるようにコカ・コーラが同じくカロリーゼロの『コカ・コーラゼロ』を発売し、互いに競争が始まったからだという。

さらに、それに続いてアサヒが、カロリー・糖類・保存料がゼロの透明タイプ『三ツ矢サイダーオールゼロ』を売り出したことで市場が活性化したそうだ。

私もこのことを話題にするために試飲してみたが、いずれも糖類ゼロというが、口当たり的には甘く、糖類はゼロといいながらも糖質はゼロだとはとても思えないほど、口当たりは良く後を引く感じの味がする。

糖類と糖質とは基本的には定義が違うと最近習った。最近は炭水化物と同意語で糖質という言葉が存在しているらしいが、糖類がゼロと糖分がゼロとは本質的に違うはず。甘く感じることには違いないので、この辺りに糖類ゼロという看板には必ず何らかの仕掛けがあるのでは。

まさか、日本を代表する食品メ-カ-が偽りを言うとは思えないので、カロリ-はゼロなのだろうと信じたいが、この甘さは何なのだろう。恐らく、カロリ-ベ-スではゼロに値する『化学的に甘さを出す物質』が含まれていることはまちがいなさそう。飲み続けての健康被害は絶対ないのだろうか・・・という疑惑は消えない。

そのあたりどこか信頼できる機関が科学的な見解を述べてほしいと願っているが、これらの飲料は、そのほとんどがペットポトルに入れられて販売されていることから、むしろ先日話題にした『ベットボトル症候群』の蔓延に寄与していることの方が心配になってくる。

今日もこれから3日続きのカンヅメ会議に出かけなければならないが、偶然ながら、糖質とデンプン、炭水化物の関係を議論したのはこの会議。

もっとも、浅学の私には十分の理解を得ることはできなかったが・・・。(田舎親父)

2010年6月10日 (木)

馬たちの逆襲が始まった?・・・

 観光地でも目につくのは人力車と馬車・・・。特に人力車は人気があるようだが、人間が牽くのだから急な坂道が多い地域では限界があり、限られた観光地に限られる嫌いはやむを得ない。

ところが、馬となるとまさに馬力が違うので坂道などは何のその・・・。距離もはるかに広がるから、最近流行りの、のんびりと自然を楽しみたいと思う観光客のニ-ズにあっているので全国各地に広がっているようだ。

 そんな折り、先日『馬車を牽く馬が脱走・・・』という記事が目についた。先月末のことらしいが、場所は北海道の人気スポットの一つ小樽、釧路から訪れた女子中学生6人を乗せた観光馬車の金具がはずれ、馬1頭が突然走り出したという内容である。

恐らく修学旅行で小樽に来て、仲良しグル-プで馬車観光を楽しんでいたのだろうが乗っていた馬車を牽く馬が走り出したのだからビックリしたに違いない。折角の修学旅行の思い出が、この事件で最悪になったとしたら気の毒、周りのホロ-を期待している。

止め金具が突然離れて、馬は小樽運河からJR小樽駅周辺の約1・5キロを暴走し、5人に重軽傷を負わせて約15分後に道警小樽署員らに確保されたとのことである。

暴走したのは、観光馬車をひく『ナタリ-』と呼ばれている7歳のメス馬だそうだ。馬に追突され転倒した小樽市の86歳の女性が頭の骨を折る大けがをしたとのことだが、よくぞ踏み倒されて命を落とさなかったものである。

金具がはずれたので馬車ごと暴走しなかったので、馬車に乗っていた女子中学生が大怪我をしなかったことはわかるが、歩行者数人が馬に衝突され軽傷を負ったという。馬に衝突とは変な表現だが、本当に馬と接触したら軽傷ですむわけはない。きっとパニックになって逃げまどい人間同士で衝突したのではないかと想像している。

現場は商店や飲食店が密集する観光エリア、観光客らが悲鳴を上げながら逃げまどい付近は一時騒然となったという。暴走する馬を目撃した商店店員の『すごい勢いで馬が近づいてきて、観光客や地元住民は散り散りに逃げた。馬は興奮した様子で走り去ったが、とても恐ろしくて、足ががくがくと震えた』という談話には、その緊迫した様子が現れている。

馬と人との関係の歴史は古い。馬に乗ってのトレッキングなどという贅沢な経験はないが、調教師の言うことをよく守って、馬に嫌われないようという気持ちをもてば、馬は実に優しいことは実際に何度も身をもって体験している。

ということは、馬と人間との信頼関係がしっかりしていれば、暴走などするはずがないのでは・・・と思ってしまう。ならば、この馬車と馬丁との間にすきま風か吹いていたのではないだろうか。

ナタリ-が何かに怯えて、身体を強く動かしたら金具がはずれたことも十分考えられるが、日頃から今の境遇から逃げ出したいと思っていたところ、(運良く?)金具が緩んで自由の身になったので、これ幸いとばかり走り出したとも考えられないことはない。

(漫画的な想像で馬鹿馬鹿しいが)馬がもししゃべれたとしたら、警察の尋問でナタリ-は『ろくな餌しか与えず私を散々こき使って・・・』と苦情を言うのでは・・・と思うと(ケガをした人には申し訳ないが)何となく愉快になる。

全国の観光地で観光馬車を運営する会社や個人の皆さん。この事件を他山の石として、改めて、自分達の馬と人間との関係を見直してみたらいかがだろう。

 今日も昨日に続けてちょっと多用、ごく軽めの話題を短く・・・。(田舎親父)

2010年6月 9日 (水)

ボケ老人の勘違いですませるのには・・・

 先日のことであるが、車に置きさられた生後9ケ月になる男の子が死亡という長崎発の報道には考えさせられる。

記事によると、73才になる祖父が午前9時頃、その男の子と2才の姉の二人の孫をそれぞれ後部座席のチャイルドシートに座らせ、保育園に送ったとのことだが、その日の夕方迎えに行ったが男の子が保育園にいなかったため、車内を確認したところ、チャイルドシートに座っている男の子を見つけたという。

そのまま読めば、この祖父のボケが原因だと思うのが普通だろうか、いくら痴呆が進んでいたとしても、二人並んで後部座席に据えつけられたチャイルドシ-トの一方を見落とすなんて、そんなことがあるだろうか。常識では考えられないのだが・・・。

さらに、記事には、チャイルドシートが運転席に背を向ける形で設置されていたという記述があるのにも驚かされる。『運転席に背を向ける』という設置は一体どんなそえつけなのか、チャイルドシ-ト自体使ったことがない私には想像できない。

両親はどんな気持ちで祖父に送り迎えを依頼していたのだろう。痴呆の進みを十分認識していたとしても、まさか子どもを忘れるなんて思っていなかったのだろうが・・・。

恐らく全国には、細かい事情はそれぞれ様々だろうが、両親が共働きで年老いた祖父母が孫を保育園に送り迎えしている家庭は(デ-タとして示されていないが)信じられないほど多いのではないだろうか。

例年必ず起きている、車でパチンコに出かけ、乳幼児をそのままにして自分達だけは夢中で刹那的な快楽に没頭、気がついてみると車中でグッタリという事件とは全く異質であるが、結果だけを見ると、幼い命を奪ってしまうことには変わりはない。

 ボケ老人の勘違いですませるのにはあまりにも不憫な事件・であり、二度とあってはならないとは思うのだが、高齢者がこんなに多くなっている社会では対策を考える必要がありそうだ。

すぐに今回のような事件が続くとは思えないが、可能性は決してゼロではない。実際にこのような境遇にある親達は、もう一度自分の祖父母の状態を見直してみる必要があるのではないだろうか。

もう一つ、中学三年生だった次男を自宅トイレに計11日間にわたり監禁したとして、47歳の母親が逮捕されるという事件に、気持ちが萎える思い。最近は親の子ども虐待の事件報道が稀ではないが、この事件は少しひど過ぎる。

 次男は頭や鼻の骨を折るなどの重傷で見つかり、同署は母親と交際相手の男の二人から角材で殴ったり、空気銃で撃つなど、日常的に虐待されていたというから凄まじい。

マスコミ報道なのでどこまで真実なのか疑わしいが、この事件もまたまた母親の交際相手(愛人)という男が存在するいつものパタ-ンのようだ。これまでは、離婚した若い母親が子育てをしている環境に、何らかの形で若い男が入り込む筋書きだったが、今回の母親は47歳と普通では一応世間を十分知った年齢。

人さまざま・・・と言ってしまえばそれまでだが、母親が34歳の男に狂って中学生のわが子を虐待していたのかと思うと吐き気さえもよおす。

 逮捕の容疑が、2月4日夜から11日日朝と、同12日未明から14日昼の計11日間自宅一階のトイレに次男を閉じ込めたという部分も不可解。およそ4ケ月も以前のことが、何故今なのかという感じがしてならない。

恐らく、交際相手の男の暴力に抵抗できなかったのだろうが、次男は窓から隣家にSOSしたので監禁が発覚し、別居している20代の長男が駆けつけて救出したという記述にも、何か変だぞ・・・という違和感がある。

長男は単に助けただけで、母親や男と話をしなかったのだろうか。次男は生傷が絶えず驚くほど貧弱な体格だったとあるから、兄としては同然、日頃からの虐待を知っていたのではないだろうか。ならば何とかできたのでは・・・と思わざるを得ない。

 それ以前に、この町には心ある人がいなかったのだろうか。2つの俄には信じられない事件報道に、いよいよ何を信じて良いのかわからなくなった世の中になってしまったという感じ。

時を同じくして誕生した管新首相。これらの事件をどう考えるのだろう。もっとも、知っているのかどうか疑わしいが・・・。(田舎親父)

2010年6月 8日 (火)

本当に食中毒なのか・・・

 高島屋で開催していた催事『日向自慢 宮崎の味めぐり』というイベントに出店していた業者の販売した『ステーキ弁当(1995円)』を食べた11人が食中毒を発症したというニュ-スが流れた。

保健所が調査した結果、同弁当で原因物質である黄色ブドウ球菌が検出されたという。このイベントは高島屋が20年以上も続けており、名物のようになっているというが、今回は口蹄疫の問題があって、内部では反対の声もあったという。

しかし、苦しんでいる宮崎の畜産脳かを応援するという声が強く、反対の声をかき消したらしく予定通り開かれたという経緯があるとのこと。

この弁当は、開催最終前日の先月31日に33個を販売したということだが、デパ-トの名物イベントでこの数は少し少な過ぎるような気がしてならない。

それはさておくとして、翌日になってその日の夜に弁当を食べた2人から、嘔吐や下痢の症状が出たとの報告があり、連絡先のわかる他の購入者にも確認したところ、同様の症状が出ている人が複数いることが判明したという。

すぐに同弁当の販売を中止し、その後、保健所に調査を依頼したところ食中毒の原因物質が検出されたとのことであるが、どうも理解に苦しむのは、連絡先がわかるという部分。

高島屋では弁当を販売する時に住所や電話番号を聞いているのだろうか。常識的に考えても、デパ-トのイベントで弁当を購入する時に、いちいちそんな手間をかけるとは思えない。それ以前に、住所や氏名など聞かれたら、まず買おうとなどしないのではないだろうか。

記事には続けて、原因物質は左手の甲にやけどを負っていたホテル浜荘の調理人が、手袋を外して弁当を作っていたことで、肉や付け合わせに付着し、拡大したとあるが、老舗の店の料理人が手に怪我をしていたなんて、外食チエ-ンではあるまいし、そんな初歩的なミスをするとは俄に信じられない。

この弁当以外に販売していた『すき焼き弁当』や『地頭鶏弁当』などについては食中毒の症状は出ていないというのも何か気になる。

コンピュ-タの不具合を復旧していたため、古いマシ-ンを使っているのだが、漢字変換が思うようにスム-ズにいかないので、中途半端だが今日はここまでに・・・(田舎親父)

2010年6月 7日 (月)

鳥インフルで死亡という記事か何か引っかかる・・・

 巷ではカン新首相の話題が賑やか。いつものことながら、首相が決まったとたん人事の情報がほとんど確実にマスコミに流すのは誰かがリ-クしているに違いないが、今回はカン代表が決まるとその日のうちに『官房長官 仙石・幹事長 枝野の反小沢人事』と大騒ぎ。

確かに、この人事が通ると親小沢(存在するはずだろうから)の面々にとっては一大事だろう。文句の一つどころか怒りをぶつけたくなるだろうことは容易に想像できそうだ。

そして、昨日の朝刊にはこのままそっくりの人事が決定とあり、マスコミ情報の正しさを証明した感じがするが、ある意味コケにされた小沢親分は何故か静かなのも不気味。

カン代表が『オザワさんもしばらく静かにしていた方が世の中のため・・・』という意味の発言をしたそうだが、こんな発言ができたのは(私の推測だが)恐らくオザワさんと何らかの暗黙の合意があったのでは・・・と思っている。

今は支持率回復が第一義、しばらく大人しくしていた方が得策だろう・・・との合意で国民をうまく騙して参院選挙になだれ込みたいのかもしれないが、その前に郵政改革法案があるので、国会延長が必要となると、その間にどんなどんでん返しが起こるかわからない。野党も必至だろうからしばらくは面白い展開が続くのでは・・・。

それはともかく、宮崎の口蹄疫騒ぎがおさまらない。えびの市では終結宣言をしたそうだが、依然として発症する家畜がでているらしいから油断は禁物。それにしても、本当に20数万頭といわれる牛や豚を殺傷しなければならなかったのか、もっと早く手を打てばここまで大袈裟にならなかったのではと思わざるを得ない。

そんなとき、中国でわが国でも今回の口蹄疫騒ぎの前の主役だった『鳥インフル』で女性が死亡という記事が流れた。中国衛生省が4日、湖北省鄂州市内の女性(22)が高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルスに感染し、3日未明に死亡したと発表したという内容である。

 記事は、この女性は5月23日の発症前に、死んだ家禽類に接触したことがあったと続く。以前何度も中国のちょっとした都市では、朝早くから鳥籠を持った人たちが公演に集まり、鳴き声を楽しんでいる風景を実際に見たことがあるので、恐らくこの町でも鳥を飼う人が多く、亡くなった女性もその一人だと想像できる。

当局は早速周辺を調査したらしいが、調査の結果『鳥インフルエンザの発生は確認されなかった』とのことだが、日本で大騒ぎした豚インフルが流行る前の昨年1月末までに、鳥インフルエンザで25人が死亡したという情報もあるぐらいだから、信憑性は極めて不透明な気がしてならない。となると、鳥インフルは中国各地に広がっている可能性が疑えないこともない。

今、日本の今まで人気だった観光地はさびれる一方だという。その代わりという表現が適当かはわからないが、中国の富裕層と言われる人たちの間では日本旅行が大人気で、北海道などは中国人観光客が殺到しているという。

この人たちの入国はビザなしが当たり前らしいから、入国審査も極めて緩いのではないだろうか。人間が鳥インフルのウイルスを体内に持っても発症することは稀だと聞くが、実際に死亡する人がいる以上、その感染力は無視できないだろう。

新たに発生している鳥インフルとは、今までヒト感染が問題になっていたH1およびH3のA型インフルエンザやB型インフルエンザ、あるいは流行のないC型以外のインフルウイルスとは違い、ヒトからヒト間で流行するという情報もある。

これまで鳥インフルエンザによるヒトへの明確なヒト-ヒト感染が確認されていないものの、いったん感染発症すると、2002年以降に世界中を震撼させたサ-ズ(重症 急性呼吸器症候群)とは比較にならないほど高い死亡率が予想されるというから恐ろしい。

日本に来る中国人観光客は観光地にとっては、まさに宝物。大切に扱ってリピ-トはもとより新しい顧客開拓にあの手この手で接していることは間違いないが、万一このあたりから鳥インフルのウイルスが伝搬。抵抗力のない日本人が発症したり、また養鶏場で飼育している鶏が感染という恐ろしい筋書きも否定できない。

いつか見た、鳥を蚊やハエのように殺してしまう光景が瞼に浮かぶ。日本のマスコミが新首相誕生と大騒ぎは仕方ないだろうが、このあたりの情報もしっかりと確実に、しかも真摯に伝えてほしいものである。(田舎親父)

2010年6月 6日 (日)

今度は『ペットボトル症候群』・・・

 最近、わけのわからない病名や社会事情には何でも『症候群』とか『シンドローム』と名付けたがる傾向があり、『何とか症候群』という言葉が大流行になっている。

実際に、この病名で引っくくれるような同じような症状というか(はっきりした原因は不明ながら)必ず共通する幾つかの症状が伴ってあらわれるので、医学的に『○○症候群』あるいは『○○シンドロ-ム』という病名をつけるしかないのだろう。

今までもいろいろな『症候群(シンドロ-ム))』にお目にかかった。特に最近大流行したのは『メタボリックシンドロ-ム』であるが、これは今風に略されて『メタボ』という言葉となり立派に日本語として認可され普通に使われているようだ。

日本語が乱れていると感じていると嘆いている私でも、時に何の抵抗もなく『メタボは心配ない・・・』とか『最近、メタボになったようだ・・・』なんて使っているのだから偉そうに言えない。

もっとも『岩波国語辞典』でも、症候群の意味として『はっきりした原因は不明だが、いつも必ず幾つかの症状が伴ってあらわれる時、病名に準じて使う医学用語。シンドロームとあるから、まあ日本語として認可されていると言っても差し支えないようだ。

 そんな中『ペットボトル症候群』なる言葉が目に飛び込んできた。ペットボトルと病気とどんな関係があるのだろうと記事を読んでみたら、ペットボトルに入った清涼飲料水が手放せなくなる症候群だというから、何となく納得。

 『ペットボトル症候群』の症状は、清涼飲料水を継続的に大量に飲み続けることで血糖値が高くなり、急性の糖尿病になるというものだそうだ。全身の倦怠感や眠気、多尿、喉の渇きなどの症状が現れ、ひどい場合には意識がなくなることもあるというから、本物の糖尿病と変わらない。これは恐ろしい。

 そう言えばアメリカでは『コカコ-ラ症候群』というのが流行っていると聞いたことがあるが、この日本版といったところかもしれない。

 記事には、『なかむら接骨院のいきいき日記(http://08220919.blog109.fc2.com/)』というブログの内容を紹介している。『飲み物に入っている甘みは砂糖と違って、少量で数倍大きい甘さが出せる人工甘味料を使っているので、舌がその甘みに慣れてしまうと、甘さに対して鈍感になってしまう』と危険性を指摘しているというから私も読んでみた。

そこには、加えて『利尿作用のあるカフェインも摂りすぎは禁物だと警告、水や麦茶での水分補給』を勧めている。これは理に適っていると納得。これからも時々このブログは読ませていただくことにしたい。

要は、健康な人ならば、喉が渇いた時にはわざわざ自動販売機のペットボトルの清涼飲料水などではなく、水道水でも良いからこまめに水を飲むことが一番いいようだが、ついつい冷たさと甘さが癖になるのだろう。そして、ベットボトル症候群はジワジワと日本中に広がっているらしい。

ここまで書いてきて、そう言えば私が引っ張りだされる会議でも、昔は休憩時間には本格的なコ-ヒ-が出たものだが、(いつの頃からは調べたことはないが)時間と経費を節約しているらしく、ここ数年は机の上にはベットボトルの緑茶やウ-ロン茶が事前に置かれていることが多い。

それをむしろ当然としていたが、考えてみるとこれも一つのベットボトルシンドロ-ムに陥るきっかけなのかもしれないと思うと、ちょっと気になりだしてきた。(田舎親父)

2010年6月 5日 (土)

世界中で火山爆発の報道が続いている・・・

 昨日、民主党の代表選挙があって、カンさんが過半数を獲得して当選。続いて国会で総理大臣に選出されたが、早速人事が話題に上っている。誰がどんなポストに就こうが私のような仙人的な生活をしている者にとっては無関係だが、マスコミはここぞとばかり、誰がどうしたこうした・・・と賑やかなこと。

カンさんとしては政治とカネの問題を何とか国民の目からそらしたいようで、オザワさんに批判的な人を閣僚や党流役員に起用して、懸命に『クリ-ンさ』を全面に打ち出す作戦らしいが、果たして思惑通りにいくのかお手並み拝見といったところ・・・。

今の政治にはカネが絡むことは誰もが承知のことで、ハトヤマさんのように大金持ちならば(手続きが悪くしたかも脱税したかのように思われているか、要は親からの援助であって、世間的に悪事を働いて得たカネでないことは確か)政治資金として潤沢なカネが動かせるだろうが、見渡してもそんな大金持ちらしい人物はいないようなので、誰もが叩けばほこりが出る身ではないだろうか。

もしまた問題になったから、カネ問題にはよりクロい自民党の輩が、自分達のことは棚に上げで大騒ぎすることは間違いないだろうし、マスコミの格好の餌食になることは火を見るより明らか。今以上に大問題に発展するだろうことは容易に想像がつく。

多くの国民は政治とカネはもうたくさんと思っているに違いないから、どうか、カンさんは特に身体検査を厳重にして、カネ問題で叩かれないような人物を選んでほしいものである。

この問題はまたの機会に回すとして、このところ世界中で火山が爆発しているのが気がかり。アイスランドの氷河火山の爆発でヨ-ロッパの空の便が数日間(現在の感覚では、数日が物凄く長く感じ、大被害のような騒ぎだった)マヒしたことはつい最近のこと。

余りにも世の中の動きが速すぎて、空のダイヤが平常に戻ると共に、マスコミが全く取り上げないこともあって『そんなこともあったなあ・・・』というほど、遠い昔のような感じさえするが、爆発した火山も含めて付近の活動は依然活発らしく、かなり危険な状態が続いているという。

日本のマスコミは、視聴率がとれることが営業基本なのだろうが、外国の火山のことなどを大きく報道しても元はとれないので、この問題は完全にスル-する姿勢をとっているが、現地ではいつ大爆発が起こるか深刻な問題になっているらしい。

ロンドン大学の科学者らが、この近海の氷河底火山であるカトラ火山が、3月と4月に発生したエイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火よりも大きい規模で噴火する可能性があると警告しているという記事をネットで見つけた。

何でもカトラ火山は現地では『魔女の火山』と呼ばれるほど過去にも大噴火を繰り返しているらしく、その規模も4月の氷河火山の爆発の10倍以上だと予想されているとのことだから、現実になったら凄まじいことになりそうだ。

確か3月・4月の氷河火山の爆発では成層圏の高さまで火山の噴出物が吹き上げられたと報じられた。

この現象を『火山性エアロゾル』と呼ぶのだそうだが、エアロゾルが成層圏にまで上昇すると長期間にわたって漂い、酸化されて硫酸ガスに変わって『硫酸塩』になると言われている。成層圏の下部では1年前後、中部では23年も滞留する。大気は透明ガラスから磨りガラスに入れ替えたようになり、太陽から地表に達する日照量が減少するという。

それが原因なのかどうかははっきりしないが、日本でも4月からつい最近までの気象は不安定で、日照が悪く低温傾向が続いていた。

例年なら5月の末ごろからは梅雨の走りとして、どんよりと曇る日が多いのだが、関東地方は連日抜けるような青空(今日は曇っているが)が広がっているので、先月までの異常気象が、アイスランドの氷河火山の『エアゾル』のせいだと言えなくなってしまったが、梅雨が遅れていることも何か関係しているのでは・・・と少し気になっている。

そんな時、日本に近いマリアナ諸島(東京都の小笠原より距離的に近い)で、つい先日海底火山の大噴火が起きて、現地では非常事態宣言が出されているという記事をネットで見つけた。

さらに、カムチャッカ半島の火山で大噴火が起きて、航空路に規制がかけられたらしいが、こんなことはどの新聞テレビも記事にしていない。追い打ちをかけるように北朝鮮の白頭山が爆発したというニュ-スも流れている。

そして、これはマスコミもさすがに国内のことなので取り上げているが、桜島が最近になって活動を活発化しており、先月末には大量の火山灰が鹿児島市内に降り、人々の生活に影響しているというニュ-スは何となく不気味な雰囲気・・・。

いよいよ人間の奢りに自然が大逆襲。(2012年の冬至を迎えるまでもなく)日本列島沈没どころか、人類の破滅の日が近づいているような予感さえしてくる。(田舎親父)

2010年6月 4日 (金)

これ以上長生きにしては・・・

一昨日から始まった次期首相を選ぶ問題が、当然のことながら賑やか。まるでマスコミの話題作りに利用されていると言っても過言でないほど、お祭騒ぎのように勝手な憶測も含めて情報が飛び通っているようだ。

カン副首相がすぐに立候補の意思表示をしたのですんなり決まるのかと思っていたが、昨夜、カンヅメ会議を終えて帰宅して遅くのニュ-スを見たら、タルトコという私には耳新しい名前の議員が代表に立候補したとのこと、結局二人で争うらしい。

常識的にはカン氏だろうが、ニュ-スで聞く限り、オザワ幹事長のグル-プ(派閥と同じ?)がこの御仁を応援する動きがあるので、結果は不透明だとのこと。

誰が選ばれようとアメリカさまと本気で交渉などできないだろうとシラケテいる私は、こんな騒ぎは無縁なので、今日は『このままでは人間は死ななくなるのでは・・・』という話題を取り上げたい。

理化学研究所のチ-ムが、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から強力な抗がん効果のある特定のリンパ球のみを大量に作成することに成功したという記事があった。まだマウス実験段階で実用までにはかなりの時間が必要らしいが、いずれこの治療方法が当たり前になると、かっては不治の病の代表だった『結核』が今では治癒可能になったように、『ガン』も恐れる必要がなくなる日もくるのではないだろうか。

医療には全く素人なので詳しい内容は理解できないが、記事によると、iPS細胞から作ったリンパ球をがんのマウスの体内に入れて活性化させると、抗がん効果を発揮するのだそうだ。リンパ球の一種『ナチュラルキラーT(NKT)細胞』というものには他の免疫細胞にも働きかけ、がん細胞を直接または間接的に殺す作用があるとのことらしい。

マウスのNKT細胞に4種類の遺伝子をウイルスに運ばせてNKT細胞由来のiPS細胞を作った。これをリンパ球に分化させると、すべてNKT細胞になったと難解な文章が続いている。

そして、生まれつきNKT細胞を持たないマウスにガンを移植し、続いて作成したNKT細胞と活性化物質を静脈に注入すると、ガンは大きくならず、マウスは1年後も生き続けたが、NKT細胞を持つが活性化させなかったマウスは、ガン移植後平均約1カ月で死んだというから、抗ガン作用が歴然としていることだけは理解できる。

一方、アメリカからは乳ガンの予防に効果があるワクチンのマウスを使った実験に成功したという記事もある。1度の予防接種で乳ガンの腫瘍形成を防ぐとともに、できてしまった腫瘍が大きくなるのを防ぐ効果が実証されたとだそうだ。

研究グル-プは新しいワクチンは授乳期以外の健康な女性には見られないが、乳ガンの大部分で見つかっているたんぱく質に着目したという。このワクチンは免疫機構に直接作用して、健康な組織を傷付けることなくこのたんぱく質を攻撃することがわかったので、来年から実際に乳ガンの人への臨床実験に入るとのこと。

健康な女性に投与できるようになるまでは10年ほどかかるらしいが、女性達には素晴らしいニュ-ス、その日が早くくることを願ってやまない。

そこまで文書を綴ってきたが、もしもこのような夢の薬品や治療法がガンのみならず、あらゆる病気に適用されるようになったら、人間は病から開放され、古くからの悲願である『不老不治』が実現、死ななくなるのでは・・・と思わないでもない。

『少子高齢化』が当たり前になり、安心して子どもを産み育てる環境作りが政治の重要な課題の一つになり関連政策が次々に打ち出されているが、今回紹介取り上げたような医療の進歩で人間が死ななくなったらどうなるのだろう・・・と変な心配が頭をよぎる。

子どもが生まれ育ち、次々に世代交代してこそ『生き物』ではないのだろうか。子どもは産まれるのはよいのだが、高齢者がますます長生きする世の中が果たして良いのかとなると、これはすぐに『是』とすると、とんでもない世の中になりそうだ。

となると、医療や医薬品の進歩は程々が良いのではと思わないでもない・・・。(田舎親父)

2010年6月 3日 (木)

子ども手当ての支給が始まったようだが・・・

 昨日の昼過ぎ、歯医者での治療を終えて近くのラーメン屋に飛び込んだら、丁度ハトヤマ首相の辞任を報じる民放のワイドショ-がついていた。朝からこのニュ-スばかりでうんざりだと店の人は言うが、オザワ幹事長ともども辞任にはビックリした。

前日、オザワ幹事長とコシイシ参院会長との、時間にしてわずか30分の会談があり、終わって3人は不機嫌な顔だったと報じられていた。時間的にみてもたいした話題には至らなかったのではと思っていたが、実際はかなり突っ込んだ話し合いになっていたのかもしれない。

辞任を決意したのはやはり普天間問題のウソの上塗り問題だろうが、この首相には優秀な補佐官がいなかったようだ。フクシマ大臣を罷免したのも、社民党が連立離脱はないだろう、という側近の判断を鵜呑みにした行為だろうが、見事に思惑が外れ。

社民党は潔く?(未練タラタラのようだが)野党の道を選んだことが大誤算。支持率が10%台に落ち込んだというから、辞任も当然だろう。本来ならハトヤマ首相には解散総選挙の選択をしてほしかったが、現段階では選挙にマイナス材料ばかりとなると、民主党の事情としてそれを許すわけがない。

明日の議員総会で後任代表を決めるらしいが(誰が選ばれるかわからないが)、しばらくはこの話題で賑やかだろう。政権交代で選ばれた首相が1年未満で交代となると、末期の自民党と全く同じで、一度失った国民の支持を回復するのは必難。

かたや自民党も支持率回復の兆しも見えないとなると、漁夫の利をあるのは新党なの・・・と考えるが、任せるに値する政党があるとは思えず、結局は国民の政治不信がさらに進むことになりかねない。

ところで、ハトヤマ内閣の目玉施策である『子ども手当』の支給が一昨日から北海道、新潟、富山3道県の7町村で始まり、早速テレビのニュ-スが住民達の表情を報じていたが、首相が代わり参院で勢力分布が変わるとなると民主党の単独政権も怪しくなるので、『子ども手当て』そのものが不透明と心配する声も少なくない。

ここまで国民に約束したことだから、まさか来年から即なくなるということはないだろうが、来年度から公約通りに満額支給すると、5兆4千億円というトンデモ額の財源が必要になるとのこと、一体どうするつもりなのだろう。新首相の前途は険しい。

民主党の中では、5兆円くらいは消費税を10%にすればすぐに解消する・・・という乱暴な意見が始まっているようだが、これでは足りなければ国民に押しつけて、分かりにくく収奪すれば良いという、いわば自転車操業を繰り返す無能な経営者のごとく感覚。

先日も述べたが、かたや宇宙開発に15兆という姿勢では、数年後には(ひょっとしたら来年度にも)さらに深刻な財政難に見舞われることは間違いなく、ギリシャのごとくなるのは必定だろう。

 民主党政権内部では、マニュフェストの見直し論や『現物支給』という考え方が大勢を締めているという情報もある。『現物支給』などというと高齢の方は戦時中や戦後の混乱期の『配給』という精度を思い出すが、解説によれば、現金ではなく、保育所増設や給食費無償化など子育て支援などだそうだ。

 来年度の税収増も見込めなとなると、子ども手当の5兆4千億円をひねり出すのは無理なこと。そこで既存の『現物給付』の予算を、子ども手当分として衣替えすれば、必要財源を圧縮できるというカラクリだそうだが、もともと選挙目当てのマニュフェストなのだから、新首相が深々と頭を下げて『ゴメンナサイ』の方が潔いように思えるが・・・。

 話は全く違うが、つい最近『夫は外で働き、妻は主婦業に専念すべきだ』と考える既婚女性の割合がこれまでの低下傾向から一転し、増加したことが、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が行った『第四回全国家庭動向調査』(二〇〇八年七月に実施)で分かったというニュ-スがあった。

 名前からして天下り組織だとわかる上、調査方法が明らかにされていないので信憑性には疑問が残るが、20代の若い既婚女性特が『母親は育児に専念した方がよい』とする割合が増加しているというところは注目に値する。

古い感覚と叱られるかもしれないが、自然界の動物は本能として母親が子どもを守り育てるのが一番理に適ったことは誰もが認める摂理。人間も動物の一員であることを忘れがちな今日だが、このことをしっかり考える必要があるのではないだろうか。

女性が働くことが当たり前になったことに疑義をはさむものではないが、少子化が進み子どもを産み育てることが難しい現在にあって、女性達の間で母親の仕事の大切さが見直されてきたこと受け止めてもよいのではないだろうか。

既婚の若い女性達が職業を求める原因の一つが経済的な背景があることは自明のこと。ならば、主婦を職業として認めたらいかがだろう。

『子ども手当て』を支給はともかく、家庭で子育てに専念している女性も職業として『主婦という職業に見合う賃金』を支給すれば、きっと安心して子どもを産み育てる環境の一助になるのではないだろうか。

今日は、ハトヤマ首相の辞任でちょっとビックリしてしまい、話がかなりチグハグに飛んでしまったようだ。(田舎親父)

2010年6月 2日 (水)

どうするアメリカ この取り返しつかない環境破壊を・・・

 メキシコ湾の海底油田からの原油流出事故からすでに50日過ぎた。当初は大きく取り上げられたが、時が過ぎるにその扱いは小さくなっているのは、アメリカ側から何らかの圧力があるのではないかと思うこともしばし・・・。

事故が起きたのは4月20日のこと、ルイジアナ州のメキシコ湾沖合80kmの海底で操業していた英国に拠点をおく石油メジャの一つである『BP』の石油掘削施設(石油プラットフォーム)が爆発し、海底約1500mへ伸びる深さ約5500mの掘削パイプが折れて海底油田から大量の原油がメキシコ湾全体へと流出したと報じられている。

数字から単純に想像すると、4000mの海底に1500mのパイフを打ち込んで石油をくみ出している施設らしい。

どのあたりで折れたのかは詳しく報じられていないが安全弁が水面下1500mにあるというから、その上部から大量の原油が吹き出しているようだ。それにしても、パイプが折れることなど信じられないというのが正直な感想。

実際に関係者も想定できなかったのだろうが、この海底油田の汲み上げの施設の仕組みが全く理解できないものの、二重三重の安全システムがなかったことは確か。ここにも金儲け必定のアメリカ的というか技術に奢る発想があったのだろう。

突如折れた箇所から大量の原油が無制限に吹き上げているのだから、現場は凄まじい光景になっているに違いない。海洋の環境に及ぼす影響は大変なものがあるだろうことは素人の私でも十分想像がつく。

BPは応急対応として、このパイフを大量の泥などでふさぎ、石油の流出を止めてセメントで固定する『トップキル』と呼ばれる作戦を展開していると伝えられていた。成功率70%といわれていたこの作戦は当初は順調に進んでいると報じられていたが、先日失敗したと発表した。

失敗の原因は報じられていないが、どうやらしばらくは打つ手はないらしく、原油は流出するままに放置されているようだ。

日本のマスコミは海上にオイルフェンスを張りめぐらせて必至に拡散を防止していると伝えているが、海底から吹き上げている原油は多分途中の海流でそのほとんどは湾内(すでに大西洋まで流れだしているかもしれないが)に拡散しているだろうことは容易に想像できるので、オイルフェンスなど何の役に立たないことぐらい私でもわかること。

一体この先どのようにして、原油流出を止めるのだろうか。アメリカ政府もここに来てことの重要性と危機感を持ったらしく、オバマ大統領は流出をくい止めるためにはいかなる手段も講じると緊急声明を出しているが、方法が示されていないのだから何か空虚に感じる。

同時に、今後の対応として『安全基準強化に向けてさらなる調査と抜本的な改善』を行い、沖合での油田開発について新たな制限を設けるとのことだが、今更という感じはぬぐえない。

そんなことより、原油流出を早く止める具体的な手だてを実行に移してほしいものである。さもなければ、地球的規模で環境破壊が進み、人間はもとより全ての生き物への影響は計り知れないほど大きくなることは明らか。

今回の事故について、先日ロシア天然資源環境省が『BP社の原油流出は、北米大陸の東半分のすべてを "完全な破壊" に導くだろう』と不吉なレポートを発表した。『完全な破壊』がどのような状態なのか明確に表現していないが、何となく真実っぽい感じはする。

この中で特に気になるのは、BP社がメキシコ湾での原油の流出の程度を隠すために、何百万ガロンもの化学分散薬品の『 コレキシト9500』という薬品を注入しているという箇所。どのような薬品なのかわからないが、専門家によると『コレキシト9500』は、石油より4倍有毒な溶剤だというから聞き捨てならない。

メキシコ湾の地域や沿岸諸国に原油が流れ着いて環境汚染が深刻化しているとも伝えられているが、この見える汚染はその一部。すでに述べたが、メキシコ湾を流れる潮流によって原油の層が目に見えない水面下では湾内全域を覆ってしまっている可能性も否定できない。放置すればこの『完全な破壊』の可能性は疑えない深刻事態。

この海域ではクロマグロの産卵場があることが最近明らかになったが、そこを直撃しているという情報もあり、すでにクジラなどの全滅は避けられないという科学者も数多い。

今、日中で南西諸島海域の海底油田について協議が始まると報じられているが、両国が争わず平和的に話し合いが進むこと以前に、今回の事故(流出が止まったらだが)の教訓を生かして、安全性にだけはしつこいほどの配慮を願いたいものである。

それ以前に、海底深く眠っている石油は、(技術的に未熟な)現代の我々が享受するための資源ではなく、環境に負荷をかけることなく取り出す方法を考え出せる未来の人類に残しておくゆとりを持ちたいものである。(田舎親父)

2010年6月 1日 (火)

東京新聞に拍手・・・

 かなり以前のことになる。小覧でも取り上げたが、郵便制度を悪用したという理由で厚生労働省の係長が逮捕された事件があった。ここまではよくある話なのだが、係長の供述に基づいて、当時の局長が逮捕されたのには驚き、背景には何か黒い霧のようなものがあるのでは、と述べた記憶がある。

 逮捕された局長は一貫して無罪を主張しているのにも関わらず、検察は係長の供述を唯一の証拠として裁判に持ち込んだことに、多くの専門家や一部マスコミが疑念を示していたことは知っていたが、余りにも社会の動きが激し過ぎ、次々にいろいろなことが起きるのですっかり失念していた。

 先月の26日のこと、大阪地裁が取り扱っているこの虚偽有印公文書作成・同行使罪という長ったらしい名称の公判で、局長の指示を認めた元係長の供述調書15通について『検察側が誘導した可能性がある』と、すべて証拠採用しないと夕方のテレビニュ-スが報じたことで、この事件の記憶が戻ってきた。

 さらに、検察側主張の最大の根拠だった重要な調書が証拠採用されなかったことで9月にも予定される判決は無罪が言い渡される公算が大きくなったと報じていた。

検察側が証拠請求していたのは、局長のほか自称障害者団体『凜の会』設立者ら8人の供述調書計43通とのことだが、裁判長はこのうち9通だけを採用したという。

この数字だけでも問題だと思うが、特に元局長の直接的関与を示す調書はすべて証拠採用しなかったというから、裁判長が係長の供述は全くの手でっち上げ、という見解を示したものと受け取ってもよさそうだ。

弁護人は閉廷後『これで無罪判決は動かない』と述べていたことは当然としても、裁判長は検察官が『記憶なんてあいまいだから、取り調べた関係者の多数決で決めよう』と調書への署名を求めたとされる点にも触れ『取り調べに問題があったと言わざるを得ない』と指摘したというから、これはまさに検察にダメだしを突きつけたとしか思えない。

私はこの裁判所の判断は重大ニュ-スだと思うのだが、何故か翌日からマスコミはこのことについてはダンマリを決めつけ、丁度(うまい具合に起きた)大相撲の親方が一般には入手できない土俵溜まりの席を暴力団関係に斡旋したという、ゴミのような事件ばかりの報道に、検察からの圧力でもあるのでは・・・と勘繰ったものである。

この事件は珍しく相撲協会が素早い動きで、斡旋した親方の一人を部屋ごと閉鎖という厳罰に処したことで一件落着したかのようだが、処分された親方だけが斡旋していたわけではないだろうから、相撲協会幹部の得意技である『トカゲの尻尾きり』という印象しか残らない。

その後も、マスコミは検察の不手際に対してダンマリか続いていた。このままウヤムヤにするのだろうと、やはりマスゴミと呼ばれているように圧力を跳ね返すような姿勢は忘れてしまっているのだろうとあきらめていたが、先日やっと東京新聞がこの事件のことについて社説で、かなり思い切った論調で検察批判を書いていたことに、無条件で東京新聞に大拍手・・・。

社説を引用するまでもないだろう。が『自称障害者団体が郵便割引制度を受けるための偽の証明書を、元局長が部下に指示して発行させた・・・。これが大阪地検特捜部が描いた事件の構図だ』と指摘し、検察が元係長に『記憶がないなら関係者の意見を総合するのが合理的。いわば多数決だね。私に任せて』と検事が筋書きを作ったという公判での実態も暴いている。この他のマスゴミが踏み込めないことまで書いていることに敬意を表したい。

そして、精度の不十分なDNA鑑定で、やりもしない女児殺害を自白させられた足利事件など、数々の冤罪捜査が問題になってきた。最高検は四月、事件の検証結果をまとめ、再発防止に『組織あげて取り組む』と誓ったはずではないかとも・・・。

 さらに、今回の失態を徹底検証し猛省しなければ、警察を含めた捜査機関全体への信頼が揺らぐだろうと結んでいるが、その通り。

オザワ献金問題もこの延長線にあるのではないだろうか。不起訴のあとは検察審査会が筋書き通りに動くだろう・・・というような発想を検察が持っているのかもしれないが、今回の裁判所の判断で風向きが変わることを期待したい。(田舎親父)

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