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2010年6月28日 (月)

車内痴漢事件の冤罪について・・・

 通勤電車から開放された私にはおよそ縁のない話であるが、電車内の痴漢事件は相変わらず減らないようだ。かなりの頻度で盗撮や痴漢というたぐいの破廉恥事件報道が新聞の片隅に載るが、時に本名まで掲載されるとなると、本人はともかく家族や近い友人たちの気持ちはやりきれないのではないだろうか。

さらに、この種の事件で逮捕された容疑者が教員や警察官を含めた公務員となると、マスコミの格好の餌食となり、面白奇怪しく記事にされることが多い。しかも、以前にも取り上げたが、突然『このひと痴漢です』という一言が決定的な決め手になり、容疑を否認しても聞き入れられることが少ないという特徴を持っている。

警察は頭から女性側の言い分を聞くのが当然で、例えとても痴漢行為などできない姿勢だと主張しても、『微罪だから認めたらすぐ帰宅できる・・・』というセリフが定番化しているらしく、仕方なしに『ハイ』と行為を認めることが多いという。

まさにそこに冤罪が生まれるのだが、警察がはじめから『犯人はお前に間違いない』という態度では冤罪の原因を作っているとしか表現のしようがない。このため、痴漢事件で逮捕され、冤罪で泣かされる男性は今後も増えることはあっても少なくなることはないような気がしてならない。

徹底的に痴漢行為を否定するには裁判という手段しか残されていないが、それには信じられないほどの長時間とカネが必要。身分的にも休職や解雇などとなると、裁判を躊躇する場合も多いことは想像に難くない。

そんな中、裁判で争い『無罪』を獲得したという記事があった。電車内で痴漢をしたとして迷惑行為防止条例違反の罪に問われた35歳の県職員の男性に対し、地裁は『無罪(求刑・罰金40万円)』を言い渡したとある。これは取り上げる価値がありそうだ。

事件はほぼ半年前のこと、朝の通勤途中の電車内で女子高校生の尻などを触ったとして現行犯逮捕起訴されたという。女子高校生は男性の手をつかんで被害を訴えたという態度はあっぱれ。しかし、この男性は当初から一貫して否認していたというから、犯人を間違えた可能性があるのではないだろうか。

記事によると、公判では『スカートの中に手を入れられ尻などを触られた』という女子高校生の証言の信用性が争点だったようだ。判決は、汗などに含まれる男性のDNAが高校生の衣服から検出されず物証がないことを指摘しつつ『高校生の記憶について疑問を抱かせる点がある』と述べ、『痴漢被害を受けたとの証言は信用できるが、犯人ではない他の人物の手をつかんだ可能性を否定できない』と結論づけたとある。

私には真偽は全くわからない。汗などに含まれるDNAが採取でき判別可能かもわからないが、徹底的に冤罪を主張、職をかけて裁判で争うというのは並大抵のことではない。家族の理解がなければできることではないだろうことも推測できるので、冤罪である確率が高いと思っている。

弁護人からは『客観的証拠がなく起訴をした検察は慎重な対応をしていただきたい』と、控訴しないよう求めたというが、検察としてこのままでは面子が立たないという理由だけでも控訴するのではないだろうか。そして、またまた長い時間とカネがかかると思うと何とも無駄なこと・・・。

検察が潔く敗北を認めてほしいと願うが、ある意味、最高裁まで持っていき、『完全無罪』を勝ち取ることによってしか、検察に反省を促せないとしたら、この男性と支援の方々にもうしばらく頑張ってほしいとエ-ルを送りたい。

植草教授のように権力絡みでないはずだろうから・・・。(田舎親父)

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