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2010年7月10日 (土)

すでに死のビ-チになっているらしい・・・

 日本のマスコミは全くといってよいほどこのニュ-スに触れないのは、アメリカ政府などからの圧力があり、報道規制が徹底されているのだと思っているが、メキシコ湾の原油流出被害が広がっているようだ。

先日、ネットに続報として、流出原油が漂着しているアメリカ、フロリダ州ペンサコラビーチの白い砂浜で、砂に埋まった原油が発見されたという記事が掲載されていた。添付されている映像を見ると、真っ白な砂浜が続いている素晴らしい避暑地であることがわかる。ここには世界中から富豪達がやってくるらしい。

その海岸に重油がたどり着いてガッカリしている海水浴客の姿と、真っ白な砂浜を掘って原油の固まりを探し出す人の映像もある。解説によると、この原油の固まり(油塊)は砂浜の60センチ下に埋まっているとのこと。

海岸に流れ着いた重油はオイルフェンスを張り、丁寧にくみ取れば何とか除去できることは、日本近海でタンカ-の座礁などで原油が流れだす事故が生じると、決まってボランティアの人たちが大勢でこのような作業が行われ、しばらく過ぎると(多少は影響が残るのだろうが)元のような風景を取り返していることで可能だということは理解できる。

しかし、砂浜の砂の底?(途中なのかもしれないが)に層になって原油がたまっているとなると、丁寧にくみ出すことなど無理に違いない。研究者によると、これまでも砂浜に原油の層ができた事はあるらしいが、たかだか15センチ程度なので、砂ごとかきとることができたとのことだが、60センチとなると全く打つ手がないという。

除去できないと自然に分解することを待つしかない。地表では、例え大勢のボランティアの人が集まらず、人為的な除去作業を行わなくても、酸素や太陽光、そして原油を分解する働きをもつ微生物により分解され有毒成分を多く含む原油は早期に姿を消すとの科学的根拠があるらしいが、埋もれた場合は残存期間がはるかに長くなることは理解できる。

特に、地中深くなればなるほど酸素の量が限られるので分解も進まないというからこれは厄介な問題。真っ白な天国のようなペンサコラビーチは今や悪魔の支配する海岸というところ・・・。

先月末にメキシコ湾を襲ったハリケ-ンは幸いなことにこのビ-チを直撃しなかったらしいが、今後間違いなく発生する大型のハリケ-ンが湾内を襲い、高波を発生させることは間違いない。その波の影響で、砂浜は侵食を受け、砂の下の油塊が露出する可能性も十分に予測できる。

マイアミには行ったことはないので、果たして江ノ島の海岸のように、浜辺でいろいろ建物を砂で作って遊ぶという風景が存在するのかわからないが、もし、同じような遊びがあったとしたら、その途中で油の固まりをつかんでしまう・・・。想像するだけで気持ちが萎えてくる。

油に直接触れると皮膚炎を起こしたり、気化した油を吸い込むと吐き気や頭痛、目眩などの症状が現れる場合があるというから、この海岸を訪れる人は少なくなることは確実。すでに原油除去に関わっている大勢の作業員の体調にも異変が起こっているというから、ペンサコラビーチはもはや死んだと表現した方がよいかもしれない。

選挙に狂騒するのも明日までだろうから、来週にはその後のメキシコ湾原油流出の現状が話題になる事は望みたい。(田舎親父)

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