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2011年5月 1日 (日)

東電の3人の女性社員と飯館村の子ども45人・・・

 マスコミは東電の女性社員3人が安全基準より大幅な放射能被爆したと大騒ぎ。記事によると、東日本大震災発生時に福島第一原発にいた50代の女性社員が、原子炉等規制法などの基準の3倍を超える17.55ミリシーベルトを被曝したとのことである。

法の定める限度を超えたのは男女を通じ初めてだそうだが、本当だろうか?という素朴な疑問を持つのは私だけでないと思いたい。この女性たちは『屋外』で、原子炉への海水注入や放水に当たった消防の案内などをしていたとのことだが、原子炉建屋内で作業を続けていた下請けの派遣社員やアルバイトの作業員たちは、もっと多くの放射線被爆をしていたのではないだろうか。しかし、この人たちの被曝という記事は高濃度の溜まり水に短靴で入って作業していた事故の1回だけ。

例によって、東電側の医師はともかく、東電・保安院・原子力委員会・そして政府の4悪党ども共通の、お馴染みの言葉である『現状では健康への影響はない』という。

東電は『女性はもっと早く撤退させるべきだった。判断ミスで、反省している』とし、経産省原子力安全・保安院は今後、東電に原因究明と再発防止策の策定を求め、東電に対し口頭で注意したというのも、何だかうさんくさく感じる。案の定、その後の報道はない。

 東電によると、一番多く被爆した女性は水素爆発直後、マスクを外す際などに放射能を含んだほこりを吸ったとみられ、そうとうな内部被曝をしていることがことである。そして、ご丁寧にも『内部被曝は、体内に吸い込んだ放射性物質による被曝のことで、50年分を、事故発生時に浴びたとして換算する』という解説までつけている。

 『原子炉等規制法』や『労働安全衛生法』によって、作業員の被曝量は緊急時でなければ5年間で100ミリシーベルト以内に抑えるように決められているが、妊娠する可能性がある女性は男性より細やかな管理がされており、3カ月でこの20分の1にあたる5ミリシーベルト以内に抑える必要があるとのこと。この一文からだけでも、いかに放射能が母体内で胎児に大きく影響することを、放射線量の監督する立場の官庁が十分認識していることを示している。

 常識的に考えると、妊娠する可能性のある女性だけではなく、父親になる可能性のある男性にも同じような基準を作るべきだと思うが、今回の事故を受け、男性作業員の線量限度は『5年間で100ミリシーベルト』が『5年間で250ミリシーベルト』に引き上げたことはすでに述べた。

 (何度も述べていることだが)文科省は福島県の学校には年間20シ-ベルトの被爆であっても問題はないとの通達だが、現場で働く作業員の東電の見え透いた企みで引き上げられる前の基準値だというのはトンデモナイこと。これが、いつも口癖のように『子どものため・・・』と言っている文科省の大臣はじめ役人どもが吐くセリフなのだろうか。私には魂を悪魔に売り渡した、いや東電のカネの元でひざまずいてしまったとしか表現のしようがない。

 ところで、原発事故で、今になって全域が『計画的避難区域』に指定された飯舘村の中でも特に放射線量が高い長泥地区など3地区に、幼稚園児と小中学生計45人が留まっていることが、最近になってマスコミが報じている。

 村教委は3地区の保護者に対し、村内外を問わず線量の低い地域に子供を早期避難させるよう呼びかけているそうだが、各家庭の事情もあって進んでおらず、対応に苦慮しているとのこと。避難先も示さずに『すぐに逃げろ』なんて命令は、まさに『俺たちは仕事をやっている』という責任逃れのアリバイ作り・・・。

 文科省の測定でも、長泥地区の3月23日~4月27日(実際には爆発の起きた3月12日から20日頃までがもっとも被爆量が大きいはずだが、この間の数量はない)の累積放射線量は12.84ミリシーベルトで、来年3月までに61.7ミリシーベルトになると予測されるという。

東電の女性社員の被曝には大騒ぎするマスコミなのだが、こと子どもたちの被曝には腰が引けているようで、『成長期の子がいるから心配だが、避難には引っ越し代などがいる。決断がつかない』とか『介護が必要な両親を抱え、簡単には避難できない』という事情を掲載しているだけで、それも含めて東電と政府の仕事だろうと強く指摘する姿勢が見えてこない。

この長泥地区などの子どもは当然だが、年間20ミリシ-ベルトというトンデモない基準を押しつけられている福島県の子どもたちを、至急避難させなければ、将来に禍根を残すことは間違いない。(田舎親父)

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