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2011年9月 3日 (土)

やはり気になる放射能・・・

文科省が、ここにきて事故原発の100キロ圏内の約2200地点の土壌を採取して測定して放射能の測定を行い、それを基に『放射性セシウムの濃度マップ』というものをつくり先月末に公表。

100キロ圏内で2200地点とは、一見多いような気にさせられるが、実際には限られた点だろうから少な過ぎると感じるのは私だけではないだろうが・・・。

マスコミは福島県全域を含む広いエリアでの詳細な実測マップは初めてだとチョウチン記事を書いているが、とっくの昔に測定していたことを、首相交代のドサクサにまぎれて発表したのではないかと想像している。

それはともかく、記事によると、半減期が約30年と影響が長期間残るセシウム137の最高濃度は、福島県大熊町で1平方メートル当たり1545万ベクレルという信じられないほど凄い値。放射線量に換算すると毎時54・8マイクロシーベルト。単純計算だと年間480ミリシーベルトになるという。

文科省はこのとてつもない数値に対して『除染も簡単ではなく、帰宅できない期間が長期化する恐れもある』とコメントしているが、長期間どころでなく50年単位で帰宅できないことはズブの素人の私でも理解できること。ここまで酷い事態におちいっているにもかかわらず文科省にとっては他人事のようだ。

同じ日、環境保護団体の『グリーンピース・ジャパン』という組織が、既に除染した福島市内の保育園2カ所と高校1カ所で、8月上旬から中旬にかけて放射線量を測定した結果を発表したという記事を見つける。

それによると、一つの保育園の園庭では、5月の調査時は毎時3マイクロシーベルト前後だったものが、その後、重機で表土をはぎ取るなどした現在では、地上10センチで毎時0・3~0・9マイクロシーベルトだったという。

一見かなりレベルが下がったような印象を受けるが、真ん中の値をとっても、毎時0.6マイクロシ-ベルト。これに24時間×365日と単純に計算してみると、5シ-ベルト超になる。この数字は、今回文科省が良心の呵責に耐えかねて(そんなことはあるまい、きっと批判をかわすためだろうが)年間20ミリシ-ベルトを1ミリシ-ベルトにすると基準値からみるとかなりオ-バ-。

これではとても幼児を保育する環境でないことは誰の目にも明らかだが、現実はここで日常的に保育をしているというから恐ろしい。

保育園の名前はない。当然福島市内とあるだけで住所も明記されていない。恐らく、除染という言葉が持つ意味は、単に保育園の園庭の表面の土をはぎ取り、新しい土を入れ換えた程度だろう。

私の推測だが、園庭はたかだか100平方メ-トル(もっと狭いかも)ではないだろうか。周りには公園も道路もあるだろう、民家もあるに違いない。落ち葉がつもり、雨水も流れ込んでいる場所も・・・。そこをどうしたということは記事にない。

それ以前に、除染前のこの保育園では3マイクロシ-ベルトだったというから、周りの民家や公園は現在も同じ程度の値だろう。そこには今も平然と(本当は恐れているだろうが)人々が生活しているに違いないと思うとゾッとする。

環境団体がこの保育園を選んだ理由はない。福島市を含めて福島県内の自治体は学校や保育園の校庭の表土の入れ替えをしているということは聞いている。それが『除染』という言葉の意味になっているが、ただそれだけ。周りの環境をどうしたということは語られていない。

私に言わせれば、表土の入れ換えは『やらないよりはまし』という量的な問題ではなかろうか。事故からすでに6ケ月、福島県の住民は十分、放射能を身体に取り入れていることは想像に難くないが、今からでも遅くない、福島県下のあらゆるところで放射線値をできるだけ正確に測定し、公表にすることを望みたい。

その結果、どうするかは個々の判断に任すとしても・・・である。(田舎親父)

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