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2013年3月29日 (金)

原発に群がる輩ども・・・

 3月27日の東京新聞の一面トップに、5段抜きの太文字の『核のごみ 権益守る?』という衝撃的な見出しが踊っていた。

しかも、地図と相関図も入った記事の中程には、白黒反転の横文字で『最終処分場 町の一握り 誘致推進』という文言。特に『町の一握り 誘致推進』という部分が一番と大きな活字になっている。

これは面白いと読み進む。実名入りで、その利害関係なども赤裸々に表現している物凄さに驚く。よくぞここまで思い切った記事を掲載したものだと、東京新聞に敬意を表すると同時に、この記事を読んだ町民の気持ちを思うと複雑になる。

記事は、2011年秋、北海道北部にある人口約2600人の小さな町・幌延町(ほろのべちょう)の飲食店で、町議の佐々木忠光(62)が突然、『原発の事故があったばかりだぞ。何を考えているんだ』と声を荒らげた・・・という書き出しで始まる。

幌延町という名前どこかで聞いたことがあると思ったが、それもそのはず、町の活性化をうたい、町長などが『高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵施設』を誘致すると言い出し、町を二分するどころか全国的な大問題に発展した町の名前であることを思い出す。

その話は白紙になったと思っていたが、転んでもただでは起きぬ輩たちの談合によって何やらうさん臭く感じられる、『幌延深地層研究センター』なる建物を建て、組織を立ち上げていたらしい。

このセンタ-が動き始めたのは2001年だそうだ。動燃は、言葉上、高レベル放射性廃棄物中間貯蔵施設の建設を棚上げして、『幌延町における深地層の研究』というタテマエで、建設された組織だとのことである。

『核抜き』という文言が入っているが、動燃が後ろ楯になっているとなると、俄には信じられない。記事も、『この町には、核のゴミの最終処分技術の研究をする日本原子力研究開発機構の深地層研究センターがある』と、動燃のねらいが『原発ゴミ』の処分場が作ることを見透かしている。

書き出しにある町議の佐々木という人物は、このセンターの『今後を考える』会に誘われ、この会が核ゴミの最終処分場の誘致も視野に入れていることから、会の仕掛け人である町長や商工会長への怒りの言葉を記者にぶつけたようだ。

 センターの研究期間は01年からおよそ20年とされ、あと10年もすればセンターは使命を終えることが、町長の宮本明(70)と以前は一緒に会社を経営したこともある町の商工会長、松永継男(65)には困るのだと、実名で記述している。

 あまりにも生臭い話である。意訳や要約ができかねるので、少し長くなるが記事をそのまま引用することにしたい。

(引用はじめ)松永が社長を務める警備会社『ほくせい』は、機構に職員住宅一棟を貸し、センターの警備も請け負う。創業当時は宮本が取締役を務め、町長に就任したとき、その座を息子に譲っている。

 宮本が社長を務め、町長就任時に息子に引き継いだ会社『幌延商事』も、機構に職員住宅を二棟貸している。

 二社が毎年、機構から得る収入は計2千万円以上。センターがなくなれば、新たに住宅の借り手を探すのは極めて難しくなる。『考える』会への動きは、そうなる前に、確実に借り手がつくよう準備することでもある。

 機構から幌延町内の業者に落ちる仕事の総額は毎年2億円ほど。町はこの数字をセンターがもたらす経済効果だとアピールするが、実際の効果は極めて限定的だ。

 機構の公表資料によると、12年度に受注した地元業者はわずか9社。その内容も、職員住宅の賃貸と運営管理、センターの警備、タクシーの契約、暖房用の燃料の納入など波及効果が小さいものばかり。

 しかも、職員住宅は、ほくせいと幌延商事を含め特定の五社が随意契約を続けており、他社が入り込める余地はまずない。

 その一角を首長らのファミリー企業が占める状況は、機構との癒着を疑われるが、宮本は『契約は私が町長になる前の話で、何も問題はない』と意に介す様子もない。『職員住宅は建てるのに金がかかったし、修繕費もある。もうかる話ではない』とも言う。

 12年4月、松永の『処分場誘致の期成会を立ち上げたい』との発言が地元紙に大きく取り上げられた。反対派を中心に強い反発が出たため、現在は表だった動きはなくなっている。松永も『しばらくは無理。今は時期が悪い』と話す。

 ただ、宮本も町として誘致に乗り出すことは否定する一方、民間で誘致を進める動きは容認する態度を示してきた。幌延町は過疎化が進み、産業らしきものがないだけに、福島事故のほとぼりが冷めれば、また水面下で動きが出始めそうだ。

 そんな様子に町民の一人、岡本則夫(66)は複雑な思いだ。長引く不況で数年前、経営していた建設会社をたたんだ。町の活性化につながるかもしれない処分場誘致に一定の理解は示すが、懸念も感じる。(敬称略)(引用終わり)

 記事は、『一部の利害関係者だけで決めるような進め方では、とても合意は得られない』 とまとめているが、先日観た『渡されたバトン』という映画の筋書きがダブル。

 映画では、立ち上がった住民の団結で原発建設計画を退けたが・・・。(他人事のような表現になるが)私には情けないことだが、反対運動が高まり、町長たちの企みが消えることを心から願うことしかできない。(田舎親父)

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コメント

この松永は地元では評判が悪いです。金の亡者で守銭奴であります。町議選で落選したということは、人望がないからです。友人がおりません。

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