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2013年9月 6日 (金)

竜巻が福島原発を襲う確率はゼロではあるまい・・・

 9月2日に起きた埼玉県と千葉県の竜巻被害の映像には愕然とする。住宅の屋根が飛び窓ガラスが割れ、道路の電柱がなぎ倒されていた。60人超の負傷者を出し、600棟を超す建物を損壊させたという。

 幅が200メ-トルと極めて局地的なのだが、竜巻の通ったル-トには徹底的に破壊された建物が続く。隣の家は何事もないのに、我が家は全壊となると、住民同士の気持ちの中は穏やであるはずがないのも容易に想像できる。

 4日には栃木県下の複数の地域を竜巻が襲っている。こちらは前々日の竜巻被害ほど大規模ではないが、それだけいっそう、破壊を免れた建物との差が際立っている。

 これほど竜巻が続いて発生し、局地的にせよ壊滅的な打撃を与えたことは過去にあるだろうか。随分昔のことになるが、北海道のサロマ湖付近を襲った竜巻被害の惨状を思い出すが、一発勝負というか、報道はそれで終わっていたのではないだろうか。そして、竜巻が、かなりの時間をあけて違う地域を襲うことはあったものの、今年ほど連続的に、しかも近い場所を襲ったことはなかったはず。

 学生の頃、気象学を学んだことがある。竜巻について、発生のメカニズムなどは通り一遍の知識としては教えられた記憶があるが、当時は、竜巻はアメリカのものという意識があり、アメリカでの被害状況を写した映像に対しても、身近ではまず起こらないというのが教授も含めたゼミの雰囲気だったので、凄いなあ・・・と感じただけで自分のこととして受け止められなかった。

 限られた場所に限定するため予測が難しく、アメリカでは現在でも第一級の恐怖の対象だという。特に平野部で生活している人々は、自宅に竜巻用のシェルタ-を持っているのも稀ではないのだそうだが、平野部の少ない日本では、およそ考えられない話だったはず・・・。

 それが立て続けに起きている。しかも、日本では一番広い関東平野の真ん中で発生、映像をみる限り、手当たり次第に破壊し上空高く巻き上げながら進む様子は、かって、気象学のゼミで見た映像とほとんど同じ。なにもこまでアメリカに追随することはないのにと、(被災者の方々には大変申し訳ないが)皮肉な気持ちになるのは否めない。

 新聞各紙は、早速社説で『防災や減災に結び付く知識や心構えを持ち、地域で共有する姿勢が大切だ』と訴えるが、どこで起きるかも全く分からない上、気象庁の専門家でも予測ができないとなると、共有する姿勢と言われてもピンと来ない。

 個人的に注意することは大切なことは十分わかっているが、突如発生し、極めて狭い範囲を猛スピ-ドで駆け抜けるとなると、竜巻らしい渦を発見したら、すぐに逃げるしか手はないようだ。どこに逃げるかが問題だが・・・。

 マスコミの言う『共有する姿勢』とは、せめて、発見したら近くの人に知らせて一緒に逃げろということのようだ。確かに、ツイッタ-やフェイスブックに書き込むのも情報の共有になるのだろうが、書き込んだ時には竜巻はすでに去っているのだから、後からその映像が流されるだけで、その時点ではとても共有とは言い難い。

 それはともかく、ここまで全国的に地域を選ばず頻繁に発生するとなると、福島事故原発を直撃する竜巻が起きても不思議ではないのでは・・・と恐ろしい事態を瞬間的に思い浮かべる。

 地形的に起きる可能性は極めて低いという専門家もいることは知っている。しかし、可能性は限りなくゼロであってもゼロではない。何よりも、地震で原発が破壊される可能性は限りなくゼロと言い続けてきたのは誰だろう。

こんな空想をするのは私だけかも知れないが、もしも、2日に越谷市を襲った規模の竜巻が、福島原発を直撃したら。仮の建屋などひとたまりもないだろう。木っ端みじんに吹き飛ばされて、事故直後の原子炉が丸見えの痛々しい姿になることは間違いなさそう。

いや、それどころか竜巻の威力は津波と匹敵するとも言われているから、燃料棒を格納している保管庫を含む建屋本体はもとより、原子炉すら吹き飛ばす破壊力を見せないとも限らない。そうなると、核燃料棒が空中高く舞上げられる・・・。

核燃料棒そのものが爆発するとは思えないが、人体を即死に至らしめるほどの高濃度の放射能が空中に拡散、広く辺りを汚染することは間違いなさそうだ。

広島の原爆資料館をじっくり見学して、放射能の恐ろしさを感じとった直後の妄想かも知れないが、私のこの危機感を全く根拠なしと断言できる人はいないのではあるまいか。

さらに今朝の新聞では、全壊した家屋への国の補助金が自治体によって違うと言う。一つの自治体で10軒以上ある場合は手厚く、それ以下だと対象にならないと言う法律がある体そうだ。

そんなバカな法律があるとは知らなかったが、つい最近になり『庶子と私生児』問題で最高裁が重い腰を上げた国ではあり得るのかも知れない。

このことを述べると長くなりそうなので、別の機会にするが、アメリカさまの命令には大金を湯水のように流すのに、国民の難儀には知らんふりとは許し難い。

我が国の政治の世界には、田中正造的精神構造を持った政治家はいないのだろうか・・・。(田舎親父)

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