« 殿 お気を確かに・・・ | トップページ | 都の小中高一貫教育校構想はやっぱり・・・ »

2013年9月12日 (木)

ウソからでたマコトになれば・・・

 20年のオリンピックが東京で開催するという話題は、もはや気持ちの中にはないのだが、果たして、それまでに福島原発問題が解決してきるかというと、絶対に『否』というのが私の強い思い。次々と明らかになる客観的な情報も私の危惧を否定していない。

それはともかく、20年夏季五輪招致で、『IOC委員の多くが東京の最終プレゼンを勝因の一つに挙げたのはアヘ首相の演説だった』とマスコミは揃ってチョウチン記事で埋めつくしている。

アヘ首相のプレゼンの様子はNHKニュ-スで観た。この御仁の英語力は急速に進歩していることは間違いない。しかも原稿を片手にした演説ではない。私からみたら実に上手い英語で堂々とスピ-チしているのには正直瞠目する。

私には、その英語の意味はほとんど理解できないが、字幕には、東京電力福島第1原発事故の汚染水漏れについて、『状況はコントロールされており、東京に決してダメージは与えない』とある。思わず、正気なのと叫んでしまったほど・・・。

自分の手柄にしたいという思いは分かる。自分の演説で成功を手元に引き寄せたいという思いは痛いほど感じる。そのためには、多少のウソは許したいと思うものの、汚染水の原因すらはっきりしないのに『コントロ-ルできている』とは、誰が聞いても言い過ぎとしか言いようがないのでは・・・。

その後の質疑でさらに詳しい説明を求められたのに対し、『汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメールの範囲内で完全にブロックされている』と、これまた自信満々で応えている。

 恐らくこの御仁の頭の中には、その通りの筋書きがつまっているのだろうが、(以前にも述べたが)上空からの写真から推測すると、原発湾内を全てコンクリ-トの壁で封鎖しているわけではなく、汚染水が外界に漏れていることは衆目が一致するところ。このことは、あの東電でさえ『港湾内と外洋を水が行き来している』と認めていることからも明らかだろう。

 しかも、最近になって騒がれているタンクからの汚染水漏れについて、(その量はかけ離れていることは間違いなかろうが)東電は、地上タンクからの排水路の側面に水の流れた跡があり、そこから高濃度の放射線が観測されていて、そこから水が流れていることを認めている。そして、その排水路がつながっている先は『0.3平方キロメートルの港内』ではなく外海である。

この汚染水対策について、政府の責任がやると断言したのは、9月になってから。誰の目にも、オリンピック招致に合わせた『付け焼き刃』であることは明らかだろう。

汚染水対策が全く進んでいないことを知っていたら、普通の感覚では『状況はコントロールされている』などという表現を安易に使わないだろうと思うのだが、この御仁がその事実を知らなかったのだろうか。よもやそんなことはあるまい。

となると、知っていて、笑顔で『私が安全を保証します』と言ったとすると、背中から悪魔が舌を出している姿を想像するしかない。

一国のリーダーは、たとえ(多少という形容詞がつくが)ウソが混じっても国益を守る責務があることは理解できる。今回のプレゼンテーションでは、どうしてもオリンピックを招致することが国益にかなうと判断したのだろうから、国と東京の対外的なイメージを印象良いものにしていく責務があったとことはムリムリわかったとしよう。

しかし、ここまでウソを通したことで、オリンピックの招致に成功したことは、首相は国際的についた『ウソ』を、何としても7年後には『マコト』にしなければならない責務があるということに他ならない。

これまで政府が本気で取り組んでこなかった汚染水や放射能汚染の広がりについて、今後数年間で解決できければ、場合によっては東京オリンピックそのものが吹っ飛ばないとも限らない。なぜなら、福島原発問題は世界のメディアからますます注目される。もうこれ以上、ウソの上塗りすることはできないからである。

 『ウソからでたマコト』という諺は小学校の国語のテストでもよく使われる。この諺通り、首相の大ウソがマコトとなり、原発の収束はもとより、震災の復興に向けて、奇跡が起こることを期待したいが・・・。(田舎親父)

« 殿 お気を確かに・・・ | トップページ | 都の小中高一貫教育校構想はやっぱり・・・ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208744/58176557

この記事へのトラックバック一覧です: ウソからでたマコトになれば・・・:

« 殿 お気を確かに・・・ | トップページ | 都の小中高一貫教育校構想はやっぱり・・・ »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ