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2014年8月 8日 (金)

夏休み真っ最中なのに子どもの姿が・・・

立秋を過ぎて、暦の上ではもう秋。なのに、猛暑はいっこうにおさまらず、かえって暑さが増しているようにせ思える。それでも、日中、非生産的な歩きをしている時、ふと空を見上げると、秋らしい雲を見ることがあり、季節が確実に動いていること知る。

 夏休みは今が盛り、子どもたちは、暑さなんかには負けないで目いっぱい遊び、楽しんでいるだろうと思うのだが、私の視界に子どもたちが遊んでいる姿が入ることが少ないのは寂しい限り。

毎日その日の雰囲気で行き先を変えるのだが、その方針は、できるだけ自然が残る場所を歩くようにしていること。小川があり、カブトムシの森もあり、ときには田んぼの畦道なども好んで歩くようにしているが、そんな場所を好む人間は限られているらしく、すれ違う人はほとんどいない。 

昔は、こんな場所では子どもたちが群れ遊んでいたものだが、それも今は昔。私が子どもの頃には、どこにでも存在していた『川ガキ』と呼ばれる、半裸になって水遊びをしている男の子の姿は絶滅してしまったらしい。

虫取り網をもって雑木林を走り回っている姿もない。人目のある公園で遊んでいる子どもは少ないながら存在するのだが、そのほとんどが女の子。公園では野球やサッカ-が禁止されていることも原因だろうと思うのだが、男の子たちは、一体、日中どこでどんなことをして過ごしているのだろう。

私の散策コ-スの一つに、雑木林に囲まれ、近くに小川が流れる小さな公園がある。水曜日と土曜日は、夏休み中に限らず『プレイパ-ク』という幟が上がって、ボランティアの人たちが子どもたちが喜ぶようなイベントを行っている。

そこには、若い母親を中心に小さな子どもたちが大勢集まり、実に楽しそうな時を過ごしている。ボランティアの男性に見守られて,川遊びをしている姿も目にするが、大人の姿がなければ、まさに『川ガキ』そのものの姿。しかし平日、同じ公園を通っても、こんな姿にお目にかかることはまずない。いや絶対にないと言っても過言ではない。

時には違う川筋で、大人がついて川遊びをしている姿を見ることはあるが、不思議なことに、この場合も女の子の姿が多いのに、何なの・・・?という違和感を覚える。

本来、夏休みとは、友だちと交わり、家族のつながりを確かめ合う絶好の機会として存在している(いた)。だから、夏休み前、小学校高学年の担任は、例外なく『自己の世界を広げ、将来へのバネにしてほしい』という言葉を準備していた。(今でも?・・・)

 夏休み前の『学校だより』には、ニュアンスは多少違っても『長い夏休みには、学校や塾では体験できない活動にこそ目を向けてみましょう』とか『子ども時代に五感を通じて経験した出来事が豊富だったかどうかで、その後の人生が大きく左右されると言われています』という校長からのメ-セ-ジが今でも恒例になっている。

 夏休みに限らず、幼い時から自分の役割を決められて、自分でやるという習慣が身についた子どもは、相手を思いやる優しい心が自然に身についていると言われ、このことは、私も経験上、間違いない事実だと確信している。

また、育ち盛りに多様な体験をした大人はやる気や生きがいを持ち、自尊心やモラルが強く、人づき合いもうまいということは、文科省の外郭団体の研究レポ-トでも報告されている。文科省も、『自然体験活動』という言葉で、このことを肯定し、指導要領で推奨していることからも、折角の夏休みを利用しない手はないのだが・・・。

今『子育て』がキ-ワ-ド。普段忙しい父親たちは、夏休みには子どもをどこかに連れて行かねばならないということが脅迫概念になっているらしく、お休みの日の行楽地は家族ずれで超満員。父親はもちろん、子どもたちにとって充実した素晴らしい時を過ごしていると思いたいが、家族ずれの水の事故が続いているのは考えさせられる。

しかし、夏休みは平日も子どもたちはお休み。なのに、その平日に、子どもたちが、どこでどのように過ごしているのか、その姿を見ることはない。

こんなことが当たり前で良いわけはない。田舎であっても子どもたちの生活環境だけは 都市化が進んでいるらしく、遊びたくても少子化の上に、それぞれが塾だお稽古ごとだと忙しく、時にあっても電子ゲ-ム以外に遊びかたを知らないのでは、健全な心が育つはずがない。

佐世保の高校一年生の女子生徒が同級生を殺害した事件にマスコミが飛びつき、次々にこの少少女の育った生活環境を面白奇怪しく報じているが、大事なことは、幼い時の遊びや友人とのかかわりに焦点を当てることだと思いたい。この少女の場合は、周りの子どもたちと心許して遊んだことがなかったのではないだろうか。

 小中学生の子ども持つ世の親諸氏に伝えたいことは、お休み日に、わが子へのサ-ビスは当然だとしても、折角の夏休み、大金をはたいて塾通いだけではなく、普段から、外で遊べる友達の輪を広げる心配りを忘れてほしくないということにつきるが・・・。(田舎親父)

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