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2015年10月10日 (土)

日本製の武器が・・・

今年もノ-ベル賞の受賞の季節を迎え、連日この話題で沸騰している。例年、文学賞の最有力候補と言われている角川春樹氏の受賞は今年も掛け声倒れに終わったが、医学・生理学省の大村さんと物理学賞の梶田さんと二人もの受賞者は喜ばしい限り。

特に、大村さんはアフリカの子ども達を風土病から救う医薬品の研究の功績がたたえられての受賞というから、野口英世博士の再来かとさえ思ってしまう。山梨大学という地方大学を卒業後、定時制高校の教員を経て、北里大学の研究室で微生物の研究一筋で今日に至ったというから、これまでの受賞者とは一味も二味も違う人間性を感じる。

このことはまたの機会につぶやくとして、昨日、世界が注目している平和賞が発表されたが、当初はシリア難民受け入れに理解を示し、その体制づくりに貢献したドイツのメルケル首相が有力らしいと伝えられていたが、結果はチェジアの平和団体。

平和賞の意味合いが違ってきたらしく、オバマのように表面的に核絶滅と言うだけで゛実際にはなにもしない(できない)政治家(屋)に与えてはマズイという反省が、受賞検討委員会のメンバ-に共通していたのかもしれない・・・。

しかし、メルケル首相のここまでの言動は、実際にシリア難民の解決のために努力したことは私でも評価できることだから少し残念な気がする。もっと残念なのは、日本憲法第9条に与えられなかったことであるが・・・。

それはさておき、私には国際情勢を語る知識も資格もないが、シリアの国内ではロシアが援助するアサド政権とアメリカの後ろ楯の反政府勢力に加えて、IS(一時はイスラム国と呼ばれた)と称されている組織が対立し、三つ巴の戦闘が日常的に起き、身の危険を感じてシリアから脱出する難民がヨ-ロッパ各国に溢れているという。

シリア国内の問題だからシリアの人々にその解決を委ねることが肝要だと思うのだが、必ずといって良いほど、現在世界各地で起きている内戦には、ロシアとアメリカの利害が衝突し、互いに武器を与えて戦闘を助長しているのだから、泥沼の消耗戦という筋書きになっているのも悲しく情けない事実である。

内戦を収め、これ以上の難民を出さないためには、武器の応援をしないという約束が何よりも大事なことは、小学生でも理解できることなのに、大人の金儲け命の論理では、それは夢物語で、実際は、武器を与え続けることによって莫大な利益を得ているのだから、争いが終わることなど考えられないようだ。今この時も激しい戦闘が続いているのが現実なのだろう・・・。

我が国は、世界の中で唯一、憲法で戦争放棄を掲げ、内戦には参加しないという高邁な理想をうたっていたのだが、イラク戦争(ベトナム戦争でも実際にはアメリカに協力していたが)に自衛隊を派遣したことから、その信念が怪しくなり、現政権に至っては、経済発展のためには武器を積極的に輸出すると明言しているから、なんともおぞましい限り・・・。

それを具体的に形に現したのが、武器の輸出や購入、他国との共同開発を一元的に担う防衛省の外局『防衛装備庁』の発足である。昨年4月に突如閣議決定というお得意の策略で、武器禁輸策を転換し、武器輸出を原則解禁した防衛装備移転三原則という政策を合法化?したのだから許せる話ではない。

民間会社が合法的?に作る。殺傷能力のある武器や、軍事的に多大な能力を持った無人ヘリなどを、政府が国民の税金で莫大な防衛予算を組み、その一部でこれらを購入、アメリカの要請のもと、シリアはじめ世界各地の戦争地域に投入されることは間違いないところ。そんなことはすでに当り前の事実だと指摘されそうだが、これからはおおっぴらにそれをやるぞと宣言しているのだから、ことは重大である。

日本製の武器がシリアはもとより世界の国々の内戦で日常的に使われる。そして、その結果として、日本製の武器で武装した人々が憎しみ合って戦い、命を落とし追われて逃げまどう。そんな人々の姿を想像すると心が張り裂ける。

内戦は、民族や宗教、あるいは信条の違いから互いに憎しみ合い、殺し合うという展開に発展。憎しみの連鎖がさらなる殺し合いへつながり泥沼状態が続くこと。

親・肉親を殺された子どもは、武器を持たされて戦うことが正義だ教えられる。なんともおぞましい光景が浮かび上がるが、その光景を作り上げる一因が日本製の武器であることだけは避けたいものだが・・・。

現政権は、こんな当り前の感覚さえ、国民に捨て去ることを強要しているのだから狂っているとしか思えない。少しでも油断すれば、昔きた道に戻ることは間違いないところ。これ以上、極貧の国々において子どもたちが武器を持たされることなく、何より国を捨てなければならない人々を出さないように願うだけ。

そのためには、武器を輸出することを国是とする現政権を、一日も早く打倒し、戦争法案を廃棄しなければと強く思う今日である・・・。(杉)

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