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2015年10月24日 (土)

これからどうなるかなあ・・・

 先日、国民には全く知らされず、特に農業関係者をやきもさせていたTPP交渉で大筋合意したと担当大臣が得意気に発表していたが、まとまったら必ず丁寧に説明して国民の理解を得ると何度も明言していたのその後説明らしいものはない。

 戦争法案に対しても、国民の理解を得るためには丁寧な説明をすると、首相はじめ閣僚や自民党役員たちが会見で繰り返し発言していたのにそれも一切なし。それどころか、本来なら、臨時国会を開いて議論することで国民の理解を得るのが筋だと思うのだが、下着ドロボ-やカネ問題が明らかになった大臣を守るために、国会開催も逃げているというのだから情けない話・・・。

 そして、しばらくして突如、日米など12カ国が大筋合意したTPPで最終的に関税を撤廃する比率が品目数ベースで95.1%になると発表したが、これで日本の経済が潤うなんて思う人はほとんどいないのではないだろうか。

 素人の私には詳しい分析能力などないが、我が国と輸入する農林水産品と工業製品を合わせた全9018品目のうち8575品目で関税を撤廃すのだそうだから(それぞれ即時撤廃とか〇年後に撤廃という『ただし書き』がついているが)近い将来という意味ではほとんどの外国製品が関税なしで日本の市場に出回ることになりそうだ。

特に農林水産品の関税撤廃率は最終的に81%になるというから、数年後には、安い外国産の食料がス-パ-の売り場を奪うのではないだろうか。これでは日本の農業がやっていけないのは明らかなのに、その対策についてはこれから農家の支援策などを盛り込んだ『TPP関連政策大綱』を作るというから、またまた丁寧な説明などとはほど遠い『お上のお触れ書』を突きつけるというところだろう。

恐らく、その内容は美味い話に満ち満ちて、関税撤廃で生じるマイナスは補償するという筋書きだろうが、自民党の支持率を下げないための作文で、実際に始まってみたら、話が違う・・・という怨嗟の声で満ちあふれるのは確実だろう。

普段私たちが口にしている野菜類(ネギやホウレンソウなど)は、一時の中国からの輸入野菜が教訓になり『安心安全』という意味では、一挙に外国野菜が出回る確率は少ないだろうが、米はそうもいくまい。すでに、アメリカやオ-ストラリア、あるいはブラジルなどで、広大な水田で日本の商社が『コシヒカリ』などのブランド米を大量に生産していると聞いている。

日本の商社は儲けがでない話に乗るはずがない。この米を金儲けの材料として、TPP交渉に注目していたに違いない。今回、関税がゼロとなったら、これらのコメは一斉に日本になだれ込むだろうことは私でも想像がつく。

我が国の細かい水田で高齢者が作るコメでは対抗できるはずがない。より以上に美味いコメを作れば良いという声もあり、大規模農業に変換する動きもあるとも報じられているが、山林が多い日本とアメリカなど広い平原を国土に持つ国とは、大規模という言葉が持つ質が違い、とても太刀打ちできるとは思えない。

果物はさらに大きな打撃をこうむることも間違いない。日本の果樹産業、例えば柑橘類を例にとってみるが、産地のほとんどは急傾斜の日当たりの良い場所で栽培している。小型のトラックすら入るのも難しいほどの傾斜地も珍しくない。

運搬用のモノレ-ルが観光の目玉になっている産地もある。ミカン農家は高齢化が進み生産量が低下していることは今更述べるまでもないだろう。しかも、消費者の好みが変わり、『こたつでミカンが一家団欒』などという映像は今は昔・・・。

新しい品種に挑戦し、高級感があって物凄く美味しいミカン栽培に成功している産地もあるが、価格的に庶民がかっての温州ミカンのようにパクパク口に運べるものではない。今でも、それに代わってオレンジがス-パ-の主力になっているのだから、国産の高級柑橘は限られた富裕層、貧乏人は消毒まみれの輸入オレンジという時代もすぐ目の前に迫っている。

酪農に至ってはさらに酷いことになりそうだが、そのことは後回しにして、私にできることはと考えてみると、今まで以上に外国製品を購入しないことに尽きる。

その小さな小さな試みとしてプランタ-で野菜栽培に挑戦している。何だそんなことかと言われそうだがこれがかなり成功し(季節もよるが)パセリ・イタリアンパセリ・ルッコラ・バジル・ペパ-ミント・シソ・コマツナ・ネギ・ミズナ・ミツバ・レタス・シュンギク・ラディシュなどは、毎日サラダで食べる程度は十分収穫できるようになっている。

これで、年金額の減少をくい止めて、少し割高になったとしても、食料品だけは国産とういスタンスを守るつもりであるが、はたして体力的にいつまで続けられるかは心細いものがある。

日本の農民にはどんな過酷な時代でも乗り切った知恵があり、この困難な直面を打開していくだろうと信じ、注意深く今後の農業を見守ることにしたい。(田舎親父)

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