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2016年1月19日 (火)

廃棄したはずの食品が店頭に・・・

 『CoCo(ココ)壱番屋』(通称『ココイチ』)いうカレ-チェ-ンの店が、横浜の片田舎にもできたのは随分昔のこと。以来、その場所に存在し続けているところを見ると、かなり繁盛しているなとは思っていたが、時に空腹を満たすために利用するだけの店で、特に気に止めるほどの存在ではなかった。

 その『ココイチ』が身近な存在になったのは、地方の活性化のための研修会に参加して、講師の、『野生の鹿肉をココイチという有名全国チエ-ン店でカレ-にして貰えるようになった』という話を聞いたからである。

 最近、全国的に野生のイノシシやシカによる農作物の被害が激増。その対策にほとんどの自治体は頭を痛めているのは今更述べるまでもないが、講師の滋賀県職員の松井さんはこの課題に正面から取り組み、シカ肉の販路拡大に努力している第一人者だとのこと。

自分で猟銃免許を取得し狩猟はもとより解体方法まで習得し、施設を作りそこで素早く解体し、京都の有名なフランス料理店に出荷している話は実に新鮮で説得力を感じる。加えて、さらに大量の肉をさばくために、『ココイチ』と共同で『シカ肉カレ-』という新たなメニュ-を開発したというくだりには、凄い人がいるものだと脱帽。以来『ココイチ』が身近な存在になっている。

 そのことは別の機会に述べるとするとして、『ココイチ』の本社が廃棄した冷凍のビ-フカツが大量に愛知県のス-パ-に出回っているという記事に、これは大変な事件になりそうだと気味の悪い予感が頭をよぎる。

 偶然、ココイチに働くバ-トの主婦従業員が、一般の店に出回るはずがない『ココイチ』の商品をス-パ-の店頭で見つけて上司に報告した事から事件は発覚したそうだが、以来、日を追ってその被害は広がる一方・・・。

このトンデモ犯罪が明らかになった翌日に、例の深夜バスの大惨事が起きたので、国民の関心はそちらに向いたが、こんな事が、数年前から、日常的に行われていたのかと想像すると心が寒くなる。

 今回の事件は、『ココイチ』は昨年9月2日に自社工場で作った冷凍カツ約4万枚に異物混入の疑いがあるとして、『ダイコー』という産廃処理業者に処分を依頼したのが始まりだそうだ。

この『タイコ-』という業者が、こともあろうに、解凍されて埋めるだけになっていた冷凍カツを再度冷凍し、『みのりフ-ズ』という食品取り扱い業者に、30枚で1000円という価格で横流ししたというから俄には信じられない。

 『みのりフ-ズ』の経営者というジイサンがテレビ局のインタビュ-に答えていたが、私の印象では、『今思うと申し訳ないことをしたと反省している・・・』と口にして、全ては『タイコ-』の指示通りだと言い訳している姿が、まさにカネ儲けには手段を選ばすという、浅ましい亡者そのものに見えたもの・・・。

 マスコミは、4万枚のうち,7千万は地面に埋めたと報じているが、これとて、何処に埋めたのかが明らかでない事から怪しいもの。むしろ、これもどこかに転売していたと考えた方が話の辻褄は合いそうだ。

 『みのりフ-ズ』はこれまでも数回『タイコ-』から、ビ-フカツに限らず、チキンカツなど、『ココイチ』が廃棄を依頼した商品を、受け取り、近隣のス-パ-などに転売したと証言している。『タイコ-』が横流しした業者は『みのりフ-ズ』だけではなく複数存在することも明らかになっているというから、この闇はさらに広がるのは確実だろう。

 ス-パ-は『ココイチ』のマ-クが入ったものを1枚80円で売っていたという。近場のス-パ-で調べてみたが、これは安い、安過ぎる。あまりの安さに疑問を持つ客もいただろうが、まさか、ココイチが廃棄したものだとは思わないのは当然だろうから、先を争って購入したに違いない。

 一体どのぐらいの量が回っていたのか不明だが、すでにそのほとんどは購入した客とその家族のお腹に入っているのではないだろう。今のところ健康被害の報告はないとのことだが、こんな事が繰り返されていたとなると安心できるはずがない。

 廃棄の費用を受け取った上に、廃棄するモノが売れるのだから、これは『カネ儲け命』の輩にとっては、涎が出るほど美味しい話に違いない。こんな業者は『タイコ-』だけだと思いたいが、ひょとして・・・と考えると恐ろしくなる。そのひょっとしてを確かめるためだろうが、愛知県は県内の54の産廃業者全てに立ち入り検査をするという。

 結局は、自分で身を守るしか方法がないのだろうが、安いから飛びつく愚は避けるべきだと分かっていても、貧しさにつけ込まれては防ぎようがないのも悲しい事実。

 二度とこんな酷い話は聞きたくないが、この願いが叶えられるかというと、格差が広がれば広がるほど難しくなるのは明らかなことは間違いないところ。

また今日も、『困った話だ・・・』という言葉で締めくくらねばならないのも、まさに『困った話』であるが・・・。(田舎親父)

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