« いよいよ『クマコロリ』の出番かな?・・・ | トップページ | あの大騒ぎはなんだったの・・・ »

2016年11月28日 (月)

横浜市教委にもの申す・・・

 福島原発事故で福島県から自主避難した子どもが、横浜市立小学校で数年間にわたり、『いじめ(恐喝)』を受けていた問題がマスコミの絶好の餌食になっている。

新聞各紙が福島からの避難家庭を追いかけているらしく、横浜だけではなく東京をはじめ関東各県でも同じような経験をしたという子どもや保護者も多いというのも気になるところ。

関係者からは、今回の横浜市の問題は『氷山の一角』という声も上がっているというから、福島から避難している人は、原発による直接被害に加えて、避難先での今回のような仕打ちが加わるのだからたまらない。

それでも、今回報じられた横浜市教委と学校の対応の拙さは特筆もので、あまりにもいい加減さと無責任さには呆れて開いた口がふさがらない。

マスコミ報道だけで判断してはならないことは肝に命じている。が、少年の手記(果たして本人の意志で書いたのかもわからないが)を公開し、よくぞ自殺を思い止まったと著名な評論家のコメントを載せて、美談に仕上げているのも何となくだがひっかかる。

当時の4年生の児童が『原発の補償金?がでただろう』というセリフを持ち出して恐喝まがいのことをしていたという部分は間違いなさそうだ。その細かい経緯などは別にして、(私にはまだ信じられないところが多いが)小学生の間で、繰り返し万単位のカネの受け渡しが続いていたというから、なんとも気分が滅入ってしまう。

市教委と学校の内部調査では、『8万円のやりとりはあったことは事実だが、そのほとんどは被害者から差し出したもので、恐喝には当たらない。150万円という金額は不明である・・・』という結論を出しているのも到底納得できる話ではない。

このことに対して全国から批判の声が上がっているというがこれも当然。横浜市民の一人として、市教委と学校に改めて教育行政を預かり教育者として子どもたちを守るという、基本的な姿勢を持っているのかと問いかけたくなる。

事故当時を思い浮かべてみるが、福島原発事故では『放射能』という恐ろしさが改めて認識されたが、『横浜には放射能被害はない』とが擦り込まれたことは間違いないところ。そして、原発で放射能被害が心配で避難してきた人に対しては、すでに『放射能』に犯されてしまったのではという意識があったことも否定できない。

当時、放射能は感染するという誤った知識が風評として流れたら大変なことになりそうだと心配したことを思い出す。ただ、心配はしたが、このことに対して深く考えなかったことも確かで、今思うと、市民感情として『放射能は感染する』という風潮が広がっていたことはあり得る話で、『放射能がうつるから・・・』という一言を、我が子に話した親がいただろうことは容易に想像できそうだ。

事故当時の新聞記事を改めて読み返してみると、あまりにも酷い混乱ブリが当時よりも客観的に理解できる。放射能に浴びると、一生その影響が残ると騒いだのもマスコミだったことは明らかで、特に甲状腺ガンについては、当然だと思うが、あまりにもセンセ-ショナ過ぎる報道が目立っていた。

福島の人々は先を争って安全な地域に避難するのは当然だが、受け入れ先は放射能、特に甲状腺ガンにについての先入観はどうだっただろう。甲状腺ガンは絶対に感染しないという知識が共有されていただろうかと思うと、かなり怪しい。

横浜市も受け入れ体制を整えて、市営住宅の空き部屋を提供、私の近くの団地にも、かなりの人たちが避難していることはこれまでも何度も述べたこと。当然、学校としては、十分な受け入れ体制をとっていたと信じていたが、今回のようなことが明らかになると、横浜市の行政の幹部たちとしては、『オレたちの仕事はここまで、後は市教委だ』という縦割り行政意識があったことは間違いないところ。

市教委としては、できればこんな面倒なことを受けたくないのがホンネで、管下の校長を集めて『うまくやれよ・・・』と訓示したのだろうが、肝心の学校の体制が『しかたないから・・・』では、今回のような話が生まれるのは当然で、横浜だけの話ではなく、今後各地で起きていることもなるほどと納得できる。

ただ、常識で考えると、被害者の児童にとって、『いじめられたくない・友だちの歓心をかいたい・・・』ということが切実だという背景があったとしても、小学4年生の子どもが、自宅から数万円単位でカネを持ち出していることが、保護者がわからなかったことはひっかかる。一度や二度ならともかく、総額150万円以上の現金が持ち出されていることに気づかなかったことは、私には理解し難いこと。

もっとわからないのが、学校の対応である。如何に最近の教員の勤務環境が劣悪だったとしても、担任(いかにボンクラであっても)が子どもの行動を少し注意していれば、クラスの雰囲気に何か奇怪しいものがあると気づかないはずがない。たとえ、担任が見落としていたとしても、周りが指摘するのが、私が経験してきた学校の普通の姿である。

まして、親からの相談があり、警察からも金品の授受という情報を受けていたにも関わらず、何も動かず、結果として不登校にさせてしまい、現在もフリ-スク-ルに通っていることに、さほどの反省もない?・・・。

 今後、どんな展開になるのか想像しているのだが、現在のように、国そのものが無責任の権化となっているような社会では、自治体はもとより、教育委員会と学校にも無責任体制が蔓延していることは当然かもしれないとなると、今回の事件もウヤムヤになりそうな気がしてならない・・・。

 しかし、市教委が市民の納得できる説明責任を果たさなければ、明らかな『犯罪であるいじめ』問題はなくならないことだけはは間違いないところ・・・。

今からでも遅くない。横浜市教委と学校(校長)には、真摯な自己批判と責任を認める発言と行動を願いたいものである・・・。(田舎親父)

« いよいよ『クマコロリ』の出番かな?・・・ | トップページ | あの大騒ぎはなんだったの・・・ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208744/64554017

この記事へのトラックバック一覧です: 横浜市教委にもの申す・・・:

« いよいよ『クマコロリ』の出番かな?・・・ | トップページ | あの大騒ぎはなんだったの・・・ »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ