« なぜそんなに急ぐのか・・・ | トップページ | 姿を消したイカ・とれ過ぎのタコ・・・ »

2016年11月 8日 (火)

野菜の高騰が給食に・・・

 私は毎年ダイコンを狭い庭で栽培しているのだが、8月下旬から10月中旬までの多雨と日照不足によって発芽が揃わず、発芽しても本葉が虫に食べられられたり、あるいは苗そのものが溶けてしまうという事態が続き、それを抜き取り、石灰で消毒したあと種を蒔き直したこともあって、今年は成長が遅く収穫に至らない。

 これは私だけの個人的な理由であるが、北海道の十勝地方では台風による大雨で畑の土が流出するという大被害で農作物が壊滅的被害を受けたことに加えて、全国的な日照不足などから野菜の価格が信じられないほど高騰している。

 一昨日、例年この時期に北海道から送られてくる鮭を使って、恒例にしている、『鮭ダイコン』を作ろうと庭のダイコンを探すが、太さが足りないので使い物にならず、近所の農協まで車を走らせる。

そこで見た価格が、何と一本が『270円』。思わず、うそだろう・・・と声を出してしまい、買い物に来ていた女性から、『今年は野菜の値段が凄いのよ・・・』と笑われてしまった。

例年ならこの時期のダイコンは一本100円程度だろう。なんとも凄いことになっているものだと、他の野菜の価格を見てさらに驚く。ハクサイやキャベツは一玉では500円だとか600円となるので、半分や4分の1に切られて並べられている。しかもここは、ス-パ-ではなく、農協の直販店。何なんだこれは・・・。

私はプランタ-で野菜を育てるのが日課にしているので、野菜を買うことは比較的少ないのだが、この価格では人々の暮らしを脅かしているに違いないことを実感。改めて、プランタ-農園を広めたいと意を強くするが、それはともかく野菜の価格がここまで高騰すると野菜が敬遠されて、人々の気持ちが荒むのではと心配になってくる。

先週あたりから、天候が持ち直しここ数日は全国的(北海道は荒天続きらしいが)に晴天が続いているらしいので、秋野菜は回復すると期待しているが、この野菜の価格高騰によって、学校給食に影響が出はじめているというから驚く。

先日、『野菜高騰で給食中止へ 30小学校、13幼稚園で 三重』という見出しの、三重県鈴鹿市立の全30小学校と13幼稚園が今年度の給食を2日間中止するという記事である。もっとも市長が知らなかったことが明らかになり、市教委としては撤回の意向らしいが・・・。

野菜価格の高騰が理由だそうだ。安い食材に切り替えて給食を続ける自治体が多い中、鈴鹿市教委は『安全面を重視』して判断したというが、学校給食が授業時数確保のコマ数計数の前提になっているのだから、教委としたら大変な決断だったに違いない。

 記事によると、2学期最後の12月20日と3学期最初の来年1月12日の2日間給食をなくし、各校や園が、弁当を持参させるか授業を午前で終えるかを判断するのだそうだ。私の現職時代には、こんな学期終わりや始めという間際の日まで給食はなかったような気がするが、最近はぎりぎりまで行わなくてはならない諸事情があるのだろうと、ついつい校長さんたちに同情したくなる。

 鈴鹿市の小学校の給食費は1人あたり月額4100円。物価高で昨年ごろからやりくりが厳しくなり、今年の1学期末時点で、調理施設を持つ19校中14校が赤字に。9月以降はニンジンやタマネギなどの値上がりで赤字が膨らんだという。

2日間の中止で1人あたり482円の節約とはなんともいじましいが、それでも赤字の小学校は、さらに中止日を設ける予定だというから、市はもちろん、学校も保護者にとっても深刻な話題になっているに違いない。

 年末年始の2日間だけの中止とはいえ(繰り返しになるが)現在では学期の始業日・終業日ぎりぎりまで午後の授業をしなければ、年間授業時数が確保できないようなので、給食会計が赤字の小学校では、給食は『コッペパン一つと脱脂粉乳』と、私の年代が経験した冗談のような内容になるのではと変な想像をしてしまう。なんとも凄いことになっているらしい。

 話は少しそれるが、学校教育に『給食はなくてはならないもの』になってしまった現在、今更給食を止めろとは言わないまでも、給食費の滞納が常態化して給食会計を圧迫し、それを学校が回収しなければならないことが社会問題になっているという。

『払えないのではなく払わない』という保護者が多いというのもよく耳にするが、学校としては何とかしないと給食が維持できないのだから、教員にカネ集めの業務をさせなければならなくなる。こんなことがまかり通って良いはずがない。

 野菜の価格の高騰が家計を圧迫し、それが原因で、さらに『払わない・払えない』保護者が増えることも考えられそうだとなると、教師の負担が増えるという問題も起こりそうな危惧を覚える。

 またまた饒舌なつぶやきになってしまったが、早く天候が安定し、野菜の価格が下がることを願うと同時に、こんな時こそ、たとえ少しの野菜でもプランタ-で作っておくと、気分的に楽になることを伝えたいと、強く思う今朝である・・・。(田舎親父)

« なぜそんなに急ぐのか・・・ | トップページ | 姿を消したイカ・とれ過ぎのタコ・・・ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208744/64460157

この記事へのトラックバック一覧です: 野菜の高騰が給食に・・・:

« なぜそんなに急ぐのか・・・ | トップページ | 姿を消したイカ・とれ過ぎのタコ・・・ »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ