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2016年11月16日 (水)

これは紛れもない『犯罪』・・・

 今日も話が少し古くなるが、福島第一原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学一年男子生徒(13)が、天候当時から゛嫌がらせを受け、高学年になってからは、周りの悪ガキから執拗に金銭を要求され、100万円以上も強奪されていたとの報道に、またかと厭な気分にさせられる。

しかも、マスメディア全てが『いじめ』だと大騒ぎしていることになんとも違和感を覚える。この種の事件が起きたら、なんでも『いじめ』という言葉でくくってしまうことが、いじめ報道はもとより、『いじめ』そのものがなくならない大きな原因の一つではないかと思えてならない。

以前から何度もつぶやいていることであるが、学校内で暴力や金品の強要などの事実があれば、それは『いじめ』てはなく、『犯罪』であるという認識をもち、学校と教育委員会はその事実を把握したら、すぐに警察に連絡し、犯罪行為として躊躇なく補導するという強い姿勢を望みたい。

マスコミ報道なので、どこまで信頼性があるのか疑問もあるが、この一家は放射能の影響を恐れて横浜に避難しているという。当然だろう。先日実際に私自身で確かめてきたことだか、避難指定解除地区といっても、未だに毎時1マイクロシ-ベルト以上の数値が常態化しているのだから、特に子どもが生活できる環境ではないことは明らか。本来ならば東電の責任において、せめて、毎時の放射線量が0.1マイクロシ-ベルト以下に下がるまで、安全な場所に避難するのは当然のことだろう。

被災した人たちは、できれば避難したいと思うのが普通の感覚である。全国各地の自治体も、事故直後は受け入れを宣言したことから、子どもの将来を考えて、親戚や知人が住んでいるということだけでも、その地に自主的に避難した人も多いのではないだろうか。

横浜市も、市営住宅を提供していおり、私の近くの団地にも、複数避難してきていることを知っている。横浜市内全体でどのぐらいの人が避難しているのか正確な情報は知らないが、相当数の方が存在していることは間違いないところ。避難している人たちは、生まれてから事故当日まで心安らかに過ごしてきたのに、生活そのものの基盤すら奪われての避難生活は不安で一杯だろうと、同情して余りある。

この生徒は小学2年の2011年8月に横浜市立の小学校に転入したという。直後から同級生から『菌』や『放射能』と呼ばれたり、蹴られたりしたとある。また、支援物資として提供された文房具などを強制的に奪われたりしたこともあるという。3年のころから休みがちになったというから涙が出てくる。

ここまでは『いじめ』の範囲だろうが、担任や周りの教員が、そのような雰囲気があることを知らなかったはずがない。もしも、担任が知っていて、これを単に子ども換気間の単純なトラブルだと捉えていたとしたら教員としての資質を疑われても仕方ない。

子どもは実に残酷で、自分たちと少しでも違うことがあるとかなり意識的に注目し、気に入らないことがあれば、物を隠したり、厭な言葉を投げつけることはごく日常的に見られる行動である。これを『いじめ』と称することは依存はない。

いじめられる方もそれなりの問題があることも経験的に知っている。普段から行動が緩慢だったり、身だしなみが不潔だったりするのは原因の筆頭にあげられる。こんな環境の中、いじめる側の子どもたちの周りの大人たちが、何気なる『放射能を浴びた』という言葉を口にしたら、2年生ぐらいの分別がつかない年齢では、これを聞き逃すことはない。

聞きかじった言葉で『放射能』とか『放射能菌』などとはやし立てることは、特に悪気がなくても表面に現れる現象である。中でも、仲間のうちの有力な子どもがこのような行動をすると、たちまちクラスに広がるのだが、さほど優秀でない教師であっても、アンテナを子どもに向けていたらすぐに気づくのは私の経験からも明言できる。

しかし、こんな基本的な資質を育っていないことから、ことが大きくならないと重要性が認識できない教員が多いのも否定できず、この当たりもかなり現職時代には気を使い、すぐに相談するように助言をしていたこと。

初期の段階で、校長に相談することはもちろん、学年会や職員会での話題にして、いじめる側の子ども達を指導すれば、『いじめ』の段階の、ごく初期的なトラブルなどは簡単におさまったもの。このことも経験として断言できる。

ひょっとして、避難してきた子どもに、動作の緩慢さや税勝つのだらしなさ、あるいは避難生活から起きる情緒の不安定な部分があったとしも、原発事故の重大さから鑑みて、教員たちが本気でフォロ-していれば、今回のように金銭の恐喝までに至るはずがない。

100万以上のカネを、親に内緒で持ち出せたいのかという疑問もあるが、この子にしたら、危害が及ぶという恐怖心から必死だったのではないだろうかと思うと、その追求はここではしたくない。

 保護者が何度も小学校の担任や校長に相談したのに事態が改善できなかったというのも私には俄に信じられないが、横浜市教委の『学校が調べたところ、被害者と加害者の証言が食い違い、いじめの認定ができなかった』との言い分から、担任はもとより、校長も市教委も事態を深刻に考えず、責任逃れのアリバイつくり的な方策しかとらなかったことは明らか。そしてその結果が、いじめた側の子どもたちに、犯罪者という汚名をかぶせなくなってしまうことの責任は重く受け止めてほしいもの。

文科省はこの問題を重視して、第三者委員会の立ち上げを命じたとあるので今後の展開がどうなるか見守りたいが、小学校時代に適正な指導をしていれば・・・と思うと、教育に携わってきた一人として、残念でやりきれなくなる。(田舎親父)

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