« タクシ-がらみの事故が続く・・・ | トップページ | 除夜の鐘まで中止?・・・ »

2016年12月12日 (月)

国が博打を奨励してどうする・・・

 この国はどこに向かって進もうとしているのだろう。無茶苦茶なやり方で、ほとんど審議することなく、『カジノを解禁する統合型リゾート施設(IR)の整備推進法案』というわけのわからない法案を通過させてしまった。

自民党や公明党の中にはここまでは許し難いと棄権した議員もいたらしいが、大将が率先して悪魔に魂を売り払うのだから、殆どの手下は右へならえ。そして大阪維新の党?は全員賛成したというから酷いもの。

 実際に『カジノ』の現場を見た事はないが、映画や小説で知る限り、ル-レットなどの用具を使って、庶民感覚では考えられないほどの大金をかける賭博場だと言う程度の知識は持っている。カジノという言葉で、時代小説に度々登場する博打症候群の輩を集めて、壺振りがサイコロを転がす丁半博打を思い浮かべる人も多いだろうが、さほどの違いはなさそうだ。

 こんな場が世界にはいくつか存在し、夜な夜な、カネと麻薬と女を得ようとする哲学のない輩が集まるのだろうが、昔から博打で大儲けするのは極々稀で、ほとんど全部といっても差し支えないほど、かけたカネは胴元に巻き上げられて裸で放り出されるのが関の山と相場が決まっている。

 現在の法律では博打は禁止されているはず。去年だったか、将来がある巨人軍の野球選手たちが暴力団がらみで『野球賭博』をやっていたと永久追放になったことも記憶に新しい。大相撲の世界でも、博打に手を染めた現役の大関が追放されたのもつい数年前の話。

 パチンコも博打の一種にちがいないのに遊技として認められているのも変な話だが、それでも毎年のように、子どもを車に残してバチンコに熱中し残された子どもが熱中症で死亡するという事件が起きていることを忘れてはならない。

中には幼い子どもを連れてパチンコに熱中して我が子のことを忘れ去り、その間に子どもが行方不明になり未だに見つからないと、先日もマスコミが大きく取り上げていたが、父親が『悔やんでも悔やみきれない』と涙ながらに語る姿を生々しく思い出される。

法で禁止されていないパチンコであっても、賭け事に心惑わせる人々がゴマンと存在することは、ちょっとした都市の駅前には必ずパチンコ店が存在し繁盛していることから明らか。しかも、出口が二つあればそれぞれの一等場所にでんと店を構えている。

ギャンブルの副作用を直視せず、まともな議論を欠いたまま成立させるとは異常としか言いようがないが、政府は野党を含む議員が出した議員立法だと涼しい顔で強行採決。実際に民進党の議員も、この法案の作成に何人かが名を連ねているのだから世も末である。

何かの本で読んだことだが、日本人のギャンブル依存症の予備軍は推計500万人を超えているのだそうだ。この数値は成人の5%近くを占め、1%前後にとどまった先進諸外国に比べて格段に高いという。

現政権はカジノを作れば外国人が大勢集まり、経済が潤うと力説しているが、失うものの方がはるかに大きいことは誰も目にも明らか。それがわからないほど狂っているのだろうが、怒りを通り越して呆れるしかない。

カジノは国の監視、管理下で運営するのだから心配ないというが、国そのものが『カネ儲け命』の輩が牛耳っているのだから、監視などできるはずはない。

 外国資本も我先とばかり集まるのは目に見える。国内外の犯罪組織が利権に群がったり、マネーロンダリング(資金洗浄)に悪用されることも間違いなさそうだ。

カジノが入る大型商業施設に家族連れも含めて、出入りするのがステ-タスだという風潮が生まれ、我先に飛びつく事も疑えない。知らず知らずにカジノ狂いになったり、暴力団員と接触し麻薬に手を出すという小説や映画の世界だけだった光景が、わが国で当り前に見られるようになりそうだ。

 先日、世論調査では、カジノに対して国民の60%が反対しているのだそうだ。しかし、同じ調査では、この法案を強引に押し進める現内閣支持率が60%とのこと。

こんな事は私には到底信じられないのだが、どの調査でもこの数値はほとんど変わらず、実際に選挙をすれば、自民党が推薦する候補が勝利するのだから気分が塞ぐ。

今日もまた、『困った話だ』という終わり方に・・・。(田舎親父)

« タクシ-がらみの事故が続く・・・ | トップページ | 除夜の鐘まで中止?・・・ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208744/64614767

この記事へのトラックバック一覧です: 国が博打を奨励してどうする・・・:

« タクシ-がらみの事故が続く・・・ | トップページ | 除夜の鐘まで中止?・・・ »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ