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2016年12月13日 (火)

除夜の鐘まで中止?・・・

 凄い時代になったものだ。つい先日のことだが、静岡県のお寺が近隣の住民の『うるさい』との強い抗議で、『除夜の鐘』を中止したという文面をネットで見つけて、思わず『ホントナノ・・・』と口走る。

 数日後、この記事の訂正が掲載されていたが、10年前の深夜に複数回の怒鳴り声のクレーム電話があり、先代住職が『中止』を決めた事は間違いなく、現在の住職は、何とか復活させるために知恵をしぼり、数年前から『除夜の鐘』ではなく、夕方に108つの鐘を撞く『除夕の鐘』にしているとのことである。

それにしても、最近の住民のクレ-ムのつけ方は凄まじく、運動会の練習でも、『うるさい』という抗議が殺到していることに学校が大変な苦労をしているという話は良く耳にするが、現政権の意のままになっている感じの最高裁が、厚木基地での騒音訴訟で自衛隊の戦闘機の訓練は『お国のためにやっていることだから文句を言うな』と、折角の高裁判決を否定するのだから、なんとも不公平極まりない。

ところが、自治体となると住民サ-ビスが第一というわけでもないだろうが、苦情には敏感に反応する習性がついているらしく、保育園一つ作るにも近隣住民全員の理解が必要というから、大きな声で文句を言ったもの勝ちになっているようだ。

話は少し横道にそれたが、静岡県の寺の『除夜の鐘』の話題の数日後、今度は東京の小金井市のお寺でも中止にしたというから、『除夜の鐘』の中止騒動は全国にひろがりそうだぞという、なんともいえぬ気持ちの悪い予感がする。

確かに大晦日といえど、深夜に108つもの鐘の音が鳴り響いたら、近隣の住民はうるさく感じるのは理解できないこともないが・・・。

昔は、一家団欒でこたつに入ってみかんを食べながら『NHKの紅白歌合戦』を見て、それが終わってから、除夜の鐘の音を聞きながら『明けましておめでとうございます』という挨拶が定番だったが、最近は、テレビ番組そのものが、ただやかましいだという人も多くなっていることなので、静かな環境で一年を振り返りたいと思っている人には鐘の音など迷惑そのものにはちがいない。

しかし、なんでもうるさいから中止で良いのだろうかと違和感を覚え、『うるさい』をキ-ワ-ドにしてネットで情報を集めていると、ある地域では、夏の風物詩の一つの『盆踊り』も近隣住民から、うるさいという苦情で音を出さない方式に変えたという文言にぶつかり、またまた『ホントなの・・・』とビックリする。

投稿した人は実際にその光景を目にしたそうだが、踊りが実にそろっていることに驚いたという。何故揃っているかを観察すると、踊ってる人は耳にイヤホンをつけて、そこから盆踊りの曲が流れるという仕組みになっていたことに、『そこまでやるか・・・』と感じたという。本当なら、これはいただけない。

横浜の片田舎では、『除夜の鐘』も『盆踊り』もうるさいとの声は聞こえてこないが、一人でも声か大きいと、その音に比例して反対の声が大きいと勘違いする風潮が広がっていることを考えると、人口が増え続けているだけに、いつこんな事が身の回りで始まるのかわかった事ではなさそうだ。

『除夜の鐘』も『盆踊り』も、拡大解釈すれば仏教にまつわる『宗教行事』。最近は葬式仏教と呼ばれるようになるほど葬式でしかお経も聞かなくなっている代わりに、クリスマスとかハロインという、キリスト教における『宗教行事』が幅を利かすようになっているのも変な話。

『除夕の鐘』を実施している住職は、お昼に撞くことで、安全性が高まり参加者が増えて地域に定着してきたとのこと。なるほどと感心しないでもないが・・・。

私としては、『除夜の鐘』は千年以上続いている大晦日の伝統行事。出かけて、自分も鐘を撞きたいとは思わないが、大晦日の深夜、一杯やりながらどこからか聞こえてくる鐘の音に耳を傾けながら、一年を振り返るのも乙なもの。

できれば近い将来、突然中止にならないことを望みたいものである。(田舎親父)

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