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2016年12月16日 (金)

こんな世の中を想像したくないが・・・

 オスペレ-が13日夜、沖縄県の名護市沖の海上に『墜落』したことは、いつか起きるだろうと予想していたのでさほどの衝撃は受けなかったが、これが、万一住宅密集地で墜落したらと思うとゾッとする。と同時に、数十年も前の話になるが、横浜の片田舎にアメリカ軍機厚木基地所属の戦闘機が墜落し、何人かの命を奪った事件を思いだす。

 こちらの事件は記憶が薄れているので今日はさておくとして、オスプレ-は安全性に大きな欠陥があるらしく、その後すぐにもう一機が飛行中に不具合が生じて、緊急に普天間基地へ不時着したというニュ-スが入る。基地内部のことなので正確な情報はないが、目撃したアメリカ軍兵士によれば、胴体着陸で機体は大破しているらしいとネットは伝える。

映像で見る普天間基地周辺は住宅が密集していることから、本の少し場所が狂うと信じられないほどトンデモ事故になったことは間違いない。

アメリカ軍のトップは、『空中給油訓練中のオスプレイのプロペラが給油機の給油ホースに当たり損壊し、事故原因となった可能性がある』とした上で、パイロットは基地へ向かおうとしたが無理だと判断し海上に『不時着』したのだから、『県民に被害を与えなかったから感謝されるべきだ』と、沖縄県の抗議に不愉快さをあらわにしたという。

ふざけた話である。この司令官の頭には『オレたちは、日本政府からお願いされて駐屯してやっている』という意識があるのだろうが、事故を起こしてパイロットに感謝しろとはなんという不遜な言い方と怒りが込み上げる。

パイロットが住宅地を避けて、意識的に海上に着陸したのだから『不時着』という理屈なのだろうが、あのバラバラになった機体の映像を見せられたら、『不時着』なんて生易しいものとはとても言い難い。

私のような貧乏老人にとって、飛行機を操縦などとてもできるはずはないが、安全に着陸できない場合は、できるだけ波が穏やかな海上に『不時着』を試みるのが常識だという程度は知識は持っているつもり。

今回パイロットが向かった場所は浅瀬の岩礁。そこまでしか機体を誘導できなかったことになる。このあたりの定義の仕方は難しいだろうが、常識的に考えると、明らかに『墜落』だと考えて間違いないところ。

ところが、防衛相は、アメリカ軍からは『不時着』と報告を受けているので、それに間違いないという、いわばアメリカさまのポチ状態の発言一点張り。官房長官に至っては、『今までの飛行時間などの指数でオスプレイは安全だと思っている』とは情けないという一語に尽きる。

現政権は、海外で何度も事故を起こしていることを知りながら、アメリカさま要請で、普天間基地はじめ国内の数カ所のアメリカ軍基地にオスプレ-の配属を容認しているばかりか、すでに17機も『安全性は補償されている』と強引な理屈で購入することにしているので、今回の事故も『不時着』にしたいことはミエミエ・・・。

何としても、話を大きくしたくないので、マスコミには『必要以上のことを書くな、伝えるな』と厳命したらしく、翌日からのマスコミ各紙各局はピリピリム-ドが漂い,扱いがかなり慎重になって、事実はゆがめられるばかり。

もっとも酷いのがNHKである。昨日(15日)の朝のニュ-スを注目して見ていたがトップは『アメリカの金利上昇』のこと、続いては今日行われる日ロ首脳会談と北方4島の話題がムリムリ落語家まで引っ張りだして、ついに最後まで(30分でコンピュ-タの前に席を移す)まで『オスプレ-墜落』のことには従兄弟とも触れずじまい。

この日の新聞も、朝日・毎日はそれなりに扱っているが、読売のネット版には大きな活字(トップニュ-ス項目)はなく、活字が小さくなった場所に、政府の発表をそのまま伝える記事が乗っているだけ。

これは恐ろしい。テレビも昼間ともちろん夕食時でも、お笑いタレント達が繰り広げるパラエティ番組が幅を聞かせて、よほどしっかりとした親がいれば別だが、家族と共にニュ-ス番組を見ることはほとんどないのが現実だということは何度も聞かされる話。

せめて朝の6時・7時のテレビのニュ-スで世の中の動きを知ろうと、かなりの国民がこの時間のNHKニュ-スを視聴しているのだろうが、そこが報じないのだから、オスプレ-の墜落事故はすでに過去のもので記憶から消え去られている?・・・。

新聞講読者は年々少なくなっていることも良く耳にする。それでも朝日と読売がトップ争いしているのだが、最近は、毎日や産経も含めて大新聞は政府の広報誌に成り下がり、特に読売と産経とくると、広報誌どころか,大本営発表ばかりの記事が目立つ。唯一、東京新聞だけが、まだかろうじて良識を守っている感があるが、購読者は朝日・読売に比べたらごく少なく、ネットで意識的に読む人も稀だろう。

NHKテレビが意図的に報じず、民放はお笑い主体。新聞は政府に気兼ねや、意を介しての記事ばかり・・・。

歴史で習った戦前の『言論統制』という言葉が頭に浮かんでくる。このまま進めば、自衛隊は国防軍と名を変え、博打症候群でカジノ狂いの国民は増え続け、経済のためならなんでも『是』と、原発が次々に再稼働されるばかりか新設も。

経済的には、10%の勝ち組と90%機負け組に分かれ、勝ち組負け組の中で、さらに細分化されるほど格差は広がることは確実。

こんな世の中は想像したくないが、やがて現実になるのだろう・・・な。(田舎親父)

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