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2016年12月 2日 (金)

後ろで誰かが何かを・・・

 石川五右衛門が釜茹での刑にされたということは、真偽はともかく小説や戯曲、歌舞伎の題材にもなっているが、その大泥棒が残したとされる『石川や 浜の真砂は 尽くるとも 世に盗人の 種は尽くまじ』という一句は、数限りある辞世の句の中でも、3本の指に入る名句だと何かの本で呼んだ記憶がある。

天下の盗人らしいと私も時にこの句を使わしていただいているが、『盗人』という字句を『悪事』という文字に置き換えたら、現在でも十分通用する。

特に、殺人や暴行などは簡単に法で罰則を課すことで、ある程度は少なくすることは可能だろうが、贈賄・収賄の種はまさに鳥取砂丘の一粒の砂ではないが、いかに厳罰で取り締まろうと、絶えることはないと言っても過言ではないだろう。

贈賄とは、事故の都合の良い方向に進むために、それをかなえてくれそうな相手に、某かの金品を贈ったり、酒席などの接待をして『よろしく』という意思を示すことだと私なりに解釈している。

方や収賄とは、自分の地位を自覚して、相手の下心を知りながら、金品を受け取ったり接待を受けることになるのだろうが、この線引きがかなり微妙だろうことは、世間知らずの私でも何となくわかること。

酒席などの接待は、一対一とはいえ、店の証言などで、いつ誰々が・・・ということが調べようがあるが、どこで金の受け渡したかとなるとこれは難しそうだ。

時代劇に出てくるような悪徳商人が菓子折りの下に小判を忍ばせて゛ほんの手土産ですと代官に差し出すシ-ンは定番。密室で行われているにも関わらず、これを暴く正義の人物が登場するのがお馴染みの筋書きであるが、大体の小説はこのあたりに無理があり作者が苦労するところ。

現代風でいうと、正義の味方は検察であり裁判官というところになりそうだが、裁判官が案件によっては『是』であったり『否』あったりするのだから、真実は双方の当事者のみが知るというところ。これが、方や『渡した』・こなた『渡していない』というのだから話はややこしくなりそうだ。

現金計30万円を設備業者から受け取ったとして受託収賄などの罪に問われた現職市長の控訴審で、名古屋高裁が一審の無罪判決を破棄し、逆転有罪を言い渡した美濃加茂市長が被告になっている裁判のことである。

プール水浄化設備の導入をめぐり、設備業者(贈賄罪などで懲役4年確定)が『飲食店で市長に現金を渡した』と主張しているそうだが、市長は一貫して現金の受け取りを否定しているとのこと。

飲食店で渡したというのなら、調べればその飲食店はわかり、実際にいつ誰と誰が会食したかなどははっきりしそうなものだが、検察はそのことはあまり問題にしていないというのも私には納得しかねるところ。

一審の名古屋地裁は、巨額融資詐欺で取り調べを受けていた業者が『余罪の追起訴を免れるため虚偽供述をした疑いがある』と踏み込んだ見解で、『現金授受があったと認めるには合理的疑いが残る』という、素人にはなかなか理解しにくい裁判表現で無罪を言い渡したのだそうだ。

 検察側の控訴で、名古屋高裁は裁判所の職権で設備業者の証人尋問を実施したところ、『虚偽だとするとかえって説明困難』などの理由で、業者が現金を渡したという事実を推察し有罪の判決を出したという。

 私流に、この判決を解釈すると『渡したという事実は証明できないが、渡しただろうと推察できる』というところ。これは少しどころか乱暴過ぎる。

このやりとりは市長になる以前の市会議員時代だったらしく、しかも金額が30万円というのも、なんだかなあ・・・という思い。このところ、アホベ内閣の閣僚達が続けさまに数百万円の誤魔化しや白紙領収書の乱発。さらに、莫大な利権の橋渡しなどの疑惑がもたれていることから比べると、まさにゴミのような話・・・。

この市長は史上もっとも若く市長に当選した人物だという。どんな思想や信条を持っているのか全く知らないが、若過ぎるということが、何らかの圧力になっていることも考えられないこともなさそうだ。

たった30万円の受け渡した場所さえはっきりさせないで、強引に『控訴』したとなると、検察のメンツだけではなく、どこからか圧力でもかかっているのでは・・・というのが正直な感想。

 市長側は上告することは間違いないとなると、決定的な証拠がないまま進む裁判に、市民の多くは、こんなアホらしい問題で自分達が選んだ市長をどうしたいのかと、消化不良で迷惑千万な話と検察と司法に疑問を持っているのではないだろうか・・・。(田舎親父)

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