« 金沢の驕り?・・・ | トップページ | 節分豆は食うな・・・ »

2017年2月 4日 (土)

国民は滅びの道を選んだようだ・・・

 一昨日の夕方のテレビニュ-スで、福島事故原発2号機の中に(どうして入れたのか想像もつかないが)小型カメラを入れて撮影した映像を紹介していた。足場に溶け落ちたデブリの一部だとの解説かあったが、解像度が今一つでピンと来るものではなかった。

 しかし、咲く朝の新聞各紙の一面に掲載された映像は、固定画像と言うこともあって、格子模様の中に、かなり大きな穴が開いているところまではっきりとしている。この穴は核燃料が足場を溶かして原子炉容器の下に溶け落ちた部分らしいとの文言に、(恐らくは)核燃料は格納容器をも破壊して地中深くまで達しているのだろうと想像すると、改めて事故の凄まじさに戦慄する。

 イメ-ジ図が張り付けてあるが、カメラを入れるのも大変な作業だろう。事故から6年になって、やっと内部の様子が撮影できたが、原子炉圧力容器の外側でも毎時530シーベルトという高い放射線量という一文に、全くの素人ながら、デブリを取り出すと言う廃炉計画そのものが無理なのではと気持ちが萎えてくる。

情報を隠匿する名人の東電が、『毎時530シ-ベルト』と、運転中の原子炉圧力容器内と同程度の、今まで聞いたこともないほど物凄い数値を上げているとなると、人が近づくだけで瞬時に死ぬ線量であることを認めていることになる。

廃炉費用に関しては、国は2013年までは11兆円だと説明していたが、去年になって、21兆5千億円に一挙に倍増したことは記憶に新しい。先日発表された東京都の来年度予算のほぼ3倍というトンデモない額である。

現政権はこれを全て国民に負担させるというから酷いもの。その表現が『過去に原発の恩恵を受けてきたから、国民が負担するのは仕方ない。過去に支払い済みの電気料金を値上げして・・・』とは、どの面さげて言えるのだろう。

去年の廃炉費用の説明では、溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しだけでプラス6兆円という数値があったが、今回の凄まじい映像をみれば、デブリはさらに穴の中に溶け落ちていることは明らか。見つけることもほど遠く、最終的にはどれぐらい費用が加算されるのだろう。らきねんあたりは10兆円。いやもっとかも・・・。

しかも、今後カメラで行方を追いかけるというが、途中に530シ-ベルトの放射線の壁であり、今できることは小型のカメラでその部分を撮影するだけ。これだけのことを行うために6年と言う年月がかかっている。

 東電は、2号機直下にロボットを投入し、溶け落ちた燃料の在りかを探るというが、小型カメラ一台がやっとの空間に、どんなロボットを入れるのかその具体策はない。今後、長い時間と巨額の費用をかけて、牛歩を続けていくしかないのだろうが、姿さえ見えないデブリを取り出すことは夢物語に思えてならない。

しかも、2号機だけではなく、福島第一原発の4つの原子炉全てを廃炉にしなけれならないとなると気が遠くなるという表現ではとても片づくものではない。

 それでも、国は、原発政策を変えない。自らが作った原発の40年という寿命を、規格を変更して延長する。何故?・・・。答えはたった一つ。そこまで原発にしがみつくのは、莫大な利権が、そこにあるからだとしか思えない。

国民の大多数が脱原発を望みながら、選挙で現政権を支持し、現実に去年の参院選でも圧倒的な力を与えるのだから、事実上原発政策を進める国の方針に逆らうことをしないとなると、日本国民は自ら滅びを選択したと世界に宣言したことと等しいようだ。

線量が下がったから住民は元に戻れとは人体実験そのもの。避難指示を徐々に解除するのは、その時点で賠償を打ち切るという思惑がミエミエである。福島県も同調して、今年度で自主非難をしている人々の住居補償を打ち切るというのも、『安全だと言っているのに帰らないお前らが悪い』と言う悪魔の理屈・・・。

復興のシンボルとしてオリンピックを強引に誘致したのも、国民の関心をそちらに向けるため。

『復興オリンピック』などとふざけたネ-ミングをつけているが、ホンネはオリンピックの大騒ぎで、原発事故を忘れ去り、補償を全て打ち切ることを考えていることは間違いないところ・・・。

ドイツやスイスなどヨ-ロッパ諸国や台湾が、脱原発を決めたのは、福島に学んだことは想像に難くない。事故が起きるとその代償が莫大であり、事故が限りなく少なくするための『安全代』が、エネルギ-を生み出すよりも数倍・数十倍大きいからである。

東芝がアメリカの原発受注をねらって、アメリカの原発企業の経営権を得たことから、屋台骨が緩んでいるどころか、東芝自体が崩壊の危機を迎えていることも忘れてはならない。日立もしかり・・・。

それでも現政権を支持し手いるらしい国民に『原発電力は安い』というのは全くのウソであることをわからせて、原発を推進する政権を支持することは、国と我が身の滅びを選択することだと気づかせるにはどうすれば良いのだろう・・・。

こんなつぶやきしかできない私が情けないが、これとて止めてしまったら、自分自身が諦めることになると言い聞かし、今日もまた・・・・。(田舎親父)

« 金沢の驕り?・・・ | トップページ | 節分豆は食うな・・・ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208744/64848713

この記事へのトラックバック一覧です: 国民は滅びの道を選んだようだ・・・:

« 金沢の驕り?・・・ | トップページ | 節分豆は食うな・・・ »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ