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2017年2月23日 (木)

所沢市の決断には大拍手だが・・・

 『所沢市の藤本正人市長は20日会見し、ふるさと納税の返礼品の提供を今年度で終了すると発表した』という文言に目が留まる。

その記事によると、市長はふるさと納税制度そのものは返礼品を提供しないで残るとした上で、『返礼品の終わりなき競争からひとまず降り、返礼品ではなく所沢の自然や文化、事業を応援したいという思いに期待したい』と語ったとある。なかなか思い切った判断である。

同市は平成27年12月から『ふるさと納税』に返礼品を導入したそうで、『そごう・西武』に業務委託し、寄付額の40%に相当する額を返礼品に充て、これまで地元企業の商品や特産品など53種類を提供していたとのこと。

この結果、27年度は12月から3月末までの4カ月間で349件、約1660万のふるさと納税を受け、前年度1年間の11件、485万円を大幅に上回ったあり、28年度も12月までに345件、約3100万円に達していると続いている。

この文面を素直に解釈すると、所沢市にとって悪いことは何もよいようにも読み取れるが、市長曰く『ふるさと納税』の趣旨を『故郷を思う気持ち、地方の財政を強くしようという願いがある』と肯定した上で、現状については『人は好みの返礼品を求めて動き、自治体も競争に巻き込まれている』と語っているらしい。

正論であるが、何か奥歯にものが挟まったような言い方で、スッキリと受け取れない。ちなみに、私は常々『ふるさと納税』については、根本的に問題があると思っているので、この制度を利用したいと思ったことはない。

しかし、現実として、答礼品合戦が熾烈になり、人気の特産品がない自治体は、金券や家電製品を用意しているという話を耳にするたびに、アホかと何度もつぶやいているが、周りには特産品目当ての人も多いようだ。

『ふるさと納税』は(詳しいことは興味がないので調べたことはないが)今住んでいる自治体へ支払っている住民税の一部を、自分のふるさとを応援したいと寄付の申請すると、その金額が『ふるさと』の自治体の収入になるという。

寄付(なのかなあ・・・)を受けた自治体は、『ありがとうございました』という御礼の返信に添えて、某かの答礼品を送るのだそうだが、この制度は、自分の生まれた村や育った町、あるいは住んだことがある市(いわゆる『ふるさと』)などという『シバリ』はなく好みで自治体を選べるというのも何かひっかかる。

ということは、『ふるさと納税』をするということは、自分が住んでいる自治体へ納めるべき税金が他の自治体に行ってしまうということ。これは自治体にとって大変な損失だから、何とかくい止める方法を考え出さねばならないが、よほどの『愛町心』がなければ答礼品目当ての気持ちを引き止めることはできないのも人間の性。

名前を聞いて『いいなあ・住みたいなあ』と思う町や村もあるが、一般の人にとって、知っている自治体など数がしれているので、知名度の低い自治体では、あの手この手でこの制度を利用する知恵をひねり出す。そして行き着くところは答礼品合戦・・・。

所沢市も『そごう・西武』というデバ-トを持っている企業と連携して、それなりの答礼品を選んで板に違いない。そして,前述したとおり、28年度には3千万円超の収入があっのだろう。

所沢市の財政のことなど当然ながら全く知識はないが、首都圏の自治体にとって3千万円はさほどの金額ではないのではないだろうか。むしろ、所沢市民の多くが、『ふるさと納税』制度で、他の自治体に寄付?するものだから、それ以上の住民税がマイナスになっているのではと想像するのは無理があるのだろうか。

そこで、市長は市民の良識に賭けたというところでは・・・。さて、この市長の気持ちを市民が受け止めてくれることを期待したい。

それ以前に、こんな制度を廃止するべきではと提言したい・・・。(田舎親父)

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