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2017年3月15日 (水)

月100時間残業が合法?・・・

デンデン首相が、経団連は連合のトップを官邸に呼んだのは13日のこと。

両会長は恐縮したのか震え上がったのかはわからないが、首相との会談に先立ち、上限規制に関する合意文書を作成したという。文章は、繁忙期の月間上限は『100時間を基準値とする』という内容で、『以下』や『未満』という言葉を使わず、『基準値』という曖昧な表現だったらしい。

マスコミ記事には、首相は会談で、労使合意について『労働基準法70年の中で歴史的な大改革だ』と強調し、『今回の合意は大きな一歩だが、最初の一歩にすぎない』とも語り、労働時間の削減へさらに努力するよう求めた・・・とある。

随分、デンデン氏に気を使った表現である。実際のところは、『働きかた改革という言葉を広めているところだから、労使強調路線に協力しろ・・・』とでも圧力をかけたのではと想像しているが・・・。

両者は一応持ち帰って検討するということになったらしいが、直後に経団連は『了解しました。未満という文字を入れます』という返事をしたようだ。それが連合にも伝わり『未満』という文字を勝ち取ったと大騒ぎ・・・。

労働基準法には細かい規定が記載されているようだが、私には理解する能力がないのでそのことには触れないが、今回、首相裁定で、『月100時間未満の残業』に労使が合意したということは、労働者にとっては今後大きな足かせになることは間違いないところ。

『繁忙期などは・・・』という文言もかなりひっかかる。会社が『繁忙期』と決めるのだろうが、人で不足に悩む時代だから、人手を確保できれば経営が順調だと主張すれば年から年中『繁忙期』になるのは、経済音痴の私でもわかる理屈である。

さらに、合意文書は過労死・過労自殺ゼロへ『不退転の決意で取り組む』と明記してあるのだそうだが、確か労働行政上では、月80時間の残業が『過労死につながる一種の基準値』という扱いではなかっただろうか。

80時間未満ならまだしも、さらに20時間を超えて残業させても良い?・・・。こんなアホな合意を、こともあろうに労働者側に立っているはずの組合の『連合(組織)』のトップが、唯々諾々と受け入れることが信じられない。極端な表現になるが、この合意文章は、『不退転の決意で、過労死者を生み出す』と受け止めても奇怪しくないブラックジョ-クそのもの。

電通の女性社員が、残業につぐ残業を命じられて、自ら命を落した事件は世の中に大きな衝撃を与え、電通は全社をあげて残業自粛に追い込まれたことを、私も最近つぶやいたばかり。

電通は、『二度と過労死は出しません』と世の中に宣言したはず。現代社会は、次々といろいろな事件や事故が起きるため、電通のその後はあまり話題にならないが、今回の合意を見ると、今でも残業自粛が続いているのだろうかという素朴な疑問が頭をよぎる。

電通は人手があればあるほど業績が上がる会社だと耳にしている。電通は、事件を教訓に労働法を遵守していると信じたいが、体質が体質だけに、極端な産業自粛がいつまでも続いているとは思えない。

自殺した高橋まついさんの母親が、『100時間の残業を認めるとなると、娘に続く犠牲者が出るのでは・・・』と、今回の労使合意を強く批判しているとのことだが、その心境が痛いほど伝わってくる。

確かに、今回の労使合意で、99.99時間の残業は合法だとはかり残業を強要する会社が増えることは想像に難くない。

労働基準監督署には残業時間について労働者からの相談が寄せられているという。これまでは法的な数値が曖昧だったのだが、『100時間未満』とはっきり文章化されたら『あなたの相談は妥当』と真剣に受け止めてもらっただろう相談事が、『あなたの残業時間は、90時間だから受け付ける値ではない』となるのでは・・・。

労働者の味方ではなく、いじめる側になった『連合』など存在価値はない。と同時に、その連合に迎合している民進党もしかり・・・。

民進党は一日も早く連合とは手を切って、脱原発を党の方針として、全野党と連携して現政権と対決するしか生きる道はないのでは・・・。(田舎親父)

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