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2017年3月 9日 (木)

クロネコ便の悲鳴(その2)・・・

先日の続きになるが、普通の社会では、労働が過酷になると給料が上がるのが常識だろうと思うのだが、流通業界では労働時間が長くなっているにもかかわらず、給料が下がるという異常な状態に置かれているのだそうだ。

宅配業界の最大大手のクロネコ便(ヤマト運輸)もそれが当り前になっているらしく、労働組合が会社側にこれまでの残業代の支払いを求めて交渉を続けてきた結果、ついに妥結したらしいという朝日新聞の記事を見つけた。

 記事によると、会社は、7万6千人の従業員全てに、これまでの未払い残業代の支給を進める方針を決めたのだそうだ。傍で見ていても、配達員たちが明らかに酷使されていることがわかるだけに、残業代支給は当然なことだろうが、その額が、数百億円になるというから、会社としては大変な決断だったに違いない。

 本の題名は忘れたが、ヤマト運輸の創業者の著書を読んだ記憶がある。ほとんど内容は覚えていないが、郵便局に対抗するために、現在のような仕組みを作った人物の独創性に感心したことをぼんやり覚えている。

創業者の発想は時代のニ-ズを捉えて、瞬く間にここまでの大企業に成長したのだろうが、あまりにも国民のニ-ズが増えすぎたことで社内の対応が遅れ、社員にしわ寄せがのしかかり残業につぐ残業が日常茶飯事になっているのだろうとは容易に想像できる。

しかし、その殆どがサ-ビス残業だったというのはいただけない。数百億の支払いは当然であるが、なんでも引き受けるという現在の会社の体質を変えない限り、値上げやサ-ビスの切り捨てだけでは問題の解決はできないのではないだろうか。

ここまで大量に荷物が急増した原因は、ネット通販の影響であることは明らか。アマゾンに限らず、その殆どが、『運送料無料』とうたっているが、ずっと疑問に思っているのは、ヤマト運輸がどれぐらいの運送料で大手のネット通販会社と契約を結んでいるのだろということ。

もう10年も前になると思うが、教育旅行業界では教祖のように敬われている方に、北海道の道東の標津町に連れて行ってもらって以来、その町の人たちの暖かい人柄に魅せられて何度も訪れている。

鮭の定置網の現場にも連れていただいた。鮭児(ケイジ)と呼ばれる最高級の鮭のルイベも食べることができた。塩イクラの最高の味も教えられ、私の頭には『鮭は標津』と擦り込まれている。

そのため、お歳暮の季節になると、送料が2000円ほどかかるのでかなりの出費になるが、この味には代えられないと、お世話になった人に標津の鮭を賞味していただいている。

ネットで探すと、5000円以上送料無料とうたう他の地域の大手業者もかなり見つかるが、運送料が無料となると品質が気になる。それ以前にマヤト運輸はどれぐらいの単価で引き受けているのだろうという゛素朴な疑問が頭をよぎる。

私が払うように2000円などの金額では、こんな商売は絶対に成り立たないだろうから、きっとべらぼうな価格でヤマトは請け負っているに違いない。まして、アマゾンや楽天などと、超がつくほど個数が多い業者に対しては、さらに安い価格で引き受けているに違いない。

先日の新聞には、ヤマト運輸は、社員の待遇改善を計るために、運送料の値上げやサ-ビスの一部変更などを行うと報じていたが、北海道の味を賞味していただくために、私のように、高いと思いながらも2000円を上乗せしてまで、一匹の荒巻を送っている人もいることを忘れてほしくない。

どのぐらいの値上げになるかは知らないが、これ以上の運送料はかなり痛い。大幅な花値上げとなれば、私としては義理を欠くようになるのだろうが、5000円以上無料という他の地域の魚店を選ぶ人も多くなるのではないだろうか。これでは零細業者はとても対応できるはずがない。

数を多く扱えば運送料も安くするのは商売の常識なのかもしれないが、度を越すような注文数を示して、運送料を極端に低くしているだろう現在のやりかたが正常だとは思いたくない。

社員の待遇改善は当然であるが、ネット販売のやりかたを全て『是』として、運送料は極端に安く、しかも注文から1時間以内に届けるという無茶苦茶なシステムは考え直すべきではないだろうか。少なくとも、そのようなネット通販のわがままなシステムに宅配会社が喜んで参入してほしくない。

留守宅に再配達する現在の制度だけでも上手くクリアできれば、現在抱えている問題のかなりの部分は解決できるのではないかと思うのだが、盗難や食料品などの管理には難しい課題が多いのだろう・・・な。

今日もここまでとして、もう少し考えてみたい・・・。(田舎親父)

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