« ヨ-ロッパの国々を見習いたいもの・・・ | トップページ | 校長かいでも『君が代』が定番に・・・ »

2017年5月27日 (土)

文科省の無責任さに呆れる・・・

 加計学園問題が面白くなってきた。やっと、東京はもとより朝日や毎日が、官邸の意向を受けて文科省が動きだした背景を報じはじめた矢先に、前次官の証言が飛び出したことから、デンデンン地味の悪巧みが国民の前に明らかになり、情勢は動きはじめた。

この前次官が文科省の天下り問題で詰め腹を切らされたことは今年の1月。私は、このことを、どこの役所もやっているだろうに、何故文科省でしかも今なの・・・疑問をつぶやいたもの。

しかし、今回の前次官の証言に続いて、加計学園が今治に獣医学部の新設申請に対して文科省が慎重な姿勢を崩さす、官邸の命令にすくに応じなかった経緯があるという、新たな情報が明らかになると、なるほどだから文科省のしかも次官という官僚のトップが辞任に追いやられたのかと、その筋書きに納得する。

このことは、メディアの姿勢が続き真相に近づく可能性が出てくることを期待して、しばらくは様子見することにしたい。そこで今日は、無理に教科にした英語の時数確保のための文科省の姿勢についてつぶやくことに・・・。

2020年度に実施される次期学習指導要領で、小学校の英語が正式に教科になることは批判を込めて何度も取り上げてきた。教科なのだから教科書が存在しそれに沿って授業を進めることになるのだろう。そして、何らかの方法で評価をし、通知表で保護者には知らせなければならなくなるのは、教員免許に英語の指導が義務づけられていない小学校の教師には難しく辛い話。

私の感覚では現場は大混乱に陥っているはずなのに、案外動揺がないというマスコミ報道に疑問を感じたものだが、まだ実感がないだけではというと言い過ぎだろうか。

それを裏付けるのは、正式な教科書が示されていないからではと推察している。3年後となると、すでに新しい教科書ができていなければならないだろうに、まだ見本すら配られていないようだ。

教科書会社のサイトを調べてみると、算数や国語などの教科には従来の見慣れた教科書が掲載されているが、同じように教科になる道徳にはある『教科書』という言葉が英語にはない。

存在するのは、資料とか教材という言葉であることから、教科書会社としても、どんな内容にしたら良いのか議論百中、まだ編集方針も固まっていないのかも知れない。となると、現場はまだ実感がないというのも納得できない話ではない。

教科としての英語の時数は年間70時間と指導要領で決められているが、授業時数を計算する場合、夏休みなどの長期休業などを考慮して、年間35週が基準になっていることは案外一般には知られていない。

指導要領で決められた70時間は、週に2コマ(小学校での1コマは45分でこれを1時間と見なす)であるが、現場では、この時数を如何に確保するかということが大問題でとても内容までは検討できないのも当然だろう。

確保の方法を教えてほしいという声が文科省に届いたのか、先日、18年度から2年間を移行期間と定め、授業時間確保のため、『総合的な学習の時間(総合学習)』の一部を『英語』に振り替える措置を『容認する』ということに決めたというマスコミ報道があった。

『容認する』とはなんとも上手く逃げたものだが、文科省としても時数確保にはこれしか方法がなく、『総合的な学習の時間』を『英語』に読み替えなさいという示唆そのものであり、『総合的な学習の時間』の存在を限りなく曖昧にしたと受け取っても差し支えないようだ。

現在の指導要領では、総合的な学習の時間として、3年生以上は70時間(コマ)、外国語の時間は、5・6年生に35時間(コマ)割り振っているが、これを英語(3.4年生は外国語指導)に読み替えれば、授業時数の確保はさほど難しくなくなるのは間違いないところ。

今朝の新聞記事では、『総合的な学習の時間』の35時間を読み替えるのではなく、10時間程度となっているが、あくまで移行措置でのこと。一時しのぎというか、方便に過ぎない?・・・。

となると、20年度からは『総合的な学習の時間』は35時間、週にわずか1時間となる。すでに、小学校でもプログラミング教育を導入すると決めているので、実際に学校独自で導入しても良い学習はなくなることになりそうだ。

あれほど気合を入れた戦後始めての学校教育改革とうたわれた『総合的な学習の時間』が、何ら総括されることなく名前だけになってしまう。いやそれだけではなく、次期指導要領の正式版はまだでていないとなると、『総合的な学習の時間』とか『総合学習』という言葉すら消えている可能性もありそうだ。

失敗だったと一言あればまだしも、これで良いはずはない・・・。(田舎親父)

« ヨ-ロッパの国々を見習いたいもの・・・ | トップページ | 校長かいでも『君が代』が定番に・・・ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208744/65333497

この記事へのトラックバック一覧です: 文科省の無責任さに呆れる・・・:

« ヨ-ロッパの国々を見習いたいもの・・・ | トップページ | 校長かいでも『君が代』が定番に・・・ »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ