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2017年5月23日 (火)

リオの現状は4年後の東京?・・・

一昨日(日曜日)の朝日新聞の朝刊の記事に、『世界最大のスポーツの祭典の舞台は、祭りが終わって1年もたたないうちに、たなざらしになっていた・・・』という書き出しの記事に目が留まる。

記事には、プ-ル競技場の4月21日現在の写真が掲載されているが、まるで廃墟。ブラジル政府とリオ市当局はこれからどうするのだろうと、要らぬ心配が先にたつ。

同時に、記事の見出しの『兵どもの夢の跡・・・リオ五輪、施設たなざらし・廃墟も』という文言は、リオを東京と置き換えるだけで、4年後の東京の姿を表しているように思えてならない。

リオ・オリンピックが行われたのは遠い昔のように思えるが、実際は去年の8月。まだ1年も過ぎていない。なのに、こんな映像が世界を駆け抜けているのは、よほどブラジル政府とリオデジャネイロ市が財政難に陥っていることを如実に表していると言っても言い過ぎでなさそうだ。

閉幕直後は、『大成功』という声が上がっていたようにも覚えている。それは、カネをかけない運営に東京も学ぶことが多いと評価していたのではないだろうか。しかし実際は、カネを賭けたくてもかけられなかっというのがホンネで、オリンピックを政治利用したツケがここにきて明らかになっているというところでは・・・。

記事によると、競技施設の多くは放置されたままだという。競泳や柔道、テニスなどの競技施設が集まり、大会時はにぎわいの中心だったリオ市西部バーラ地区の『五輪公園』は東京ドーム25個分の敷地を持っているそうだが、平日は封鎖されているとのこと。

実際に行ったこともないが、さしずめ東京でいうと、国立競技場周辺あたり?・・・。リオ・オリンピックは、東京の当初の構想よりもさらにコンパクトな大会だったらしく、記事にある『五輪公園』には主要な競技場が集中していたらしい。

その広大な土地は、一応土日祝日は市民に開放されているようだが゛トイレも水道も日陰もない廃墟のような状態という姿は想像を絶する。しかし、新しく作られるポ-ト会場である『海の森公園』あたりとなると、4年後は十分あり得る話ではないだろうか。
 記事には、そこを訪れた家族の『こんなはずじゃなかった。五輪のレガシー(遺産)が我々、一般市民に引き継がれないことに怒りを感じる』という言葉を紹介しているが、平日に地方から訪れた人々は、さらに悔しい思いをするのに違いない。

その荒れ方は半端ではなさそうだ。私の文章力ではとても表現できないので、そのまま引用させてもらうことにする。(引用はじめ)
 公園内の競技施設は、ほとんど放置されている。萩野公介選手が金メダルを取った競泳会場。プールは移設されたが、解体費がまかなえず、建物の外壁などは残されたままだ。/中に入ると、いくつもの消火器がゴミのように散乱していた。隣にある屋外の練習用プール跡地には汚水がたまり、大量の蚊が飛び交っていた。「ゴミは持ち帰ろう」。観客に呼びかけるステッカーが床に貼られたまま、放置されていた。/日本柔道男子が全階級でメダルを取ったカリオカアリーナ2は、土日祝日でも立ち入れない。管理主体が市から政府に移ったものの、ブラジル代表選手のトレーニングセンター(トレセン)として改築する計画は実現していない。人の姿が全くない中、施設を老朽化させないために稼働させている空調の音だけが建物の外まで大きく響く。隣のアリーナ3は、市が学校に生まれ変わらせる計画だが、一向に進んでいない。/「市や国が民間業者に改修を依頼したくても、民間も金がないからどこも手を挙げない」。リオ大会組織委員会で残務処理にあたるマリオ・アンドラダさん(58)は嘆いた。組織委自身も資金難で、大会期間中に購入した物品の代金、計8千万レアル(約28億円)を払えないでいる。(以下略・引用ここまで)

ゾッとする。この記事で、20年ほど前に開催された長野オリンピックの『負の遺産』で、ずっと長野市民は苦しんでいる話を思い出す。

 長野市は冬期オリンピック開催のために、スケート会場など多くの競技場を長野市を中心に新設し、その費用を市が1200億円を負担したそうだが、大会終了後は、当初見込んだ観光客は景気の低迷で伸びず、利子を含めた負債の返済で苦労していることは度々耳にする。

先日も、長野市は毎年、施設の維持管理費に約10億円を支出し続け、開催から約20年を経た来年度に建設費返済は終わるという内容の記事があった。施設の維持管理費の負担は、建物そのものを解体しない限り永久に続くというから、市民の多くは、オリンピックを開催したことに疑問符をつけているのではないだろうか。

長野市長は昨年、『近隣の都市を含め、できるだけ既存のものを利用し、開催後も利用可能な体制を取ったほうがいい』とコイケ都知事へアドバイスをしたそうだが、すでに新しく競技場建設を決めた今では、このアトバイスもと徒花になりそうだ。

それでも都民の『オリンピッ熱』は下がりそうにないという。一月後の都議選で、莫大な負の遺産が明らかなことを主張する候補者が出現することを願うが、それを言い出したら確実に落選となると難しいだろうな・・・。(田舎親父)

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