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2017年6月 6日 (火)

 出生数100万人割れ・・・

 少し古い話になるが、先日『2016年に生まれか赤ちゃんの数が97万人に・・・』という記事に目が留まる。普段から少子化関連の記事には慣れっこになっているので、そのまま読み過ごすところであるが、『97万人』という数値にビックリして、本文を読みはじめる。

記事によれば、2016年に生まれた子どもは97万6979人で、人口動態統計を取り始めた1899(明治32)年以降初めて100万人を下回ったとあるから、出生数に関しては100年以上前に逆戻り?・・・。

日露戦争よりも前からすでに100万人以上が生まれていたのかと、改めて自分の知識のなさを思い知るが、それにしても生まれる子どもの数が100年以上も前の水準になったとは驚きを通り越して背筋が冷たくなる。

 人口減少は以前から問題になっていた。しかし、誰の説だったか、地球が賄える人口は60億人で、例え、人知で倍の近くの人口を賄えたとしても、食料が不足し、寿命が短くなるに違いない。だからあまり心配しなくても良いという考え方があり゛私も一時的にはなるほどと信じたものである。

ところが、寿命は短くなるどころか年々伸び続けて、今や男女とも軽く80歳を越しているのだそうだから、私がこの説を信じていた頃から20歳も伸びていることになる。それでもこの国の人たちは満足せずに、さらに伸ばす努力を続けているのだから、感心するという気持ちを通り越している。

私は1943年生まれ。いわゆるベビ-ブ-ムの少し前であるが、それでもその年に生まれた赤ちゃんは200万人を越えていた。大学の入学式で、当時の学長が『皆さんと同じ年の人たちは200万人を越え、そのうち本大学に入学したのは4千人(だったかな)。出会いを大切に勉学に励んでほしい・・・』という意味の祝辞がなぜか印象に残っていることは何度もつぶやいている。

その後間もなくのベビ-ブ-ムで増え続けた年代が、70歳戦後になっているが、その人たちの訃報に接する時、70歳台なら『まだお若いのに・・・』というのが決まり文句。80歳後半になって、そんな形容詞がやっととれるのだが、それほどわが国の現状は70歳以上の年寄りで満ちあふれている。溢れすぎていると言った方が実感が出る。

統計上でも、65歳以上が国民の4分の一を占め、この人たちはなかなか死なず年代別比率はむしろ増え続けているというから、現在の社会保証制度がこのまま続くとは思えない。むしろ、間もなくパンクすることは目に見えているのに、行政もまた国民もこの分野だけは目を閉じる習慣がついているようだ。

かかく言う私も年金生活でその日暮らしをしている身である。年金のことを考えると形見が狭くなるが、私が受け取る額などは微々たるもの。しかし、上を見ると限りないが、私以下の年金で暮している年寄りも少なくないとなると、このところの増税や物価の値上げは、まさに『貧乏人は早く死ね・・・』といういう声にしか聞こえない。

この人口問題は政治の最大・且つ緊急の課題だろうが、今日聞こえてくる政治の話題は忖度がらみの国民の税金を一部の輩が勝手に懐に入れていることや、政治に口をはさめないような法律を変える話ばかりで、本気で解決しようという姿勢はどこからも感じられない。

それでも現政権は1出生率を1.8に上げるという目標を偉そうに口走っている。人間の生まれる数を小数点に表す出生率という数字の計算の仕方も気になるが、子どもを産むことができるのは女性だけだから、全ての女性が生涯で2人産まなければ、人口は増えないのは、私のような者でもわかる単純な理屈。

なのに、目標は『1.8』とは変な話。この数字は、2050年に1億人を割らない数値らしいが、昨年の97万人が大騒ぎになっているところを見ると、この目標値そのものすら、いい加減で信じられないものと考えても差し支えなさそうだ。

今後、劇的な出生率の改善がない限り、人口が増えないことは誰のめにも明らか。社会で働く女性が増えるにつれて晩婚化や出生率の低下が進んいることに、なんとでも歯止めをかけなければならないのだが、今の政治では、具体的な絵を描くのは不可能。

『女性が輝く時代』と、仕事に出ることを勧めるなぱ、せめて、経済的にも安心できる環境と、無条件に子どもを預けられる保育園ぐらいは完備しなければならないのに、そんな話は全て後回し。

『今さえ・自分だけ・利権だけ』という現政権のやり方では、国民は『自分だけ・今さえ刹那的に楽しめば・将来のことなどどうでも良い』と考えるのは当り前。

なのに、将来を楽しみに慈しんで育てていた我が子が、いじめが原因で自ら命を捨てる事件は増え続ける。いじめに限らず、折角一人の女性が努力して産んでくれた大事な命が、ほんの少しの気配りがあれば防げるのにも関わらず簡単に失われる。そして、今や自ら命を絶つことが、若者の死亡の原因のトップとは悲し過ぎる・・・。

子どもの数が減っているのに、建物だけ立派なものはどんどん建てるのも、何のため・誰のためという根本的な理念がないからだろうが、納得できる話ではない。

あの時、なぜオリンピックに反対しなかったのだろうと悔やむ声が広がるのも、私がこの目で確認できるかどうかはさて置いても、それほど遠い未来ではないような気がしてくる・・・。(田舎親父)

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