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2017年6月 1日 (木)

今度は『キッズウイ-ク』・・・

 この政権はよほど、耳障りのよいキャッチコピ-を作るのがお好きなようだ。『女性が輝く社会』というのは、なるほどもっともらしく聞こえるが、その実は労働力不足というか、如何に低賃金で働かせたいために主婦として子育てに専念するのは『輝かない』という風潮を作り、働かねばならないという脅迫概念植え付けることに他ならない。

『働き方改革』も残業代を支払う必要がないということと同義語といっても差し支えない。最近は『休み方改革』なる言葉を作り出して、有給を利用して、リフレッシュ使用などと呼びかけているが、政権内部の輩は、誰もがいつでも有給休暇をとれるとでも思っているのだろうか。

まさに机上の空論としか表現できない代物であるが、国が強制的にとらせれば社会が変わるだろうと、金曜日(しか月末の一日だけ)を午後3時に職場からおさらばして、自分の時間を作るようにという趣旨で『プレミアム・フライディ』なるという奇妙奇天烈な言葉を編み出した。

3月から始まったこの制度。最初の日が3月31日では、まさにアホカとか言いようがない。4月になったら『そんな日があったのか・・・』と人々の記憶が遠のき、先日の金曜日は、マスコミすら『プレミアム・フライデイ』という言葉を出すのをためらっているように思えたもの。このまま続けば、恐らく、今月末のこの日は、どこもだれも取り上げないのではないだろうか。

 そんな中、よほど、国民を強制的に休ませたい願望は変わらず、今度は『キッズウイ-ク』という、またまたわけのわからない言葉を編み出したようだ。

 『子ども』(それも英語でギッズとして)という言葉を出せば、お上の意向を反対しにくいだろうという思惑があるらしく、数日間、公立学校の長期休みを別の月に振り替え、大型連休にすれば、家族旅行などやりやすくなるだろうという発想らしいが、すんなり世間には受け入れられとはとても思えない。やはりアホカのたぐい祖着物では・・・。

唐突であるが、やはり20年以上も前になるが、『秋休み』構想なる国家プロジェクト生まれて、これを討議する有識者会議が招集されたのだが、こともあろうに私がその一人になったことを思い出す。

何故私が指名されたのか記憶はないが、命題が命題だけに、公立の小中学校の校長を一因に加えることになったらしく、当時文科省で教科書検定にも小学校の校長としての肩書で委員の一人になっていた私に白刃の矢が当たったのだろう。

このプロジェクトは、元々が夏休みに集中している家族旅行を、夏休みの一部を、旅行に絶好の10月から11月に移せば、観光地も潤い経済が活性するだろうという発想が始まりだったらしく、この会議には、大学のその筋の専門家といわれる教授はもとより、実業界からはJR東海や東日本の社長や自動車産業や大手の旅行会社のトップなど、私でも名前を知っている、さまざまな業界のトップが集まっていたことを思い出す。

発言の機会はほとんどなかったが、『秋休み』とは良くぞそんなことを考え出したものだと感心したもの・・・。  

会議き中で、当時は学校現場ではほとんど誰も言い出さなかった『二学期制』という提言があった。私は、9月を一年の始めにする二学期制という考え方を持っていたので、秋休みアリキでは納得できないが、将来的に諸外国の制度に合わせる二学期制を見据えるのならおもしろいと発言した記憶がある。

その時は二学期制が簡単に受け入れられるとは思っていなかったが、当時学校現場では授業時数を如何に生み出すかが共通の課題だったことから、単純に10月を境にして、1年を前・後期に分け二学期制にすれば、さほど大きな混乱はない上に、授業をしない始業式と終業式の回数が減り、少なくとも10コマ程度の余裕ができるという目先の利が先に立ったのだろう。次々に二学期制を採用する自治体が出ることは想像がつかなかった。 

念のために記しておくが、あくまで学校現場は、授業時数確保のためで飛びついたもので、当初から『秋休み』という言葉はあまり聞かなかったような気がする。

今回の『キッズウイ-ク』は、あの悪名高い、『教育再生実行会議』が、来年度に導入する方針を打ち出したという。例によって、現政権は『家庭や地域の教育力を高めるためには、大人が子供と向き合う時間を確保することが重要だ』と奇麗事の連発。官民挙げて『休み方改革』を進めるそうだが、過去に、『秋休み』のための有識者会議が開催されたことを知らないはずがないのに、今更何なの・・・と皮肉りたくなる。
 『キッズウイーク』とは、自治体教委の判断で公立学校の長期休暇を5日短くし、代わりに別の月の月曜~金曜を休みにして、前後の土日と合わせて9連休とすることを想定しているらしいが、ハイわかりましたと同調する自治会が出てくるとは思えない。

しかし、なんでも先走りして、政府のご機嫌をとる自治体がいることは事実なので、ゼロではないだろうかが・・・。

突然、耳障りの良さそうなキャッピコピ-打ち出し、さあやるぞ・・・という掛け声をあげるのは現内閣が今までやってきたことばかり。できるはずがないこの掛け声を大にして、問題をすり替えるのはこの内閣の得意技。しばらくして上手く行かなかったら『そんなこと言ったっけ・・・』とすっとぼけ。

来年の今頃は、『キッズウイ-ク』なる言葉すら存在しないのでは・・・。(田舎親父)

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