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2017年7月25日 (火)

オリンピックまで3年・・・

 昨日(今朝も続いているが)のマスコミは、こぞって『オリンピックまで後3年』と報じていた。

2020年の7月24日に、現在建設中の新国立競技場で開会式が行われ、その後パラリンピックも含めて9月6日まで続くととのことだが、一昨日のような雨まじりの天候ならまだしも、それまで10日以上も続いた猛暑を思うと、何人の観衆が救急車で搬送されるのだろうと、開会式などに興味がない私でも心配になる。

 『開閉会式はナイタ-でやるから、お前が心配することなどのない』という声が聞こえてきそうだが、確かに開会式などはナイタ-で行われ、熱中症で搬送の可能性は少ないだろうが、多くの陸上競技は決勝こそナイタ-でできるとしても、予選や準決勝競技は間違いなく炎天下の日中にやるしかない。

 新国立競技場には一部の席(貴賓席など特別席)しか空調施設がないという。どこまで日射しを遮ることが出来る設計になっているのかわからないが、間違いなく多くの観客は強烈な太陽光を浴びながら見学することになりそうだが、それ以上に陸上の選手たちが気の毒。特に寒冷な国からやってきた選手は、気温と湿度の高さに驚区だけではあるまい。気絶者続出なんてことになったらどうするのだろう。

 なぜこんな真夏に実施する計画をするのか、招致当初からずっと疑問だったが、間もなくアメリカのテレビ界が出す莫大な放映権がその因だと新聞記事で知り、なんとも情けない気持ちになったもの。まさに、オリンピックはスポ-ツの祭典どころか、『地獄の沙汰もなんとやら・・・』と同じレベルに成り果てているとしか思えない。

 ここまで日本が国家事業としてオリンピックにこだわるのなら、アメリカのメディア以上の放映権料を用意して、主導権を握って10月開催にするなら話は別だが、始めから真夏の開催を知っての立候補。10月開催などハナから議論なし・・・。

 そんなことを思っていたら、昨日の東京新聞が、2020年7月4日を『体育の日』にするという案が検討されているという記事を掲載していた。都内の道路交通の混乱を避けるため、この年に限って『体育の日』を10月第2月曜日から開幕日に移す形で休日とするのだという。

 何とも凄まじい話である。開会式には各国の首脳ら多くのVIPが出席することは始めから分かっていたことだろう。当然ながら、今までにないような規模で交通渋滞がおきることも想定済みではなかったのか。

今頃になって、想定外でしたのでてっとり早く国民の休日にして、社会全体お休みにしますとは、何とも呆れる限り。というより、こんな国民をバカにした話はない。国民の祝日を新設や移動するためには、国会の同意が必要だとのことだが、まさか、加計問題で追及している野党各党が、すんなり賛成などしないと信じたいが・・・。

このことは別にしても、オリンピックに間に合わすためにそれぞれの施設は突貫工事に入っているらしいが、先日、新国立競技場の工事に参加している建設会社の若手社員が、月200時間を越す残業を強いられて職場から逃げ出し、その後自殺するという事件が報じられた。

電通の女性社員に比べて地味な記事になっているが、3年後の5月には完成していなければならないとなると、請け負った建設会社は社員の命よりもノルマが先に立ち、炎天下残業につぐ残業で、尻を叩いて働かせている現状が目に見えるようだ。

会社は、二度と自殺者がでないように努力します・・・なんてお馴染みの答弁をしているようだが本心は闇の中。このままでは、第二・第三の自殺者が出るのは間違いないところ・・・。

さらに気になるのは費用のこと。組織委員会は予備日を含んで1兆3850億円と発表しているが、これとて流動的で、どこまで膨らむのかも誰もその金額を言えないのが本当のところでは・・・。

一応、都以外の県で開催される競技の会場を仮設する費用は、都が負担することになっているらしいが、警備費や輸送費はまだはっきりしていないはず。当初は全て都内で開催するということだったのに、実際蓋を開けてみると、これは神奈川、あれは埼玉というありさま。

神奈川や埼玉などの近県ならまだしも、宮城だ静岡だと広がり、復興のためにとわけのわからない理屈をつけて福島も開催地にしているという。主催者は、人が集まりカネが落ちたら復古につながると言いたいのだろうが、警備や運営費に倍加するカネが必要になることは誰の目にも明らか。もっとも、オリンピック後の国や県が発表する収支決算では辻褄を合わせることだろうが・・・。

復興というならば、被害にあった人たち、中でもふるさとを追われた人が、とりあえずでも人間らしい生活を保証することが先だろうに、やっていることは真逆のことばかり。

さらに北海道までも会場にしているようだが、運営費用など費用のことはいまだにこれらの自治体とは綱引き状態となると、終わってみれば、全体で2兆だとか3兆という、豆腐を数えるよな数値になっている可能性が高い。

この費用を、今切実な保育園の充実と保育士の待遇改善に当てたら、きっと、これからの日本を背負ってたつ若い人たちが安心する幸せな社会になるのに・・・と虚しさが先にたつ今朝である。(田舎親父)

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