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2018年5月 9日 (水)

史実に忠実に?・・・

 連休中の新聞記事であるが、『名古屋城に観光客が殺到・・・』という見出しに、私もこの城を仕事関係で数回訪れたことがあるが、あえてもう一度私的に訪れるほどの魅力を感じていないこともあって、大きな違和感を覚える。

 ところが、『木造復元に向けた建て替えのため・・・』という書き出し文を読んで、違和感は吹っ飛んでしまう。いつだったかは忘れたが、以前、名古屋市長が名古屋城を木造で建て替えるということを表明したという記事を思い出したからである。

カワムラという市長は、『税金党』なる地域政党を立ち上げて、市民税を減額する政策を全面的に打ち出して名古屋市民から大きな支持を得ていたと聞いているが、最近は、その人気も下降中らしい。そのため、私が覚えている記事の中には、人気回復をねらって『史実に忠実』と言い出しているとも噂されているという内容もあったような気がする。

今回の記事でも、わざわざ鉄筋コンクリ-トの城を壊して、木造で建て替えるという政策に疑問を持つ市民も多く、反対運動も起きているとあるが、建て替えの費用が500億円をはるかにオ-バ-するらしいとなるとそれも当然だろう。

しかし、いつ可決したかは記事にないが、名古屋市議会は、市長が示した建て替え案に賛成していることから、5月7日から入場禁止となるというのだから、人々が押しかけたことに納得する。

市長案は、現在の名古屋城は1959年に鉄筋コンクリ-トで復元されたが、老朽化が進み、耐震問題もあって、いずれ建て替えが必要となるのなら、いっそうのこと、太平洋戦争で消失した元の姿に戻そうという計画なのだそうだ。

1959年当時には、今日のような耐震基準はなかったのだから、震度6以上の揺れで倒壊する恐れがあると言われたら否定でいないことは仕方ないのだろうが、だからといって、『史実に忠実』に完全に木造で建て替えるとの市長の意気込みには、門外漢ながら、時代に逆らっているような気もしないでもない。

こんなことを感じるのは、今年の3月末、桜の頃に建て替えられた小田原城の天守閣に登ったからかも知れないが・・・。

小田原城の天守閣には以前も訪れたことがある。その記憶は曖昧ながら、天守の入り口で、スリッパに履き替えて、ビニ-ル袋に靴を入れて持ち歩かなければならず、物凄い急勾配の階段の上り降りに難儀したようなことを思い出す。

ところが今回は、靴を履き替える手間はない。階段もゆるやかになっており、後期高齢者の仲間入り目前の私でも楽々と登れるようになっていた。内部の照明は明るく、展示にも工夫がされていた印象を受け、子どもたちも楽しそうに見入っていた。

ただ、バリアフリ-というか、車椅子の人たちのためのエレベ-タが見られないことに気づき、かなり入念に探したが見つけられなかったのが引っ掛かった。実際に、車椅子の人の姿は見られなかったことから、ひょっとしてエレベ-タ-を設置していなかったのかも知れないが、ここまで利便性を追及して建て替えたのだから、私の見落としかも知れないと疑問に思いながら今日に至っていた。

今回の記事で、改めて『小田原城・エレベ-タ-』で検索してみると、小田原市のホ-ムベ-ジがヒットし、エレベ-タ-の設置はないということを発見。私の見落としではなかったことに納得するが、今どき、車椅子の人はお断りで良いのだろうか?・・・という新たな疑問が浮かんでくる。

名古屋城は史実に忠実に建て替えるという。となると、エレベ-タ-など組み入れたらそれこそ時代錯誤で、当時の城の持つイメ-ジとして怪しくなるのは当然だろう。しかし、はじめから車椅子の人を排除するというのはいかがなものだろう・・・。

2022年には、1612年に立てられた当時の姿を見せるというが、その時、今の疑問を持ち続けていたら、確かめに訪れようとは思っているが・・・。(田舎親父)

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