« ボランティアという名の勤労奉仕?・・・ | トップページ | 『産めや増やせや』は党是?・・・ »

2018年6月27日 (水)

日本人などどうでも良かった・・・

 『優生保護法』という法律は、迂闊なことだが、つい最近までこの法律は戦前の遺物でと思っていたということはかなり以前つぶやいた。

ところが、この法律は戦後1948年(すでに私の小学校時代)に成立し、以後半世紀にわたって、『優性でない』遺伝子を持っている人とに対して、強制的に避妊手術を行ったというから、なんとも凄く残酷な話。

 『優性でない』という表現は、先天的に障害のある子どもが生まれる可能性があるということなのだろうと解釈しているが、戦後、せっかく民主主義という理念を取り入れることができた日本という国で、こんな発想がまかり通っていたことに驚くばかり。

人権などあったものではない戦前に、軍部の命令ならこんな法律を作ったこともわからないでもないが、少なくとも、今後は民主主義の国として生きていくことを世界に宣言した日本がこんな法律をつくり、以来、内容的には改定された部分があったらしいが、1994年まで存在していたというから信じ難い。

 ところが、この法律の成立に当たって、当時日本を占領していた合国軍総司令部(GHQ)は反対していたという、毎日新聞のネット版の記事に目を奪われる。

 こんなことってあるのだろうか。当時の日本はアメリカの占領下、『GHQ』が社会体制の頂点にたっており、GHQの承認なくして、法律などで成立するはずがなかったということは歴史で学び、私自身子どもたちに伝えてきた。

もしもGHQのトッフが、『待った・・・』という意思を示したら、こんな法律などできるはずがないのち、現実はできたのはなぜなのダロウという疑問が頭をよぎる。

話を戻す毎日新聞の記事によれば、法案に強制不妊の対象として盛り込まれていた大半の疾患の遺伝性について再三にわたり『医学的根拠が不明』だと批判し、ナチス・ドイツの断種法以上に問題視していたことが、GHQの記録から判明したのだそうだ。

日本の現政権では、文書の破棄や改竄などは日常茶飯事だが、欧米諸国では議事録はじめ全ての記録文書を破棄したり改竄するなど、まさに『絶対にない』というから、GHQの記録の信憑性は高いはず。

『ナチス・ドイツよりも酷い』という表現が気になる。ならば、本気で待ったをかけてくれたら、こんな法律ができるはずがないのち、実際には生まれている・・・。

記事には、日本側は、対象疾患を記した『別表』(省略)を加え、訴訟の権利を記載するなど修正し成立させたとある。GHQは、別表に列挙された疾患の遺伝性について『ごく少数の例外を除き』疑問があると再修正を要求したそうだが、日本側は49年、削除に応じた改正案を作成後、遺伝性疾患の大半を復活させ可決したというから、私のような政治音痴にとっては、なんとも理解できにくい構図である。

日本側が、人口急増に伴う食料難を挙げ『望まれざる集団の出産の防止』と主張したとある。確かに当時は第一次ベビ-ブ-ム。海外からの帰還兵が溢れて、人口が爆発的に増えたことは歴史が証明している。日本の政権は、食料を確保することが第一で、人権など考える余裕などなかったことは、私でも理解できそうな気がする。

そこで、『遺伝性精神病』や『遺伝性精神薄弱』などの疾患を持った子どもが生まれたらその分の救済に予算を削らねばならず、人権など毒吹く風とばかり、GHQ側に泣き落とし作戦をしたのではないだろうか。

そして、それが功を奏して、『優性保護法』という、トンデモ法律が誕生したのではと想像しているが、それにしても、ナチスより酷いと表現していたのに、それをGHQが許したのはなぜなのだろうという疑問は消えない。

ここからは私の想像であるが、もともと日本という国は、食料難が講じると、『間引き』という習慣があり、それが人々の間でごく普通のこととして受け入れてきたという歴史をGMQのトップが知ったからではないだろうか。

そして、GHQ=アメリカの判断だろうが、到底自国では許されることではないが、日本人が、食料難を切りきるために、遺伝子的な『間引き』したいというのだから、オレたちには関係ない。好きなようにさせやろうでは・・・というところでは。

しかし、記録だけは残さないと後で予想外の問題になりそうだということで、詳細で膨大な文書を残し、それが毎日新聞の知るところとなったのではと推察している。

当時のGHQ(=アメリカ)のその判断基準が今も残り、『沖縄』は日本人がオレたちに差し出したのだから、好き勝手にするのは当然だという思想が残り、それを歴代の日本政権が容認しているということだとしたら、こんな情けないことはない。

 『優性保護法』の犠牲になった人々が声を上げだした今日、この法律が、GHQ(=アメリカ)の間違った判断基準で生まれたことを毎日新聞が報じたことは重要である。

この事実を毎日新聞だけのスク-プにおわらせることなく、全てのメディアが取り上げて、国民に広く広めてほしいものである。そして、今こそ、ひたすらにアメリカに隷属する現政権にNOを突きつける気運が高まることを願ってやまない。(田舎親父)

« ボランティアという名の勤労奉仕?・・・ | トップページ | 『産めや増やせや』は党是?・・・ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本人などどうでも良かった・・・:

« ボランティアという名の勤労奉仕?・・・ | トップページ | 『産めや増やせや』は党是?・・・ »

2019年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ