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2018年6月25日 (月)

格差を広げるだけのバラマキ・・・

 毎年のことだが、沖縄慰霊の日での子どもの詩の朗読には涙させられるが、今年の中学3年生の女子生徒の姿には神々しさを感じ、沖縄の誇りを目にした。

臨席していたデンデン首相を意識してなのかは知らないが、『(あなたも)わかるだろう・・・』と語りかけている姿に、首相は恥ずかしくないのだろうかと、こちらの方が恥ずかしくなる。

それでも、辺野古の海を埋め立てるとは、『お前には、人間の血が通っているのか』と最大限の怒りをおぼえる。

 話題を変える。最近の有識者会議のメンバ-を選ぶ基準は、まずはデンデン一家が牛耳っている現政権の考え方を忖度できる人物かどうかで決まるらしく、本気で国の将来憂える専門家は除外されるのが当たり前になっている。しかも、委員会に凄い名称をつけて、いかにも格式があるように印象づけるのが流行になっている。

 『人生百年時代構想会議』というのもそのひとつで、選ばれた御用学者たちが、現政権が作り出したこれも大仰な名前の『人づくり革命』という政策の基本構想を取りまとめたというマスコミ記事が大分前に新聞でみたことがある。

現政権はもっぱら人民が悪政に反発して蜂起する場合に使う『革命』という言葉に気に入っているらしく、『〇〇革命』という名前が多いことに強い違和感をおぼえている。ここでも『人づくり革命』となんとも木を竹で継ぐようなムリムリ表題。この政策?の柱が教育課題の解決だそうで、その大本に幼児教育・保育の無償化をあげている。

2019年10月、消費税率10%への引き上げるという『閣議決定』という(これまた大好きらしい)イベント的合意をしたようだが、この時期に合わせて幼児教育・保育の無償化を全面実施するとのこと。しかし、その内容が低迷する支持率を何とか上げるためだけに、カネで関心を買うといういつもの手法となると、なんとも気持ちが悪くなる。

当初の無償化案では、認可保育施設に通う3~5歳児と住民税非課税世帯(年収260万円未満)の0~2歳児が対象としていたが、これでは不公平だという声か七聞くなったため、認可外保育施設も対象とし、月3万7千円を上限に補助するというもので、これまた先日閣議決定したというニュ-スが流れていた。

小さい子どもを持つ家庭では、『無償化』という言葉の魔力なのだろうが、『タダになるのはありがたい・・・』、政策を支持している国民も多いのだから、なにおか言わんや・・・という心境になってしまうということは先日もつぶやいたこと。

6月6日のこのつぶやきは繰り返さないが、このことに関連して、みずほ証券のシニアマーケットエコノミストという肩書を持つ、末広徹さんという人物が、国が定める保育料の利用者負担の上限額などを基に試算したという記事に目が留まる。

それによると、無償化による年収別の一人当たりの負担軽減額は、住民税非課税世帯が約6万5千円なのに対し、年収640万円以上の世帯は約30万9千円となり、その差は4.7倍になるとのことである。

 現行の認可保育施設の保育料は、所得に応じて設定されていることから、生活保護世帯は無料になるなど低所得世帯ほど低く、高所得世帯ほど高い前提になっているからだか、公平という立場に立つと当然だろう。

現政権の案では収入による差を考慮せず無償化するのだから、高所得世帯ほど払わなくてもよい金額が大きくなるため、必然的により多くの恩恵を受けることになることは、経済には全くの素人である私であるが、専門家の指摘を仰がなくてもわかること。

 しかし、専門家がこうして試算し、それが記事になって国民の目にすることによって、幼児教育・保育の無償化という現政権の政策が、格差を広げるだけバラマキだけであることが明らかになったことは意義がある。

 低所得者にとっては、無償はありがたいに違いない。しかし、このことは単にカネだけの話であり、無償化分は日常生活に消えることは明らかだろう。将来への投資として、英語だスイミングだ、ピアノやフィギャ-スケ-トだ。さらにエスカレ-タ-四季の森公園に大学まで保障された私立有名小学校への受験準備に回すという発想そのものはない。

逆に、高所得者になればなるほど、日常生活は安定しているのだから、無償化された分は、いわば浮いたカネ。我が子の将来への投資に使うのは当然といえばこんな当然な話はない。

 無償化予算全体からみると、総額を8千億円とした場合に低所得の非課税世帯に使われるのは約2百90億円。これに対し年収8百50万円以上の世帯には、およそ4.5倍の約1290億円が使われることになるとのこと。なんともアホラシイとしか言いようがない。

 少子化対策としての効果に関し、末広エコのミストは、『予算の配分先として一番効果のある年収は200万~290万円』と説明し、『年収が高くなればなるほど配分しても効果は薄くなっていく』と指摘しているとのことだが、これも私でも理解できる。

 さらに、認可保育施設が無条件で無償化となると、誰でもが認可施設に通わせたくなり、通わせなければ損という考え方になることは、小学生でもわかる理屈。今でも待機児童問題で明らかなように、認可保育施設の絶対数が不足しているのに、ますますこの問題が深刻になること明らか。

私のような、知識の乏しい貧乏老人でもわかることが、なぜ大学教授という知識人がわからないのだろうと思いたくなるが、それは現政権に忖度できる学者であるからで、この政権が続く限り、このようなアホラシイ政策がドンドン決まるのだろうと思うと悲しくも情けなくなる。

とにかくカネをバラまけば、支持率が上がるという発想のデンデン一家ではもう何もかもデタラメそのもの。一刻も早く退場させなければ国が奇怪しくなるのは誰の目にも明らか。
 先日の繰り返しになるが、格差を少なくして、安心して子どもを産み育てられる層を広めて、出生率を高めなければ、少子化に歯止めがかからないことを真剣に考えられるリ-ダ-の出現を切に祈る今朝の私・・・。(田舎親父)

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