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2018年7月12日 (木)

3年前のつぶやき・・・

 昨日の続きになるが、真備町の惨状を上空から写した映像で、まさにナイフで切り取ったような小田川の堤防の姿に、何ともいえぬ違和感を覚え、このことについて3年前につぶやいたことと関連があるのではないかという思いが生まれている。

そこで今日は、3年前の9月26日に『堤防が私有地?・・・』と題した文章をそのまま掲載することにしたい。

台風18号による大雨で鬼怒川の堤防が決壊、凄まじい映像に釘付けになってすでに2週間過ぎてしまったが、今思い出しても背筋が寒くなる。
 決壊した部分は修復されて、水は完全に引いたと報じられているが、家が流され、田畑が水に浸かるなど多大な被害を出て、未だに数百人もの人が避難所生活を余儀なくされているというから、気の毒で仕方ない。
 この被害直後、決壊した堤防の部分は、ソ-ラ-パネルを大規模に設置するために、既存の堤防を2m切り取ったことに対して近隣の住民が危険を察知。市議会も動き出していたということを、一部のマスコミは報じていた。
 このことに『堤防が私有地などあるのだろうか・・・』と、素朴な疑問をつぶやいたものであるが、日が経つにつれて、被災者の現状やボランティアの活躍などは大きく取り上げているのに、私の疑問の解決にヒントになるような記事が少なくなっていることが気になっていた。同時に、その間に大型連休が入り、私自身、その意識が薄くなっていたことも事実だが・・・。
 ところが、一昨日、久しぶりに鶴見川の堤防の上を通っている道路を歩いていたら、『ここから私有地。工事車両は進入禁止』という看板を見つけてビックリ。
 大変ロ-カルな話題ながら、鶴見川の左岸にはサイクリングロ-ドが完備されているので何度も通っているが、右岸を通ることはめったになく、一昨日はたまたま歩いていてこのことを発見した次第。
 そこは、鬼怒川の決壊現場のように堤防が一段と高くなっているわけではなく、周りの畑や住宅と同じ高さの平らな場所なので堤防という概念からほど遠く、決壊とか氾濫という言葉とは無縁だと思うのだが、鬼怒川の決壊原因の『私有地堤防』が、横浜にもあることを知り驚いてしまった。
 そこで、改めて鬼怒川の私有地堤防についてネットで調べてみたところ、ソーラー発電開発者が自然の堤防を削り取ってソーラーパネルを設置していたことは事実であり、(テレビの映像からは、はっきりとした堤防のように見えが)その部分は国や県が築いた堤防ではなく、自然に土が堆積して丘になり、自然の堤防の役割を果たしている部分があったことを知る。
 いろいろな城を見学した経験から、自然の川を堀として利用していることが多いことは知っているので、堤防の役割をしている土地が私有地だということはあり得る話と納得するが、常総市の決壊現場とはほど遠い話。
 その記事を使わせてもらうと、次のような動きになるようだ。
 (その丘の部分を、業者が今年3月、ソーラーパネルを設置するために削る)→(住民は、危険だと役所に話し合いを求める)→(市会議員も動き出す)→(しかし、発電の業者は『建物を建てる訳ではないので申請は不要』と市に掘削許可をとらずに工事を続け、実質的に堤防としての機能が2mほど低下)→(市は法令的にはOKなので規制せず)→(市は議員の声を無視できないので、『住民が心配してるので少し土嚢を積ませて』と業者に相談し、業者も承諾して気持ちばかりの土嚢が積まれた)ということに・・・。
 驚く限りである。まさにこれは人災だろうが、工事を行った業者は逃げ出して行方しれずだという。見つけても、そんな業者ではとても賠償金など払えるはずがない。自己破産をしてオシマイ・・・となるのも過去にあった通りの筋書きだろう。
 結局は、被災者に対して涙カネを渡して我慢を強いるこれまでのパタ-ンになりそうだが、こんなことがまかり通って良いはずがない。
 堤防(河川敷かな)が私有地?・・・。横浜片田舎でも存在するとなると、全国の河川でもあって不思議ではないので、先日私が見た鶴見川の様子を少し述べておきたい。
 鶴見川にはいくつもの小さな河川が流れ込んでいるが、鶴見川本流の折本川にもう一本の大きな流れとして恩田川が合流して鶴見川になっている。合流地点が私の徒歩圏内にあることで、身近な川として親しんでいる。
 昔から、合流点より下流域では洪水が繰り返されていたが、上流の水害被害は小さかったことから、堤防を高くするのではなく、コンクリ-トで固めることで治水が可能だったらしい。しかし、合流点より下流は水量が多くなり、その方法では追いつかず、堤防も嵩上げされ、いわゆる天井川になって、つい10年ほど前までは、少しの大雨でも横浜線が止まるのは日常茶飯事だった。
 今では、堤防が巨大化されたことはもちろん、川幅が広げられると共に、新横浜付近には大規模の地下貯水池が完成しているので、雨が原因で横浜線の遅延などは皆無となっている。さらには、数日間で500ミリの豪雨にも耐えられると聞いている。
 話は少し飛躍するが、荒川は源流域で3日間600ミリ以上の豪雨が降り続くと決壊の危険性があるのだそうだ。首都圏でこれならば、地方では今回の鬼怒川でないが、今後増え続けるゲリラ豪雨によって危険な河川は少なくないだろう。
 何故、大マスコミが鬼怒川の堤防決壊の原因追求の記事を報じなくなったのかは、別に調べるとして、堤防が周りより高くなっている天井川の流域に住む人々は、今回の鬼怒川の堤防決壊を、気の毒にと他人事で済ませてはトンデモ事態にもなりかねない。まして、私有地堤防を放置していたら・・・。
 自治体は、自分たちが作ったハザ-ドマップに満足しているのではなく、私有地堤防の位置を書き込んだ、改訂版の作成を急ぐ必要がありそうだ・・・。

今回の小田川の堤防決壊について、『私有地』などは考えられないとは思うが、あれほどスッパリと切り取られた姿には、人為的な原因がありそうだと思えてならない。

しかし、マスコミは競って現地に取材スタップを投入して、被害の状況を細かく伝えているが、堤防決壊については一切語っていないのが気になるところ。(田舎親父)

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