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2018年7月 5日 (木)

キュウリが農薬まみれ・・・

 20年以上前から、キュウリとトマトに加えてレタスなどのサラダ用の野菜は、取り立てを生で味わいたいので、狭い庭とプランタ-で育てているのだが、今年に限って言えば、トマトは順調なのだが、キュウリの生育が悪いのが気になって仕方ない。

キュウリはプランタ-栽培が難しいので地べたで育てているのだが、種から発芽させて苗を作るのは毎年3月末から4月のはじめの恒例行事。

苗が順調に育ったので地面に降ろしたのだが、間もなく勢いを失い。16本定植したのに細々と生き残っている4本だけ。それでも1日2本程度は収穫できるのだが、例年とは雲泥の差。なんとも寂しい思いをしている。

狭い場所なので毎年ほとんど同じ場所に植えていることから、連作障害もあるのだろうが、連作を嫌うトマトが順調に育っていることから、肥料の配分を間違ったのではないかと思い、今一度挑戦するために、先日、種をまき発芽を待っている。発芽したら、しっかりとした苗に育てて、土を耕し直して、油粕と石灰を入れて定植する予定である。

私の野菜作りは、農薬の類は一切使わない。苗を定植する畑やプランタ-に、あらかじめ肥料として石灰・油粕・乾燥鶏糞に加えて、有機配合肥料を混ぜた自家製のブレンド肥料をかなり多めに土に漉き込む方法である。

プランタ-で良くトマトがこんなに育ちますね・・・と近所の人から感心されるが、この肥料配合の割合が良いらしく、連作障害もほとんどなく、毎年かなりの収穫を得られるので自信を持っていただけに、今年のキュウリの不作でその自信がぐらつきはじめている。

キュウリのことが頭から離れないのだろうが、先日、ネットで、『ほぼ5日に1回・・・キュウリは異常なほど何度も農薬を浴びる』という題字を見つけて、エッ、農家はそんなに消毒するのかと驚き、疑問をもちながら記事に目を通す。

奥野修司という人の文章である。『昨年、フランスからやってきたドキュメンタリー映画の監督を東日本大震災の被災地に案内したのだが、食事の段になって「放射能は大丈夫?」と聞かれたのは当然として、そのあとが「農薬は大丈夫?」だった。/たしかに中国では大量の農薬が使われ、世界中で禁止されているDDTやBHCといった農薬もいまだに使われているのだから不安になるのは当然として、まさか日本の農作物も、フランス人の目には中国食品同様、農薬まみれに見えるのかと思って驚いた』という書きだしてはじまる文章には、農薬を使わない主義の私には説得力を感じる。

農薬を一切使わない農業は成り立たないことや、農薬を使う回数や量は、全国一律ではなく都道府県によって決められているということは知っているつもりであるが、ある県ではという表現だが、比較的農薬をまく回数が多い作物として、イチゴ・63回/パプリカ・62回/ナス・59回/キュウリ・56回/トマト・54回/にら・36回/梨・34回/シソ・30回とのことには、本当なのと疑問符をつけたくなる。

それはともかく、奥野氏曰く、キュウリの栽培期間を8カ月としたら、ほぼ5日に1回まいていることになり、ナス、キュウリ、トマトなどは収穫前日まで農薬散布は可能だというのは、コメのように収穫したらおしまいではなく、継続して収穫するからだろうと続けている。

この数値は、露地栽培だけではなくハウスも含めているのだろうが、本当だとしたら多過ぎる。こんなに農薬を使っている作物がよくぞ市場に出回っているものだと、驚きを通り越して感心してしまいそうになる。

さらに、農作物に残留した農薬が安全か危険かは、マウスやウサギを使って慢性毒性(ADI=一日摂取許容量)と急性毒性(ARfD)の試験をしているが、実験動物に悪影響が出る限界値の、さらに100分の1をそれぞれの基準値にしているのだそうだ。

この100分の1という数値に科学的根拠があるかというと、『これくらいならまあ、問題はないだろう』という程度だとの。そんなことってあるの?と思いたくなるが、原発事故後に国が決めた放射線の安全基準のでたらめから、十分あり得そうだ。

しかも、本当に安全か危険かを調べるには、人間に20年、30年投与することだが、倫理的にそんなことはできるはずがないので、動物に影響が出た100分の1なら誰もが納得できると考えたのだろうと続け、極端なことを言えば、その数値が安全かどうかは、その数値を信じるかどうかであるとまとめているが、いやはや背筋が冷たくなる。

奥野氏は、『国産だから安心』『国産だから安全』という文言を良く目にするが、中国食品は危険としても、この数字を見るかぎり、日本の農作物は本当に安全安心だと言えるだろうか・・・と私たちに問いかけている。

改めて、生で食べたいために、手間ヒマと人体に安全な有機肥料(かなり割高になっているはず)を使ってプランタ-を中心に育てているやり方が、安心安全の元だと自分を褒めたくなるが、こんな野菜をス-パ-で購入しなければならない人たちにプランタ-農法を勧めたくなる今日この頃である。

蛇足になるが、最近、近くのショッピングセンタ-に新しい八百屋が開店した。その開店セ-ルの場面に行き合わせたが、『キュウリ10本200円』には安過ぎてビックリ。当然のことだが、そこには大勢の人が集まっている。

その人たちは山のように積み上げられているキュウリを、鮮度を確かめている?のだろうが、片っ端から手で触れては戻している光景にビックリすると同時に不快感を覚える。

店側もそんな行為は折り込み済みらしく、『らっしゃい・らっしゃい』の掛け声でさらに人を呼び込んでいる。

開店セ-ルとは言え、これほどまでのキュウリを大量に安価に仕入れているのは、恐らく奥野氏のいう農薬まみれ?のものではないだろうか。そのキュウリを、さらに不特定多数の人がいじくり回している。

とてもではないが、安心安全で美味しいと思えないのだが・・・。(田舎親父)

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