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2018年7月18日 (水)

 『熱中症』という言葉に思う・・・

 今年は関東地方の梅雨明けは6月末。ところが、西日本は、それからが連日大雨になったのだから、天の采配というか、自然の気まぐれと表現した方が良いのかは別にして、皮肉な巡り合わせである。

 その上、西日本に降った雨が半端な量ではなく、数日で年間の総雨量の半分ともなると、川の水が急激に増えて、堤防を乗り越え、また決壊させて住宅地に押し寄せ、真備町の場合はあっという間に数mも浸水するのも当然かも知れない。しかし、これは誰もが想像もできなかったに違いない。

今回被災した地域は、川の増水だけではなく、山の斜面が崩落するという、いわゆる土砂災害も多く、この場合は、土砂に加えて数トンの岩が流れてきたというから、瞬時に住宅は破壊するのだから逃げる間もなかったことから、全体で200人以上の死者を出す大災害になってしまったこともうなづける。

私には、亡くなられた方々のご冥福を祈るだけしかできないが、大雨が終わった翌日には西日本に梅雨明けとは、自然はさらに気まぐれな巡り合わせを嘆いたもの。以後、30℃を越す猛暑の連続に加えて、水害なのに水道施設が破壊されたため、ほとんどの被災地では水道も使えないという過酷な環境の中、被災者の方と、駆けつけたボランティアの人々は懸命の復旧作業を続けている。

その映像がテレビのニュ-スでは連日報じられているが、アナウンサ-が必ず口にするのは『熱中症に注意して下さい』という言葉。確かに、炎天下飲み水にも困るとなると、年寄りはもちろん、体力ある若者にとっても少しの油断が命取りになる。

被災地の過酷な環境は容易に想像できるが、横浜の片田舎の山の中でも、猛暑騒ぎは例外ではなく、ここ一週間以上、30℃を越す日が続いている。

私の体力が落ちたことは確かだろうが、去年までは、日中数時間野山を歩いても、さほど疲れたと感じず、シャワ-を浴びなければならなくなる日はさほど多くなかったが、今年の暑さは、帰宅すると同時に冷たいシャワ-が日課になるほど・・・。

以前は『熱中症』という言葉になんとなく違和感を覚えたものだが、最近は自分自身が『熱中症になったのでは・・・』と思うこともあるから、日本列島の大半が、この強烈な熱波に包まれていのだろう。当然のことながら、被災地に限らず、全国的に『熱中症』という言葉が氾濫するのはしごく当然のことだろう。

以前もつぶやいた記憶があるが、『熱中症』という言葉を聞いたり見たりしない日がないと言っても良いほど日本国中暴れ回っていることに対して、いつから『熱中症』という言葉が流行り出したのだろうと、思うことがしばし・・・。

解説書を読むと、『熱中症とは高温環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れて体温調整ができなくなり、吐き気や頭痛、めまい、顔のほてり、手足のけいれん、筋肉痛などが起きるとある。

さらに、『熱中症』は、気付かないうちに進行して、症状が表れてきた時にはすでに深刻な状態に陥っていることが多く、重症の『熱中症』になって、適切な処置が遅れると高体温から多臓器不全を併発し、死亡率が高くなるという一文が付記してある。それほど、20年前と比べると、夏の気温が異常に高くなっているのだろう。

昔は、日射病という言葉があったが、現在はほぼ目にすることがない。日射病はどこに行ってしまったのかと思っていたが、昨日、新聞記事で重度の熱中症の項目に(日射病・熱射病)とカッコつきの言葉を発見。熱中症という言葉は、暑さが原因の体調不良を網羅する言葉なのだと認識する。だから言葉の異葉が軽く、人々に徹底しない原因になっているのかも知れないと変に納得するが・・・。

愛知県の小学1年生の男児が、校外学習を終えて学校に戻ったら、意識をなくしそのまま亡くなったというから、単なる『熱中症』である体調不良に加えて、行き帰りの炎天下を歩いている間に、『日射病』にかかったに違いない。

子どもの頃に、良く回りの大人たちから『日射病に気をつけろ・・・』と言われたことを思い出す。ならば、熱中症と一括りの言葉で現すよりも、子どもでもイメ-ジできる『日射病』という言葉を日常的に復活し、『病』という感じが持つ恐ろしさを強調すれば良いのではと思いたくなる。

それにしても、最近は社会全体が『熱中症症候群』に罹患しているといっても過言ではない。毎日、イヤというほど天気予報のコ-ナ-で、気象予報士たちは、競って、『熱中症』の危険を現す指標を持ち出して警告を発している。

その際、彼らは例外なく、『水分をこまめにとって、冷房を28℃いかに設定して休息を頻繁に入れるように・・・』という決まり文句で注意を呼びかけているが、彼らの立ち位置はほとんどが冷房が効き過ぎるほどのスタジオの中となると、この言葉は何らかのアリバイ作りではと思えて、その説得力には『?』を感じるのは私だけではないだろう。

以前は運動中は『水分をとるとバテる原因』と事ある毎に言われ、運動途中での水分補給はタブ-視されていたことを思い出す。それが今では、運動途中では必ず水分をとりなさいと教えているが、水分を取る以前に、直射日光を避けることが大事ではないだろうか。
 話は飛ぶが、熱中症対策にはこまめな水分補記が必要なことが当たり前になってくると、一部の保護者から水道水は不味い(健康に悪い?)という不満の声とともに、水飲み場の数も不足していることもあって、ならば水筒持参を認めようという動きが広がり、最近では全国津々浦々の小学校では、ランドセルと共に魔法瓶型の水筒をぶら下げて登校する児童の姿が当たり前になっている。

中には身の丈に添わないほどの大型の水筒を持ち歩いている児童も存在し、ランドセルの中身が重くなっている上に、水筒の重さが加わり、子どもたちの負担が大幅に増えということも一部では問題になっているらしい。

このままこの問題を放置すれば、これほどの猛暑が続く中、近い将来、下校時の水筒の重さが原因で、『熱中症』の重症症状の『日射病』で亡くなるという笑い話(言い過ぎかな)のような事故が起きるのではないかと心配になる・・・。(田舎親父)


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