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2018年8月30日 (木)

朝日新聞の社説に記憶が蘇る・・・

 以前から、『大阪人と称されている人々は、何故こんな人間を組長に選ぶのだろう』という疑問が、組長選挙の度に浮かぶ。現在のマツイという大阪府知事や、ヨシムラという大阪市の市長を選んだ時にも、同じようなことをつぶやいた記憶がある。

二人とも、元はハシモトという維新という、私には理解不能な政党を作った男の子分らしいが、大阪人が『オモロイヤンケ・・・』という大阪人気質が選んだことであり、横浜の片田舎には直接関係ないことだろうから、どうぞお好きなようにという思いが先にたち、さほど気に留めないようにしていた。

しかし、現職の大阪市長の『学力テストの点数を、教員の給料やボ-ナスの査定対象にする』という意味の発言に対しては、すぐにでも大阪市民はリコ-ル運動を起こさないと大阪市はトンデモない事態になるぞとかなりの危機感を感じ、先日、逮捕し警察署に拘置していたにもかかわらず、その犯人にわざわざ逃げなさいというような杜撰な管理組織の大阪府警と、この大阪市長の発言に、『なんとも大阪らしい2つのバカバカしさ・・・』と題した揶揄のつぶやきをもらしたものである。

そのつぶやきが聞こえたわけではないだろうが、朝日新聞が一昨日、『大阪市長 学力調査を乱用するな』という見出しの社説を掲載したことに、我が意をえたりとばかり楽しく読ましていただいた。

 全文を掲載したいところだが長くなるので省略するが、さすが論説委員の筆、なかなか説得力がある正論である。まず、学力を底上げするのが狙いだというが、こんなやり方は到底理解できないと、市長の論理を頭から否定しているのは愉快である。

成績が振るわない学校・地域を置き去りにし、格差を広げかねず、子どもの弱点をつかんで授業の改善に役立てるという調査の趣旨を逸脱し、過度な競争や序列化を招く恐れが強いことから、市長は方針を撤回すべきだとの論調は全ての大阪市民に読ませたいものである。

さらに、大阪市は、全国20の政令指定都市のなかで、学力調査の平均正答率が2年続けて最下位だったことに市長長は危機感を示し、順位を上げると宣言とはあまりにも短絡過ぎて乱暴だと諫めている。全くその通り。

中でも特に私が注目したのは、子どもの学力は家庭の経済状況と強い関係があることが、学力調査に伴う研究でわかっていることをまず謙虚に踏まえて、行政による支援は、貧困や不登校といった問題を抱える児童・生徒が目立つ学校や地域にこそ手厚くする必要があると述べている部分。

市が昨年度、学力調査で課題があると判断した小中70校を対象に、独自の支援策を始めたのだから、それを改善・充実させていくことに集中するべきだと断じている。

さらに、学力調査で把握できるのは学力の一つの側面にすぎず、結果を絶対視すれば、さまざまなゆがみを生むことは当然で、かつて東京都足立区では、都や区の試験中に先生が誤答している児童に合図をしたり、障害児の成績を集計から外したりする不正が生じたと具体的な事例を紹介している。

 そして、テストの点数で先生を競争させるような仕組みを入れると、先生は教科指導に集中できる学校に赴任したがり、様々な課題に直面している学校を嫌う風潮を強めかねないと警鐘を鳴らしている。

多様な子どもたちと粘り強く向き合う、そんな数値では測りにくい努力を軽視すれば、教育の根本が危うくなるというくだりに、東京都大田区の経験が蘇る。

 何故ならば、当時(恐らく現在もそうなのだろうが)の大田区は、東京の縮図と言われるほど、区内には調布・大森・蒲田と明確に経済格差で色分けされた3つの地区があり、大田区教委が教育行政そのものの基準としていたことを思い出したからである。

このことは、かなり詳しく記憶を呼び戻し、丁寧に語らねば理解していただけないことから、続きは改めてということにしたい・・・。(田舎親父)

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