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2018年11月23日 (金)

金儲け命の輩のビジネスの犠牲?・・・

 鹿児島鹿屋市の『風の舞』という住宅型有料老人ホ-ム、今月中旬までの約1カ月間に高齢の女性入居者6人が相次ぎ死亡していたという、昨日朝のNHKテレビの映像に思わず反応する。

 老人施設だから入所者が死亡するのはある意味当然だが、一月の間に6人とは常識的には考えられない。つい最近、横浜の病院で、高齢者が相ついで死亡した事件があったがこちらは女性看護士が,意図的に点滴液に不具合の物質を入れたことだと報じられているように、はっきりとした事件だから、質が全く違う問題である。

この『風の舞』という老人施設は、『住宅型有料老人ホ-ム』という範疇に入るのだそうだが、なんとも聞き慣れない言葉である。記事によると、この種の老人施設は外部の訪問介護や介護サ-ビスを利用するのが前提になっているという。

世間しらずの私には、記事を素直読むと、これもビネネスと称して、自前の介護士は雇わないで、預ける先が見つからない老人を集め、外から介護人を駆り集めて運営しているとしか受け止められない。

こんな老人施設が存在すること自体が理解できないのだが、実際に存在するとなると、介護そのものはその日暮らしというか、その日によって派遣される介護士たちの腕次第だというのだろうか・・・。

事件?が明らかになったのは、今月上旬、市に『この施設で死亡が相次いでいる』という通報が何回もあり、県と市が立ち入り検査を行ったかららしい。

最近行政は、市民の通報にはかなり敏感に対応するようになっているのだろう、今月16日というから相当急いだらしく、県は老人福祉法、市は高齢者虐待防止法に基づき、立ち入り検査を行ったところ、この施設に隣接する訪問介護事業所から派遣されていた、介護のための職員8名全員が、今年8~9月にかけて退職したことがわかったという。

『全員が退職』という文言で、今年の初めごろだったと記憶しているが、やはり横浜市内の保育園で保育士全員が揃って退職したために、この保育園は休園に追い込まれたという記事があったことを思い出す。

退職の理由は、主任の保育士が新しく開園する保育園に移ったと報じられていたが、他の保育士たちも、ならば私たちもと主任と共にしたか、違う保育園に移動したようだ。

私の知っている範囲であるが、保育士に共通なことは子どもが大好きだということから、自分が受け持っている幼児を見捨てて、退職や転職することはきわめて少ないはずなのに、子どもや保護者が困ることを知りながら、全員退職するのは尋常のことではない。

そこには、給料はもちろん劣悪な勤務を強いられていたと想像しても、大きく外れることはないはず。このことは、介護士という職業にも共通しているとなると、今回の記事にある、『隣接する訪問介護事業所』という施設の介護士たちにも当てはまるようだ。

記事には、介護士全員が退職したため、この施設では、日中は系列施設から派遣された看護師が、夜間は同ホームの施設長が1人で対応していたとある。『系列施設』という文言から、この老人施設の経営者はかなり幅広く介護事業を展開していたらしい。

 気になるのは、『住宅型有料老人ホーム』の運営については、『国の指針や県の指針でも明確な介護職員の配置基準はない』という一文。

私には、生存する時間が限られている『終末期の老人(患者)』であったとしても、命を守る仕事であることには変わらないと常識的に考えても、少なくとも行政としては、施設設備はもちろんだが、最低限の介護に携わる職員の数は決める責務があると思うのだが・・・。

介護の仕事は、時間的にも肉体的にも厳しいはずなのに、給料は平均しても月20万円強に過ぎないと言われている。しかも、そのほとんどが派遣、あるいはアルバイトだというから酷い話。

現代のわが国では『人手不足』という言葉が氾濫している。私に言わせれば『人手不足れではなく『給料不足』なのだろうが、金儲け命の輩が、自分の懐を潤すために、人件費を低くすることばかり考える制度を作っているとしか思えない。

それでもさらに人件費を低く押さえるために、『技術研修生』というわけのわからない制度を作り、外国人に、日本人が嫌がる仕事をさせているのが現実。しかも、『奴隷法案』と呼んでも奇怪しくない、『入管法改正案』が成立したら、ますます大勢の外国人を劣悪な環境で働かせることになりそうだ。

話はそれたが、金儲け輩がビジネスと称して設立した、こんな老人施設を放置しておいたら、トンデモない事件が続発することだけは間違いない。

全国の貧乏老人たちは、安らかに死を迎えることなど、望むことすら贅沢の極みという情けない国になってしまったようだ・・・。(田舎親父)

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