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2018年11月 1日 (木)

神奈中お前もか・・・

 よく見慣れた風景でのバスの大惨事の映像にショックを受ける。先日起きた、横浜の桜木町のバス事故である。路線バスが赤信号で止まっていた乗用車に追突したあおりを受けて、乗用車が前方の別の路線バスに追突したという。

 トラックによる追突事故は、かなりの頻度でマスコミを賑わすが、多くの場合は運転手の居眠りか脇見運転だが、普通の路線バス、特に横浜での事故というのは、起きてはいるのだろうが私の記憶にはない。

この事故で、運転手のすぐ後ろの席に座っていた高校1年の男子生徒が死亡したというのは悲しい事実であるが、乗客はたった6人だったのに、母親と一緒の男子生徒は、よりによってこの席に、そして母親は運転手と反対のやはり一番前の席に座っていたことが不幸だったとしか言いようがない。

このところバスに乗る機会が多いので、バスの客席の配置などは瞬時に頭に浮かぶ。運転席のすぐ後ろの席は、前が運転席と遮るための広告用のパネルになっていることから、視界はほとんどないことから、私は空いていても座る気がしない席である。

母親と一緒なら、後ろに十分なスペ-スがあるのだから、そこに座れば良かったのにと悔やまれるが、この母子は普段から一番前に座る習慣でも持っていたのかも知れない。

それはさておき、バスの運転手が追突前に意識を失ったというから、これは恐ろしい。深夜バスや長距離のバスがこの種の事故を起こすことは、あってはならないことながら、稀に起きている。近年では、軽井沢で起きたバスの事故を思い出す。

この事故では、運転手の過労から、意識をなくしたというより居眠り運転だったらしいが、バス会社の劣悪な労働環境が大きく取り上げられたことは記憶に新しい。

今回事故を起こした路線バスは『神奈川中央交通(神中)』である。この会社は、去年の春から、横浜の片田舎の我が家のたった400軒程度の住宅団地を巡るために新しい路線を開設してくれたので、年寄りが多い町の人の足として評判は上々。もっとも私は、基本体には歩くことが多いので、めったに利用することはないが・・・。

以前は、神奈中と聞くと、運転手のマナ-が悪いことで有名だったが、近年は社員教育が徹底し手いるらしく、私がよく利用している横浜市営バスや相鉄バスなどより運転手の接客対応ははるかに良い。

そんな評判の良い神奈中バスなのに、朝から勤務していて、休息を2回とって運転を続けていたという記事の文面に、事故を起こした時間が午後9時となると、かなりの残業をしていたに違いない。ひょっとして、強要されたのではという疑念が起きる。

朝の9時から勤務したとしても午後9時となると12時間、勤務はまだ続いていたことからそれ以上に違いない。休憩時間がどのぐらいとあったのかはわからないが、たとえ2時間ずつとしても、少なくとも8時間は運転席にいることになる。

これは信じられない程の重労働である。最近はどの業界でも人出不足が騒がれているが、バス会社もその例に漏れず、運転手募集のチラシが、ほとんどのバスの中でも目にするので、神奈中でもご多分に漏れないに違いない。そのため、やむ得ずこんな勤務をさせていたのかも知れないが・・・。

この運転手は、定期健康診断では異常を見つからなかったという。しかし、追突事故を起こすほんの少し前に、道路脇の電柱にぶつけるという事故を起こしていたというから、単なる居眠りではなく、完全に意識を失っていたことは明らかだろう。

意識をなくした原因が、心臓や脳などの欠陥というならば、それなりに納得するが、健康診断を定期的に受けていれば、何らかの兆候はあったのではないだろうか。これが全く見受けられなかったとなると、神奈中という私の中では評判の良い会社でも、最近大騒ぎになっているブラック勤務?・・・。

交通事故の続報はないことが多いが、不特定多数を乗せて走るバスでは、絶対にあってはならない事故。メディアは警察に任せっぱなしにするのではなく、あらゆる可能性を想定した取材で真実をつかみ、そのままを報じてほしいものである・・・。

昨夜ここまでつぶやき、今朝をむかえると、予想に反して続報があった。

記事によると、この運転手は昨年以降、睡眠時無呼吸症候群SAS)と高血圧の診断を受け、いずれも通院治療中だったと神奈中バスが発表したとのこと。

SASは、肥満や加齢に伴う筋力低下で気道が狭くなり、睡眠中に呼吸が止まるなどする症状であることは知識として知っていたが、昼間に突如寝てしまうとまでは知らなかった。

神奈中は、当初、病気を把握していなかったとしたが、事故当日は医師から『運転に支障はないと診断されていたため、確認に時間を要した』と説明し、その上で、『健康診断の結果から、バスを運転する上で問題がなかったという見解は変わりない』と説明しているらしい。

全ては医師の責任だといわんばかりの表現は、国会におけるデンデン一家の閣僚たちの答弁と共通するような印象を受ける。

まさか、会社として死傷した人々への補償を手抜きしたいからの弁解だとは思いたくないが、何とも後味の悪い続報iに『神奈中お前もか・・・』と大きな怒りを覚える今朝の私・・・。(田舎親父)

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コメント

神奈中では12時間なんて短い乗務の方で、
拘束時間15~16時間がザラです。
それでも、法律や改善基準告示の通りだから、
問題は無いというのが会社の見解です。
会社の責任を逃れる為の対応や努力は凄いです。
今回も全て運転士の責任で終わるでしょうね。

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